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ユリウス・カエサルの暗殺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ユリウス・カエサルの暗殺
内乱の1世紀
Man in red and yellow being stabbed by men in white, with a man in green and man in blue joining in. People scattered on the outside of the stabbing are shown shocked
場所 ポンペイウス劇場
座標 北緯41度53分43秒 東経12度28分37秒 / 北緯41.89528度 東経12.47694度 / 41.89528; 12.47694座標: 北緯41度53分43秒 東経12度28分37秒 / 北緯41.89528度 東経12.47694度 / 41.89528; 12.47694
日付 紀元前44年3月15日
標的 ガイウス・ユリウス・カエサル
攻撃手段 暗殺
犯人 60人以上の元老院議員
Ringleaders マルクス・ユニウス・ブルトゥス
ガイウス・カッシウス・ロンギヌス
デキムス・ユニウス・ブルトゥス・アルビヌス
ガイウス・トレボニウス
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ユリウス・カエサルの暗殺ユリウス・カエサル紀元前44年3月15日イードゥース・マルティアエ)にポンペイウス劇場において元老院議員らにより暗殺された。

カエサルへの権力集中により共和政ローマが弱体化していると主張するマルクス・ユニウス・ブルトゥスガイウス・カッシウス・ロンギヌスデキムス・ユニウス・ブルトゥス・アルビヌスが率いる60から70人の元老院議員が関与した。しかし、カエサルの死にもかかわらず、暗殺に関与した者らは共和政の制度を回復させることは出来ず、帝政ローマプリンキパトゥスにつながった。

後世では、シェイクスピアジュリアス・シーザー』におけるカエサルの台詞「ブルータス、お前もか」で知られる。

暗殺に関与した人物

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Brutus and the Ghost of Caesar (1802), copperplate engraving by Edward Scriven from a painting by Richard Westall, illustrating Act IV, Scene III, from Shakespeare's Julius Caesar

暗殺を実行した人々の多くは名前すら分かっておらず、現在知られているのはたった20人ほどである。またその中には情報がその名前しか残っていない者もいる。[1] 現在知られている実行者の名前は以下の通りである (主導した者の名前は太字):

マルクス・トゥッリウス・キケロ はカエサル暗殺の陰謀には関わっておらず、むしろその報を受け驚いた。キケロは後に、暗殺者のひとりであるトレボニウスに「私もその素晴らしい宴に招待されたかった」という旨の手紙を記しており、カエサル暗殺と同時にアントニウスも暗殺されたに違いない、とも考えていた。[6]

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ Epstein, David F. (1987). “Caesar's Personal Enemies on the Ides of March”. Latomus 46 (3): 566–570. JSTOR 41540686. 
  2. ^ a b c d e f g h i Drumann 1906, pp. 632–640.
  3. ^ a b c d e f g Drumann 1906, pp. 627–632.
  4. ^ Broughton, pg. 315; Holmes III, pg. 343
  5. ^ a b c d Drumann 1906, pp. 640–642.
  6. ^ Ad Att. XIV 12

参考文献

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関連文献

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  • Sheldon, Rose Mary. Kill Caesar!: Assassination in the Early Roman Empire. Rowman & Littlefield, 2018.

外部リンク

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