大瀬戸町
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おおせとちょう 大瀬戸町 | |||||
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廃止日 | 2005年4月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 西彼町、大瀬戸町、西海町、大島町、崎戸町 → 西海市 | ||||
現在の自治体 | 西海市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 長崎県 | ||||
郡 | 西彼杵郡 | ||||
市町村コード | 42314-9 | ||||
面積 | 78.72 km2. | ||||
総人口 |
7,472人 (推計人口、2005年3月1日) | ||||
隣接自治体 | 長崎市、西彼杵郡西彼町、西海町、琴海町 | ||||
町の木 | ヤマモモ | ||||
町の花 | スイセン | ||||
大瀬戸町役場 | |||||
所在地 |
〒857-2302 長崎県西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷2222番地 | ||||
外部リンク | 大瀬戸町(アーカイブ版) | ||||
座標 | 北緯32度55分59秒 東経129度38分35秒 / 北緯32.93311度 東経129.64297度座標: 北緯32度55分59秒 東経129度38分35秒 / 北緯32.93311度 東経129.64297度 | ||||
ウィキプロジェクト |
大瀬戸町(おおせとちょう)は、1955年から2005年まで、長崎県の西彼杵半島西部���あった町。西彼杵郡に属していた。
2005年4月1日に西海町・西彼町・大島町・崎戸町と合併して西海市となり、自治体としては消滅した。
現在、旧大瀬戸町役場に市役所本館・市議会が設置されている。市制施行後の「西海市大瀬戸町」についても併せて述べる。
地理
[編集]角力灘(五島灘)に面する西彼杵半島西部の丘陵地、および松島をはじめとする角力灘に浮かぶ島々が町域である。町制施行時は半島中央の飯盛山を境に西彼町・琴海町と接し、北は西海町、南は外海町に隣接していた[1]。
町の東部には標高531mの飯盛山があり、照葉樹林やスギ・ヒノキ林に覆われた標高100-200mほどの丘陵地が海岸まで迫る。おもな河川は南部の雪浦川と北部の多以良川があり、それぞれ流域に細長い平野部がある。町の中央部である瀬戸地区は、半島部となった福島地区と松島によって波が遮られ、古くから港として利用されている。瀬戸港の目前には面積6.39km2の有人島・松島があり、周囲に小さな無人島が点在する。
五島灘を眺められる高台からは、北に大島・崎戸島・平戸島、西に五島列島、南に池島・伊王島・長崎半島を望むことができる。
沿革
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、西彼杵郡のうち後の町域にあたる瀬戸村、多以良村、松島村、雪浦村がそれぞれ単独村制にて成立する。
- 1928年(昭和3年)6月1日 - 瀬戸村が町制施行し瀬戸町となる[2]。
- 1955年(昭和30年)2月11日 - 瀬戸町、多以良村、松島村、雪浦村が合併し大瀬戸町となる。
- 2005年(平成17年)4月1日 - 西海町、西彼町、大島町、崎戸町と合併し市制施行。西海市が発足し、大瀬戸町は自治体として消滅。
地域
[編集]地名
[編集]郷を行政区域とする。大字は設置していないが、郷の名称に旧自治体名を冠する。
- 雪浦(旧雪浦村)
- 奥浦郷
- 上郷
- 久良木郷
- 河通郷(ごうつう)
- 幸物郷(こうぶつ)
- 小松郷
- 下郷
- 下釜郷(しものかま)
- 瀬戸(旧瀬戸町)
- 板浦郷
- 樫浦郷
- 下山郷(したのやま)
- 西浜郷
- 羽出川郷(はでがわ)
- 東浜郷
- 福島郷
- 多以良(旧多以良村)
- 内郷
- 外郷
- 松島(旧松島村)
- 内郷
- 外郷
教育
[編集]2005年(平成17年)の西海市制施行に伴い、町立小・中学校は全て西海市立に移行した。
高等学校
[編集]中学校
[編集]- 大瀬戸中学校
- 1975年(昭和50年)に雪浦・瀬戸・多以良・松島の4校を統合した。
小学校
[編集]- 雪浦小学校
- 幸物分校
- 瀬戸小学校
- 多以良小学校
- 松島小学校
- 西海市制施行後の2013年(平成25年)に雪浦小学校幸物分校・瀬戸・多以良・松島の各4校を統合し西海市立大瀬戸小学校となった。
交通
[編集]道路
[編集]バス
[編集]- さいかい交通(子会社化前は長崎自動車)
姉妹都市・提携都市
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]- ホゲット石鍋製作所遺跡[3][4]
- 雪浦川 - 河川公園・雪浦ダム・つがね落としの滝
- 音浴博物館
- 雪浦海水浴場
- 尻久砂里浜
- 柳の浜海水浴場
- 遠見山展望所
- 電源開発松島火力発電所
- 外平海水浴場(ぜぜが浜)
大瀬戸町出身の著名人
[編集]- 堀川安市 - 教員・自然史研究家。日本と台湾の自然史研究で功績を残した。旧雪浦村出身。
参考文献
[編集]- 角川日本地名大辞典 42 長崎県
- 財団法人日本離島センター編『日本の島ガイド SHIMADAS』ISBN 4-931230-22-9
脚注
[編集]- ^ 外海町は2005年1月4日、琴海町は2006年1月4日に長崎市へ編入。
- ^ 長崎縣告示第三百三十八號 西彼杵郡瀬戸村を瀬戸町となすの件 長崎県公報 昭和3年5月30日付号外
- ^ 国指定の天然記念物。瀬戸羽出川郷に所在。古代から中世にかけて滑石(かっせき)製石鍋を生産していたとされる遺跡。「ホゲット」とは、九州地方の方言のひとつである「ほげる」が転化したもので、当遺跡周辺の小字にホゲットウを称する地域が存在する。
※参考地図:長崎県西海市大瀬戸町瀬戸羽出川郷 ホゲット石鍋製作所遺跡 地理院地図(電子国土Web) - ^ ホゲット石鍋製作所遺跡 文化遺産オンライン
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 大瀬戸町(2005/03/16アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- 西彼北部地域合併協議会(2005/06/10アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- 西海市