ジュディス・ハーマン
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ジュディス・ルイス・ハーマン(Judith Lewis Herman, 1942年 - )はアメリカ合衆国の精神科医。現在ハーバード大学医学部精神科臨床準教授、マサチューセッツ州ケンブリッジ病院におけるDirector of Training at the Victims of Violence Programを務める。[1]
来歴
ニューヨーク市に生まれ、マサチューセッツ州ラドクリフ・カレッジを卒業後ハーバード大学医学部に入学、1968年に卒業。『心的外傷と回復』(1992年)では、ベトナム帰還兵における心的外傷後症状と被虐待児や性犯罪被害者にみられる症状に類似性のあることを指摘し、複雑性PTSD概念をはじめて提唱した。[2]
主な著作
- "Trauma and Recovery"(中井久夫訳 1999 『心的外傷と回復』 みすず書房)ISBN 4622041138
- "Father-Daughter Incest"(斎藤学訳 2000 『父-娘 近親姦「家族」の闇を照らす』 誠信書房) ISBN 4414428556
出典
- ^ “ジュディス・L・ハーマン”. みすず書房. 2022年10月13日閲覧。
- ^ Suleiman, Susan Rubin (2008). “Judith Herman and Contemporary Trauma Theory”. Women's Studies Quarterly 36 (1/2): 276–281. ISSN 0732-1562 .
関連項目
外部リンク
- ジュディス・ハーマンがDirector of Trainingを勤め、犠牲者回復プログラムVictim of Violence Programが実践されている。