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IPアドレス枯渇問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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IP枯渇問題はインターネットの発展に伴い浮上してきた問題で、現在使用されているIPv4というプロトコルでは近い将来にIPアドレスが不足してしまうという問題である。

IP枯渇問題やインターネットの歴史は現在のところ正式に採用された情報が存在しません。
そのため以下の文章は主観の部分が多く含まれています。
できるだけ多くの論点を持たせたいのでご覧になった方の修正をお願いします

IP枯渇問題とは?

IP枯渇問題、つまりIPアドレスが不足してしまうとどのような不都合が生じるのだろうか?
IPアドレスはIPで用いられている個々のネットワーク端末の識別情報である。
インターネットにおいてはIPアドレスが割り当てられていないハードウェアは存在しない。
つまり、自分自身の位置を証明するIPアドレスが存在しなければインターネットに接続することは不可能なのである。
しかし、このことがIP枯渇問題の一番の焦点となっているわけではない。
なぜなら、このような問題はプライベートIP等の既存の技術を使えば、簡単に回避することが出来るからだ。
焦点となるのはグローバルIPの不足とそれによって生じる問題なのであるが、それに関しては複数の論点と多少の事前知識を必要とするので後述することとする。

IP枯渇問題はなぜ表面化してきたのか?

IP枯渇問題は実はインターネットが誕生した時から問題として存在していた。
しかし、IPv4が採用された当時はインターネットの利用法が現在のようなものになるなどという考えは「理想論」であり、インターネットがここまで普及するだろうなどという考えは一般的ではなかったのであろう。
当然のことながら「32ビットのIPアドレスでは2の32乗=約43億のIPアドレスしか管理できない」などという考えは将来の有り得る問題として提起されはしたが、実際に深刻な問題としては取り組まれなかったのである。
つまり、当時からIP枯渇問題を回避するための技術を用いることはできたかもしれないが、当時の考えではそこまでの機能を持たせるだけの必要性がなかったのである。逆に、そのようなことをすることはハードウェアに対する負担以外の何でもないという考えがあったのかもしれない。
研究者達は32ビットのIPアドレスを用いて現在のインターネットの基礎を作り上げたのである。
しかし、である。インターネットは1990年台後半に爆発的な発展を遂げ、利用者の数が激増した。さらに、現在では家電機器などにネットワーク機能をインプラントする構想も練られており、電子レンジ1台ごと、冷蔵���1台ごとに1つのIPを必要とするような時代が到来するかもしれないのである。


解決策

解決策としてIPv6 NAT IPマスカレード・・・