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三宮駅

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三宮駅(さんのみやえき)は、兵庫県神戸市中央区加納町4丁目、小野柄通8丁目、雲井通8丁目、北長狭通1丁目にある、阪急電鉄阪神電気鉄道神戸高速鉄道神戸新交通神戸市交通局神戸市営地下鉄)の

JRの三ノ宮駅とともに神戸市の中心地である三宮に位置し、神戸市最大のターミナル駅として各社の路線の集まる交通の要衝となっている。

左から、交通センタービル、JR・ポートライナー駅ビル、神戸新聞会館
阪神三宮駅前(2005年10月23日撮影)写真のビルはそごう神戸店が入居する三宮阪神ビル。実際の駅は、この写真における左奥と右下を結ぶ道路の地下部分に存在している。
阪急三宮駅(2005年10月23日撮影)写真のビルは神戸阪急ビル東館で、阪神・淡路大震災後の1995年12月より使用されている暫定施設。2007年5月現在、駅ビル再建の目途は立っていない。
ポートライナー改札口南のデッキとミント神戸

利用可能な鉄道路線

※阪急・阪神両駅と��山陽普通姫路行きが交互に発着する。

西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線JR神戸線)の三ノ宮駅に隣接しており、乗り換えが可能である。

駅構造

阪急電鉄・神戸高速鉄道(阪急三宮駅)

島式2面3線のホームを持つ高架駅で、阪急電鉄が管理を行っている神戸高速鉄道との共同使用駅である。

阪急電鉄では、神戸市における同社のターミナル駅であることを強調するため、駅員および、車掌の肉声放送・構内自動放送で「神戸三宮駅」と呼称している(肉声放送は、2004年頃までの一時期、自動放送は、2006年頃までの一時期を除く)

当初は神戸駅を名乗っていたが、神戸高速鉄道の開通と同時に三宮駅に改称した。その経緯については阪神急行電鉄阪急神戸本線も参照。

当駅および高架下の商業施設を含めて「神戸阪急ビル」を構成する。なお、かつては阪急百貨店が所在する駅ビルであったが、阪神・淡路大震災により改築された。その経緯については神戸阪急ビルの項目を参照。

高速神戸・新開地方面が1号線、上りホームと下りホームに挟まれた線路が2号線、大阪梅田方面が3号線となるが、旅客案内上では1号線を1番ホーム、2号線の下り側ホームを2番ホーム、上り側ホームを3番ホーム、3号線を4番ホームとしている。以前は頭端式4面3線の駅で、3号線の北側の4番ホームと1号線と2号線の間2番ホームが降車ホーム、3号線と2号線との間の3番ホームと1号線南側の1番ホームが乗車ホームであった。しかし、特急の10両編成化準備のため、1981年(昭和56年)までに現在の配置に改造された。

一部例外を除き、2番ホームは基本的に大阪梅田方面への折返し電車からの降車もしくは、同電車から神戸高速方面の電車への乗り換え用としてのみ使用されている。

阪急・阪神とも当駅で折り返す山陽電鉄の列車は三宮で乗客を降ろし、一旦梅田方へ引き上げてから運用に入る(ただし一部1番ホームに入線して折り返す列車もある)。

阪神電気鉄道(阪神三宮駅)

島式4面3線のホームを持つ地下駅。地下1階部分にコンコースが、地下2階部分にホームがある。

1933年6月17日ゴーストップ事件と同一日)に、路線の地下化とともに開業。阪急と同様、1936年の元町延伸までは神戸駅を名乗っており、駅の壁には昭和30年代まで「コウベ」と片仮名で書かれた駅名標が残されていた。

ホームは、北側から相対式の1番線(大阪梅田方面行き)降車ホーム、島式の1番線乗車ホーム、頭端式(櫛型)の2番線(山陽姫路方面行き)・3番線(大阪梅田方面への折り返し用で、元町方面は行き止まり)乗車ホーム・3番線降車ホームとなっている。なお、3番線降車ホームは有効長が5両分しかないため、梅田側先頭車はドアカットしている。

3番線は、1974年まで運転されていた西大阪線西九条行き特急(西大阪特急)が廃止されて以降は暫く使われていなかったが、1980年代前半に登場した快速急行が当駅始発となったため、以後は継続して使用されている。最近においては快速急行の運用が減ったため、今は平日の朝(区間特急、一部急行)、夕方(快速急行、急行)、休日の朝(特急の始発)のみになっている。

なお、同駅は阪神なんば線が開業して近鉄難波駅まで延伸される際に奈良方面からの列車が折り返すことになるほか、改札口が西口の1ヶ所しか存在しないという防災上の問題を有していることから、2009年までに東口(大阪梅田方面)改札を新設するなど全面改修が予定されている。但し工事費用が莫大となる事が予想されるため、駅施設を神戸高速鉄道へ譲渡して上下分離方式で着工予定である。

  • 工事は2007年10月から2013年3月にかけての約5年を予定(駅周辺部を含む)。
  • ホームを拡幅・延長し、現在の2番線を折り返し線、現在の3番線を山陽姫路方面行き線とする[1][2][3]

神戸市交通局

相対式2面2線のホームを持つ地下駅である。駅番号S03。駅イメージテーマは「国際性と未来志向」。

大倉山駅~三宮駅間は道幅の狭い生田新道の地下を通るため、地下1階に改札口、地下2階に1番線(新神戸・谷上方面)、地下3階に2番線(名谷・西神中央方面)という、プラットホームが上下二層式の構造になっている。

神戸新交通

島式1面2線のホームを持つ高架駅である。駅番号はP01。

のりば
1・2 神戸空港方面・北埠頭方面
  • 昼間時は1番線から北埠頭行きが、2番線から神戸空港行きが発車している。

利用状況

2005年度の三宮駅の乗降客数は、実質的な同一の駅であるJR三ノ宮駅三宮・花時計前駅を合わせて、612,693人。全国で15位。

  • 阪急電鉄 - 116,301人
  • 阪神電気鉄道 - 83,819人
  • 神戸市交通局 - 113,369人
  • 神戸高速鉄道 - 18,175人
  • 神戸新交通 - 38,969人

三ノ宮駅

  • JR西日本 - 230,230人

三宮・花時計前駅

  • 神戸市交通局 - 11,830人

駅周辺

三宮を参照のこと。

フラワーロードを挟んで東よりに阪神、神戸新交通の駅、およびJR三ノ宮駅があり、西よりに阪急の駅がある。三宮地下街(さんちか)は、阪神の改札と地下鉄西神・山手線、南に行って地下鉄海岸線三宮・花時計前駅と直結している。阪急・地下鉄西神・山手線の東口および神戸新交通からは、階段・エスカレーターや連絡通路で結ばれている。


駅東側 -- 神戸新交通、JR東口

駅南側(フラワーロード以東) -- 阪神、神戸新交通、JR中央口

駅南側(フラワーロード以西) -- 阪急東口または西口、阪神、JR西口

駅北側(フラワーロード以東) -- 地下鉄東口、JR東口

駅北側(フラワーロード以西) -- 阪急東口、地下鉄東口

駅西側 -- 地下鉄西口、阪急西口

バス路線

歴史

  • 1905年明治38年)4月12日 阪神電気鉄道の神戸雲井通駅として開業。
  • 1912年大正元年)11月1日 滝道への延伸、神戸駅の設置により、三宮駅に改称。
  • 1933年(昭和8年)6月17日 地下化。神戸駅に改称。
  • 1936年(昭和11年)3月18日 元町延伸により、再び三宮駅と改称。
  • 1936年(昭和11年)4月1日 阪神急行電鉄(現:阪急電鉄)の神戸駅が開業。同時にそれまでの同線における神戸側ターミナルを、従来の神戸駅から上筒井駅(1940年廃止)と改称して支線の駅とする。
  • 1968年(昭和43年)4月7日 神戸高速鉄道東西線開業。阪急の神戸駅が三宮駅に改称。
  • 1981年(昭和56年)2月5日 神戸新交通ポートアイランド線の三宮駅開業。
  • 1985年(昭和60年)6月18日 神戸市営地下鉄西神・山手線の三宮駅開業。
  • 1995年平成7年)1月17日 阪神・淡路大震災が発生。当駅発着の路線は全て不通となる。
  • 1995年(平成7年)2月1日 阪神三宮~高速神戸間運転がトンネル内に残されていた阪神5000系1本で再開し阪神三宮駅の営業再開。
  • 1995年(平成7年)3月13日 王子公園~阪急三宮間運転が正雀工場から陸送されたメンテナンスの容易な阪急8000系3本で再開し阪急三宮駅の営業再開。
  • 1995年(平成7年)3月16日 神戸市営地下鉄三宮駅営業再開。
  • 1995年(平成7年)6月1日 神戸高速鉄道東西線の阪急三宮~花隈間運転再開。
  • 1995年(平成7年)6月12日 阪急神戸本線全線復旧。
  • 1995年(平成7年)6月26日 阪神本線全線復旧。
  • 1995年(平成7年)7月31日 三宮~中公園間運転再開により神戸新交通三宮駅営業再開。ポートアイランド線は全線復旧となる。

隣の駅

阪急電鉄・神戸高速鉄道
神戸本線 - 東西線
特急・通勤特急(共に神戸高速線内各駅停車
岡本駅 - 三宮駅 - 花隈駅
快速急行(神戸高速線内各駅停車)
六甲駅 - 三宮駅 - 花隈駅
通勤急行(塚口まで各駅に停車)
春日野道駅 - 三宮駅
急行(西宮北口まで各駅に停車)・普通
春日野道駅 - 三宮駅 - 花隈駅
山陽S特急(板宿駅まで各駅に停車)
三宮駅 - 花隈駅
  • 左が阪急神戸本線の駅、右が神戸高速鉄道東西線の駅
阪神電気鉄道
本線
直通特急・特急(阪神特急は当駅以西各駅停車、山陽特急は高速長田まで各駅停車)
御影駅 - 三宮駅 - 元町駅
区間特急(梅田行のみ運転)
青木駅 - 三宮駅
快速急行
岩屋駅 - 三宮駅
急行(当駅以西各駅停車)
岩屋駅 - 三宮駅 - 元町駅
普通
春日野道駅 - 三宮駅 - 元町駅
山陽S特急
三宮駅 - 元町駅
神戸新��通
ポートアイランド線
快速
三宮駅(P01) - 中公園駅(P04)
普通
三宮駅(P01) - 貿易センター駅(P02)
神戸市交通局
西神・山手線
新神戸駅S02 - 三宮駅S03 - 県庁前駅S04

備考

  • 神戸高速鉄道との境界は、阪急が三宮駅、阪神が元町駅であるが、高速神戸駅以西(山陽電気鉄道神戸電鉄方面)の駅までの運賃は阪急三宮駅・阪神三宮駅とも同一とされている。
    • そのため、阪急・阪神三宮~高速神戸間を含む通勤定期券では、三宮駅(阪急、阪神両方で可能)、花隈、西元町(以上神戸高速鉄道)、元町(阪神)で乗り降りが可能である。
    • また、阪神梅田~阪神三宮間を含む通勤定期券を持っている場合、その定期券で阪急梅田、阪急三宮でも乗り降りできる。逆に、阪急梅田~阪急三宮を含む通勤定期券を持っていれば、阪神梅田、阪神三宮の両駅でも乗り降りできる(どちらの場合も、IC定期券ではこの制度は適用されない。また、定期券の券面に含まれていない社局では、梅田~三宮間の途中駅で降りた場合は別途料金が必要となるので注意が必要である)。
  • 神戸市営地下鉄では、当駅と三宮・花時計前駅との間との乗り継ぎは90分以内であれば通しで計算される。
  • 阪急三宮駅、神戸市営地下鉄三宮駅、ポートライナー三宮駅の3駅には、自動体外式除細動器(AED)が1台設置されている。
  • 阪神と阪急の駅がやや離れているため、市販されている経路検索ソフトでは、阪神三宮と阪急三宮が区別されている場合がある。一例を挙げると「駅すぱあと」ではポートライナーは阪神三宮、地下鉄西神・山手線は阪急三宮扱いである。

脚注

  1. ^ 阪神公式 http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/SR200709252N2.pdf
  2. ^ http://www.kentsu.co.jp/osaka/news/p00512.html
  3. ^ http://www.city.kobe.jp/cityoffice/33/17press/kousou.pdf

関連項目

外部リンク