山村美紗
誕生 |
1931年8月25日 京都府 京都市 |
---|---|
死没 |
1996年9月5日(65歳没) 千代田区 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 京都府立大学文学部 |
ジャンル | 推理小説 |
活動期間 | 1967年 - 1996年 |
子供 | 山村紅葉(娘) |
親族 |
木村常信(父) 木村汎(弟) |
影響を受けたもの
| |
特記事項: 元中学校教師 |
1931年[1]8月25日[2][3] - 1996年9月5日[2])は、日本の小説家、推理作家��父は民法学者で京都大学名誉教授の木村常信[4]、4人姉弟の長女であり、弟は政治学者で北海道大学名誉教授の木村汎[1][5]、他に妹が2人いる[6]。配偶者は東山高校の元数学教師で退職後画家に転身した[7][8][9][10]山村巍(たかし)(1928年 - 2022年)、長女は俳優の山村紅葉[11]。
(やまむら みさ、来歴
[編集]京都府京都市で生まれ[3]、父親は朝鮮総督府京城法学専門学校校長事務取扱に任じられて終戦まで朝鮮に在住し、山村も日本統治時代の朝鮮の京城で育ち、京城師範付属小学校から京城第一高女へ進学した[6]。帰国後にぜんそくを患い家で療養する時期もあったが[6]、1957年に京都府立大学女子短期大学部を経て[1]文学部国文科を卒業する[2]。1964年まで京都市立伏見中学校で国語教師として勤めて[2][7]数学教師の山村巍と結婚して退職する[1]。1967年頃から小説創作を始め、1970年に「京城の死」が江戸川乱歩賞候補、1971年に「死体はクーラーが好き」が小説サンデー毎日新人賞候補それぞれに選出され、1974年に『マラッカの海に消えた』で作家としてメジャーデビューした[2]。1983年に『消えた相続人』で日本文芸大賞を受賞した[1]。
1996年9月5日に心不全のために65歳で[2][12][注釈 1]、滞在する東京都千代田区の帝国ホテルスイートルームで執筆中に急逝した[1][2]。 4日後に日本テレビ「ザ・ワイド」で告別式が中継された[13]。
弟の木村汎は山村の没後に、『北海道新聞』1996年10月25日付けのコラム「弟から見た素顔の山村美紗」を発表した[注釈 2]。2020年に作家の花房観音が『京都に女王と呼ばれた作家がいた』で山村の評伝を著す[1]。
人物
[編集]日本ミステリー界の女王、トリックの女王[2]、日本のアガサ・クリスティとなど讃えられた[14]。
作品は多作で、おもな舞台を京都に置き、多くがテレビドラマ化された。華道は池坊準華監、茶道は師範免状、日本舞踊は花柳流名取、それぞれを有して作品にも多く登場する。
推理作家の西村京太郎は、山村が無名の時期に西村へファンレターを送ったことから親交を深めた[15]。山村がハガキに「夏休みを利用して北海道を一人でドライブします」と書いたところ、西村が女子大生だと勘違いし、山村の住む京都まで自ら会いに出向いた事が発端で2人の交友が始まり[15]、のちに山村は西村と共同で嘗て旅館であった建物を購入している[5]。西村は山村と自身との関係をモデルに私小説『女流作家』『華の棺』を発表しており、「山村美紗さんに本書を捧げる」と帯に記載された。長女で女優の山村紅葉は美紗の作品に加えて西村原作のドラマに多く出演している[11]。
受賞・候補歴
[編集]- 1970年 - 『京城の死』で第16回江戸川乱歩賞候補。
- 1971年 - 『死体はクーラーが好き』で小説サンデー毎日新人賞候補[2]。
- 1972年 - 『死の立体交差』で第18回江戸川乱歩賞候補。
- 1973年 - 『ゆらぐ海溝』で第19回江戸川和乱歩賞候補。
- 1983年 - 『消えた相続人』で第3回日本文芸大賞を受賞[2]。
- 1992年 - 第10回京都府文化賞功労賞受賞、京都府あけぼの賞を受賞[2]。
作品リスト
[編集]キャサリンシリーズ
[編集]- 花の棺 1975.9
- 百人一首殺人事件 1978.12
- 燃えた花嫁 1982.6
- 消えた相続人 1982.12
- 京友禅の秘密 1983.11
- ミス振袖殺人事件 1985.1
- ヘアデザイナー殺人事件 1985.2
- 京都鞍馬殺人事件 1985.9
- 京都絵馬堂殺人事件 1986.9
- 京都茶道家元殺人事件 1987.2
- 京都西陣殺人事件 1987.7
- 胡蝶蘭殺人事件 1987.11
- 小京都連続殺人事件 1988.1
- 琵琶湖別荘殺人事件 1988.2
- 女相続人連続殺人事件 1988.3
- 恋人形殺人事件 1988.5
- グルメ列車殺人事件 1988.10
- 京都・十二単衣殺人事件 1989.6
- シンガポール蜜月旅行殺人事件 1989.10
- 京都恋供養殺人事件 1989.11
- 千利休・謎の殺人事件 1990.2
- 天の橋立殺人事件 1990.7
- ラベンダー殺人事件(表題作を除く) 1991.4
- 紫水晶殺人事件 1991.6
- 流れ橋殺人事件(看護婦・戸田鮎子シリーズとのクロスオーバー) 1991.7
- 坂本龍馬殺人事件 1991.7
- 小京都・郡上八幡殺人事件 1991.9
- ブラックオパールの秘密 1992.6
- 向日葵は死のメッセージ 1992.7
- 伊良湖岬の殺人(『越前岬の殺人』、『足摺岬の殺人』を除く) 1992.11
- 清少納言殺人事件 1993.3
- 卒都婆小町が死んだ 1993.4
- 京都・グアム島殺人旅行 1993.9
- 京都・バリ島殺人旅行 1993.10
- 札幌雪まつりの殺人 1993.12
- 長良川鵜飼殺人事件 1994.7
- 殺人を見た九官鳥 1994.9
- 神戸殺人レクイエム 1995.9
祇園舞妓・小菊シリーズ
[編集]- 都おどり殺人事件 1985.11
- 京舞妓殺人事件 1986.4
- 京都花見小路殺人事件 1986.8
- 京都東山殺人事件 1987.4
- 伊豆修善寺殺人事件 1991.9
- 京都西大路通り殺人事件 1995.11
葬儀屋・石原明子シリーズ
[編集]- 赤い霊柩車 1990.11
- 華やかな誤算 1992.9
- 猫を抱いた死体 1993.6
- 毎月の脅迫者 1994.7
- 大江山鬼伝説殺人事件 1996.10
女検視官・江夏冬子シリーズ
[編集]- 京都殺人地図 1980.10 少女は密室で死んだ,偽装の殺人現場,消えた配偶者,水仙の花言葉は死,几帳面な殺人者,溺れた女,首のない死体,骨の証言
- 扇形のアリバイ 1984.5
- 京都二年坂殺人事件 1987.8
- 京都清水坂殺人事件 1988.8
- 長崎殺人物語 1991.9
- 故人の縊死により 1992.11
- 寒がりの死体 1994.10
- 宮崎旅行の殺人 1996.9
不倫調査員・片山由美シリーズ
[編集]- 十二秒の誤算 1994.4
看護婦・戸田鮎子シリーズ
[編集]- 殺人予告はリダイヤル 1992.6
- レンタル家族殺人事件 1993.3
- 流れ橋殺人事件
推理作家・池加代子シリーズ
[編集]- ゴールドコーストの遺品 1994.6
- ポケットベルに死の予告 1995.6
税関検査官・今井陽子シリーズ
[編集]- 大阪国際空港殺人事件 1987.7
推理作家・ニュースキャスター・矢村麻沙子シリーズ
[編集]- 京都の祭りに人が死ぬ 1981
- ガラスの棺 1983.5
- 京都島原殺人事件 1989.5
- 京都・博多殺人事件 1990.10
- 京都・浜名湖殺人事件 1992.1
- 小京都伊賀上野殺人事件 1993.3
- 娘道成寺殺人事件 1993.8
- 京都・沖縄殺人事件 1995.11
- 京都・出雲殺人事件 1994.6
- 龍野武者行列殺人事件(未完の遺作を西村京太郎が加筆し、完結させた) 1997.5
女子大生ホステス・小川麻子シリーズ
[編集]- 華やかな密室 1984.5
その他
[編集]- マラッカの海に消えた 1974.1
- 死体はクーラーが好き 1976.5
- 殺意のまつり 1976.10
- 残酷な旅路
- 恐怖の賀状
- 50パーセントの幸福
- 黒枠の写真
- 死者の掌
- 孤独な証言
- 殺意のまつり
- 黒の環状線 1976.12
- シガリロの罠 1977.4
- 鳥獣の寺 1977.12
- 幻の指定席 1978.12
- エジプト女王の棺 1980.11
- 京都の祭に人が死ぬ 1981.6
- 目撃者ご一報下さい 1982.6
- 京都花の寺殺人事件(『花の寺殺人事件』改題) 1983.10
- 花嫁は容疑者 1983.10
- 京都大原殺人事件 1984.6
- 三十三間堂の矢殺人事件 1984.7
- 黒百合の棺 1984.7
- 愛の海峡殺人事件 1984.9
- 小野小町殺人事件 1984.10
- こちら殺人現場ですが 1984.11
- 乳房のない死体 1984.11
- 恋盗人 1985.4
- 京都嵯峨野殺人事件 1985.8
- 小説 長谷川一夫 1985.8
- 京都不倫旅行殺人事件 1985.10
- 京都紫野殺人事件 1985.10
- 京都旅行殺人事件 1985.12
- 京都新婚旅行殺人事件 1986.1
- 京都化野殺人事件 1986.2
- 京都祇園殺人事件 1986.4
- 京都婚約旅行殺人事件 1986.7
- 京都離婚旅行殺人事件 1986.7
- 不倫家族殺人事件 1986.7
- 愛人旅行殺人事件(文庫版は『京都愛人旅行殺人事件』と改題) 1986.10
- 愛人旅行殺人事件
- 京都受胎旅行殺人事件
- 京都見合旅行殺人事件
- 京都婚前旅行殺人事件
- 京都葵祭殺人事件 1986.10
- 代理妻殺人事件 1986.11
- 京都再婚旅行殺人事件 1987.1
- 京都北白川殺人事件 1987.3
- 紫式部殺人事件 1987.5
- 妻たちのパスポート 1987.5
- 京都夏祭り殺人事件 1987.10
- 京都・神戸殺人事件 1987.10
- 京都紅葉寺殺人事件 1987.11
- 京都マネーゲーム殺人事件 1987.11
- 京都グルメ旅行殺人事件 1988.4
- 財テク夫人殺人事件 1988.6
- シンデレラの殺人銘柄 1988.7
- 恋の寺殺人事件 1989.6
- 京都貴船川殺人事件 1989.11
- 京都結婚指輪殺人事件 1990.3
- 京都三船祭り殺人事件(『京都嵐山殺人事件』の改題) 1990.8
- 愛の飛鳥路殺人事件 1991.1
- 愛の殺人気流 1991.1
- 京都・山口殺人旅行 1991.3
- 京都詩仙堂殺人事件 1991.9
- 山村美紗の京都の旅行 1991.9
- 愛の立待岬 1991.10
- 山陽路殺人事件 1992.1
- 京都花の艶殺人事件 1992.3
- 平家伝説殺人ツアー 1992.7
- 受験戦争殺人時代 1992.9
- 京都・金沢殺人事件 1992.10
- 失恋地帯 1992.10
- 伊勢志摩殺人事件 1993.7
- 山村美紗の事件簿 1993.10
- 夜の京都殺人迷路 1993.10
- 火の国殺人事件 1993.11
- 高知お見合いツアー殺人事件 1993.11
- 越前海岸殺人事件 1994.7
- 小樽地獄坂の殺人 1994.10
- 愛のキャンセル待ち 1995.4
- 愛の誤算
- 女の罠
- 人形寺殺人事件
- 愛のキャンセル待ち
- 偽装の回路
- 華やかな復讐
- 夜の都大路殺人事件 1995.11
- 愛の摩周湖殺人事件 1995.12
- 結婚ゲーム 1996.2
- 愛の危険地帯 1996.9
- 三千万円の花束 1997.7
- 在原業平殺人事件(未完の遺作を西村京太郎が加筆し、完結させた) 1997.7
- 五〇パーセントの幸福 1998.9
- 殺意のまつり
- 殺意の河
- 憎しみの回路
- 50パーセントの幸福
- 教科書
- 眼には眼を!
- 不用家族
- 竜飛岬殺人事件 1999.1
- 向日葵は死のメッセージ
- 京都観光旅行殺人事件
- 京都見合旅行殺人事件
- 長い髪の女
- 京都・宇治川殺人事件 2002.12
山村美紗長編推理選集
[編集]- 第二巻 1989.11
- 花の棺
- 百人一首殺人事件
- 第三巻 1989.12
- 愛の海峡殺人事件
- 鳥獣の寺
- 第一巻 1990.1
- マラッカの海に消えた
- エジプト女王の棺
- 第四巻 1990.1
- 黒の環状線
- 葉煙草の罠
- 第五巻 1990.1
- 燃えた花嫁
- 消えた相続人
- 第六巻 1990.1
- 京都大原殺人事件
- 京都鞍馬殺人事件
- 第七巻 1990.1
- 京都新婚旅行殺人事件
- 京都再婚旅行殺人事件
- 第八巻 1990.7
- 扇形のアリバイ
- 今日舞妓殺人事件
- 第九巻 1990.8
- 小野小町殺人事件
- 紫式部殺人事件
- 第十巻 1990.9
- 京都嵯峨野殺人事件
- 小京都連続殺人事件
エッセイ
[編集]- 美紗の恋愛推理学 1985.7
- 山村美紗の株の推理教室 1987.7
- ミステリーに恋をして 1992.9
脚本
[編集]映像化作品
[編集]多数の作品が映像化されている。『ミステリーの女王 山村美紗物語』や『作家探偵・山村美紗』シリーズでは浅野ゆう子が山村美紗役を演じた。
テレビ朝日
[編集]- 山村美紗サスペンスシリーズ(土曜ワイド劇場)
- 京都殺人案内(第1作)(1979年4月) - 主演 : 藤田まこと 製作 : 朝日放送、松竹
- 映画村殺人事件 愛の邪魔ものを消せ (1980年、5月24日) - 主演 : 田村正和 製作 : 朝日放送、東映、監督 : 中島貞夫
- 町村佐知子シリーズ(1988年10月 - 1991年4月) - 主演 : 岡江久美子
- 京都二年坂殺人事件(1990年11月17日) - 主演 : 秋野暢子 製作 : 朝日放送、東宝 ※検視官 江夏冬子シリーズ
- 推理小説作家・沢木麻沙子シリーズ(1992年9月 - 1995年4月) - 主演 : 伊藤蘭 製作 : テレビ朝日、東映
- 花の京都・美人姉妹の推理(1997年1月 - 1999年4月) - 主演:とよた真帆、千堂あきほ
- 京都お見合いツアー殺人事件(1997年11月1日・1998年6月6日) - 主演:森口博子
- 狩矢父娘シリーズ(2000年10月 - ) - 主演 : 藤谷美紀 、田村亮(狩矢警部)製作 : テレビ朝日、東映
- 舞妓さんは名探偵!(1988年10月 - 1990年4月) - 主演 : 酒井法子 製作 : テレビ朝日、東映
- 舞妓さんは名探偵!(1999年4月 - 6月) - 主演 : 酒井美紀 製作 : テレビ朝日、東映
- 名探偵キャサリン(2015年9月5日) - 主演 : シャーロット・ケイト・フォックス 製作 : テレビ朝日、UNION
日本テレビ
[編集]フジテレビ
[編集]- 京都サスペンス『京絵皿の秘密殺人』(1988年11月7日) - 主演 : マリアン 製作 : 関西テレビ ※キャサリンシリーズ
- 山村美紗京都サスペンス
- 水仙の花言葉は死「洛中洛外花ごよみ」(1990年4月23日) - 主演 : 眞野あずさ 製作 : 関西テレビ ※検視官 江夏冬子シリーズ
- 骨の証言(1990年12月17日) - 主演 : 眞野あずさ 製作 : 関西テレビ ※検視官 江夏冬子シリーズ
- 山村美紗サスペンス『死を呼ぶ醍醐の桜狩り 401号室の女』(1990年4月30日) - 主演 : ヒロコ・グレース 製作 : 関西テレビ ※キャサリンシリーズ
- 赤い霊柩車シリーズ(1992年3月 - 2023年3月) - 主演 : 片平なぎさ 製作 : フジテレビ、大映テレビ
- 京都花の艶殺人事件(1993年1月29日) - 主演:高樹沙耶 製作 : フジテレビ
- 京都祇園芸妓シリーズ(1996年3月 - 2001年11月) - 主演:高樹沙耶 製作 : フジテレビ、東映
- ニュースキャスター沢木麻沙子(1998年11月 - 2002年11月) - 主演:羽田美智子 製作 : フジテレビ、映像京都
- 京都女優シリーズ(1999年1月 - 2008年2月) - 主演:東ちづる 製作 : フジテレビ、東映
- 新・京都祇園芸妓シリーズ(2003年11月 - 2008年2月) - 主演:牧瀬里穂 製作 : フジテレビ、東映
- 京都・源氏物語殺人絵巻(2010年11月12日) - 主演:浅野ゆう子 製作 : フジテレビ
- 黒の滑走路(2012年1月 - 2014年5月・2019年3月) - 主演:浅野ゆう子 製作 : フジテレビ、FINE
- 小京都連続殺人事件(2012年5月 - 2014年5月・2019年2月) - 主演:浅野温子 製作 : フジテレビ、ホリプロ
- 女検視官・江夏冬子(2012年5月11日・2013年5月24日) - 主演:かたせ梨乃 製作 : フジテレビ
- 推理作家・池加代子(2012年5月18日・2013年7月26日) - 主演:名取裕子 製作 : フジテレビ、FCC
TBSテレビ
[編集]- 看護婦探偵 戸田鮎子(1994年7月 - 1995年3月) - 主演 : 斉藤由貴 製作 : TBS、テレパック
- 名探偵キャサリン(1996年4月 - 2006年8月) - 主演 : かたせ梨乃 製作 : TBS、テレパック
- 検視官江夏冬子(1997年6月 - 2001年8月) - 主演 : 萬田久子 製作 : TBS、泉放送
- 京舞妓殺人事件(2003年8月・2005年1月、月曜ミステリー劇場) - 主演 : 池上季実子(柳坂雪乃)、前田愛(小菊) 製作 : TBS、東映
- 狩矢警部シリーズ(2005年10月 - 2015年12月) - 主演 : 船越英一郎 製作 : TBS、東映
- 山村美紗没後10年特別サスペンスドラマ 京舞妓VS狩矢警部〜乱れ傘の舞殺人事件(2006年12月、月曜ゴールデン)※コラボ作品 - 主演 : 池上季実子・船越英一郎 製作 : TBS、東映
テレビ東京
[編集]- 不倫調査員・片山由美(2001年1月 - 2014年8月) - 主演 : 池上季実子 製作 : テレビ東京、BSジャパン、レオナ企画
- 看護師・戸田鮎子の推理カルテ(2012年7月 - 2013年10月) - 主演 : 本仮屋ユイカ 製作 : テレビ東京、BSジャパン
比較リスト
[編集]※不完全
日本テレビ | TBS | フジテレビ | テレビ朝日 | テレビ東京 | |
---|---|---|---|---|---|
キャサリンシリーズ | 『名探偵キャサリン』 (主演:かたせ梨乃) (希麻倫子 役) |
京都サスペンス (主演:マリアン) 山村美紗サスペンス (主演:ヒロコ・グレース) |
『名探偵キャサリン』 (主演:シャーロット・ケイト・フォックス) |
||
小京都連続殺人事件 (キャサリンシリーズ中一編) |
『小京都ミステリー』 (主演:片平なぎさ) (柏木尚子 役) |
『小京都連続殺人事件』 (主演:浅野温子) (円城椿 役) |
|||
祇園舞妓 小菊シリーズ | 『舞妓さんは名探偵!』 (主演:酒井美紀) |
||||
葬儀屋 石原明子シリーズ | 『赤い霊柩車シリーズ』 (主演:片平なぎさ) |
||||
女検視官 江夏冬子シリーズ | 『検視官江夏冬子』 (主演:萬田久子) |
山村美紗京都サスペンス (主演:眞野あずさ) 『女検視官・江夏冬子』 (主演:かたせ梨乃) |
『京都二年坂殺人事件』 (主演:秋野暢子) |
||
狩矢刑事(親子)シリーズ | 『狩矢警部シリーズ』 (主演:船越英一郎) |
『狩矢父娘シリーズ』 (主演:藤谷美紀) |
|||
不倫調査員・片山由美シリーズ | 『不倫調査員・片山由美』 (主演:池上季実子) | ||||
看護婦・戸田鮎子シリーズ | 『看護婦探偵 戸田鮎子』 (主演:斉藤由貴) |
『看護師・戸田鮎子の推理カルテ』 (主演:本仮屋ユイカ) | |||
推理小説作家・沢木麻沙子シリーズ | 『ニュースキャスター沢木麻沙子』 (羽田美智子) |
『京都・博多殺人事件』ほか (主演:伊藤蘭) |
舞台化作品
[編集]- 京都 都大路謎の花くらべ(2006年9月2日 - 9月24日、南座、主演:池畑慎之介、原作:京都西大路通り殺人事件)[16]
- 京都 花灯路 恋の耀き(2010年10月2日 - 17日、南座 / 10月19日 - 10月20日、浅草公会堂、主演:山村紅葉)
- 京都都大路迷宮の恋めぐり(2015年10月1日 - 18日、南座、主演:浅野ゆう子、原作:京都西大路通り殺人事件)[17]
ゲーム作品
[編集]アドベンチャーゲーム「山村美紗サスペンス」シリーズとして発売され、これらはいずれもシナリオを山村が担当している。
- 京都龍の寺殺人事件(ファミリーコンピュータ/MSX2 発売元:タイトー)
- 京都花の密室殺人事件(ファミリーコンピュータ 発売元:タイトー)
- 京都財テク殺人事件(ファミリーコンピュータ 発売元:ヘクト)
- 事件の謎に株取引の要素が絡んでくるアドベンチャーゲーム。
- 金盞花京絵皿殺人事件(PCエンジン 発売元:ナグザット)
- 京都鞍馬山荘殺人事件(3DO 発売元:パック・イン・ビデオ)
- 実写動画を使用したアドベンチャーゲーム。小川範子、西岡徳馬などが出演している。
- 2009年9月にはマーベラスエンターテイメントよりPSP版リメイクが発売されたが、実写ではなくシルエット状のポリゴンキャラクターに置き換えられている。
- DS山村美紗サスペンス 舞妓小菊・記者キャサリン・葬儀屋石原明子 古都に舞う花三輪 京都殺人事件ファイル(ニンテンドーDS 発売元:テクモ)
- 「DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ『京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠』」に続くシリーズ。娘の山村紅葉に似せたキャラクター・紅葉ちゃんが登場するクイズもある。
主なテレビ出演
[編集]関連出版
[編集]- 西村京太郎『女流作家』朝日新聞社、2000年、のち朝日文庫(Kindle版2014年)。自伝的小説
- 西村京太郎『華の棺』朝日新聞社、2006年、のち朝日文庫。続編
- 花房観音『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』西日本出版社、2020年
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 当時は享年62と報道された。作家として遅咲きを恥じ、エッセイで小説を書き始めた時期を3歳偽っていた[1]。
- ^ 日本エッセイスト・クラブ編『司馬サンの大阪弁』(P287 - P289・文藝春秋)に収録されている。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h 「価値観にあらがい続けた人生」京都新聞2020年8月5日朝刊9面
- ^ a b c d e f g h i j k l “推理作家の山村美紗さん急死”. zakzak. (1996年9月6日). オリジナルの1997年7月14日時点におけるアーカイブ。 2016年2月21日閲覧。
- ^ a b “PROFILE”. 山村美紗 Official Homepage. 2006年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月17日閲覧。
- ^ “木村汎さん死去、83歳 ロシア研究、正論大賞”. 産経デジタル. 2022年6月17日閲覧。
- ^ a b 西村京太郎(インタビュアー:網谷隆司郎)「嗜好と文化 vol.46 西村京太郎(3/3ページ)」『毎日新聞』 。2016年2月21日閲覧。
- ^ a b c 木村汎『日本エッセイスト・クラブ編 '97年版 ベストエッセイ集 司馬サンの大阪弁「弟から見た素顔の山村美紗」』文藝春秋、1997年7月、287-289頁。ISBN 978-4-16-353140-3。
- ^ a b “山村美紗さん涙の告別式”. zakzak. (1996年9月9日). オリジナルの1997年7月14日時点におけるアーカイブ。 2016年2月21日閲覧。
- ^ 山村巍 (2006年4月10日). “山村巍 略歴”. 山村巍(やまむらたかし) 画家としての出発. 2016年10月26日閲覧。
- ^ “山村巍さん死去 作家・故山村美紗さんの元夫、俳優山村紅葉さんの父”. 京都新聞社. (2022年8月7日) 2022年8月7日閲覧。
- ^ おもな作品は亡妻の肖像画で死別後一般女性と再婚した。
- ^ a b 林尚之 (2016年2月12日). “「2時間ドラマ裏女王」山村紅葉、母への感謝忘れず”. nikkansports.com 2016年2月21日閲覧。
- ^ “ミステリーの女王「山村美紗物語」”. DRAMA COMPLEX. 日本テレビ. 2016年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月21日閲覧。
- ^ https://web.archive.org/web/20200111032721/https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/jiken_jiko/ichiran/ichiran_10/kameari.files/TVP.pdf
- ^ 「マッサン」シャーロット、初の試み決定「とても光栄に思います」 - モデルプレス
- ^ a b 西村京太郎(インタビュアー:網谷隆司郎)「嗜好と文化 vol.46 西村京太郎(2/3ページ)」『毎日新聞』 。2016年2月21日閲覧。
- ^ “ミステリー作家、山村美紗の世界 舞台で 京都・南座”. 産経新聞. (2006年8月22日) 2015年8月23日閲覧。
- ^ “浅野ゆう子 京都南座で山村美紗さん原作舞台主演”. Sponichi Annex. (2015年8月22日) 2015年8月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- “山村美紗公式ホームページ”. 2006年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月29日閲覧。