Nemuki+
Nemuki+ | |
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ジャンル | 漫画雑誌 |
読者対象 | 少女[1] |
刊行頻度 | 隔月刊 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 660円 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
編集部名 | Nemuki+編集部[2] |
編集長 | 原真紀子[3] |
雑誌名コード | 17267 |
刊行期間 | 2013年4月13日(2013年5月号) - |
レーベル | Nemuki+コミックス |
姉妹誌 | 『ネムキ』(前身誌) |
ウェブサイト | 朝日新聞出版 最新刊行物:雑誌:Nemuki+ |
『Nemuki+』(ネムキプラス)は、朝日新聞出版が発行する日本の少女向け漫画雑誌[1][4]。『ネムキ』(朝日ソノラマ)の後継誌で[5]、2013年4月13日創刊[6]。隔月刊で、偶数月13日発売[4]。定価は660円[7]。版型はA5サイズ[1]。キャッチコピーは「眠れぬ夜の奇妙なコミック誌」[8]。本誌は書店のほか、朝日新聞の販売所でも購入が可能である[9]。
歴史
1990年10月に『月刊ハロウィン』(朝日ソノラマ)の増刊として、『眠れぬ夜の奇妙な話』(同)が刊行される[5]。その後、1996年4月に誌名を改め『ネムキ』(同)が創刊[5]。2012���12月発売の2013年1月号で終刊となった『ネムキ』における連載作品の一部を引き継いで、2013年4月13日に創刊[10][4]。誌名は『ネムキ』の最終号の刊行後、本誌の創刊準備号として発売された『HONKOWA』の増刊『眠れぬ夜の奇妙な話』にて発表された[10][4][6]。前述の増刊より朝日新聞出版発行になったため、本誌も同社より発行されている[5]。創刊号の表紙は今市子が飾り、三原ミツカズ、波津彬子などが主な作家であった[6][11]。創刊号では2作の新連載が開始され、特に伊藤潤二の作品は創刊前に公式サイトで動画を公開し、創刊号でインタビューを掲載するなど、注目されていた[11]。2021年8月現在でも、本誌の公式サイトに伊藤の特設ページ「伊藤潤二の呪い部屋」があり[12]、主な作家として扱われている。
単行本は「Nemuki+コミックス」のレーベルより刊行される[13]。
特徴
掲載される作品はファンタジー、ホラー、ミステリーなどのジャンルを扱う[14]。「眠れぬ夜の奇妙なコミック誌」というキャッチコピー通り[8]、読者が眠れない夜に奇妙な物語で楽しんでもらう雑誌である[9][15][16]。
創刊時には「奇妙なオモシロさ満載の少女コミック誌」と掲げており、少女を読者対象としている[1]。
歴代編集長
この節の加筆が望まれています。 |
連載作品
連載中(2024年11月号現在) |
作品名 | 作者(作画) | 原作者など | 開始号 | 終了号 | 注記 | |
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2010年代前半 | ||||||
001 | 当たって砕けろ!! 悪霊退散 | 魚住かおる | — | 2013.05 | 2013.09 | 『ネムキ』から連載 |
002 | 王の庭 | かまたきみこ | — | 2013.05 | 2015.07 | 『ネムキ』から連載 |
003 | 1/4×1/2(R) | 篠原烏童 | — | 2013.05 | 2016.11 | 『ネムキ』から連載 |
004 | コーラル-手のひらの海- | TONO | — | 2013.05 | 2014.09 | 『ネムキ』から連載 |
005 | 時間の歩き方 | 榎本ナリコ | — | 2013.05 | 2013.11 | 『ネムキ』から連載 |
006 | しましまえぶりでぃ | TONO | — | 2013.05 | 2022.03 | 1983年開始 『ぱふ』および『ネムキ』から連載 |
007 | 謎のあの店 | 松本英子 | — | 2013.05 | 2017.11 | 『ネムキ』から連載 |
008 | 百鬼夜行抄 | 今市子 | — | 2013.05 | 連載中 | 1995年開始 『ネムキ』から連載 |
009 | 星が原あおまんじゅうの森 | 岩岡ヒサエ | — | 2013.05 | 2015.03 | 『ネムキ』から連載 |
010 | ポメロメコ | 劇団イヌカレー | — | 2013.05 | 2015.01 | 『ネムキ』から連載 |
011 | 未知庵のきなこ体操 | 未知庵 | — | 2013.05 | 2018.07 | 『ネムキ』から連載 |
012 | シリーズ魔の断片 | 伊藤潤二 | — | 2013.05 | 2014.05 | 不定期連載 |
013 | 竹青 | 諸星大二郎 | — | 2013.05 | 2013.09 | |
014 | マカロンムーン | 川原由美子 伊咲こゆる |
— | 2013.05 | 2014.03 | |
015 | 雨柳堂夢咄 | 波津彬子 | — | 2013.07 | 連載中 | 1991年開始 『ネムキ』から連載 |
016 | 鵼の絵師 | 猪川朱美 | — | 2013.07 | 2024.05 | |
017 | はないろ語り拾遺帖 | BELNE | — | 2013.07 | 2019.05 | |
018 | 夢は昼つくられる | うぐいすみつる | — | 2013.07 | 2019.07 | |
019 | 伊集院月丸の残念な霊能稼業 | 魚住かおる | — | 2013.11 | 2024.11 | 2012年開始 『ネムキ』から連載 |
020 | 有堂教授の英国式交霊メソッド | (作画) | 中澤泉汰中澤浩史 (原作) | 2014.01 | 2014.05 | 2013年7月号に掲載後シリーズ化 |
021 | ファラオのつぼね | 早蕨たまお | — | 2014.03 | 2014.07 | 2013年9月号に読切掲載後連載化 |
022 | 殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣 | 瓦屋根 | 秦建日子 (原作) | 2014.07 | 2015.09 | コミカライズ |
023 | 朱黒の仁 | 槇えびし | — | 2014.07 | 2015.09 | 『サムライエース』より移籍 |
024 | ホーンテッド・キャンパス | 箸井地図 | 仁木英之 (原作) | 2014.07 | 2016.09 | コミカライズ |
025 | 僕僕先生 | 大西実生子 | 仁木英之 (原作) | 2014.07 | 2018.03 | 小説のコミカライズ |
026 | 闇の守り人 | 結布 | 上橋菜穂子 (原作) | 2014.09 | 2018.01 | 小説のコミカライズ |
2010年代後半 | ||||||
027 | アデライトの花 | TONO | — | 2015.03 | 連載中 | 『しましまえぶりでぃ』と同時連載 |
028 | くにのまほろば | 吉川うたた | — | 2015.11 | 2016.03 | |
029 | こんな私がスリランカでゲストハウス!? | 東條さち子 | — | 2015.11 | 2018.07 | |
030 | さきたま | 高山しのぶ | — | 2015.11 | 連載中 | |
031 | 幸せのマチ | 岩岡ヒサエ | — | 2015.11 | 2016.09 | 『シンカン』より移籍 |
032 | 少女ゴーレムと理科室の変人たち | 榎本ナリコ | — | 2016.05 | 2017.05 | 2015年9月号掲載の読切 『少女ゴーレム』を元に連載化 |
033 | ことなかれ | オガツカヅオ | 星野茂樹 (原作) | 2016.03 | 2018.09 | |
034 | グラスの破片は猫のため息 | 篠原烏童 | — | 2017.01 | 2019.05 | 『1/4×1/2(R)』の外伝 |
035 | 毒姫の棺 | 三原ミツカズ | — | 2017.05 | 2020.11 | 『毒姫』の続編および外伝 |
036 | 魔女をまもる。 | 槇えびし | — | 2017.05 | 2020.09 | |
037 | 雛接村 | 志水アキ | — | 2018.01 | 2019.01 | |
038 | 直売所、行ってきます | 松本英子 | — | 2018.03 | 2021.03 | |
039 | のこのこ | 明治カナ子 | — | 2018.05 | 2020.07 | |
040 | 迷宮日和 | 吉富昭仁 | — | 2018.05 | 2023.01 | |
041 | 毒蜘蛛夫人 | 岩崎ネリ | — | 2018.07 | 2019.09 | |
042 | 夢魔の紀行 | 伊藤潤二 | — | 2018.09 | 2019.09 | 単行本のタイトルは『センサー』[18]。 |
043 | クイーン オブ ディストピア | 秋乃茉莉 | — | 2018.09 | 2020.03 | |
044 | 星を釣ること。 | 篠原烏童 | — | 2019.11 | 2022.09 | |
2020年代前半 | ||||||
045 | 妖の運び屋 | 兎屋まめ | — | 2020.03 | 2022.05 | |
046 | ひよりの草子 | 吉岡味二番 | — | 2020.05 | 2023.05 | |
047 | 使い魔サンマイと白の魔導師 | 明治カナ子 | — | 2020.09 | 連載中 | 当初のタイトル『サンマイ記』[19]から変更。 |
048 | 「新生活様式」に乗っかって移住決めました | 伊藤三巳華 | — | 2021.07 | 2022.03 | |
049 | 神苑の狩人 | 秋乃茉莉 | — | 2021.09 | 連載中 | |
050 | 実家暮らし 初老の娘と老母と老描 | 松本英子 | — | 2021.09 | 連載中 | |
051 | 落ちぶれゼウスと奴隷の子 | 尾羊英 | — | 2022.03 | 連載中 | |
052 | 花四段といっしょ | 増村十七 | — | 2022.09 | 連載中 | 『ソノラマ+』でも連載[20]。 2024年3月号から毎回登場[21]。 |
053 | ガールミートガール | 茂木清香 | — | 2023.03 | 連載中 | |
054 | 隔月 伊藤潤二 | 伊藤潤二 | — | 2023.03 | 連載中 | |
055 | 漂流日和 | 吉富昭仁 | — | 2023.05 | 連載中 |
価格の変遷
価格は雑誌の表紙の表示より。
時期 | 定価 |
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創刊号(2013年5月号) - 2014年3月号 | 570円[6] |
2014年5月号 | 590円 |
2014年7月号 - 2019年9月号 | 640円 |
2019年11月号 - | 660円 |
漫画賞
脚注
- ^ a b c d “Nemuki+(ネムキプラス)4月13日(Sat)創刊!!”. 朝日新聞出版. 2021年9月1日閲覧。
- ^ “持ち込み作品について”. ソノラマプラス. 朝日新聞出版. 2021年10月13日閲覧。
- ^ a b “「天まで昇る読後感」「脳バグ体験をぜひ!」くせ者揃いの28タイトル”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年1月30日) 2023年1月30日閲覧。
- ^ a b c d “ネムキ連載作を引き継ぐ新雑誌「Nemuki+」4月13日創刊”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年2月13日) 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b c d “ネムキ後継誌Nemuki+創刊記念、「百鬼夜行抄」今市子インタビュー”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年4月12日) 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b c d “Nemuki+創刊記念、今市子が「百鬼夜行抄」やキャリア語る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年4月12日) 2021年8月14日閲覧。
- ^ “Nemuki+ 2019年11月号”. 朝日新聞出版. 2021年9月1日閲覧。
- ^ a b “Nemuki+特集、「闇の守り人」など人気小説を一挙コミカライズ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年6月20日) 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b “Nemuki+2021年7月号好評発売中!”. ソノラマプラス. 朝日新聞出版 (2021年6月15日). 2021年9月1日閲覧。
- ^ a b “雑誌ネムキが終了、「百鬼夜行抄」など主要作品は新雑誌へ”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年12月13日) 2021年8月14日閲覧。
- ^ a b “伊藤潤二のインタビュー動画、Nemuki+公式サイトで公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年3月18日) 2021年8月14日閲覧。
- ^ “Nemuki+”. 朝日新聞出版. 2021年8月14日閲覧。
- ^ “百鬼夜行抄の新刊も、Nemuki+全プレフェア”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年7月8日) 2021年9月2日閲覧。
- ^ “『Nemuki+』掲載作品など(ファンタジー、ホラー、ミステリー)”. ソノラマプラス. 朝日新聞出版. 2021年9月1日閲覧。
- ^ “Nemuki+2020年11月号発売!!”. ソノラマプラス. 朝日新聞出版 (2020年10月13日). 2021年9月1日閲覧。
- ^ “Nemuki+2020年9月号発売!!”. ソノラマプラス. 朝日新聞出版 (2020年8月12日). 2021年9月1日閲覧。
- ^ “「これはレアだ!!」「ヤバいから…」編集者が太鼓判を押す25作品”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年2月2日) 2022年2月2日閲覧。
- ^ “浦沢直樹&伊藤潤二が米・Library Journalのベストブックスに選出、マンガでは日本人初”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月7日) 2022年2月12日閲覧。
- ^ “Nemuki+ 2020年9月号”. 朝日新聞出版. 2022年4月13日閲覧。
- ^ “花四段といっしょ”. ソノラマプラス. 朝日新聞出版. 2024年2月13日閲覧。
- ^ 「花四段といっしょ 女将vs.棋士の巻」『Nemuki+』2024年3月号、朝日新聞出版、2024年2月13日、175頁。
- ^ a b “最恐の怖い話ください…朝日新聞出版がホラーマンガ大賞を開催、審査員長は伊藤潤二”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月3日) 2021年8月14日閲覧。