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アステロディアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2022年10月18日 (火) 05:44; 126.113.55.154 (会話) による版 (エンデュミオーンの妻)(日時は個人設定で未設定ならUTC

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アステロディアー古希: Ἀστεροδία, Asterodiā)は、ギリシア神話の女性である。長音を省略してアステロディアとも表記される。主に、

が知られている。以下に説明する。

エンデュミオーンの妻

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このアステロディアーは、一説によるとエーリス地方の王エンデュミオーンの妻で、パイオーンエペイオス[1]アイトーロス[1][2]エウリュキュダーの母[1]。しかしエンデュミオーンの妻は水のニュンペーあるいはイーピアナッサとも[2]、月の女神セレーネーアムピクテュオーンの子イトーノスの娘クロミアー、あるいはアルカスの娘ヒュペリッペーともいわれる[1]

デーイオーンの娘

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このアステロディアーは、ポーキス地方の王デーイオーンとディオメーデーの娘で、アイネトス、アクトールピュラコスケパロス[3]、ニーソスと兄弟[4]アイギーナアイアコスの息子ポーコスと結婚し、双生児クリーソスパノペウスを生んだ。2人の息子は仲が悪く、母親の胎内にいるうちから争っていたという[5]

コーカサスのニュムペー

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このアステロディアーは、コーカサスのニュムペーである。コルキスの王アイエーテースとの間にアプシュルトスを生んだ。ロドスのアポローニオスによると、彼女がアプシュルトスを生んだのは、アイエーテースが正妃であるオーケアニスの1人エイデュイアと結婚する以前のことであった[6]

エウリュピュロスの娘

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このアステロディアーは、一説によるとエウリュピュロスの娘で、イーカリオスと結婚し、ペーネロペーの母となった[7]

脚注

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  1. ^ a b c d パウサニアース、5巻1・4。
  2. ^ a b アポロドーロス、1巻7・6。
  3. ^ アポロドーロス、1巻9・4。
  4. ^ ヒュギーヌス、198話。
  5. ^ ヘーシオドス断片60(オクシュリュンコス・パピュルス、2495 fr.16 col.II)。
  6. ^ ロドスのアポローニオス、3巻241行-244行。
  7. ^ レーロスのペレキューデース断片(『オデュッセイアー』15巻16行への古註)。

参考文献

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