ウェル・ウェル・ウェル

「ウェル・ウェル・ウェル」
ジョン・レノンの楽曲
収録アルバム	『ジョンの魂』
リリース	1970年12月11日
録音	1970年 Abbey Road, London
ジャンル	ロック
時間	5分57秒
レーベル	アップル
作詞者	ジョン・レノン
作曲者	ジョン・レノン
プロデュース	ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、フィル・スペクター
『ジョンの魂』収録曲
	Side 1 マザー; しっかりジョン; 悟り; 労働階級の英雄; 孤独; Side 2 思い出すんだ; ラヴ（愛）; ウェル・ウェル・ウェル; ぼくを見て; ゴッド（神）; 母の死;
ミュージックビデオ
	「Well Well Well」 - YouTube

「ウェル・ウェル��ウェル」(Well Well Well) は、ジョン・レノンの楽曲。1970年発表のアルバム『ジョンの魂』に収録されている。

概要

この曲の歌詞は、レノンと妻のオノ・ヨーコの日常生活のありふれた出来事を描写している^[1]。

また、歌詞の中にヨーコに対する「She looked so beautiful I could eat her.」(彼女はとても美しく見えた、僕は彼女を食べることが出来た)という一説があるが、音楽評論家のウィルフリッド・メラーズは、この一説を『カニバリズム』と解釈しているが^[2]、評論家のジョニー・ロージャンは単なるオーラルセックスを示しているのではないかと解釈している^[2]。

レコーディング

レコーディングに参加したリンゴ・スターによると、レノンらはリー・ドーシーの楽曲「Everything I Do Gonh Be Funky (From Now On)」を100回演奏し、この曲の雰囲気を掴もうとしたという^[3]。

また、本曲にはマラカスが入った別バージョンが存在したが、こちらは2021年に発売された『ジョンの魂アルティメイト・コレクション』のDisc3「The Element Mixes」に収録されている^[4]。

その他のバージョン

1972年 8月30日にマディソン・スクエア・ガーデンで行われた知的障害を持つ子供のためのチャリティー・コンサート『ワン・トゥ・ワン・コンサート』にて、本曲が初めて披露された^[5]。この模様は1986年に発売されたライブ・アルバム『ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ』、同名の映像作品に収録されている^[5]。

また、2004年に発売されたアルバム『ラヴ　～アコースティック・ジョン・レノン』に、本曲のアコースティック・ギターによる弾き語りバージョンが収録^[1]。このバージョンでは、「She looked so beautiful I could weep」(彼女はとても美しく見えた、僕は排尿することが出来た)と歌っていたとされている^[6]。

本作と同年に発売されたアルバム『Yoko Ono/Plastic Ono Band』のボーナストラック「Something More Abstract」に本曲の一部が収録されているが、ヨーコがスターとフォアマンに「もっと抽象的に」と促し、ドラムスとベースを短く演奏している様子が収録されている^[5]。

クレジット

脚注

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^ ^a ^b Blaney, J. (2007). Lennon and McCartney: together alone : a critical discography of their solo work. Jawbone Press. pp. 35, 38, 173, 266–267. ISBN 9781906002022
^ ^a ^b Rogan, J. (1997). The Complete Guide to the Music of John Lennon. Omnius Press. pp. 43–44, 136. ISBN 0711955999.
^ Madinger, C. & Easter, M. (2000). Eight Arms to Hold You. 44.1 Productions. pp. 36, 39, 79–84. ISBN 0-615-11724-4
^ “2週連続企画　ジョン・レノン『ジョンの魂』ビートルズ解散後に発売された初のソロ・アルバムを徹底解説”. CDJournal (2021年4月16日). 2022年8月9日閲覧。
^ ^a ^b ^c Madinger, C. & Easter, M. (2000). Eight Arms to Hold You. 44.1 Productions. pp. 36, 39, 79–84. ISBN 0-615-11724-4.
^ Urish, B. & Bielen, K. (2007). The Words and Music of John Lennon. Praeger. pp. 22, 96, 115. ISBN 978-0-275-99180-7.

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[blaney-1] Blaney, J. (2007). Lennon and McCartney: together alone : a critical discography of their solo work. Jawbone Press. pp. 35, 38, 173, 266–267. ISBN 9781906002022

[名前なし-2] Rogan, J. (1997). The Complete Guide to the Music of John Lennon. Omnius Press. pp. 43–44, 136. ISBN 0711955999.

[eight-3] Madinger, C. & Easter, M. (2000). Eight Arms to Hold You. 44.1 Productions. pp. 36, 39, 79–84. ISBN 0-615-11724-4

[4] “2週連続企画　ジョン・レノン『ジョンの魂』ビートルズ解散後に発売された初のソロ・アルバムを徹底解説”. CDJournal (2021年4月16日). 2022年8月9日閲覧。

[名前なし-2-5] Madinger, C. & Easter, M. (2000). Eight Arms to Hold You. 44.1 Productions. pp. 36, 39, 79–84. ISBN 0-615-11724-4.

[6] Urish, B. & Bielen, K. (2007). The Words and Music of John Lennon. Praeger. pp. 22, 96, 115. ISBN 978-0-275-99180-7.

[1]