ソメイヨシノ
ソメイヨシノ | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Cerasus ×yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil. ‘Somei-yoshino’[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ソメイヨシノ |
ソメイヨシノ(染井吉野、学名: Cerasus ×yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil. ‘Somei-yoshino’)とはそれぞれ日本原産種のエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたと考えられる日本産の園芸品種である。ソメイヨシノはほぼ全てクローンである。
日本では明治の中頃より、サクラの中で圧倒的に多く植えられた品種であり、今日では、メディアなどで「桜が開花した」というときの「桜」はソメイヨシノ(の中の、気象台が定めるなどした特定の株)を意味するなど、現代の観賞用のサクラの代表種である。
名称
学名
ソメイヨシノに限らず、サクラの属名はPrunus、和名ではサクラ属(「スモモ属」とも)とする分類と、Cerasus(サクラ属)とするものがある。日本では前者、分けてもサクラ亜属(subg. Cerasus)とするものが多かったが、近年は後者が増えてきている[注釈 1]。しかしCerasusとすることで決着した訳ではない[3][6]。
ソメイヨシノの学名がC. (もしくは P.) ×yedoensisと、園芸品種名‘Somei-yoshino’無しで表記される事がある[2][7]。しかしこれは、エドヒガンとオオシマザクラの間の雑種すべてを表す名前であり、ソメイヨシノのみを表すものではない。
学名の「×」は自然種間交雑種の表記であり、人工交配種には用いられない。ソメイヨシノが自然交雑種なのか、人工交配種なのかは不明だとしてこの学名の妥当性に疑問を呈する声もある[誰によって?]。
命名の由来
江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。初めサクラの名所として古来名高く西行法師の和歌にもたびたび詠まれた大和の吉野山(奈良県山岳部)にちなんで「吉野」「吉野桜」として売られ、広まったが、藤野寄命による上野公園のサクラの調査によってヤマザクラとは異なる種の桜であることが分かり(1900年)、この名称では吉野山に多いヤマザクラと混同される恐れがあるため、「日本園芸雑誌」において染井村の名を取り「染井吉野」と命名したという。翌年、松村任三が学名をつけた[8][9]。
特徴
外見的特徴
花弁は5枚で葉が出る前に花が開き、満開となる。開花期は九州・四国地方で3月下旬ごろ。花色は蕾では萼等も含めて濃い赤に見えるが、咲き始めは淡紅色、満開になると白色に近づく。原種の一方であるエドヒガン系統と同じく満開時には花だけが密生して樹体全体を覆うが、エドヒガンよりも花が大きく派手である。エドヒガン系統の花が葉より先に咲く性質とオオシマザクラの大きくて整った花形を併せ持った品種である。
萼筒は紅色でつぼのような形をしている。樹高はおおよそ10-15m。若い木から花を咲かすために非常に良く植えられている。実は小さく、わずかに甘みもあるが、苦みと酸味が強いため食用には向かない。
繁殖
ソメイヨシノは種子では増えない。各地にある樹はすべて人の手で接木(つぎき)などで増やしたものである。
自家不和合性が強い品種である。よってソメイヨシノ同士では結実の可能性に劣り、結果純粋にソメイヨシノを両親とする種が発芽に至ることはない。このためソメイヨシノの純粋な子孫はありえない。不稔性ではなく、結実は見られる。ソメイヨシノ以外の桜との間で交配することは可能であり、実をつけその種が発芽することもある。これはソメイヨシノとは別種になる。
ソメイヨシノとその他の品種の桜の実生子孫としては、ミズタマザクラやウスゲオオシマ、ショウワザクラ、ソメイニオイ、ソトオリヒメなど100種近くの亜種が確認されている。ソメイヨシノの実生種からソメイヨシノに似て、より病害などに抵抗の強い品種を作ろうという試みも存在する。
すべてのソメイヨシノは元をたどればかなり限られた数の原木につながり、それらのクローンといえる。これはすべてのソメイヨシノが一斉に咲き一斉に花を散らす理由になっているが、特定の病気に掛かりやすく環境変化に弱い理由ともなっている。
森林総合研究所などによるDNAマーカーを用いた研究では、ソメイヨシノは単一のクローンである事を否定する材料は観測されなかった[10]。
用途・人気
明治以降、���本では他のサクラを圧倒する人気種である。街路樹、河川敷、公園の植え込みなどに広く用いられている。また、全国の学校の校門近くにも植えられていることが多い。ソメイヨシノは花を咲かす時期や、散らすまでの時間が早いために、学校などでは本種と本種より1週間程度花の咲いている期間の長いヤエザクラの両方を植えて、入学式にいずれかの桜を咲かせることができるようにしていることが多い[要出典]。広く植えられている種であることから、花見に一番利用される木となっている。
葉より先に花が咲き開花が華やかであることや若木から花を咲かす特性が好まれ、明治以来徐々に広まった。さらに、第二次世界大戦後、若木から花を咲かせるソメイヨシノは爆発的な勢いで植樹され、日本でもっとも一般的な桜となった。
ソメイヨシノは街中では他種より目にする機会が圧倒的に多いことから、以前からその起源についてとともに、可否好悪についても愛桜家の間で論争の絶えなかった品種である。ソメイヨシノは多くの人に人気があり、多くの公園などで花見のための木になっている一方で、ソメイヨシノ一種ばかりが植えられている現状やソメイヨシノばかりが桜として取り上げられる状態を憂慮する声もある。#遺伝子汚染も参照。
欧米には1902年にカンザンと共にわたっている[11][疑問点 ]。欧州やアメリカに多くのソメイヨシノが寄贈されており、ワシントンのポトマック川のタイダルベイスンで毎年春に行われる全米桜祭りでのソメイヨシノが有名である。
現在もほぼ日本全域に植えられている最もポピュラーな桜であり、さらにすべての個体が同一に近い特徴を持ち、その数が非常に多いため「さくらの開花予想」(桜前線)に主に使われるのもソメイヨシノである。
起源についての諸説
ソメイヨシノは江戸時代中期-末期に園芸品種として[要出典]確立したとされている。系統的にはエドヒガン系統の桜とオオシマザクラの遺伝子的特徴をもつとされる。これらの条件をもとに、園芸家による人工的な品種改良作出説と自然交雑したものを園芸家が挿し木によって増やしたという説の2説が有力である。
近年の研究によれば、このうち人工的な品種改良で作られたとする説が最も有力とされる。
人工作出説
明治初年に樹齢100年に達するソメイヨシノが小石川植物園に植えられていたという記録[12]や、染井村の植木屋の記録にソメイヨシノを作出した[要出典]という記録が発見されたことから、岩崎文雄らは染井村での作出を唱えている[12]。この植木屋の記録により、1720-1735年ごろ、当地の伊藤伊兵衛政武が人工交配・育成したとの推定もある。これによって、現在では染井村起源という可能性が有力である。
2007年3月、千葉大学の中村郁郎・静岡大学の太田智などの研究グループは、ソメイヨシノが「コマツオトメのようなエドヒガン系品種を母親に、オオシマザクラを父親として起源したことを示唆している」と発表した[13][14]。(関連論文)[15][16][17]。
2012年に千葉大の研究チームは、北関東のエドヒガンがソメイヨシノの母親と推定され、コマツオトメはソメイヨシノの母親ではなく近縁にとどまることを園芸学会で発表した[18]。これは、千葉大学園芸学部の国分尚准や安藤敏夫の研究チームが、江戸時代から生えているエドヒガン系の天然記念物級の古木を青森から鹿児島まで523本探して、新たに葉緑体DNAを解析したところ、ソメイヨシノのDNAと一致する古木が、群馬県で4本、栃木、山梨、長野、兵庫、徳島の各県で1本ずつ見つかった事を受けてである。また国分は、各地から桜の苗が染井村の植木屋に集まりソメイヨシノができた可能性を話した[18]。今後、細胞核DNAのS遺伝子等の解析もあわせて総合的に判断することで、母親の起源が特定される可能性があるという。
自然発生・伊豆半島説
1916年、屋久島のウィルソン株にその名を残すアメリカのアーネスト・ヘンリー・ウィルソン(Ernest Henry Wilson、英語版)によって、ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの自然交雑による雑種であるという説が唱えられた。その後、国立遺伝学研究所の竹中要の交配実験により、オオシマザクラとエドヒガンの交雑種のなかからソメイヨシノおよびソメイヨシノに近似の亜種「イズヨシノ」が得られることがわかり、1965年に発表された。この発表によって、自然交雑説の研究が行われ、この立場をとる場合カスミザクラの島嶼型で伊豆半島に多く存在するオオシマザクラの分布、およびエドヒガンの分布状況から伊豆半島付近で発生したとする伊豆半島発生説が唱えられた。
しかし、伊豆半島における調査によればオオシマザクラとエドヒガンの分布域には差異がある[19]。また、ソメイヨシノの片親のオオシマザクラは、房総半島由来と推定されており[12]、伊豆半島で自然交雑によって生まれた可能性は否定的である。
その他
独立種説
アメリカの植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソンは、ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンの雑種ではなく独立した種であるとの説も唱えている。その説を実験的に証明するため竹中要博士が様々な交配を行ない、その中から広い意味で形質が基本的に「ソメイヨシノ」と差異のないイズヨシノを生み出した。これが、ソメイヨシノの起源探究の原点にもなっている。現在、ソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガン系列のサクラの交雑種であることがほぼ確実となっており、この説が唱えられることはあまりない。
韓国起源説
1939年に、小泉源一が韓国の済州島に自生する王桜[20]とソメイヨシノを比較し、同一種として済州島を発祥地とする説を唱えた。これに関しては、米国農務省のDNA検査によるとソメイヨシノと王桜が全くの別種で、王桜がソメイヨシノの片親といったDNA的相関もないと確認されている[21]。このため、現在ではこの説は否定されている。
しかし、韓国では、現在も王桜(日本とは異なり唯一の自生種・半島ではなく離島に自生)とソメイヨシノを混同しこれら2種が完全に別種という概念が存在しないため、メディアが以前の研究結果を元にソメイヨシノの起源は韓国である[20]といった主張をすることが、2007年から2013年に限っても、毎年のように繰り返されている[22][23][24][25][26][27]。2013年においても、韓国ヘラルド経済紙の未来事業本部長であるハム・ヨンフンが署名記事で「ソメイヨシノの原産地が済州道という点は(日韓)両国の学者の一致した研究結果だ。他の国(日本)が好むといって私たちが嫌いでなければならないというのはちょっと偏狭だ」と語った[28]。全米桜祭り等と絡めて「ソメイヨシノの起源は韓国だと世界に正しく知らせよう」との海外への対外広報の動きや[29][30]、韓国のあちこちにソメイヨシノを植樹する活動も進められているが、本来朝鮮半島に自生しているソメイヨシノは日本統治下時代の名残であり人手により植樹されたものである。
病気など
ソメイヨシノにも他のサクラ全般と同様の特徴が見られる。桜に存在する生物学的弱点はソメイヨシノにも同様である。また、並木などに人為的に集中的に植樹されていることが病害を広げる原因になる場合もある[31]。全個体がクローンであるため、新しい耐性を手に入れる能力も低い。
菌類
他のサクラよりてんぐ巣病(てんぐすびょう)に弱い[32]。サクラてんぐ巣病は子嚢菌に属するタフリナ属の1種 Taphrina wiesneriの感染により起こる病気で、その上部では小枝が密生していわゆる「天狗の巣」を作る。さらに、開花時には小さい葉が開くので目障りとなったり、罹病部位は数年で枯死したりといった被害を与える[33]。罹病した病枝は専門家に切り取ってもらうなどの措置を取る。
また、コフキサルノコシカケなどの白色腐朽菌類が繁殖し、罹病した病木を切り取らなければならないケースが急増しており、特に、公園や街路樹として植えられている木が深刻な状況に陥っている[34]。こうした症状は外からではわからないため、特別な機械を使わないと診断できない。京都府立植物園では2006年ごろより衰弱するソメイヨシノが増え、調査のため、京都府立大学の共同研究員らと弱った木を掘り起こし調査したところ、「ナラタケモドキ」の白い菌糸が根を覆っていた。専門家は対策や観察の強化を呼びかけている[35]。
花見客
花見客のマナーの悪さは木に悪影響を及ぼす。焼肉やバーベキューなどは煙で木に悪影響を与える。ごみの放置は雑菌の繁殖をもたらす。これらは桜を弱らせるに十分な行為である。あまつさえ、花見客が枝を折ったり切り取ったりすることなどは問題外である。枝を折られるとそこから腐りやすいため、知識もなく枝を折ることや切ることは慎むべきである。
環境による樹勢低下
排ガスなどの大気汚染ももちろん、近年の地球温暖化やヒートアイランド現象でソメイヨシノが急激な環境の変化についていけていないことが病気の遠因になっている説がある[36]。根の近くが舗装されることも樹勢を削ぐ。また、花見に一番使われる木であることも病気の遠因といえる。根に近い土壌を過剰に踏みしめられることは木によいとはいえない[37]。
寿命
数百年の古木になることもあるヤマザクラやエドヒガンに比べ、ソメイヨシノでは高齢の木が少ない。[要出典]「60年寿命説」なる俗説があるが、実態は不明である。
老木の少なさの原因ははっきりしていないが、「ソメイヨシノは成長が早いので、その分老化も早い」という説があるほか、街路のように排気ガスなどで傷むこと、公園といった荒らされやすい場所に植樹されているということも寿命を縮める原因となっているのではないかとの指摘もある。ソメイヨシノは接ぎ木によって増やされるため、接ぎ木の台木が腐って心材腐朽を起こすケースもある。[要出典]
なお、ソメイヨシノはクローンであるために全ての株が同一に近い特性を持つ。よって病気や環境の変化に負ける場合には、多くの株が同じような影響を受ける、という側面もある。
実際には、ソメイヨシノの老木も存在している。例えば東京都内の砧公園のソメイヨシノは1935年に植えられすでに70年以上が経過しており、神奈川県秦野市の小学校には1892年に植樹された樹齢110年を超える2本の老木が存在する。また、青森県弘前市ではリンゴの剪定技術をソメイヨシノの剪定管理に応用するなどして樹勢回復に取り組んだ結果、多くのソメイヨシノの樹勢を回復することに成功している。ただし、紅葉・落葉直後にすぐ剪定することでC/N比(炭素/窒素比)を変えたり根回しや土壌交換による細根の発生をもたらすなど、管理に留意を要する。弘前城跡公園には樹齢120年を超えるソメイヨシノがあり、これは本種の現存する最も古い株であろうといわれている[注釈 2]
遺伝子汚染
ソメイヨシノはきわめて多く植えられているため、野生を含む、他のサクラに対する遺伝子汚染が報告されている[38]。すなわち、各地の野生等の桜がソメイヨシノの子孫になってしまう可能性がある。
ギャラリー
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ソメイヨシノの花芽(右上に見える尖った芽は葉芽)
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咲く直前
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花の状態
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幹の途中から芽吹くソメイヨシノ
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熟すほどに赤黒くなる果実
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ソメイヨシノの実は酸味と苦味があり食用には向かない
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ソメイヨシノの紅葉
脚注
注釈
- ^ Prunusの例: 「樹に咲く花」[2]。Cerasusの例: 「新日本の桜」[3]、Ylist[1]、Tropicos[4]。 多摩森林科学園のデータベースも見よ[5]。
- ^ なお、このソメイヨシノを1882年に植林したのは「青森りんごの始祖」ともいわれる菊池楯衛である。
出典
- ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年4月30日閲覧。
- ^ a b 「樹に咲く花 離弁花1」山渓ハンディ図鑑3 (山と渓谷社)。2004年。茂木透、石井英美、崎尾均、吉山寛ほか。 p 490
- ^ a b 大場秀章「新日本の桜」pp. 3-14
- ^ “Name - Cerasus yedoensis (Matsum.) A.N. Vassiljeva”. Tropicos. 2012年5月5日閲覧。
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- ^ “ソメイヨシノ Prunus x yedoensis 'Yedoensis'”. 生きもの好きの語る自然誌. 2012年5月5日閲覧。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)”. 2012年4月29日閲覧。 YList内の別エントリー[1]も見よ。
- ^ “知って納得!「ソメイヨシノ」桜とは”. 豊島区. 2012年5月5日閲覧。
- ^ 「新日本の桜」p 122
- ^ 森林総合研究所 (2011年3月8日). “国内初!遺伝子情報を利用したサクラ栽培品種の網羅的識別技術を開発” (pdf). 森林総合研究所. 2012年11月8日閲覧。
- ^ Mitchell, A. F.『A Field Guide to the Trees of Britain and Northern Europe』Collins、1974年。ISBN 0-00-212035-6。
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- ^ 『ソメイヨシノの起源、“染井村説”有力-千葉大・静岡大などが解析』、日刊工業新聞、2007年3月27日。
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- ^ “桜のために知っておきたい“花見のマナー””. 東京ウォーカー. (2009年4月3日) 2010年5月4日閲覧。
- ^ “野生の桜、遺伝子ピンチ 移植ソメイヨシノと交雑”. asahi.com (2009年1月29日). 2012年4月7日閲覧。
参考文献
- 「ソメイヨシノとその近縁種の野生状態とソメイヨシノの発生地」 筑波大農林研報 3:95-110 (1991) 岩崎文雄
- 新日本の桜. 山と渓谷社. (2007). ISBN 4635061922
関連項目
- 桜前線 - 桜の開花予想には、主にソメイヨシノが基準となっている。
- ウィルソン株
- 花見
- シダレソメイヨシノ - オオシマザクラとシダレザクラの交配種
- ミカドヨシノ、イズヨシノ、アマギヨシノ - いずれもソメイヨシノの交配実験中に生まれた。
- タマナワザクラ(玉縄桜) - ソメイヨシノがベースとなった桜。
外部リンク
- ソメイヨシノのタイプ標本 「日本植物研究の歴史 小石川植物園300年の歩み」 大場秀章編、カラー口絵・解説より 東京大学総合研究博物館