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'''独断主義'''('''どくだんしゅぎ'''、独:Dogmatismus)とは、絶対的な明証性をもつとされる基本的原理([[ドグマ]])を根底におき、そこから世界の構造を明らかにしようとする主義である。[[ドグマ]]とは元来宗教上真理と宣言された教義をいう。独断主義は、主に[[懐疑主義]]や[[認識]]の側の用語であり、[[神]]などの超越者を前提とする[[形而上学]]、[[存在論的形而上学]]、[[神学]]論などに対していわれ、[[オカ���ティズム]]、現代では[[擬似科学]]に対していわれることもある。このとき[[ドグマ]]は思いなし([[ドクサ]])とほぼ同義に扱われる
'''独断主義'''(どくだんしゅぎ、独:Dogmatismus)とは、絶対的な明証性をもつとされる基本的原理([[ドグマ]])を根底におき、そこから世界の構造を明らかにしようとする主義である。独断論とも。


[[ドグマ]]とは元来宗教上真理と宣言された教義をいう。
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独断主義は、[[認識論]]における[[懐疑主義]]に対立する見解である。[[カント]]が当時のドイツの講壇哲学において支配的であった[[ゴットフリート・ライプニッツ|ライプニッツ]]=[[クリスチャン・ヴォルフ|ヴォルフ]]派哲学を批判するために用いたことに始まる用語で、自身の批判哲学を確立した前に、自身がかつて所属していた当該学派における状態を「独断論のまどろみ」と比喩的に呼んだ。
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2022年10月7日 (金) 17:11時点における最新版

独断主義(どくだんしゅぎ、:dogmatism, :Dogmatismus)とは、絶対的な明証性をもつとされる基本的原理(ドグマ)を根底におき、そこから世界の構造を明らかにしようとする主義である。独断論とも。

ドグマとは元来宗教上真理と宣言された教義をいう。

独断主義は、認識論における懐疑主義に対立する見解である。カントが当時のドイツの講壇哲学において支配的であったライプニッツヴォルフ派哲学を批判するために用いたことに始まる用語で、自身の批判哲学を確立した前に、自身がかつて所属していた当該学派における状態を「独断論のまどろみ」と比喩的に呼んだ。

そこから、などの超越者を前提とする形而上学存在論的形而上学のみならず、神学論などに対していわれるようになった。

オカルティズム、現代では疑似科学に対していわれることもあるが、このときドグマは思いなし(ドクサ)とほぼ同義に扱われる。

関連項目

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