珠めぐみ
たま めぐみ 珠 めぐみ | |
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本名 | 栗山 京子[1] |
生年月日 | 1950年5月22日 |
没年月日 | 2013年8月23日(63歳没) |
出生地 | 日本・東京都新宿区 |
血液型 | O |
職業 | 女優 |
ジャンル | テレビドラマ、映画 |
著名な家族 | 小川菜摘 (姪) |
主な作品 | |
ドラマ 『お嫁さん』 第4・第5シリーズ |
珠 めぐみ(たま めぐみ、1950年5月22日[1] - 2013年8月23日[2])は、日本の女優、歌手。
東京都新宿区出身。生前は松竹[1]、東京俳優生活協同組合[1]、蛭川企画に所属していた。東京都立鷺宮高等学校卒業[1]。姪はタレントの小川菜摘[2]。
人物
六人兄弟の末っ子として育つが、小学校一年の時に父を病気でなくす。高校在学中よりテレビドラマなどに出演。中学三年の夏頃、フジテレビの見学に行って放送作家の寺田信義の目に止まり、寺田が脚本した1964年の『中之島ニッポン』(TBS)でテレビ初出演。その時の役名・珠子から芸名がつけられた。「めぐみ」は恵まれるようにと名づけられた[3][4]。
デビュー当初の円谷プロ作品『ウルトラQ』の第20話「海底原人ラゴン」では、周囲の人々が躊躇する中、怯えながらも意を決して海底原人の赤ん坊をラゴンに渡し終えてから気絶してしまうという難しい役を演じた。
当初は、実年齢での高校生で妹という役柄が多かったが、ロングランシリーズ『お嫁さん』の第5シリーズでは、前作の『お嫁さん』第4シリーズの妹役から主役に抜擢され、夫の勝呂誉の山岡家に入って健気に明るく頑張るお嫁さん役を演じた[5]。本作で清純派女優としての人気を獲得するが、イメージが固定されてしまい、以後はテレビドラマのゲストや舞台出演が中心となる。1975年の『炎の日記』は、初の昼ドラ出演で『お嫁さん』以来の主演作であり、当時のインタビューでは「いつまでもお嬢様女優でしかないことに気が付いたので、本作では女を演じたい」とイメージ脱却の旨を語っている[6]。
姪である小川菜摘は、2013年8月23日付の自身のブログにて、珠は闘病中であったが、同年夏に亡くなったことを明かした[2]。小川は、同ブログにて学生時代より珠の舞台に付き人として付いており、芸能界の先輩として影響を受けたことに対する感謝の念を綴っている[2]。
出演作品
テレビドラマ
- 中之島ニッポン(1964年11月8日、TBS)
- ウルトラQ 第20話「海底原人ラゴン」(1966年5月18日、TBS / 円谷プロ)- 石井文子(石井博士の妹)
- 夕べの雲(1966年、NHK)
- 何処へ(1966年、NTV)第5話「どじょこふなっこ」- 河合汐子(高校生)
- 木下恵介劇場(TBS)
- 今年の恋(1967年2月‐4月)全8回中の第2回〜第5回出演 - 中井の妹(高校生)
- 青空に叫ぼう(1967年、NET)
- 快獣ブースカ 第38話「海が呼んでる」(1967年7月26日、NTV / 東宝 / 円谷プロ)- 次郎の姉
- お嫁さん(CX)
- 第4シリーズ(1968年)- 町子
- 第5シリーズ(1968年 - 1969年)- 主演・祐子
- 銭形平次(CX・東映)
- 第124話「血染めの手型」(1968年9月11日)- おみつ
- 第227話「娘ごころ」(1970年9月9日)- おさよ
- 第401話「往くも還るも地獄道」(1974年1月9日)- お民
- 旅がらすくれないお仙 第2話「くれないに燃えたの」(1968年10月13日、NET / 東映京都テレビプロダクション)
- 日産スター劇場(NTV)
- たこたこあがれ(1969年)
- ひげとたんぽぽ(1969年4月‐8月、NTV)
- 水戸黄門 (TBS・C.A.L)
- おんなの劇場 「徳川秀忠の妻」(1969年10月 - 12月、CX)
- 燃えよ剣 第2話「春の月かげ」(1970年、NET)
- 白雪劇場 「新吾十番勝負」(1970年4月 - 9月、KTV)
- 雪之丞変化 (1970年、CX / 松竹)- 浪路
- 女舞(1970年、CX)
- 柳生十兵衛 第4話・第21話・第22話(1970年、CX)
- 男たちのブルース (1970年、YTV)
- 明日のしあわせ (1970年、NET)
- 恋愛術入門 第17話「女がタマゴを生む時」(1971年2月14日、TBS / 国際放映)- ひろみ
- 愛と死の砂漠(1971年、KTV)
- 清水次郎長 (CX)
- 第7話「泣き笑い兇状旅」(1971年)
- 第42話「さらばども安」(1972年)
- 江戸巷談 花の日本橋(CX)
- 「紺屋と高尾 前編」・「おいらん女房 後編」(1971年)- お美代
- 「怪盗腕くらべ 前編」・「女泥棒の恋 後編」(1972年)- お鶴
- 大忠臣蔵(1971年、NET)- 内田美弥
- 弥次喜多隠密道中 第12話「消えた御用金」(1971年、NTV)
- 大江戸捜査網(12ch / 日活・三船プロ)
- 第45話「小判に秘めた恋」(1971年)- おゆき
- 第196話「殺しの招待状」(1975年)- おたみ
- 第230話「対決! 男の意地」(1976年)- 小染
- 第245話「牢破り無情」(1976年)
- 第288話「浪人殺しの陰謀」(1977年)- おとせ
- 第299話「牢破り! 命の絶唱」(1977年)- おとき
- 第359話「哀しき盗っ人の恩返し」(1978年)
- 第384話「大爆破を招く恐怖の大凧」(1979年)- 菊弥(おきく)
- 第434話「五七五に賭けた恋情け」(1980年)- 菊八
- 荒野の素浪人 第1シリーズ 第8話「復讐 黒羽の女」(1972年、NET)
- あの橋の畔で (1972年、NTV)
- 大いなる旅路 (1972年、NTV)
- 紫頭巾事件帖 第18話「追跡!!三千万両の謎」(1972年、12ch・松竹)- お京
- お祭り銀次捕物帳 第14回「反乱の城下町」(1972年、CX)- 美乃
- 隼人が来る 第13話「酔いどれ二刀流」(1972年、CX)- 磯田雪江
- 忍法かげろう斬り 第15話「対決! 鷹対隼」(1972年、KTV)- 志摩
- 大岡越前 (TBS・C.A.L)
- 怪談 第8回「大奥あかずの間」(1972年、MBS)- お妙
- 眠狂四郎 第16話「お洒落狂女が歌う」(1973年1月16日、NTV)
- 旅人異三郎 第10話「愛と憎しみが荒波に散った」 (1973年、12ch)
- 新選組(鶴田浩二 主演) 第10話「大坂天満宮の襲撃」(1973年、CX)- おその
- 素浪人 天下太平 第23話「あの町、この町影法師」(1973年、NET)- お菊
- 非情のライセンス(NET)
- 第1シリーズ 第29話「兇悪の欲望」(1973年)
- 第2シリーズ 第26話「兇悪の友情」(1975年)
- 第2シリーズ 第91話「兇悪の愛と友情」(1976年)
- 蝙蝠安 (1973年、NET)
- 大久保彦左衛門 第22話(1973年、KTV)
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 恐怖劇場アンバランス 第5話「死骸(しかばね)を呼ぶ女」(1973年、CX / 円谷プロ ※制作は1969年)- 小山恵子
- アイフル大作戦 第49話「真夜中のアリバイ! 個人授業」(1974年、TBS=東映)- 市村さち子
- 唖侍鬼一法眼 第23話「寒椿慕情」(1974年、NTV=勝プロ)- おりん
- 右門捕物帖(NET / 東映)
- 第4話「罠」(1974年)
- 第44話「炎の罠」(1975年)
- 伝七捕物帳
- 子連れ狼 (萬屋錦之介版)(NTV=ユニオン映画)
- 第2部 第22話「水流斬馬刀」(1974年9月1日)
- 第3部 第7話「忍五輪」(1976年5月16日)- 鮎
- 炎の日記(1975年‐1976年、THK)
- 遠山の金さん 杉良太郎版 (NET/東映)
- 第30話「暗闇の銃声を消せ!!」 (1976年)- 玉菊
- 第52話「明日を知らない女」(1976年)-おせき
- 破れ傘刀舟悪人狩り(NET)
- 第20話「天保御鷹秘録」(1975年)- 駕籠定のお駒
- 第127話「復讐の赤い矢」(1977年)- お絹
- 長崎犯科帳 第13話「闇に消えた用心棒」(1975年、NTV)- お仙
- 剣と風と子守唄 第16話「還らざる黄金」(1975年、NTV)
- お耳役秘帳 第3話「復讐の若者」(1976年、KTV)- 琴路
- 隠し目付参上 第8話「穴のむこうは極楽か」(1976年、MBS)
- 五街道まっしぐら! 第3話「暗闇に光る眼」(1976年、NET)
- 江戸の旋風II 第11話「古い傷あと」(1976年、CX)
- 桃太郎侍 (NTV・東映)
- 第41話「怒りの刃を振り上げろ」(1977年)- 小つる
- 第163話「甘い餌には罠がある」(1979年)- おひさ
- 新五捕物帳 第29話「物言えば唇寒し…」(1978年、NTV)
- 江戸の渦潮 第4話「断崖に立つ男」(1978年、CX)- お蝶
- 死人狩り 第3話(1978年、CX)
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風IV 第16話「仇討ち姉妹」(1979年、CX / 東宝)- お滝
- 江戸の激斗 第11話「魔の影」(1979年、CX)- 小里
- そば屋梅吉捕物帳 第15話「遠山桜を狙う奴」(1980年、12ch)- 八重
- 暴れん坊将軍(ANB/東映)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 第52話「失脚!大岡越前守」(1979年)- なみ
- 第110話「立て! 江戸の若者たち」(1980年)- お珠
- 第136話「火の山に賭けた女」(1980年)- お美津
- 暴れん坊将軍II
- 第78話「少女監禁! 天使たちの反乱」(1984年)- お馬
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 斬り捨て御免! 第1リシーズ 第6話「女の肌に秘めた謎」(1980年、12ch)- 鳥居八重
- ミラクルガール 第10話「砂浜に燃えた女の性」(1980年、12ch / 東映)
- ザ・ハングマン 第45話「浮気夫人の遺書を探れ」(1981年9月25日、ABC)- 富倉紡績社長夫人
- 文吾捕物帳 第21話「失った女の過去」(1982年、ANB・三船プロ)
- 時代劇スペシャル「新吾十番勝負 抹殺密命渦巻く悪の内懐にくの一暗躍」(1982年、CX)
- 月曜ワイド劇場「崩壊家族」(1983年、ANB)
- ザ・サスペンス「山之内家の惨劇」(1983年、TBS)
- 遠山の金さん 第1シリーズ 第63話「怪奇乙女が池の青い日傘をさす女」(1983年、ANB)※高橋英樹版
映画
- チンチン55号 ぶっ飛ばせ!! 出発進行(1969年10月15日、松竹)- 出口春子
- 夕陽に向かう(1969年10月15日、松竹)
- こちら55号応答せよ! 危機百発(1970年8月8日、松竹)- 三木悦子
- 誰かさんと誰かさんが全員集合!!(1970年12月30日、松竹)- 桂木みき
舞台
- 伝説のステージ(2003年)
テレビアニメ
吹き替え
- アウター・リミッツ(1964年) - ローレン・ケーガン
レコード
- ユミのうた(1965年、コロムビア) 「戦え!オスパー」挿入歌
- 眠れないのよ/愛したらどうするの(1972年1月、東芝)
脚注
- ^ a b c d e 『日本タレント年鑑70』日本タレント年鑑刊行会、1970年、230頁。
- ^ a b c d https://web.archive.org/web/20160304210226/http://blogs.yahoo.co.jp/tabasa7_blog/25712266.html いつかまた、、、、]「小川菜摘のLove Blog~!!」2013年8月23日付。
- ^ 『近代映画』1969年3月号「告白自叙伝 珠めぐみ」
- ^ 『サンデー毎日』1969年11月30日号「エース '69 テレビや映画で活躍 珠めぐみ」
- ^ 『朝日新聞』1968年9月25日付夕刊、6面。
- ^ 『読売新聞』1975年11月19日付朝刊、24面、ラジオ・テレビ欄。