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BSアニメ夜話

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BSアニメ夜話』(BSアニメやわ)は、NHK BS2にて放送されたテレビ番組である。『BSマンガ夜話』のアニメ版派生番組である。

第8弾以降ハイビジョン制作[1]

概要

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アニメに博識な人たちとゲストが、1つのアニメ作品を様々な角度から語り合うトーク番組である。

2009年2月を最後に新作の放送がないまま、2011年3月末のBS2放送終了を迎えた。

2010年4月より放映されていた『MAG・ネット[2]』には、当番組内のコーナーと類似する内容が含まれていた。『MAG・ネット』も2013年3月をもって終了した。

番組構成

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観点の異なるレギュラー陣による討論番組のスタイルである『BSマンガ夜話』とは異なり、別日に収録され[3]、作品のキーワードや出演者の「好きなシーン」に沿ったトークを繰り広げた。『BSマンガ夜話』レギュラー陣の一人である岡田斗司夫が出演したほか、作品のファンであるタレントやアニメ関係者、マンガ家などがゲストとして招かれた。取り上げた作品に縁の深い人物が1 - 2人特別ゲストとして登場した。

『マンガ夜話』が「1作家1作品の原則」があるのに対し、宮崎駿富野由悠季押井守庵野秀明高畑勲等の作家は作品ごとに複数にわたり取り上げられた[4]

コーナー

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氷川竜介のアニメマエストロ
氷川竜介アナリストとして登場(本編のトークには参加しない)。主に作画から作品の表現技法やテーマを解説するコーナー。
アニペディア
第8弾より始まったアニメ評論家藤津亮太によるコーナー。アニメの制作技法を主題にする「アニメマエストロ」に対し、このコーナーは取り上げたアニメの主要スタッフの作品にまつわる発言を取り上げ、その視点からアニメを語る。

出演者

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司会
  • 岡田斗司夫(作家。第1弾 - 第4弾)
第5弾以降はレギュラーパネリストとして出演。『王立宇宙軍 オネアミスの翼』と『トップをねらえ!』では制作側の特別ゲストとして出演。
コーナー出演
  • アニメマエストロ:氷川竜介(アニメ評論家)
    第7弾まで毎回出演していたが、「アニペディア」開始に伴いシリーズに1回休み。
  • アニペディア:藤津亮太(アニメ評論家)
    第8弾から、シリーズに1回出演。

放送時間

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編成上の都合により、放送時間が繰り下がる場合があった。

  • 第1・2弾:23:00 - 24:00
  • 第3 - 7弾:23:00 - 23:55
  • 第8弾 - 12弾 :24:00 - 24:55

放送リスト

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回数 放送期間 取り上げた作品 作品監督
第1弾 2004年9月6 - 9日 銀河鉄道999(劇場版) りんたろう
ルパン三世 カリオストロの城 宮崎駿
あしたのジョー 出崎統
カードキャプターさくら 浅香守生
第2弾 2004年10月25 - 28日 機動警察パトレイバー(劇場版) 押井守
アルプスの少女ハイジ 高畑勲
ふしぎの海のナディア 庵野秀明
(総監督)
機動戦士ガンダム 富野由悠季
第3弾 2005年3月28 - 30日 新世紀エヴァンゲリオン 庵野秀明
映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲 原恵一
新造人間キャシャーン 笹川ひろし
第4弾 2005年6月27 - 29日 未来少年コナン 宮崎駿
劇場版 エースをねらえ! 出崎統
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか 石黒昇
河森正治
スペシャル1 2005年8月19日 まるごと!機動戦士ガンダム
第5弾 2005年10月24 - 26日 ほしのこえ 新海誠
劇場版 少女革命ウテナ~アドゥレセンス黙示録 幾原邦彦
うる星やつら(TVシリーズ) 押井守
やまざきかずお
第6弾 2006年5月2 - 4日 ヤッターマン 笹川ひろし
(総監督)
王立宇宙軍 オネアミスの翼 山賀博之
イノセンス 押井守
第7弾 2006年8月7 - 10日 千年女優 今敏
勇者ライディーン 富野由悠季
長浜忠夫
鋼の錬金術師 水島精二
番外編
アニメの時間よ永遠に〜脚本家辻真先・1500本のテレビアニメ〜
スペシャル2 2007年3月27 - 31日 とことん!あしたのジョー
第8弾 2007年6月25 - 28日 母をたずねて三千里 高畑勲
装甲騎兵ボトムズ 高橋良輔
時をかける少女 細田守
番外編
精霊の守り人
神山健治
特別版[5] 2007年8月11日 うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 押井守
第9弾 2007年9月25 - 27日 ど根性ガエル 岡部英二
長浜忠夫
銀河鉄道の夜 杉井ギサブロー
カウボーイビバップ(TVシリーズ) 渡辺信一郎
第10弾 2008年3月17 - 19日 今日からマ王! 西村純二
トップをねらえ! 庵野秀明
伝説巨神イデオン 富野由悠季
スペシャル3 2008年7月28 - 31日 とことん!ルパン三世
第11弾[6] 2008年11月4日 - 6日 電脳コイル 磯光雄
ガンバの冒険 出崎統
劇場版・天元突破グレンラガン 紅蓮篇[7] 今石洋之
第12弾 2009年2月24日 - 26日 ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日 今川泰宏
海のトリトン 富野喜幸
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 神山健治

関連書籍

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『マンガ夜話』同様、キネマ旬報社から当番組のムック本が刊行された[8]

  • Vol.1:『ルパン三世 カリオストロの城』
  • Vol.2:『機動戦士ガンダム』
  • Vol.3:『機動警察パトレイバー』
  • Vol.4:『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』
  • Vol.5:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!モーレツオトナ帝国の逆襲』
  • vol.6:『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』
  • vol.7:『アルプスの少女ハイジ』
  • vol.8:『鋼の錬金術師』
  • vol.9:『時をかける少女』

備考

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番組の題字島本和彦が担当。

脚注

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  1. ^ スペシャルを除く。
  2. ^ 2011年3月まではBS2、2011年4月以降は総合テレビ
  3. ^ うる星やつらの回はマンガ夜話のように生放送でFAXも受け付けていた。
  4. ^ 「作品自体は完結している」、「一定の評価を受けている」などの原則があるらしい[独自研究?]が、時にマニアックな作品がテーマになることもある。
  5. ^ 『アニメギガ』スペシャル とことん!押井守」への出張。
  6. ^ 里がこの時点で勤務していた広島局での公開収録
  7. ^ 当初は『涼宮ハルヒの憂鬱』を放送する予定だったが、関係者が出演不可という理由で急遽変更される。
  8. ^ マンガ夜話と違って1冊1作品取り上げており、未放送のシーンも収録されている。

関連項目

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外部リンク

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