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物理変化

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物理変化(ぶつりへんか)とは、物体物質の変化のなかで、物の材質は変わらないような変化である。具体的には次のようなものがある。

  • 物体の変形 伸縮、切断、分裂、接合
  • 目に見える混合 固体粒子と液体、固体粒子同士
  • 分子レベルの混合 溶解液体同士の混合、気体同士の混合
  • 三態間の状態変化

物の材質が変わるような変化には、化学変化核反応素粒子反応がある。ミクロに見れば、原子間の結合の組み替えが起きるのが化学変化であり、分子の位置のみが変化するのが物理変化である。どちらも原子自体は変化しないが、原子が別の原子に変化するのが核反応である。関与する1モル当たりのエネルギーは、物理変化<化学変化<核反応、の順に大きくなる。

なお現在の自然科学の分類では、化学変化を扱う分野は化学、物理変化を扱う分野は物理または物理化学、核反応や素粒子反応を扱う分野も物理と分類されている。