アエロポスタル・ベネズエラ108便墜落事故
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同型機のDC-9 | |
事故の概要 | |
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日付 | 1991年3月5日 |
概要 | パイロットエラー |
現場 | ベネズエラ バレラ付近 |
乗客数 | 40 |
乗員数 | 5 |
負傷者数 | 0 |
死者数 | 45(全員) |
生存者数 | 0 |
機種 | マクドネル・ダグラス DC-9-32 |
運用者 | アエロポスタル・ベネズエラ |
機体記号 | YV-23C |
出発地 | ラ・チニタ国際空港 |
目的地 | ミゲル・ウルダネタ・フェルナンデス空港 |
アエロポスタル・ベネズエラ108便墜落事故(アエロペスタル・ベネズエラ108びんついらくじこ)は、1991年3月5日にアエロポスタル・ベネズエラ108便がベネズエラのマラカイボにあるラ・チニタ国際空港からスリア州のサンタバーバラへの飛行中に墜落した航空事故である。
事故機
[編集]108便に使用されていた機体は1976年に製造され、新造機として同年にアエロポスタル・ベネズエラに導入されたマクダネル・ダグラス DC-9であった[1][2]。
事故の経緯
[編集]108便はマラカイボにあるラ・チニタ国際空港から45人の乗客乗員を乗せて出発した僅か数分後にバレラ付近にある「アンデスのギロチン」に激突し炎上した。乗員乗客45人は全員死亡した[1]。
事故原因
[編集]事故調査の結果、機長は誤ってナビゲーションシステムに間違った座標を入力してしまい、本来のコースから外れてしまったと結論付けた。また、事故当時、霧が発生していたため、間違いに気付かないまま山に突入したとされている[3][4]。
「アンデスのギロチン」
[編集]事故が発生したロス・トレスは現地のパイロットの間で「アンデスのギロチン」と評される急斜面の地形で、GPWS導入以前では霧が発生しやすい事もあり事故が多発する地域であった。アエロポスタルの事故以前にも1950年と1960年にAVENSAとLANSAがそれぞれ付近で乗客乗員��全員死亡する墜落事故を起こしている[5]。
脚注
[編集]- ^ a b Ranter. “ASN Aircraft accident McDonnell Douglas DC-9-32 YV-23C Valera”. aviation-safety.net. Aviation Safety Network. 2005年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月28日閲覧。
- ^ “YV-23C Linea Aeropostal Venezolana (LAV) McDonnell Douglas DC-9-30”. www.planespotters.net. 2023年1月26日閲覧。
- ^ Bravo (2016年3月5日). “Hace 25 años se estrelló vuelo 108 de Aeropostal en páramo Los Torres (fotos)” (スペイン語). panorama.com.ve. 2019年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月26日閲覧。
- ^ “Crash of a Douglas DC-9-32 on Mt La Aguada: 45 killed”. www.baaa-acro.com. Bureau of Aircraft Accidents Archives. 2021年3月28日閲覧。
- ^ Zabala (2016年3月5日). “"Cadena de errores 'tumbó' el avión de Aeropostal": experto aeronáutico” (スペイン語). panorama.com.ve. 2019年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月26日閲覧。
関連項目
[編集]- サンタバーバラ航空518便墜落事故 - 本事故との類似性が指摘されている[1]。
脚注
[編集]- ^ Ranter, Harro. “ASN Aircraft accident ATR 42-300 YV1449 Mérida-A Carnevalli Airport (MRD)”. aviation-safety.net. Aviation Safety Network. 2008年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月28日閲覧。