コンテンツにスキップ

大瀬戸町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2024年4月14日 (日) 17:30; ReneeWrites (会話 | 投稿記録) による版(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
おおせとちょう
大瀬戸町
雪浦海水浴場
大瀬戸町旗
大瀬戸町章
大瀬戸町章
大瀬戸町旗 大瀬戸町章
廃止日 2005年4月1日
廃止理由 新設合併
西彼町大瀬戸町西海町大島町崎戸町 → 西海市
現在の自治体 西海市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
西彼杵郡
市町村コード 42314-9
面積 78.72 km2.
総人口 7,472
推計人口、2005年3月1日)
隣接自治体 長崎市、西彼杵郡西彼町西海町琴海町
町の木 ヤマモモ
町の花 スイセン
大瀬戸町役場
所在地 857-2302
長崎県西海市大瀬戸町瀬戸樫浦郷2222番地
外部リンク 大瀬戸町(アーカイブ版)
座標 北緯32度55分59秒 東経129度38分35秒 / 北緯32.93311度 東経129.64297度 / 32.93311; 129.64297座標: 北緯32度55分59秒 東経129度38分35秒 / 北緯32.93311度 東経129.64297度 / 32.93311; 129.64297
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

大瀬戸町(おおせとちょう)は、1955年から2005年まで、長崎県西彼杵半島西部���あった西彼杵郡に属していた。

2005年4月1日西海町西彼町大島町崎戸町と合併して西海市となり、自治体としては消滅した。

現在、旧大瀬戸町役場に市役所本館・市議会が設置されている。市制施行後の「西海市大瀬戸町」についても併せて述べる。

地理

[編集]

角力灘(五島灘)に面する西彼杵半島西部の丘陵地、および松島をはじめとする角力灘に浮かぶ島々が町域である。町制施行時は半島中央の飯盛山を境に西彼町琴海町と接し、北は西海町、南は外海町に隣接していた[1]

町の東部には標高531mの飯盛山があり、照葉樹林やスギ・ヒノキ林に覆われた標高100-200mほどの丘陵地が海岸まで迫る。おもな河川は南部の雪浦川と北部の多以良川があり、それぞれ流域に細長い平野部がある。町の中央部である瀬戸地区は、半島部となった福島地区と松島によって波が遮られ、古くから港として利用されている。瀬戸港の目前には面積6.39km2の有人島・松島があり、周囲に小さな無人島が点在する。

五島灘を眺められる高台からは、北に大島崎戸島平戸島、西に五島列島、南に池島伊王島長崎半島を望むことができる。

沿革

[編集]
旧・大瀬戸町役場。2005年から西海市役所本館として利用されている

地域

[編集]

地名

[編集]

を行政区域とする。大字は設置していないが、郷の名称に旧自治体名を冠する。

雪浦(旧雪浦村
  • 奥浦郷
  • 上郷
  • 久良木郷
  • 河通郷(ごうつう)
  • 幸物郷(こうぶつ)
  • 小松郷
  • 下郷
  • 下釜郷(しものかま)
瀬戸(旧瀬戸町
  • 板浦郷
  • 樫浦郷
  • 下山郷(したのやま)
  • 西浜郷
  • 羽出川郷(はでがわ)
  • 東浜郷
  • 福島郷
多以良(旧多以良村
  • 内郷
  • 外郷
松島(旧松島村
  • 内郷
  • 外郷

教育

[編集]

2005年(平成17年)の西海市制施行に伴い、町立小・中学校は全て西海市立に移行した。

高等学校

[編集]

中学校

[編集]
  • 大瀬戸中学校
    1975年(昭和50年)に雪浦・瀬戸・多以良・松島の4校を統合した。

小学校

[編集]
  • 雪浦小学校
    • 幸物分校
  • 瀬戸小学校
  • 多以良小学校
  • 松島小学校
    西海市制施行後の2013年(平成25年)に雪浦小学校幸物分校・瀬戸・多以良・松島の各4校を統合し西海市立大瀬戸小学校となった。

交通

[編集]

道路

[編集]

バス

[編集]

姉妹都市・提携都市

[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集]
  • ホゲット石鍋製作所遺跡[3][4]
  • 雪浦川 - 河川公園・雪浦ダム・つがね落としの滝
  • 音浴博物館
  • 雪浦海水浴場
  • 尻久砂里浜
  • 柳の浜海水浴場
  • 遠見山展望所
  • 電源開発松島火力発電所
  • 外平海水浴場(ぜぜが浜)

大瀬戸町出身の著名人

[編集]
  • 堀川安市 - 教員・自然史研究家。日本と台湾の自然史研究で功績を残した。旧雪浦村出身。

参考文献

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 外海町は2005年1月4日、琴海町は2006年1月4日に長崎市へ編入。
  2. ^ 長崎縣告示第三百三十八號 西彼杵郡瀬戸村を瀬戸町となすの件 長崎県公報 昭和3年5月30日付号外
  3. ^ 国指定の天然記念物。瀬戸羽出川郷に所在。古代から中世にかけて滑石(かっせき)製石鍋を生産していたとされる遺跡。「ホゲット」とは、九州地方の方言のひとつである「ほげる」が転化したもので、当遺跡周辺の小字にホゲットウを称する地域が存在する。
    ※参考地図:長崎県西海市大瀬戸町瀬戸羽出川郷 ホゲット石鍋製作所遺跡 地理院地図(電子国土Web)
  4. ^ ホゲット石鍋製作所遺跡 文化遺産オンライン

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]