スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園
ジャンル | ハイスピード推理アクション |
---|---|
対応機種 | プレイステーション・ポータブル |
開発元 | スパイク・チュンソフト |
発売元 | スパイク・チュンソフト |
人数 | 1人 |
メディア |
UMD ダウンロード販売 |
発売日 | 2012年7月26日 |
対象年齢 | CERO:C(15才以上対象) |
『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』(スーパーダンガンロンパ2 さよならぜつぼうがくえん)は、スパイク・チュンソフトから2012年7月26日発売のプレイステーション・ポータブル用ゲームソフト。『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の続編。
概要
テーマは「サイコトロピカル」。今回のノンストップ議論では論破の時に反論が起きるという新要素が追加される[1]ほか、ノンストップ議論・人物指名・MTB・閃きアナグラム・クライマックス推理は仕様変更された。更に前作に��べてアクションゲームの要素が強化され、スノーボードレースさながらの「ロジカルダイブ」や相手の発言を斬りまくって議論を進行させる「反論ショーダウン」といった新要素の追加により、ゲーム攻略難易度が格段に上昇している。 また、前作の難点であった「親睦を深めるのに手間がかかる」「謎解きに目新しさがない」「やりこみが少ない」といった問題に対する対策としておまけ要素が充実しており、本編中では電子ペットを育てる万歩計が追加され、別モードでは本編のサイドストーリーに相当するアクションゲームとして「魔法少女ミラクル☆モノミ」が、クリア後の特典として前作「ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生」の“もしも”ストーリーにあたるサウンドノベル「ダンガンロンパIF」、本編序盤の修学旅行開始時点での“もしも”ストーリーにあたるシミュレーションゲーム「アイランドモード」が収録されている。謎解きに関しても、難易度向上や不完全な推理材料での学級裁判という形で対策が行われている。
ストーリー
「超高校級」と称される卓越した才能を持つ現役高校生だけが入学を許される国家公認の私立校「希望ヶ峰学園」。主人公・日向創は、強い憧れだった希望ヶ峰学園に念願の入学を果たした。
入学式の日、創が目を覚ますとそこには「扉」があり、扉を開けた先の教室には創と同じ学園の新入生達が集っていた。しかし、程なく一行は教室に閉じ込められてしまっていることを悟り困惑する。
そこに突如現れたのは謎のキャラクター「ウサミ」。引率役を名乗るウサミは唐突に修学旅行の開催を告げる。教室の外壁が外れるとそこは南国のリゾート地「ジャバウォック島」だった。驚きのあまり海岸に倒れてしまった創は同じく新入生の狛枝凪斗に起こされる。その際、自分の持つ「超高校級の才能」を含む過去に関する記憶が思い出せなくなっていることに気付く。
ウサミの話では「他の生徒たちと仲良くして希望のカケラを集める」ことが目的の平和な修学旅行の筈だったのだが・・・
日向たちが思い思いに島を探索していたとき、突如として謎のぬいぐるみ・モノクマが襲来する。生徒たちを守ろうとしたウサミは敗北。大事な杖を破壊され、モノミに改造されてしまう。
呆気にとられる生徒たちに、モノクマは「島から脱出するためには他の生徒を殺さなければならない」という「コロシアイ修学旅行」の開催を宣言。「修学旅行のしおり」に新たなルールを書き加えた上、日向たち希望ヶ峰学園の生徒全員は『何者かによってここ数年間の記憶を奪われている』という事実をつきつける。
唐突な事態の連続に戸惑う日向たちだったが、自らリーダーを名乗り出た超高校級の御曹司・十神白夜の提案によりオールナイトパーティを執り行うことになる。だが、それが悲劇のはじまりであった。こうして、少年たちの生き残りをかけた戦いが始まるのであった。
ゲームシステム
前作と異なる点は「学園生活」ではなく「修学旅行」であるため、ゲーム内のルールである前作の「校則」が「修学旅行のしおり」に変更されている。また「修学旅行のしおり」はウサミの執筆部分とモノクマの執筆部分とに分かれており、ウサミの執筆部分に関しては禁止事項だが特に罰則はなく、モノクマの執筆部分に関してのみ前作同様の重く凄惨な罰則が与えられる。
前作は学校内に限定されていた為、完全な3Dマップだったが、本作では島の徒歩移動は横スクロールになっている。スクロールはワンボタンでスキップする事ができるが、歩数がカウントされないためペット(後述)を育てる場合などは注意しなければならない。
(非)日常パート
基本的には前作と全く同様。仲間たちとの交流や新たに広がったマップの探索、そして本編の謎にあたるメインストーリーの展開や次の事件に向けた伏線が進行する。マップ内は一部を除いてショートカットによる移動が可能だがキチンと歩いて移動することにより後述の電子ペットが成長する仕様となっている。 また、プレゼントアイテムのガチャガチャである前作の「モノモノマシーン」は砂浜にあるヤシの木「モノモノヤシーン」に変更され、重複確率の変化がミニキャラにより分かり易くなった。更に一部アイテムはゲーム内のスーパーマーケットに設置された自動販売機で入手可能となった。 他には前作では調査の際にモノクマメダルを入手する仕様だったが、本作ではチャプターごとに5体ずつ隠された「カクレモノクマ」を発見することでボーナスメダルを入手できるようになった。
非日常パート
事件発生による捜査パートであり基本的なルールや展開は前作と全く変わりがなく、手掛かりとなるポイント全てを発見すれば学級裁判本編に移行する。遺体発見時に「モノクマファイル」と呼ばれる遺体検案書が配布され、それを元にして現場検証や証言・証拠品集めを進める形となる。ただし、本作では前作ほど十分な証拠固めや推理が出来ない仕様になっており、その分学級裁判内での他の登場人物たちの発言や議論の展開に重きが置かれるようになっている。
学級裁判パート
基本ルールは前作とほぼ同様。ミスにより信用度が0になると主人公の日向が犯人に指名されてしまいクロ以外の全員がおしおきされてゲームオーバーとなる。(その場でコンティニュー可能)アクション難易度の上昇によりノーミスクリアが難しくなっている。
参加者はそれぞれ検事・被告・陪審員を兼ねる。これに加えて本作では議論の槍玉に挙げられた人物を本人や別の人物が擁護する「弁護」の要素が加わった。
基本ルール部分での前作との違いは学級裁判が長丁場となるため一定段階まで議論が進むと「中断」によりセーブが可能となった。また前作では各議論フェイズ毎の採点結果が表示されていたが、本作では各フェイズ間がシームレスとなり、学級裁判終了時まで採点結果が判らない仕様となった。議論の具体的な内容に関しては下記の通り大幅に変更されている。
- ノンストップ議論
- ある事柄に対して、メンバー全員で意見を戦わせて真相を推理する。
- 基本システムは前回と同様、ウィークポイントとなる発言に対して効果的な証拠を銃弾を模した「言弾」(コトダマ)として撃ち込むことで進行する。手持ちの言弾で論破不可な場合は他者の発言をキャプチャーする必要があるのも同様。
- 今作では発言の矛盾点を指摘して「論破」するだけでなく、他者の発言内容に不足している証拠を提示して補完する「賛同」も加わった。「論破」のウィークポイントは従来通りオレンジ色で、「賛同」できるウィークポイントは青色で表示されている。
- 反論ショーダウン
- 日向の進める推理に対して他の登場人物が反論を仕掛けてくるというもの。議論の槍玉に挙がっている本人による自己弁護のみならず、別の人物による擁護の場合もある。
- ノンストップ議論がタイトル通りに「言弾」という弾丸をぶつける「撃つ」要素なら、反論ショーダウンは「言刃」(コトノハ)を使って相手の反論を「斬る」(切り返す)要素。
- 画面内に討論相手のセリフが出現する。それをアナログスティック(十字キーにも対応しているが斜め入力が困難)を使い縦・横・斜めのいずれかの方向を押して切り裂く。セリフはゲーム難易度、討論相手、スキルの有無により切り返しに必要な入力回数が決まる。条件を満たせば○ボタンで「返し斬り」が可能。
- 入力方向に対象となるセリフがなければ空振りとなる。減点対象ではないが、切り裂ける回数は決まっているので無駄打ちすると最終的に足りなくなる場合がある。切り返し回数が不十分だったり、誤って争点となるウィークポイントを切ってしまうと「逆発展」する。
- 全てのセリフを切り裂くと確実に発展、ステージ毎の一定数で発展、一定数以上の切り裂きに成功するとボタン連打による鍔迫り合いが発生する。
- 議論が発展すると相手のセリフ内にウィークポイントが発生する。ウィークポイントに対しては、ノンストップ議論と同様に「論破」するための証拠を選択して△ボタンを押すことで反論を決定づけなければならない(狙いをつける必要はない)。
- 閃きアナグラム(改)[2]
- 推理に必要なキーワードを閃く。改められた要素は、前作では不足した部分を補完してキーワードを完成させるものであったのに対し、本作では問題文と文字数から推理して必要なキーワード完成させなければならない。
- 上下左右から流れてくる文字を○ボタンで取り込み(キャッチ)、任意のポイントでもう一度○ボタンを押すとそこに落とす(リリース)する。すると同じ文字が接触した場合はその文字がくっついて正方向となり、異なる場合は爆発してダメージを受ける。
- 2文字以上くっついた文字は○ボタンを押すと消滅させられ、正しい文字をくっつけた状態で△ボタンを押すと、解答欄にはめ込むことができる。
- パズルゲームとなっており、流れ出る不要な文字同士がくっついてダメージを受けるのを阻止しつつ、必要な文字を手早く埋めることが求められる。キーワードの文字数が大幅に増えている上、難易度が高いと同時に出現する文字も増えるため難易度がかなり上がっている。
- ロジカルダイブ
- 頭の中で事件の流れを整理し、その先に隠された真実に到達するというもの。
- スノーボードを模したレースゲームで、パイプ状のコースを進んでいき、途中で出題される問題(おおむね3問)に全て正解してゴールすればクリアとなる。
- コースにはチェックポイントが設けられており、誤ってコースアウトした場合はダメージを受けた上、その地点まで強制的に戻される。また、障害物に激突した場合もダメージを受ける。出題される問題に誤答した場合にはコースが消失してそれ以上先に進めなくなり、強制的に出題前のチェックポイントに戻される。
- ○ボタンで加速、×ボタンで減速、△ボタンでジャンプ。急加速ポイントやジャンプ台、障害物も設置されている。
- パニックトークアクション
- 略してPTA。
- 前作で行われていたMTB(マシンガントークバトル)の流れを汲むミニゲーム。
- 前身であるMTBとは仕様が若干異なり、マーカー1つ1つに対して○ボタンを断続的に押していくのではなく、○ボタンを連続的に押し続けることで次々にマーカーを反応させることができる。
- 討論相手の「理論武装」(相手側に「盾」として表示される)を排除した後に、表示される4つの断片的な言葉を並べて、事件の胆となるキーワードを作ることで相手を完全論破する。
- 人物指名
- ある事柄に関して、関連していると思われる人物を指名する。前作とは異なり、クロ(犯人)を指摘する際以外にも行われることがある。
- スポットセレクト
- 議論の決め手となる場所を選択する。一枚絵が表示されるので、カーソルを動かして怪しい場所を指摘する。間違えるとダメージを受ける。
- クライマックス推理
- 基本は前作と同じく、漫画のマス埋め。前作との相違点はマスを埋めていくためのコマが4~5個を1セットとした「ストック」の束に分かれている。おおむね5つのうち2つはダミーとなっており、必要分の正答を当てはめると自動的に消滅する。
- コマと空欄にはそれぞれカーソルを合わせることでヒントが表示される。
おまけモード
- ペット
- 生徒手帳のメニューから選択できるモード。
- 日向の歩数に応じてペットが成長し、最高段階まで育てるとアイテムとモノクマメダルが入手できる。上位種の場合、専用スキルも入手できる。
- ペットはフンをする。フンを放置すると絶望度が上昇し、最悪の場合は死に至る���そのため定期的に掃除する必要がある。また、プレゼントを渡すことで希望度が上昇する。
- 一定段階まで育成するとサナギになって姿が変化し、更に一定段階まで育成すると卵を産み、プレゼントアイテムを渡して去っていく。
- 魔法少女ミラクル☆モノミ
- 本編のサイドストーリー。島と島とを結ぶ連絡通路を塞いでいる巨大な「ボスケモノ」をモノミが討伐するというもの。本編中では学級裁判終了により自動的に排除されていたが、その裏にはモノミの命がけの奮闘があった・・・という内容のアクションゲーム。ボスケモノが何故消滅したのか他に説明がないため、実際に倒している可能性が高い(少なくともモノクマは何も言ってこない)。
- 各WAVE(ステージ)に発生するモノケモノを倒すとクリアとなり、一定数のWAVEをクリアするとボスケモノが登場する。ボスケモノを倒すとステージクリア。
- 攻撃手段はジャンプからの踏みつけ、もしくは□ボタンを押し続けることで発生するラインにモノケモノを囲み魔法を発動させるというもの。また、敵にダメージを与えることで上昇するゲージをMAXにしてからRボタンを押し続けることにより、モノミから魔法少女ウサミに変身可能。変身するとステータスが格段に強化される。
- ステージ中でプレゼントボックスを入手すると装備品が手に入る。入手した装備品はモードメイン画面で装備することにより、基本性能をパワーアップさせられる。
- 実は、終盤明かされるある秘密についてのヒントが密かに隠されている。
- アイランドモード
- 作中での名称は「だんがんアイランド どきどき修学旅行で大パニック?」。条件を満たすことでプレイ可能。ゲーム開始時に流れる、最初のオープニングはこちらに対応している。
- ゲーム序盤でウサミがモノクマを撃退したという“もしも”に従って進行し、修学旅行の本来の目的である「50日の間で仲間との交友関係を深め、希望のカケラを集めていく」という主旨に沿ったシミュレーションゲーム。
- ホテルの清潔度と各キャラクターの体力を維持しつつ、ウサミの出すお題に沿ったアイテムを力を合わせて作成するというもの。合間合間で交流を深め「希望のカケラ」をゲットすることになる。希望のカケラの収拾状況は本編のものがそのまま反映される。また、お断りにもあるが、あくまでオマケモードのため、イベントはコロシアイ学園生活のものと全く同様となっている。本編序盤にて殺害されたり、クロとしておしおきされるせいで完全攻略が不可能なキャラクターからもカケラ集めが可能。
- 無人島物語のように島内の地点を探索することにより材料アイテムを入手できる。材料を加工することで目的となるアイテムの素材を集めていく。本編のように移動するのは、自由時間での中央の島のみ。
- 入手した材料やアイテムは次周に引き継ぐことは出来ない。ただし、各キャラクターには収拾と清掃にそれぞれレベルが設定されており、レベルは周回で引き継がれる。このため作業効率は徐々に良くなる。
- ウサミのお題アイテムを作成した報酬として「おでかけチケット」を取得できる。これを使うことにより島内で任意のキャラクターとのデートイベントを楽しむことが出来る。デートイベントでは学級裁判さながらに、相手の心を読んでその場に相応しい答えを言う「ココロンパ」も発生する。ココロンパを含め、発生する選択肢で正解を選ぶことでラブラブ度が上昇する。
- モードクリア時に規程のラブラブ度を達成していると該当するキャラクターとのラブエンドが発生する。(複数該当の場合、キャラ毎に発生する)ラブラブ度は自由行動パートでウサミに話しかけることで確認できる。
- ノベルモード
- 作中での名称は「ダンガンロンパIF 希望の脱出装置と絶望の残念無双」。
- 成田良悟による、前作のIFストーリー。条件を満たすことでプレイ可能になる。
- 前作の“とある状況”から始まり"とある1シーン"に繋がる斬新なストーリーで、前作本編では活躍の機会が与えられなかった“とある人物”が事実上の主人公となってストーリーが展開していく。また前作登場人物の正確なプロフィールを確認することもできる。
- ウサミフラワー
- トロフィーや実績と同様の要素。
- 他プレイヤーへの開示機能はないので、あくまでやりこみの目安。
スキル
前作での死者が出るとそのキャラのスキルが入手できないという欠点への対策として、仲良くなると入手できる「希望のカケラ」を消費してスキルを入手する形となった。各キャラのイベントを5回終えると専用スキルが入手できるほか、特定のペットを育てることで専用スキルが入手できる。
捜査の進行や歩数、ミニゲームの結果により、日向のレベルが上がる仕様となっており、このレベルがスキル設定の上限値となっている。
捜査に関連するタイプのスキルはほとんど削除され、ほぼ完全に学級裁判用となった。入手したスキルは日向のレベル上限まで設定可能だが、一部重複する効果を持つスキルの併用が不可能になっている。
なお、何故かイベントが完了した際にそのキャラのパンツがもらえるが、何が言いたいのかは不明。
登場人物
人物に関してはセリフの枠外ではカタカナ表記されている。
人物の紹介順はゲーム展開のネタバレにも繋がる為、公式サイトの紹介順に倣う。
主人公
- 日向 創(ヒナタ ハジメ)
- 声 - 高山みなみ[3]
- 本作の主人公である少年。超高校級の「???」。誕生日は1月1日。身長179㎝、体重67㎏。胸囲91㎝。
- 彼は、希望ヶ峰学園の生徒の事をエリートの一員だと思っており、その学園に入学する事に昔から強く憧れており、なにかしらの努力をしたらしく、ついに彼はその学園に入学をはたす。その学園に入ろうとすると彼は、気を失ってしまう。
- そして彼は、目が覚め、そこで見えた扉に入るとそこで他の超高校級のメンバーと出会い、自分のいる場所が「ジャバウォック島」だと分かり、彼は超高校級のメンバーとともにコロシアイ生活に巻き込まれる事となる。
- 学園生活どころか学園入学以前の記憶がほとんど無く、それゆえ自分が持っていたと推察される超高校級の才能を覚えていない。わかっているのは上記の希望ヶ峰学園の強い憧れ・何かしらの努力だけ。特にスポーツをやっていたわけではないようだが、弐大曰く才能はある模様。
- 外見は、学生服のような白いワイシャツにネクタイ、ズボンを着用し、跳ね上がった「くせっ毛」が特徴。
- 一人称は「俺」。他の超高校級のメンバーには基本的にタメ口だが、場合によって敬語になる。また、「それは違うぞ!」「その言葉、斬らせてもらう!」など前作の苗木誠に比べると比較的強気に発言する。ジャバウォック島に連れてこられた時は、コロシアイ生活が始まる前からもこんな場所で安心していられるかと思っており、愉快でいられる狛枝の事をよく楽にしていられると考えているが、あとになっておかしいのは自分じゃないかと考える事も。学級裁判では犯人を犠牲にする以外に自分達が生き延びる方法はないと考えている。ただし、西園寺に迫害されていたカニに西園寺がいなくなった後にカニにいまの内に逃げておけと思うなど動物であっても命だと考える優しい心の持ち主で、学級裁判で犯人が判明しても自分が犯人の気持ちをわかってやればと考える事もある。
代表人物
- 狛枝 凪斗(コマエダ ナギト)
- 声 - 緒方恵美[3]
- 超高校級の「幸運」[4]。誕生日は4月28日。身長180㎝、体重65㎏。胸囲84㎝。
- 抽選枠で希望ヶ峰学園に入学した。パーカーを着用し、才能も似ているなど前作の主人公・苗木誠をどこか彷彿とさせるミステリアスな人物。
- 性格はのんきでマイペース。驚異的なポジティブシンキングで、コロシアイ学園生活の中でも「絶対的な希望」を信じ、自身の持つ「超高校級の幸運」に関しては絶対の自信を持つ。その反面、自身のことは超高校級の才能を持つ周囲と比べて、「ただの幸運」とネガティブに低く評価し極めて自虐的で卑屈な態度をとる。両親はすでに他界しており、他に家族はいない模様。
- 制御の難しい自らの才能に翻弄され続ける人生を過ごしていたため、「希望」に対して異様な執着を見せるなどその価値観には少なからぬ歪みがある。「希望を愛している」と語り、自らの信じる希望の実現のためなら己の命すらもかけてどんな行動でも起こす。推理力、洞察力等が優れており、日向に的確な助言を与える事も。
- イベント完了で習得できるスキルは、パニックトークアクションでマーカーがテンポアップしやすくなる「トランス」。
- 花村 輝々(ハナムラ テルテル)
- 声 - 福山潤
- 超高校級の「料理人」。誕生日は9月2日。身長133㎝、体重69㎏。胸囲88㎝。
- 小学生のような身長、漫画チックな顔つきに小太りという三枚目の容姿だが、やたらと恰好をつけたがっており、青山や麻布がホームタウンであると自称するなど都会的なイメージをアピールする。肩書きについても、「料理人」ではなく「シェフ」と呼ばれたがる。実際は田舎の定食屋出身であり、動揺するとどことも知れない方言が飛び出してくる。
- 食だけでなく性にも強烈な情熱を抱くことから「変態」を自認しており、ことあるごとに「食」に掛けた卑猥な発言を連発する。しかも男女の見境なく性欲の対象としており、屈強な弐大にサンオイルを塗るというシチュエーションですら興奮するなど、驚異的な守備範囲の広さを誇る。また、(既に夕食後の)緊急事態時に「今晩のおかず」が気になるという、無駄に太い神経の持ち主。
- しかし、性欲が暴走しがちな点を除けば性格は真面目な小心者で、確かな料理の腕前と食へのこだわりを持つ。また、説明書の説明をみると相当な危険人物だが、無理矢理何かをしようとするような素振りはない。母親想いの面もあり、プロフィールの好きなものには母親を挙げている。実家に帰る際は嫁を連れていくと約束しているらしい。なお、弟と妹もいる。
- イベント完了で習得できるスキルは、ノンストップ議論や反論ショーダウンで装填される言弾・言刃を3種類までに制限する「テイスティング」。
- 小泉 真昼(コイズミ マヒル)
- 声 - 小林ゆう
- 超高校級の「写真家」。そばかす顔で赤毛。誕生日は4月24日。身長165㎝、体重46㎏。胸囲77㎝。
- 人物写真を得意としその人の持つ良い表情を引き出すことから将来を嘱望されている。母親も高名な戦場カメラマン(ただし、娘には笑顔の写真だけを見せていた)。「人の手によって取られた写真」にこだわりを持ち、自分撮りやセルフタイマーによる撮影を嫌う。
- 勝気な性格で、だらしなさや頼りなさを見せた男子にはまるで母親のように説教をすることもある。反面女子に対しては面倒見がよく、女子グループのリーダー的存在。真面目で常識人だが、反面メンバーの中では影が薄め。
- 非常事態の中でも気丈に振る舞おうとするが、年頃の少女らしく不安に怯えることもある。
- イベント完了で習得できるスキルは、ノンストップ議論で精神集中時に自動でウィークポイントに照準が移動する「オートフォーカス」。
- 九頭龍 冬彦(クズリュウ フユヒコ)
- 声 - 岸尾だいすけ
- 超高校級の「極道」。誕生日は8月16日。身長157㎝、体重43㎏。胸囲73㎝。
- 30000人以上の構成員を抱える、国内最大の指定暴力団「九頭龍会」の跡取り候補。ソニアや十神と並び、世界を動かす勢力に連なる一人。
- 群れることや慣れ合うことを極端に嫌い、言動も粗野で暴力的だが、その刺々しい態度は周囲から侮られないようにとあえてそうしている節もある。古風で保守的な考えの持ち主でもあり、根の性格は意外なほど冷静かつしっかり者で、仁義を重んじる一面がある。また、九頭龍の家に頼るようなことはあまり好きではない模様。
- 背が小さく幼い顔立ちだが、彼自身もそれを気にしており、“童顔”や“子供っぽい”は禁句となっている。
- 作中の情報から判断する限り2歳以上離れた、「超高校級の妹[5]」という才能を持つ妹がいる。
- イベント完了で習得できるスキルは、あらゆる場面でミス時の発言力ダメージを減少させる「七光」。
- 澪田 唯吹(ミオダ イブキ)
- 声 - 小清水亜美
- 超高校級の「軽音楽部」。誕生日は11月27日。身長164㎝、体重42㎏。胸囲76㎝。
- 角のように突き出させた髪型、二色に染めた前髪やソックス、さらにピアスなどのアクセサリー類など身体の装飾が激しい。
- 超人気女子高生バンドでギターを担当していたが、他のメンバーとの方向性の違いから脱退し、現在はソロ活動中。ただし、そのセンスは常軌を逸しており、彼女の演奏を聴いたほとんどの人が難色を示すほど。
- つねにハイテンションかつマイペースで、不安や恐怖を感じても次の瞬間にはほとんど忘れ去っている。基本的に他人を名前+ちゃんづけで呼ぶ。自他共に認める頭の悪さを誇るが、皆のムードメーカーにもなっている。
- イベント完了で習得できるスキルは、ロジカルダイブ時に加速力がアップする「クロックアップ」。
- ちなみに、その名前はけいおん!の登場キャラから1文字ずつ取って付けられている。
- 七海 千秋(ナナミ チアキ)
- 声 - 花澤香菜
- 超高校級の「ゲーマー」。誕生日は3月14日。身長160㎝、体重46㎏。胸囲88㎝。
- ゲームと名のつく物であればあらゆるジャンルを得意とするが、恋愛ゲームだけは苦手だと語る。新旧問わずゲームの知識も豊富で、状況を特定のゲームソフトに例える場面も散見される。なお、世間知らずというには不自然なほど、知識に偏りがある。
- オンオフがはっきりしており、自己紹介をしながらゲーム攻略をこなすほどの集中力を持つ反面、気を抜くとすぐに睡魔に襲われる。自分の考えを頭の中で整理しないと上手く話せない性分もあって、慣れない相手には会話が調子よく続かない。 そのためか「あのね」「えっと」などの間投詞を会話によく挟んでおり、「~・・・と思うよ」「~・・・かもしれない」といった具合に語尾を濁すことも多い。
- 子供に諭すような落ち着いた口調も特徴で、緊急事態においても大きく態度を崩さないマイペースな一面を持つ。一方、日常生活で興味のある話になると興奮して身を乗り出し鼻息を荒らげる様子も見せる。
- プログラマーを父に持ち、それ以外にも兄がいるらしい。
- イベント完了で習得できるスキルは、ノンストップ議論でサイレンサーがウィークポイントに当たってもペナルティが発生しなくなる「チートコード」。
- 弐大 猫丸(ニダイ ネコマル)
- 声 - 安元洋貴
- 超高校級の「マネージャー」。誕生日は2月22日。身長198㎝、体重122㎏。胸囲122㎝。
- 声だけでなく、身体もデカいのが特徴。眉毛が稲光のようになっている。無名不良高のラグビー部や、廃部寸前の野球部を全国優勝まで導いた経歴を持つ。スイカ割りすらトレーニングとして捉えるマネージャー脳。じつは胃腸が弱く、トイレにこもりがち。また、ストレートに下品な発言をしてしまうなどデリカシーには欠ける。外見も性格も頼りがいのある偉丈夫だが、その屈強な肉体は担当選手たちのトレーニングに付き合ううちに鍛えられたもので、子供時代は病弱で心臓に重病を抱えていたという過去があるため、自らが選手として活動することはない。
- 身体能力が高いが、基礎が無茶苦茶な終里を常に気にかけている。格闘技の腕も立つため暴走しがちな終里のストッパー役となっており、彼女からは好敵手として見られている。また選手の体調管理の一環としてマッサージの技術も習得しており、終里も病みつきになっている(極秘であるため「アレ」と呼んでいる)ため、彼女が話を聞かない場合には少々手荒い方法を使う他、マッサージの中止をちらつかせることで言うことを聞かせる時もある。
- イベント完了で習得できるスキルは、反論ショーダウン時に鍔迫り合いで競り勝ちやすくなる「活殺自在」。
- 終里 赤音(オワリ アカネ)
- 声 - 朴璐美
- 超高校級の「体操部」。誕生日は7月15日。身長176㎝、体重56㎏。胸囲93㎝。
- 抜群のプロポーションを持つスーパーアスリート。短絡的な思考回路のため、自他共に認める「戦闘民族[6]」。一人称は「オレ」。
- 基本的に「食べること」と「戦うこと」しか頭にない。極めて貧しく劣悪な環境に育ったせいで意地汚く、食べ物に対する執着心が強い。また羞恥心に欠け、女性ながらデリカシーに欠ける発言が多い。過去にはアウトなバイトもしていた模様。
- 大会ではオリジナル技ばかり披露し基本的な技はからっきし出来ない。気が乗らないと大会を棄権するなどかなりの気分屋。これは、彼女が元々アスリートを目指していたわけではなく、劣悪な環境で生きるために身に付けた身体能力を現在のコーチに見出されてアスリートとなったため。
- イベント完了で習得できるスキルは、ノンストップ議論や反論ショーダウンで攻撃速度が上昇する「桃色筋肉」。
- 辺古山 ペコ(ペコヤマ ペコ)
- 声 - 三石琴乃
- 超高校級の「剣道家」。誕生日は6月30日。身長172㎝、体重51㎏。胸囲85㎝。
- 大人の男性でも勝てないほどの剣道の達人。ただし、段位は有していない。常に無表情で鋭利な雰囲気を纏うが、外見に反して実は可愛い動物(特にもふもふした動物)が好きな一面も持っており、無意識に殺気立ってしまいもふもふした動物と思うように触れ合えないことや、上手に笑えないことを悩むなど、年頃の女子らしい側面もある。田中のハムスターになら触れそうだと知った時は、すごい形相を見せた。また、エプロンドレスやアンティークドールなどかわいらしいものも好き。
- どこに行くにも常に竹刀を持ち歩いており、自分達を“コロシアイ”におとしいれたモノクマの思惑を阻止しようとする。
- 花村に下着を勘で当てられるなど、変な方向でいじられることが多い。
- イベント完了で習得できるスキルは、反論ショーダウンで相手の発言を切り裂きやすくなる「紫電一閃」。
- 西園寺 日寄子(サイオンジ ヒヨコ)
- 声 - 三森すずこ
- 超高校級の「日本舞踊家」。誕生日は3月9日。身長130㎝、体重31㎏。胸囲64㎝。
- 高校生と思えない童顔に幼児体型。海外でも公演を行なう人気舞踊家。ただし、着物を自分で着ることができない。彼女の公演は日本舞踊の公演にしては珍しく20代・30代、それも男性客が多い。ただし、芸術のセンスが悪く踊り以外は不器用な為、「悪魔召喚の儀式」と称されるような物を作ったり、誰もが難色を示すような音楽を絶賛したりする。
- 幼く愛らしい外見に反し、凄まじいまでの毒舌家で、病的なまでにサディスティックな性格。特に罪木に対する言動と扱いには情け容赦がない。そうした反面、精神的に打たれ弱く自分が責められるとすぐ泣きだす。また、割と寂しがり屋であり、親切にしてくれた真昼に懐いている。
- 由緒ある家系の育ちだが、それゆえに実家では親族間の争いなどが絶えず、家を出て行った入り婿の父親にしか気を許すことができないでいる[7]。表裏のある現在の性格も、そういった陰謀渦巻く環境で育った影響が強い。
- 日本舞踊家らしく日本古来から伝わる物を賞賛するが、逆に海外の風情が無い物はあからさまに見下している。
- イベント完了で習得できるスキルは、クライマックス推理時にダミーのコマが出現しなくなる「畳返し」。
- ソニア・ネヴァーマインド
- 声 - 荒川美穂
- 超高校級の「王女」。誕生日は10月13日。身長174㎝、体重50㎏。胸囲83㎝。
- ヨーロッパの小国からの留学生で「本物の王女様」。王女というただの立場に「超高校級」とつくのは伊達ではなく、その抜きんでた威厳とカリスマ性により、彼女の命令は不当なものであっても思わず膝を屈してしまうほど高い影響力を持つ。王女として自らを厳しく律するなど性格は生真面目で理知的だが、少々ピントがズレたところもある。常にキャラがぶれないからか田中に対して興味を抱き、逆にすぐ態度を変える左右田に対してはにべもなく突き放すなど扱いが悪い。日向に対しては、別の理由で興味を持つ。
- 日本語やスペイン語など三十か国ほどの言語が使える。だが、風俗習慣の理解や日本語表現に関してはかなり怪しく、ビミョーにニュアンスや言い回しを間違えていたり、出所が一昔前のもので死語が混じっていたり、知識が昔のトレンディドラマやアニメなど妙に偏っているため、混乱を招いたり物議を醸すことが多い。また、たまに爆弾発言が飛び出たり下ネタをそれと知らずに乗ったりと中身は普通の少女である。ある意味、花村といいコンビ。
- 祖国であるノヴォセリック王国は世界を動かすトップとなる勢力の一つだが、かなり特殊な風俗であり、聞けば聞くほど意味不明で謎だらけ。
- イベント完了で習得できるスキルは、発言力の最大値が大幅に上昇する「羨望の発言力」。
- 左右田 和一(ソウダ カズイチ)
- 声 - 細谷佳正
- 超高校級の「メカニック」。黄色のツナギがトレードマーク。誕生日は6月29日。身長172㎝、体重64㎏。胸囲86㎝。
- 才能が示す通り機械類にはめっぽう強い。派手な外見通りの軽薄で能天気な振る舞いが目立つが、かつては地味な少年だったらしく、人一倍繊細で小心者な一面も持つ。
- ソニアに好意を抱いているが、彼女からは全く相手にされず、その言動には一方的かつ無残なまでに振り回される。年相応に女子に興味を持ち、日向を強引に巻き込んでいく。ただし、好きな子の骨格が気になるという変わった趣味の持ち主(日向曰く『アクロバティックな性癖』)。
- メカニックゆえにエンジンや乗り物全般、分解行為などに極めて強い関心を示すものの、実は乗り物酔いが酷く、自身が改造したマシンには乗らない。夢はスペースシャトルを作ること。
- イベント完了で習得できるスキルは、パニックトークアクション時に1回のリロードで2発補給できる「クラフトワーク」。
- 田中 眼蛇夢(タナカ ガンダム)
- 声 - 杉田智和
- 超高校級の「飼育委員」。ブリーダーでもあり、多くの弟子がいるらしい。誕生日は12月14日。身長182㎝、体重74㎏。胸囲93㎝。
- 自他共に認める動物マニア。どんな動物でも手懐けることができ、動物と会話ができると言われるほど。絶滅危惧種の繁殖に成功した実績がある。
- 忍者のような格好をしており、なにかあると不敵な笑みを浮かべる。マフラーには彼が率いる破壊神暗黒四天王(四匹のハムスター)が潜む。このハムスターは人間並の知能レベルを有しており、田中の命令を完璧に遂行する。
- 妙に自信満々で、自らを毒手の持ち主だと嘯くなど、いわゆる中二病的な言動が多い。ただし、命を扱う立場として生きることに関しては責任感は人一倍強く、生存を諦めることやただ殺されるためだけに存在する命というものには忌避感や悲しみを示している。自分の世界を貫いており、いかなる緊急事態でもその中二病的発言がぶれることは一切ないという芯の太い性格。根は真面目で思いやりがあり、会話に入れて貰えない時などは寂しそうにハムスターと戯れる一面もある。
- イベント完了で習得できるスキルは、ノンストップ議論でサイレンサーの威力が上昇する「I.U.F.(インフィニティアンリミテッドフレイム)」。
- 十神 白夜(トガミ ビャクヤ)
- 声 - 石田彰
- 超高校級の「御曹司」。誕生日は5月5日。身長185㎝、体重130㎏。胸囲128㎝。
- 巨大財閥である十神一族の御曹司。ふくよかに太った体格も相まって近寄りがたい雰囲気と、独特の威圧感を醸し出している。尊大な性格ながら人一倍責任感が強く、自ら強いリーダーシップを発揮してバラバラの個性をまとめ上げようと積極的かつ精力的に動く。見た目に違わず、食欲旺盛で食べる事への執着心が強い。かつて、疑い合い、疑われ合う、絶望的な状況に身を置いていたことがあるらしく、疑心暗鬼になって殺し合うようなことを回避しようとしている。
- すでにいくつもの会社を経営し、莫大な個人資産を築いている。
- なお、彼の素性にはとある秘密が隠されている。
- イベント完了で習得できるスキルは、モノクマメダルの取得量が増加する「スティング」。全スキルの中で唯一学級裁判以外で効果を発揮するスキル。
- 罪木 蜜柑(ツミキ ミカン)
- 声 - 茅野愛衣
- 超高校級の「保健委員」。希望ヶ峰学園に来る前は看護学校に通っていた。誕生日は5月12日。身長165㎝、体重57㎏。胸囲89㎝。
- 献身的な性格で人に奉仕することを生きがいとしているものの、被害妄想が激しく不審な挙動と自信のなさが災いして、友だちに恵まれない。過去にイジメや虐待を受けた影響から、その思考は常にネガティブであり何かにつけて自分を卑下する。イジメられることを悲しく思う気持ちはあるが、それよりも無視されたり人に関心を持たれないことほうが辛いらしく、構ってもらうためならば自分から服を脱ぐことすら厭わないなど病的なレベルの恐れを抱いている。
- イジメられっ子かつドジっ子体質で、ありえない状況や体勢で盛大にコケたり倒れたりする。不可抗力なのだが、女子からは概ね敬遠される原因となっている。普段は制服で隠れているがグラマラスな体型をしている。
- 医療の技術と知識は卓越しており、それに関してのみ普段とは違い頼もしい一面を見せる。
- イベント完了で習得できるスキルは、ノンストップ議論・パニックトークアクション・閃きアナグラムで集中力の回復量が上昇する「静感マッサージ」。
- モノクマ
- 声 - 大山のぶ代[3]
- 右半身は白毛で左半身は黒毛の熊型のぬいぐるみ。突如現れ「修学旅行のしおり」にコロシアイのルールを記載し、ジャバウォック島を殺戮の舞台に変えてしまう。
- 「一晩で巨大ロボットを作り上げる」、「島にある施設を全く別のものに作り替える」などの非常識かつ驚異的で絶大な力を行使する。また、比類なき戦闘力を持ち、自らに逆らう者には容赦無い制裁を下す。
- ペットで育てきると、ノンストップ議論で照準が一切ぶれなくなる「明鏡止水」が習得できる。
- モノミ/ウサミ
- 声 - 貴家堂子[3]
- 修学旅行の引率役として登場する正体不明のうさぎ型のぬいぐるみ。本来の名前はウサミ。真っ白で背中に羽根を持つ魔法少女のような格好だったが、突如出現したモノクマに敗北。おむつ姿&左半分をピンク色に改造された上、モノクマの妹・モノミという「設定」を強要される。その後は本人の拒絶も空しく、強引なモノクマに押し切られた形で本編内では「モノミ」として扱われている。
- モノミとなった後も、モノクマからは度々暴力を受けている。言動こそ善良だが肝心なことは隠そうとする胡散臭さもあって生徒たちにもあまり信用されておらず、無視されるなどこちらも扱いは悪い。
- 心優しく争いを好まない性格で、「らーぶ、らーぶ」が口癖。一人称は「あちし」で、舌っ足らずな話し方。学級裁判中はモノクマに縛り上げられ、議長席の脇に吊るされている。
- ペットで育てきると、集中力の最大値が大幅に増加する「驚異の集中力」が習得できる。
その他
- モノケモノ
- モノクマの配下と思われる謎の存在。動物のような生物をモチーフとした造形をしている。
- 上位種としてボスケモノと呼ばれる機械のような造形をしたタイプも存在する。ボスケモノは島のあちこちを封鎖し、日向達を閉じ込めてしまう。
- 戦刃 むくろ
- 前作の登場人物で「超高校級の軍人」。前作ではほとんど性格などが分からなかったが、今作でその人となりが分かる。
- 「超高校級の絶望」と称される集団の一人だが、あくまで身内のために尽くしているだけで彼女自体はその思想に染まっているわけではない模様。その身内のことは、ちゃんづけで呼ぶ。
- 絶望フェチともいえる人物から絶望を通り越して「残念」と心底呆れられるほど不器用な性格で、どれだけ辛辣に扱われようと身内のために尽くすことを優先する。そんな性格のためか入学当時から孤立気味だったが、苗木とだけは親しくしており、好意を抱いていた。
用語
- ジャバウォック島
- 本作のメインとなる舞台。世界的なリゾート地として知られ、かつては大勢の観光客で賑わっていたが、劇中ではいかなる理由があっての事なのか希望ヶ峰学園関係者を除いて人っ子一人いない。また、島には似つかわしくない謎の施設が点在している。島の名前はルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」に登場するジャバウォックという怪物にちなんでいる。中央の島を囲むように、特色の違う5つの島が存在している。
- なお、空港などもあるが脱出手段はすべて奪われている。
- 希望ヶ峰学園
- 学生たちが持つ才能を研究し、社会に還元することを目的とした全日制の高等学校で原則的としては推薦入学制がとられている。創立者は神座出流。ある分野において“超高校級”と称される傑出した才能を持つ高校生たちが集められ、独特の教育方針に則った育成が行われる。本校を卒業することは将来の成功を約束されたようなもので、日本国民にとって希望の象徴であり憧れの学校。日向創も本校に強い憧れを抱く一人。ただし、才能が多分に重視されるので、努力だけでは入れるということは基本的にない。なお、日向たちの入学時期は、前作・今作の情報からある程度までは推察できるが、作中では明記されていない。
- 既に学園内に存在している才能の持ち主を呼び込む場合があるかどうかは不明だが、幸運だけは毎年選出するという性質上各学年に一人ずつ存在する。
- 今作では、前作で少し語られた運営にまつわる危機的状況の詳細とその対策、真の創設目的などが語られる。
- なお、校章の構成は開成中・高校のものに似ている。
- 学級裁判
- 殺人が起きたときに、モノクマが超高校級のメンバー達に犯人を見つけさせる裁判。
- 円形の裁判場で生徒達が議論を交わし、誰が犯人(クロ)であるかを見つける。正しいクロを指摘できた場合はクロだけがおしおきされ、間違ったクロを指摘した場合クロ以外の全員がおしおき、晴れてクロは卒業となる。
- 本作ではモノクマロックと呼ばれる中央の島にある施設で行われる。なお、この施設は何もなかった場所に突如出現した。
- おしおき
- モノクマが行う公開処刑で様々な悪趣味かつ残虐な道具を使ったリンチ。クロ、もしくはクロを指摘できなかった生徒たちに対して行われる。
- その内容は、色々な意味で理不尽で常軌を逸している。
- トワイライトシンドローム
- 1996年にヒューマンから発売されたミステリーホラーゲーム。主人公の女子高生たちが様々なオカルト体験に遭遇するというもの。ヒューマン倒産後の2000年にスパイクが再編集した廉価版を発売している。本作中でこのゲームの「新作」がプレイできる。
主題歌
- 「出航-departure-」
- 作詞 - em:óu / 作曲・編曲 - 岩瀬聡志 / 歌 - 緒方恵美
Webラジオ
『スーパーダンガンラジオ 緒方恵美の絶望学園放送部』は、2012年7月16日から[8]ゲーム発売に先駆けて音泉とHiBiKi Radio Stationにて配信しているラジオ番組である。
- パーソナリティ
- 緒方恵美(狛枝凪斗 役)
- 放送局
- 音泉(2012年7月16日 - )※毎週月曜日更新
- HiBiKi Radio Station(2012年7月17日 - )※毎週火曜日更新
- ゲスト
- 第1回(2012年7月20日 放送):高山みなみ(日向創 役)
- 第2回(2012年7月27日 放送):貴家堂子(モノミ 役)
- 第3回(2012年8月3日 放送):高田雅史(サウンド 担当)
- 第4回(2012年8月10日 放送):大山のぶ代(モノクマ 役、メッセージのみ)、小高和剛(シナリオ 担当)
- 第5回(2012年8月24日 放送):石田彰(十神白夜 役)
- 第6回(2012年8月31日 放送):朴璐美(終里赤音 役)
- 第7回(2012年9月7日 放送):三石琴乃(辺古山ペコ 役)
- 第8回(2012年9月14日 放送):三森すずこ(西園寺日寄子 役)
- 第9回(2012年9月21日 放送):荒川美穂(ソニア・ネヴァーマインド 役)
- 第10回(2012年9月28日 放送):岸尾だいすけ(九��龍冬彦 役)
脚注
- ^ “『スーパーダンガンロンパ2さよなら絶望学園』今度は南の島でコロシアイ”. ファミ通.com (エンターブレイン). (2011年8月4日) 2012年4月20日閲覧。
- ^ 基本的な名称は閃きアナグラム。説明書と初回の説明時のみ「改」がつく。
- ^ a b c d “『スーパーダンガンロンパ2』7月26日発売決定&一部声優発表! さらに最新PVをファミ通.comで先行公開!!【動画あり】”. ファミ通.com (エンターブレイン). (2012年4月28日) 2012年4月28日閲覧。
- ^ 本人の言葉が真実であるなら、「不幸に見舞われた後、それを覆すほどの幸運が舞い降りる」というもの。実際に才能があるかどうか判断しづらい苗木と違い、こちらは本当に「そういう才能」である。
- ^ 小生意気だが、言うことを聞いてやりたくなるとのこと
- ^ 作中、過多と言えるレベルでドラゴンボール絡みのセリフを口にする。
- ^ 父親は狂人の振りをしてまで日寄子を守っていたらしい
- ^ “スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園のラジオ配信決定”. 音泉 (2012年7月16日). 2012年7月25日閲覧。