鈴木宗男のソースを表示

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{{存命人物の出典明記|date=2010年9月}}
{{政治家
| 人名 = 鈴木 宗男
| 各国語表記 = すずき むねお
| 画像 = Muneo Suzuki (cropped).jpg
| 画像サイズ = 250px
| 画像説明 = ロシアで会談する鈴木（2023年10月3日）
| 国略称 = {{JPN}}
| 生年月日 = {{生年月日と年齢|1948|1|31}}
| 出生地 = {{JPN}} [[北海道]][[中川郡 (十勝国)|中川郡]][[西足寄町|西足寄村]]大誉地<br>（現・[[足寄郡]][[足寄町]]）
| 没年月日 = 
| 死没地 = 
| 出身校 = [[拓殖大学]]政経学部卒業
| 前職 = [[中川一郎]]衆議院議員秘書
| 現職 = 
| 所属政党 = （[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]<small>（無派閥→[[平成研究会|竹下派]]）</small>→）<br>（[[無所属]]→）<br>（[[新党大地]]→）<br>（[[新党大地 (2012-)|新党大地・真民主]]→）<br>（新党大地→）<br>（[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]{{refnest|group=注|新党大地との二重党籍}}→）<br>新党大地
| 称号・勲章 = [[学士（政治学）|政治学士]]（拓殖大学・[[1970年]]）
| 配偶者 = 鈴木典子
| 子女 = 鈴木一郎（長男）<br>鈴木行二（次男）<br>[[鈴木貴子 (政治家)|鈴木貴子]]（長女）
| 親族（政治家） = 
| 宗教 = 
| サイン = 
| ウェブサイト = https://muneo.jp
| サイトタイトル = 鈴木宗男公式WEBSITE
| 国旗 = JPN
| 職名 = 第66代 [[北海道開発庁#歴代の北海道開発庁長官等|北海道開発庁長官]]<br>第35代 [[沖縄振興局#歴代の沖縄開発庁長官等|沖縄開発庁長官]]<br>[[沖縄担当大臣]]
| 内閣 = [[第2次橋本内閣 (改造)|第2次橋本改造内閣]]
| 就任日 = [[1997年]][[9月11日]]
| 退任日 = [[1998年]][[7月30日]]
| 国旗2 = JPN
| 職名2 = [[内閣官房副長官|内閣官房副長官（政務担当）]]
| 内閣2 = [[小渕内閣]]<br>[[小渕内閣 (第1次改造)|小渕第1次改造内閣]]
| 就任日2 = 1998年7月30日
| 退任日2 = [[1999年]][[10月5日]]
| 国旗3 = JPN
| 職名3 = [[日本の国会議員#参議院議員|参議院議員]]
| 選挙区3 = [[参議院比例区|比例区]]
| 当選回数3 = 1回
| 就任日3 = [[2019年]][[7月29日]]
| 退任日3 = 現職
| 国旗4 = JPN
| 職名4 = [[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]]
| 選挙区4 = （[[北海道第5区 (中選挙区)|旧北海道5区]]→）<br>[[比例北海道ブロック]]
| 当選回数4 = 8回
| 就任日4 = [[1983年]][[12月19日]]
| 退任日4 = [[2003年]][[10月10日]]<br>[[2005年]][[9月12日]] - [[2010年]][[9月15日]]
| その他職歴1 = [[ファイル:Japan Innovation Party.svg|50px]] [[日本維新の会 (2016-)#国会議員団役員|日本維新の会副代表]]<br>'''（代表：[[馬場伸幸]]）''' '' ''
| 就任日6 = [[2021年]][[11月30日]]<ref>{{Cite video|people=日本維新の会|date=2021-11-30|title=2021年11月30日（火） 日本維新の会 新役員による記者会見|url=https://www.youtube.com/watch?time_continue=79&v=SB1cielj6go&embeds_referring_euri=https%3A%2F%2Fo-ishin.jp%2F&source_ve_path=MTM5MTE3LDIzODUx&feature=emb_title|accessdate=2023-08-02}}</ref>
| 退任日6 = [[2023年]][[10月10日]]
| その他職歴2 = [[新党大地]]代表
| 就任日7 = [[2005年]][[8月18日]]
| 退任日7 = 現職
}}
'''鈴木 宗男'''（すずき むねお、[[1948年]]〈[[昭和]]23年〉[[1月31日]] - ）は、[[日本]]の[[政治家]]。[[日本の国会議員#参議院議員|参議院議員]]（1期）、[[地域政党]][[新党大地]]代表。

[[北海道開発庁#歴代の北海道開発庁長官等|北海道開発庁長官]]（第[[第2次橋本内閣 (改造)|66]]代）、[[沖縄振興局#歴代の沖縄開発庁長官等|沖縄開発庁長官]]（第[[第2次橋本内閣 (改造)|35]]代）、[[沖縄担当大臣]]（[[第2次橋本内閣 (改造)|第2次橋本改造内閣]]）、[[内閣官房副長官]]（[[小渕内閣]]・[[小渕内閣 (第1次改造)|小渕第1次改造内閣]]）、[[防衛省|防衛]][[政務次官]]（[[宇野内閣]]・[[第1次海部内閣]]・[[宮澤内閣 (改造)|宮澤改造内閣]]）、[[外務省|外務]]政務次官（[[第2次海部内閣 (改造)|第2次海部改造内閣]]）、[[参議院]][[懲罰委員会#参議院|懲罰委員長]]、同[[沖縄及び北方問題に関する特別委員会#参議院の歴代委員長|沖縄及び北方問題に関する特別委員長]]、[[衆議院]][[外務委員会|外務委員長]]、同[[議院運営委員会#歴代の議員運営委員長|議院運営委員長]]、同[[沖縄及び北方問題に関する特別委員会#衆議院の歴代委員長|沖縄及び北方問題に関する特別委員長]]、[[日本の国会議員#衆議院議員|衆議院議員]]（8期）、[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]国会議員団副代表、同北海道総支部代表、[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]総務局長、同[[自由民主党幹事長#補佐職|副幹事長]]、同国防部会長などを歴任<ref>{{Cite web|和書|url=https://muneo.jp/#keireki|title=鈴木宗男のプロフィール|accessdate=2023-08-02|website=鈴木宗男公式WEBSITE}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.jiji.com/sp/giin?d=3f25c3b7e9b589386a969e437a8322d2&c=san|title=国会議員情報　鈴木 宗男（すずき むねお）|accessdate=2023-08-02|newspaper=時事ドットコム|publisher=[[時事通信社]]}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://o-ishin.jp/member/detail/suzuki_muneo.html|title=鈴木 宗男|accessdate=2023-10-10|publisher=日本維新の会|archiveurl=https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12928922/o-ishin.jp/member/detail/suzuki_muneo.html|archivedate=2023-07-12}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://kachimai.jp/article/index.php?no=501677|title=維新の会北海道総支部設立　代表は鈴木宗男氏|date=2020-03-30|accessdate=2023-10-10|newspaper=[[十勝毎日新聞]]電子版|publisher=十勝毎日新聞社}}</ref>。

== 概要 ==
[[北海道開発庁|北海道開発庁長官]]（[[第2次橋本内閣 (改造)|第66代]]）、[[沖縄振興局#歴代の沖縄開発庁長官等|沖縄開発庁長官]]（[[第2次橋本内閣 (改造)|第35代]]）、[[内閣官房副長官]]（[[小渕内閣]]・[[小渕内閣 (第1次改造)|小渕第1次改造内閣]]）などを歴任した。また、[[ロシア]]と深い関係を持ち、[[国後島]]の「[[日本人とロシア人の友好の家]]」の建設に関わった。

2002年の[[鈴木宗男事件#国後島ディーゼル発電施設事件|国後島ディーゼル発電施設事件]]など様々な汚職である[[鈴木宗男事件]]において逮捕されたことにより、自民党を離党し、2005年には新党大地を立ち上げ、同年9月の衆院選で国政に復帰。

2009年8月の衆院選でも当選し、[[最高裁判所 (日本)|最高裁]]に[[上告]]していたが、[[2010年]]9月7日付で上告が[[棄却]]され、異議申し立ても9月15日付で退けられたため、[[懲役]]2年・追徴金1100万円の[[実刑]]が確定し、9月16日に議員退職および衆院外務委員長を退職<ref name="kanpou">『官報』第5404号9ページ「衆議院 議員退職」「衆議院 常任委員長退職」、2010年9月27日</ref>、1年間[[収監]]された。
{{See|鈴木宗男事件}}

2019年、参議院選挙で[[参議院比例区]]に日本維新の会から立候補し当選、9年ぶりに国政復帰を果たした。

元新党大地・[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]議員で<ref>{{Cite web|和書|title=民主除籍の鈴木貴子衆院議員、「約束反故にしたのは民主党」と反発 |url=https://www.sankei.com/article/20160302-KDKP65KUCNNNJP2JAVD6DWYOVU/ |website=産経ニュース |date=2016-03-02 |accessdate=2022-03-13 |language=ja |first=SANKEI DIGITAL |last=INC}}</ref>、現自民党衆議院議員の[[鈴木貴子 (政治家)|鈴木貴子]]は長女<ref>{{Cite news|url=http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/471011.html |title=鈴木貴子氏が初登院　新党大地、繰り上げ当選|date=2013年6月3日|accessdate=2013年6月4日|newspaper=北海道新聞|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130608015551/http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/471011.html|archivedate=2013-06-08}}</ref>。

== 来歴 ==
[[1948年]]（昭和23年）1月31日、[[北海道]][[中川郡 (十勝国)|中川郡]][[西足寄町|西足寄村]]（現：[[足寄郡]][[足寄町]]）大誉地で、[[農家]]の次男として出生した。

[[1966年]]（昭和41年）3月、[[北海道足寄高等学校]]卒業<ref name=":0" />。同年4月、[[拓殖大学]]政経学部に入学。

1968年（昭和43年）7月の参議院議員選挙の全国区に[[石原慎太郎]]が[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]公認で立候補した際、鈴木は石原の選挙参謀の[[飯島清]]との縁により、陣営で手伝をした<ref>{{Cite web|和書| author=鈴木宗男 | url=https://hanada-plus.jp/articles/939 | title=追悼・石原慎太郎先生 | publisher=Hanadaプラス | date=2022-02-03 | accessdate=2023-10-10 }}</ref>。

[[1969年]]（昭和44年）9月、大学在学中に<ref name=":0" />、[[十勝支庁]][[広尾郡]][[広尾町]]出身で、[[保守]]系がひしめいていた[[北海道第5区 (中選挙区)|旧北海道5区]]選出の[[中川一郎]]衆議院議員の[[公設秘書|秘書]]を務める。1970年（昭和45年）3月、卒業<ref name=":0" />。

=== 自由民主党時代 ===
==== 中川昭一との対立・当選による追加公認 ====
総裁選後間もない1983年（昭和58年）1月9日、中川が札幌パークホテル10階1022号室バスルームにて死去（当初死因は「急性心筋梗塞」と発表も、2日後に「自殺」に訂正）。

同年12月、[[第37回衆議院議員総選挙]]で中川が生前に立候補していた[[中選挙区制|中選挙区]]時代の[[北海道第5区 (中選挙区)|北海道5区]]（定数5）から、[[自由民主党 (日本)|自民党]]の公認を得られず[[保守]]系[[無所属]]で立候補。9人立候補者がいたが、自民党の公認を得た中川の長男である[[中川昭一|昭一]]（一位当選）と骨肉の争いを演じ、激戦の末4位で35歳で初当選<ref name=":0" />（当選同期には[[田中直紀]]・[[熊谷弘]]・[[二階俊博]]・[[野呂田芳成]]・[[衛藤征士郎]]・[[金子原二郎]]・[[田中秀征]]・[[尾身幸次]]・[[北川正恭]]・[[町村信孝]]・[[自見庄三郎]]・[[大島理森]]・[[野呂昭彦]]・[[甘利明]]など）。初当選後、自民党の[[中曽根康弘]][[自由民主党総裁|総裁]]から[[追加公認]]され、自民党に入党した。

[[魚住昭]]の『[[渡邉恒雄]] メディアと権力』（講談社）によると、昭一が立候補していたため、読売新聞グループの渡邉に立候補を断念するよう迫られ、鈴木が断ると[[報道機関|マスメディア]]に大々的に鈴木批判の記事が掲載されたという。また、同書によれば、鈴木側は「中川先生は世襲に否定的であった」という大義を下に出馬を決断したとしている。

中選挙区時代の北海道5区は、定数5に対し、[[日本社会党]]が（単独推薦を含め）最後まで3人の候補を立て続けた唯一の選挙区（3人当選する場合もあった）であった。社会党は3人に地盤を三分させ、釧路市を地盤にした候補には[[岡田利春]]がいた。昭一との遺恨、自ら「中川一郎先生の応援をえて最年少道議として政界デビュー」と語る保守系無所属の[[武部勤]]の参戦もあって、毎回自民3候補（鈴木が当選してからは4候補）対社会党3候補の激戦が、日本一面積の広い選挙区（都道府県面積第2位の[[岩手県]]よりも広く、[[四国]]一島に相当）で繰り広げられた。

1989年（平成元年）6月に[[宇野内閣]]で[[防衛省|防衛]][[政務次官]]に就任<ref name=":0" />。同年8月の[[第1次海部内閣]]で防衛政務次官2期目を務める<ref name=":0" />。

==== 田中派入会 ====
当選後はしばらく無派閥を続けていたが、北村は[[羽田孜]]・[[小沢一郎]]らと[[改革フォーラム21]]旗揚げし更に集団離党で[[新生党]]結成。鈴木は北村が離脱した[[1993年]]に[[平成研究会|経世会（小渕派）]]に加入。加入以前より[[木曜クラブ|田中派]]→竹下派幹部の[[金丸信]]を、金丸信の引退後は当選回数の近い衆議院議員である[[野中広務]]を師と仰ぎ、「野中・鈴木ライン」で政界を叩き上げた。叩き上げの手法の中には、[[大蔵省]]への陳情の際に[[北勝海信芳|北勝海]]を同席させたり、[[リクルート事件]]で[[竹下登]]が辞意を表明した後に後継総裁選定が難航した際に、早くから[[宇野宗佑]]が後継であると断言するなど、従来の政治家の常識を超えた行動が目立っていた{{要出典|date=2021年11月}}。

同年6月に[[宮澤内閣 (改造)|宮澤改造内閣]]で防衛政務次官3期目<ref name=":0" />。

1996年の小選挙区制導入で[[北海道第5区 (中選挙区)|旧5区]]は[[北海道第11区|11区]]（[[十勝総合振興局|十勝支庁]]）、[[北海道第12区|12区]]（[[網走支庁]]・その後区域変更）、[[北海道第7区|13区]]（[[釧路支庁]]・[[根室支庁]]、''現在は[[北海道第7区|「7区」に区域名変更]]''）に分割され、11区は中川、12区は武部の地盤となった。13区は北村の地盤であったが、北村自身は最大野党[[新進党]]の結党に参加していた。鈴木は自民党候補者が不在となっていた13区に国替えした。

鈴木にとって[[中選挙区制|中選挙区]]時代から[[小選挙区制|小選挙区]]移行後の今日でも十勝支庁は地盤として強固であったが、国替えに伴い、それまで縁の薄かった[[釧路市]]に家を構えたことに関し、嫌悪感を持った釧路市民も多いと伝えられる。国替え直後の[[第41回衆議院議員総選挙|総選挙]]では、釧路市を大票田とする北海道13区では自民党を離れながらも酪農業を中心に保守層を押さえた北村に敗れ、[[重複立候補制度|重複立候補]]していた[[比例北海道ブロック|比例代表北海道ブロック]]で復活当選した。

選挙区の国替え後、基本的には十勝支庁の土建業者の支持を中心に受けつつ、補助的には自民党代議士が永く不在なため基盤整備の遅れた道東の中心都市・釧路市を含む釧根（釧路支庁・根室支庁）、特にこれまで独自の[[日本の国会議員|国会議員]]を持ったことがない根室支庁では建設業界に支持が根強い。ライバルの北村が酪農家を地盤としたのに対し、鈴木は岡田利春の基盤であった漁業関連へと食い込み、「海関連」で強固な人脈を築いた。

==== 初入閣 ====
[[ファイル:Muneo Suzuki 1997.jpg|サムネイル|北海道開発庁長官・沖縄開発庁長官就任に際し公表された肖像写真]]
[[1997年]]9月発足の[[第2次橋本内閣 (改造)|第2次橋本改造内閣]]に[[北海道開発庁|北海道開発庁長官]]・[[沖縄開発庁|沖縄開発庁長官]]として、49歳の時に初入閣<ref name=":0" />。[[1998年]]6月には現職閣僚として初めて[[国後島|国後]]、[[択捉島|択捉]]両島を訪問した。同年7月発足の[[小渕内閣]]では閣僚経験者ながら[[内閣官房副長官]]に抜擢された<ref name=":0" />。1999年に小渕内閣・森内閣で自民党総務局長に就任<ref name=":0" />。

'''プーチン大統領との初対面'''
[[image:Vladimir Putin 25 March 2001-7.jpg|thumb|300px|2001年3月、[[森喜朗]]首相、[[小池百合子]]議員らと[[ウラジーミル・プーチン]][[ロシア連邦大統領|大統領]]に会う鈴木宗男自民党総務局長（中央）]]
2000年ロシア連邦大統領に初就任したプーチンが就任後に会った初めての外国の政治家である<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=鈴木宗男公式WEBSITE |url=https://muneo.jp/ |website=鈴木宗男のWEBSITE |accessdate=2022-03-13 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://president.jp/articles/-/46409?page=3|title=｢恩人を裏切るなら出世させる｣そんな誘いに若きプーチンはどう応じたか 佐藤優｢だから彼は独裁者になれた｣|publisher=PRESIDENT Online（プレジデントオンライン）|date=2021-05-29|access-date=2023-03-15}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://muneo.jp/#seisaku|title=鈴木宗男の政策 北方領土問題を解決|publisher=鈴木宗男|accessdate=2023-03-15}}</ref>。2002年に[[議院運営委員会|衆議院議員運営委員会委員長]]に就任<ref name=":0" />。

=== 疑惑による自民党離党・起訴・落選 ===
{{Main|鈴木宗男事件}}
[[2002年]][[2月4日]]、NGO出席問題を巡って[[田中眞紀子]][[外務大臣 (日本)|外務大臣]]と対立する形で[[衆議院]]議院運営委員長を辞任。9日後の[[2月13日]]、[[国後島]]の「[[日本人とロシア人の友好の家]]」（いわゆる'''ムネオハウス'''）の建設をめぐる疑惑を発端として、数々の疑惑が浮上。

[[2月20日]]に[[参考人]]招致、[[3月11日]]に[[証人喚問]]を受けたが明白な答弁は���けた。一切の疑惑に対して曖昧な釈明に終始したことにより、[[社会民主党 (日本 1996-)|社民党]]の[[辻元清美]]議員から「もう、ど忘れ禁止法を適用したい」「あなたはねぇ、疑惑のデパート言われてますけど'''疑惑の総合商社'''なんですよ!」と批判を受けた（辻元は7年後の[[2009年]]に[[外務委員会]]で「（自分が追及した案件については）[[裁判]]でもその事実は出ておらず、確証がなかった。そのような言葉遣いをしたことを反省している」と陳謝している）。

[[3月15日]]、自民党を離党。さらに3か月後の[[6月19日]]、やまりん事件の[[賄賂罪#あっせん収賄罪|あっせん収賄]]容疑を理由として衆議院[[本会議]]にて[[逮捕許諾請求]]が可決され[[逮捕 (日本法)|逮捕]]された。

[[6月21日|21日]]、衆議院本会議で[[議員辞職勧告決議]]が可決されたが、議員辞職はしなかった。

[[7月20日]]、あっせん収賄罪で[[起訴]]。証人喚問において島田建設事件とモザンビーク事件に絡んだ証言が偽証として[[9月13日]]に[[議院における証人の宣誓及び証言等に関する法律]]（議院証言法）違反で、また、[[政治資金規正法]]違反の罪でも併せて起訴された。

[[2003年]]9月、[[第43回衆議院議員総選挙]]の直前に[[保釈]]（2002年12月と2003年4月に保釈を申請しているが「罪証隠匿の恐れがある」として却下された）。その後衆議院本会議に出席。議員辞職勧告決議がされた国会議員が決議を無視して登院したのは初めてのことであった。

同年10月、[[胃癌|胃がん]]を手術した。

[[2004年]]の[[第20回参議院議員通常選挙]]に北海道選挙区から[[無所属]]で立候補するも落選（得票数48万5382票）。

2004年11月5日、[[東京地方裁判所]]での第一審で受託収賄・あっせん収賄・政治資金規正法違反・議院証言法違反の4件で有罪となり、「[[懲役]]2年の[[実刑]]、追徴金1,100万円」の[[判決 (日本法)|判決]]が下された。鈴木は一連の事件を全て否定した上で、「[[国策捜査]]」と批判し即日[[控訴]]した。

2008年2月26日、[[東京高等裁判所]]においても控訴[[棄却]]となり、即日[[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]に[[上告]]した。

=== 新党大地代表・議員復帰 ===
[[2005年]]8月18日、[[松山千春]]とともに[[新党大地]]を結成し、代表に就任。9月の[[第44回衆議院議員総選挙]]に北海道ブロックでの比例1位候補として立候補して当選、衆議院議員復帰を果たした（2004年参議院選挙で鈴木の獲得票数から勘定すれば新党大地は北海道比例ブロックでの1議席の確保が見込まれていた。2005年衆院選は自民党による刺客候補が世間を騒がせた選挙であったため、鈴木が逆に刺客として[[中川昭一]]の[[北海道第11区|北海道11区]]や[[武部勤]]の[[北海道第12区|北海道12区]]等の自民党大物議員の選挙区に立候補することも浮上したが、新党大地が[[公職選挙法]]上の[[政党]]でなかったために鈴木は[[重複立候補制度|重複立候補]]ができず、比例名簿1位記載の比例単独候補となった（新党大地ではなく、自民系反[[郵政民営化]]政党であり北海道比例ブロックに候補者を一人も擁立していなかった[[国民新党]]であれば政党要件があるため、北海道比例ブロックでの比例1位と選挙区での重複立候補が可能ではあった）。

当選後の[[第163回国会|特別国会]]での[[内閣総理大臣指名選挙|首班指名選挙]]では[[小泉純一郎]]に投票、再提出された[[郵政民営化法|郵政民営化法案]]には反対票を投じた。その当時再び胃がんとなり、再手術したと[[2006年]]9月19日の『[[最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学]]』で告白した。

2006年9月26日の首班指名選挙では[[民主党代表]]の[[小沢一郎]]に投票。また10月22日には30分間小沢と会談し[[第16回統一地方選挙|統一地方選挙]]や参議院議員選挙での協力を約束したが、[[2007年]]7月の[[第21回参議院議員通常選挙]]で[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]の支援を受けた新党大地推薦候補が落選したことから民主党との選挙協力を白紙に戻し、自民・民主両党との間で是々非々のスタンスを取ると表明。

[[2008年]]9月19日、国民新党と[[院内会派|統一会派]]「国民新党・大地・無所属の会」を結成。10月3日に[[札幌市]]事務所の会見で、新党大地代表として軸を置いて政党間協議を見ながら最終的に判断するとした上で国民新党や民主党からの重複立候補をした上での小選挙区立候補を示唆する発言をしていた。最終的には[[第45回衆議院議員総選挙]]では前回同様新党大地として北海道比例ブロックに立候補、前回同様1議席を獲得し、新党大地代表として2期目の議員生活を送る。

[[2009年]]9月16日、新党大地が[[衆議院]]で民主党の統一会派「民主党・[[無所属クラブ]]」に参加する形で[[与党]]会派入り、9月17日に衆議院[[外務委員会|外務委員長]]に就任。有罪[[判決 (日本法)|判決]]を受けて上告中の刑事[[被告人]]が与党会派入りして[[国会 (日本)|国会]]の[[常任委員会|常任委員長]]に就任するのはきわめて異例である。[[自由民主党 (日本)|自民党]]・[[公明党]]・[[日本共産党|共産党]]の[[野党]]は「一、二審で有罪判決を受けて上告中の刑事被告人なので、委員会を代表して円滑かつ公平な運営にたずさわる役職にふさわしくない」として鈴木宗男の外務委員長就任に反発し、与党の民主党は「[[推定無罪]]の原則がある」「直近の民意で当選している」と反論。常任委員長は慣例として全会一致で議長指名として選出されるところ、本件については異例の起立採決で議長指名となり、[[横路孝弘]][[衆議院議長]]が鈴木宗男を外務委員長に指名した。この国会人事については民主党が北海道で圧勝した鈴木宗男の影響力を考慮した論功行賞的な人事とする向きもある<ref>朝日新聞2009年9月19日記事、新川敏光京都大大学院教授の見解</ref>。鈴木は自身の刑事訴訟と外務委員長就任について2009年11月18日に[[岩屋毅]]から質問を受けた際には「司法は司法の判断。立法府は立法府の判断があっていい」と述べた<ref>[https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=117303968X00220091118 衆議院外務委員会2009年11月18日議事録]</ref>。

[[2009年]]10月3日、ライバルであった[[中川昭一]]が死去し、記者会見で号泣した。

その後、2009年12月4日に[[鳩山由紀夫]][[内閣総理大臣|首相]]が[[内閣総理大臣官邸|首相官邸]]で元駐日ロシア大使と[[北方領土問題]]で会談をした際に同席したり、[[2010年]]1月17日に新党大地代表として民主党大会に来賓として招かれた。

2010年5月、8年ぶりに[[ロシア]]を訪問し、11日に[[モスクワ]]のロシア外交アカデミーで講演、「鳩山首相の時に北方領土問題解決、平和条約締結ができなければ、未来永劫解決できない」と演説した。

=== 実刑確定による失職・収監 ===
[[ファイル:丸川珠代佐野美和西山由之鈴木宗男.jpg|thumb|200px|[[2013年]][[12月20日]]、[[参議院|参議院議員]][[丸川珠代]]（左端）、チェリーブロッサムインターナショナル[[代表取締役]][[佐野美和]]（左から2人目）、[[ナック (サービス)|ナック]][[名誉会長]][[西山由之]]（中央）らと。右から二人目が鈴木宗男。]]
2010年9月7日、最高裁判所が上告[[棄却]]を決定し、罪が確定した<ref>[https://web.archive.org/web/20100911072949/http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010090801000523.html 鈴木宗男議員失職、収監へ 最高裁、実刑維持し上告棄却] 共同通信 2010年9月8日閲覧</ref>。鈴木議員側は異議申し立てを行う一方で衆議院外務委員会が9月9日に理事懇談会を開催し、鈴木の外務委員長としての職務を停止し、筆頭理事の[[小宮山泰子]]が委員長代行に就任する決定を行った<ref>{{Cite web|和書|url=https://underdefinition.hatenadiary.jp/entry/20100909/News|title=鈴木宗男 外務委員長の職務停止|accessdate=2023-10-07|publisher=MSN産経ニュース}}</ref><!-- <ref>{{Cite news
|url=http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010090900365
|title=鈴木外務委員長の職務停止
|work=時事ドットコム
|newspaper=[[時事通信]]
|date=2010年9月9日
|accessdate=2010年9月9日
|language=日本語
}}</ref> -->。

9月15日に異議申し立てが却下されたため<ref>[https://web.archive.org/web/20100921082518/http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010091601000618.html 鈴木宗男議員が失職 最高裁、異議申し立て棄却]</ref>、9月16日に上告棄却の決定が確定し<ref name="kanpou"/>、「[[懲役]]2年の[[実刑]]、追徴金1100万円」の第一、二審判決が正式に確定した。これにより鈴木は[[公職選挙法]]の規定により[[被選挙権]]を失ったため、[[国会法]]の規定に基づき衆議院議員および衆議院外務委員長を9月16日に退職（失職）した<ref name="kanpou"/>。なお、第二審で「[[未決勾留]]日数220日を算入する」とされたため、刑期はそれを差し引いた期間（約1年5ヶ月）となる。

また、公職の[[賄賂罪|収賄罪]]で実刑確定となったため、公職選挙法の規定に基づき刑期満了から5年間は[[公民権]]停止となる。[[判決 (日本法)|判決]]時の2010年時点では公職の収賄罪の実刑確定は刑期満了から5年間の[[選挙権]]停止と10年間の被選挙権停止の規定であるが、この規定は1999年9月2日以降に起こした事件の規定であるのに対し、収賄罪が認定された最後の事件は1998年8月の事件のため、[[日本国憲法|憲法]]の[[法の不遡及|遡及処罰禁止]]規定（[[日本国憲法第39条|39条前段]]）により、法改正前の当時の公民権停止規定である刑期満了からの5年間の公民権停止となった。

退職（失職）に伴い、新党大地の比例名簿第2位で登載されていた[[八代英太]]は既に離党しており、代わって次いで比例名簿第3位に登載されていた[[浅野貴博]]が[[繰り上げ当選]]した。同年12月6日に[[収監]]された<ref>{{Cite news
|url=https://web.archive.org/web/20101205020538/http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101202/stt1012022234011-n1.htm
|title=宗男氏、6日に収監へ 「送り出す会」に200人
|work=MSN産経ニュース
|newspaper=[[産経新聞]]
|date=2010年12月2日
|accessdate=2010年12月2日
|language=日本語
|publication-date=
|archiveurl=https://web.archive.org/web/20101205020538/http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/101202/stt1012022234011-n1.htm
|archivedate=2010年12月5日
}}</ref>。

収監中は[[喜連川社会復帰促進センター]]で服役していることを、関係者を通じて自らのメッセージを発表する形で明らかにした<ref>[[東京スポーツ]] 2011年1月6日付発行 1面参照</ref>。

2011年12月6日、収監からちょうど1年で[[仮釈放]]された<ref>[http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111206/trl11120608430002-n1.htm 鈴木宗男元議員を仮釈放　収監から1年] {{Wayback|url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111206/trl11120608430002-n1.htm |date=20111206233722 }} 産経新聞  2011年12月6日</ref>。刑期満了は[[2012年]]4月、公民権停止満了はさらに5年後の[[2017年]]4月となった。

=== 刑期満了後の公民権停止 ===
2011年12月28日に、新党大地の浅野貴博、元民主党の[[松木謙公]]と[[石川知裕]]の衆議院議員3名と元民主党の[[横峯良郎]]、[[無所属]]（会派は民主党・[[新緑風会]]所属・元[[新党日本]]）の[[平山誠]]の参議院議員2名。計5名の[[日本の国会議員|国会議員]]とともに[[新党大地 (2012-)|新党大地・真民主]]（当初の党名は「大地・真民主党」）を結党し、党首に就任した。新党大地代表時代は[[政党交付金]]廃止を主張していたが、新党大地・真民主メンバーの多数派の意見として新党大地・真民主は政党交付金を受け取ることを発表し、2012年4月に政党交付金を受け取った。[[賄賂罪|収賄罪]]、[[政治資金規正法]]違反、[[議院証言法]]違反（[[偽証の罪|偽証罪]]）で有罪が確定して公民権を有しない者が党首の[[政党]]に政党交付金が支給されるのは極めて異例。

2012年12月の[[第46回衆議院議員総選挙]]、2013年7月の[[第23回参議院議員通常選挙]]では、新党大地代表として政治資金規正法違反で有罪が確定して選挙運動ができない中で選挙戦に臨むことになった<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.asahi.com/senkyo/sousenkyo46/news/TKY201212040964.html|title=公民権停止中、動けぬ宗男代表　出陣式でもあいさつなし|accessdate=2023-10-11|publisher=朝日新聞}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012120400052 |title=大地代表、選挙運動は不可＝公民権停止で－衆院選公示【12衆院選】|website=時事通信 |accessdate=2023-10-12 |archiveurl=https://archive.li/1Y5uR |archivedate=2012-12-04 |url-status=dead|url-status-date=2013-04-26}}</ref>。

2014年12月の[[第47回衆議院議員総選挙]]では候補者を立てず、鈴木の長女で新党大地代表代理を務める[[鈴木貴子 (政治家)|鈴木貴子]]は民主党に入党して当選した。

2016年の[[北海道第5区]][[2016年日本の補欠選挙|補欠選挙]]で民主党と共産党が選挙協力を行う（[[民共共闘]]）と鈴木はこれに反発し、自民党の[[和田義明]]を支援<ref>{{Cite news |title=新党大地、自民候補を支援　衆院北海道5区補選|newspaper=日本経済新聞|date=2016-01-09|url=https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS09H2Y_Z00C16A1PE8000/|accessdate=2022-02-26}}</ref>。以後、民主党を中心とした野党連携と距離を置くようになる。

=== 公民権回復後・日本維新の会入党 ===
[[ファイル:Takako Suzuki, Yoshimasa Hayashi, Naomichi Suzuki and Muneo Suzuki 20220112 01.jpg|サムネイル|2022年1月12日、長女の貴子、外務大臣の[[林芳正]]、[[北海道知事一覧|北海道知事]]の[[鈴木直道]]と]]
[[ファイル:20221201hyokei1.jpg|thumb|230px|北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会のメンバーとともに首相を表敬する鈴木（2022年12月1日）]]

2017年4月に公民権が回復したため、同年10月の[[第48回衆議院議員総選挙]]では新党大地より比例北海道ブロックに名簿順位1位で立候補したが落選した。

2019年5月23日、[[食道癌|食道がん]]が見つかり、手術することを公表した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45200750T20C19A5000000/ |title=鈴木宗男氏が食道がん |date=2019-05-23 |accessdate=2019-06-18 |work=日経新聞}}</ref>。

同月、[[丸山穂高]]衆議院議員の北方四島訪問時の発言に関して、日露関係を重視する立場からこれを問題視し、憤りを見せた<ref name="asahi 20190514"> [https://www.asahi.com/articles/ASM5G641GM5GUTIL03W.html 再三渡航の鈴木宗男氏「涙が出る思い」　丸山発言に憤り]（朝日新聞、2019年5月14日） </ref>。だが、[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]が丸山をすぐさま除名したことや、[[在日ロシア連邦大使館|ロシア大使館]]に赴いて謝罪したことを評価した<ref name=”テレ朝20190524”>[https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000155389.html 鈴木宗男氏に聞く　「戦争で」発言による問題点は？]（テレ朝、[2019/05/24） </ref>。

6月18日、[[第25回参議院議員通常選挙]]の[[参議院比例区]]において、日本維新の会から立候補することが報じられた<ref>{{Cite web|和書|url=https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00028251-mbsnewsv-soci |title=大地の鈴木宗男氏　参院選に「維新」から出馬へ |date=2019-06-18 |accessdate=2019-06-18 |work=MBSニュース |archiveurl=https://web.archive.org/web/20190618212040/https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190618-00028251-mbsnewsv-soci |archivedate=2019-06-18 |url-status=dead|url-status-date=2020-02 }}</ref>。

7月21日、第25回参議院議員通常選挙の[[参議院比例区|比例代表]]で当選し、約9年ぶりに国政復帰を果たした<ref>{{Cite news |title=維新・鈴木宗男氏、9年ぶりに国政復帰へ|newspaper=日本経済新聞|date=2019-07-21|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47597770R20C19A7PP8000/|accessdate=2023-10-11}}</ref>。

2021年11月、日本維新の会国会議員団副代表に就任。

2022年8月3日、[[参議院]][[懲罰委員会|懲罰委員長]]に就任<ref>{{Cite news |title=参院委員長らを選出|newspaper=毎日新聞|date=2022-08-04|url=https://mainichi.jp/articles/20220804/ddm/005/010/098000c|accessdate=2023-07-24}}</ref>。

2023年2月から3月、ガーシー（[[東谷義和]]）参議院議員の国会欠席問題では、懲罰委員長としてガーシーへの懲罰や除名処分に携わった（[[ガーシー参議院議員への除名処分]]）<ref>{{Cite news |title=鈴木宗男氏「ネット選挙の怖さ感じる」　ガーシー容疑者逮捕|newspaper=毎日新聞|date=2023-06-04|url=https://mainichi.jp/articles/20230604/k00/00m/010/129000c|accessdate=2023-07-24}}</ref>。

=== ロシア訪問と日本維新の会から離党 ===
[[ファイル:Muneo Suzuki (2023-10-03).jpg|thumb|230px|訪問先で{{仮リンク|コンスタンチン・コサチョフ|ru|Косачев, Константин Иосифович}}と会談する鈴木（2023年10月3日）]]

[[2023年]]10月、[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻]]で渡航中止勧告が出されている[[ロシア]]を党への届け出なしに訪問し、ロシア政府要人と会談を行った<ref name="ロシア">{{cite news|url=https://news.ntv.co.jp/category/politics/99766604a56c4e33a847465b6ae5a799|title=“ロシアの勝利を100％確信”発言　鈴木宗男議員が切り取り主張　日本維新の会・幹部「利用されるような発言は…」|newspaper=日本テレビニュース|date=2023-10-06|accessdate=2023-10-07}}</ref>。さらに、鈴木はロシアの国営通信社([[スプートニク (通信社)|スプートニク]])に対し（ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻における）「ロシアの勝利を100%確信している」と発言した<ref name="ロシア" />。

この訪問を受け、日本維新の会は直ちに鈴木を[[除名]]処分とする方向で調整に入る<ref>{{Cite news|title=維新、鈴木宗男氏を除名へ 無断で訪ロ、10日にも決定|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2023100600861|newspaper=[[時事ドットコム]] |date=2023-10-06|accessdate=2023-10-06}}</ref>。鈴木は、これらの報道に対し「発言を切り取られた」と主張する一方で、党の処分を受け入れると発言している<ref name="ロシア" /><ref>[https://www.asahi.com/articles/ASRB86CQNRB8IIPE008.html 訪ロの鈴木宗男参院議員「処分に反対も抵抗もしない」　札幌市で会見] - 朝日新聞デジタル 2023年10月8日</ref>。同月10日、日本維新の会は持ち回りの常任役員会で「（ロシアの無断訪問により）党の規律を乱す行為があった」として、鈴木の除名処分を決定した。ただし、ウクライナ侵攻をめぐる発言は処分の理由に含まれていなかった<ref>[https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231010/k10014220691000.html 鈴木宗男参院議員 日本維新の会が「除名処分」決定] - NHK NEWS WEB 2023年10月10日</ref>。しかし、処分が発効する前に日本維新の会代表の[[馬場伸幸]]、幹事長の[[藤田文武]]と同日面会し、その席上で鈴木より提出された離党届が受理されたため、除名処分は一転して見送りとなった<ref name="産経1010">[https://www.sankei.com/article/20231010-TTYZ35GARZKXBFZGBWKVDPT4ZY/ 維新・鈴木宗男氏が離党届提出] - 産経ニュース 2023年10月10日</ref><ref>[https://nordot.app/1084402914604253669 維新鈴木宗男参院議員が離党] - 共同通信 2023年10月10日</ref>。翌11日には参議院懲罰委員長を辞任した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA11ASG0R11C23A0000000/|title=鈴木宗男氏が参院懲罰委員長を辞任 維新会派は退会|newspaper=日本経済新聞|date=2022-10-11|accessdate=2023-10-12}}</ref>。

== 略歴 ==
* [[1948年]]（昭和23年） - [[1月31日]] [[北海道]][[足寄郡]][[西足寄町|西足寄村]]（現：[[足寄町]]）大誉地で出生（[[農家]]の次男）。
* [[1966年]] - 3月 [[北海道足寄高等学校]]卒業。
* [[1970年]] - 4月 [[拓殖大学]]政経学部卒業、同大学在学中から衆議院議員[[中川一郎]][[公設秘書|秘書]]。
* [[1983年]] - 12月18日 [[第37回衆議院議員総選挙]]（[[北海道第5区 (中選挙区)|旧北海道5区]]・[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]公認）当選1期目。
* [[1986年]] - 7月6日 [[第38回衆議院議員総選挙]]（旧北海道5区・自民党公認）当選2期目。
* [[1990年]] （平成2年）- 2月18日 [[第39回衆議院議員総選挙]]（旧北海道5区・自民党公認）当選3期目。
* [[1993年]] - 7月18日 [[第40回衆議院議員総選挙]]（旧北海道5区・自民党公認）当選4期目。
* [[1996年]] - 10月20日 [[第41回衆議院議員総選挙]]（北海道13区・自民党公認）当選5期目当選（比例復活当選）。
* [[1997年]] - 9月11日 [[国務大臣]][[北海道開発庁]]長官・[[沖縄開発庁]]長官（[[第2次橋本内閣 (改造)|第2次橋本改造内閣]]）。
* [[1998年]] - 7月30日 [[内閣官房副長官]]（[[小渕内閣]]）。
* [[2000年]] - 6月25日 [[第42回衆議院議員総選挙]]（比例代表北海道ブロック・自民党公認）当選6期目。
* [[2002年]]
** 1月 [[ケニア]]の[[政府開発援助|ODA]]疑惑で[[田中眞紀子]][[外務大臣 (日本)|外務大臣]]（当時）と衝突。
** 2月20日 [[参考人]]招致。→[https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=115405261X01420020220 第154回国会 予算委員会 第14号議事録]
** 3月11日 [[証人喚問]]。→[https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=115405261X02220020311 第154回国会 予算委員会 第22号議事録]
** 3月18日 [[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]を含む野党4党によって、[[偽証の罪]]で[[最高検察庁|最高検]]に[[告訴・告発|刑事告発]]される。
** 3月 1996年[[国後島]]訪問の際、[[外務省]]職員に暴行を加えていた事実が発覚し自民党を離党。
** 4月 国後島「[[日本人とロシア人の友好の家]]」建設をめぐる容疑で、宮野明公設第一秘書逮捕。
** 6月 帯広市の製材会社「やまりん」からの[[賄賂罪#あっせん収賄罪|あっせん収賄]]容疑で逮捕、衆議院からの議員辞職を勧告。
** 7月 あっせん収賄罪で起訴。
** 8月 建設会社からの[[賄賂罪#受託収賄罪|受託収賄]]容疑で[[逮捕#再逮捕|再逮捕]]・追起訴。
** 9月 衆院予算委が偽証罪で鈴木を告発したのを受けて、[[議院証言法]]違反の罪で起訴。又、同時に[[政治資金規正法]]違反の罪でも追起訴
** 11月 初公判
** 12月 保釈を申請するも、「証拠隠滅の恐れがある」として却下
* [[2003年]]
** 4月 保釈を再度申請するも、「証拠隠滅の恐れがある」として却下
** 8月29日 保釈保証金5000万円を納付し、保釈。拘置日数は437日で、[[戦後]]の逮捕された衆議院議員で最長。
* [[2004年]]
** 7月11日 [[第20回参議院議員通常選挙]]（北海道選挙区・無所属）落選。
** 11月5日 [[東京地方裁判所]]からあっせん収賄罪など4つの罪で懲役2年の実刑判決が言い渡される。
* [[2005年]]
** 8月18日 [[北海道]]の[[地域政党]][[新党大地]]を結党。
** 9月11日 [[第44回衆議院議員総選挙]]（比例北海道ブロック・新党大地）当選7期目。
* [[2008年]]
** 2月26日 [[東京高等裁判所]]が[[東京地方裁判所]]の判決を全面的に支持し、控訴を棄却した（有罪判決）。
** 9月19日 衆議院で国民新党と統一会派「国民新党・大地・無所属の会」を結成。
* [[2009年]]
** 8月30日 [[第45回衆議院議員総選挙]]（比例代表北海道ブロック・新党大地）当選8期目。
** 9月16日 新党大地が衆議院で民主党の統一会派「民主党・無所属クラブ」に参加し、与党会派に入る。
** 9月17日 衆議院外務委員長に就任。
* [[2010年]]
**8月4日午後の衆院本会議で、[[永年在職議員]]として表彰された、当時収賄事件を巡って係争中。過去に有罪が確定した議員や刑事被告人として係争している議員を表彰したケースがあり、その慣例に従った。野党には鈴木の表彰に異論もあった。
** 9月7日 [[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]が上告を棄却。懲役2年の実刑判決が確定。
** 9月9日 衆議院外務委員長としての職務を停止、筆頭理事の[[小宮山泰子]]が委員長代行に就任へ。
** 9月16日 衆議院議員を失職。
** 12月6日 収監。
* [[2011年]]
** 12月6日 仮釈放。
** 12月28日 東京都選挙管理委員会に対し、新党の設立を届け出る。
* [[2017年]]
** 4月30日 公民権回復。
** 10月22日 [[第48回衆議院議員総選挙]]（比例代表北海道ブロック・新党大地）落選。
* [[2019年]]
** 6月18日 [[第25回参議院議員通常選挙]]に向けて、[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]に入党。
** 7月21日 比例区で当選。
* [[2020年]]
** 9月17日 参議院沖縄及び北方問題に関する特別委員長に就任<ref>[https://www.sankei.com/article/20200916-BTAT3Y2KU5M55G45JH4PYUYLWM/ 参院３委員長が交代　沖北委は鈴木宗男]産経ニュース 2020.9.16</ref>。
*[[2022年]]
** 8月3日 参議院懲罰委員長に就任。
*[[2023年]]
** 10月10日 日本維新の会からの除名処分が決定されるも、離党届を提出し受理される。
** 10月11日 参議院懲罰委員長を辞任。

== 政策 ==
* [[憲法改正論議|憲法改正]]に賛成<ref name="eb">{{Cite web|和書|title=毎日新聞ボートマッチ えらぼーと 2019参院選|url=https://vote.mainichi.jp/25san/match/candidate/san/C01014004004/14|website=毎日新聞ボートマッチ　えらぼーと　2019参院選|accessdate=2019-09-21|language=jp}}</ref>。
* [[同性婚]]に賛成<ref name="eb"/>。
* 選択的[[夫婦別姓]]導入には「夫婦同姓は当たり前で、なんの議論の余地もない」として反対している<ref>{{Cite web|和書|author = 鈴木宗男 |url = https://ameblo.jp/muneo-suzuki/entry-12682531243.html |title = ６月２４日（木） |date = 2021-05-24 |website = ムネオ オフィシャルブログ |accessdate = 2021-06-26}}</ref>。
* [[環太平洋パートナーシップ協定|TPP]]については2012年の衆院選では「農業の問題だけではない。米国の狙いは金融、保険、医療など、[[新自由主義]]の考えだ。日本の歴史と文化を守る上で断固反対だ」と述べていた<ref>{{Cite news |title=大地 鈴木代表　日ロ関係が重要 |newspaper=日本経済新聞|date=2012-12-01 |url=https://www.nikkei.com/article/DGXDZO49036780R01C12A2M10700/|accessdate=2019-11-10}}</ref>。しかし、2016年の[[北海道第5区]][[2016年日本の補欠選挙|補欠選挙]]では賛成派の自民党候補を支援し、鈴木はTPPについて「交渉はまとまったのだから反対してどうします」「反対だけしていても、（農業の）生産性が上がらない。逆に[[農家]]がやっていける、[[中小企業]]がやっていける、[[薬剤師]]の方がやっていけるように、そういう形をとるのが現実的な政治ではないか」と述べ賛成に転じた<ref>{{Cite news |title=北海道５区補選 与党支援に回った鈴木宗男代表の“言い分” |newspaper=日刊ゲンダイ|date=2016-04-13 |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179268|accessdate=2022-02-26}}</ref>。2013年には[[日本維新の会 (2012-2014)|旧日本維新の会]]について「TPP賛成で、北海道では絶対受け入れがたい」とも述べていた<ref>読売新聞 2013年4月14日</ref>が、2019年には同党の後継政党で同様にTPP賛成の立場をとる<ref>{{Cite web|和書|url=https://o-ishin.jp/election/sangiin2016/pdf/manifest_detail.pdf|title=おおさか維新の会2016参院選マニフェスト|publisher=おおさか維新の会|accessdate=2016-06-26|format=PDF}}</ref>日本維新の会に入党している。
* [[北海道アイヌ協会]]との付き合いが深い。札幌アイヌ協会事務局次長の[[多原良子]]の娘の[[多原香里]]が2007年の[[第21回参議院議員通常選挙]]において[[北海道選挙区]]から、元職員の阿部千里が2017年の[[第48回衆議院議員総選挙]]の[[比例北海道ブロック]]から北海道の[[地域政党]]の[[新党大地]]（代表:'''鈴木宗男'''）の推薦及び公認を得て出馬している（いずれも落選）。

== 人物 ==
===人物像===
* 名前の由来は、[[宮城県]]の郷土の英雄・[[伊達政宗]]から一字を取っている。なお、命名した父は宮城県[[栗原郡]][[志波姫町|志波姫村]]（現：[[栗原市]]）の出身である<ref>ムネオ日記2010年10月27日より</ref>。
* 馬を売って大学の学費に充てた苦学生という話がある一方で、地元の素封家、豪農という話もある。東京に出ずに道内の大学に進学していれば、馬を売る必要はなかったと指摘する声もある<ref>加藤昭『鈴木宗男研究』 [[新潮社]]</ref>。
* 新人議員の頃から激情的傾向が強く、[[国会議事堂|国会]]内でよく野次を飛ばしていた。そのため、鈴木は一時期、[[浜田幸一]]や[[松田九郎]]と共に「自民党の三大野次将軍」とも呼ばれていた。
* 特異なキャラから若手時代からテレビ出演も多く、朝生や[[サンデープロジェクト]]の常連出演者であった。
* {{要出典範囲|date=2022年5月30日 (月) 14:08 (UTC)|鈴木の選挙では、移動する車の窓を開け、そこから身を乗り出して座る「ハコ乗り」が北海道の選挙の名物ともなっている}}。
* [[ジョギング]]を日課としており、海外出張先でも怠らないほど。[[2007年]]2月18日の[[東京マラソン]]にも抽選の結果、当選して一般ランナーとして出場し、59歳ながら4時間7分40秒で完走した。元気に回復した姿を他のがん患者たちに見てもらって勇気付けたい、という想いからである。完走の後、ランナー姿<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.sankei.co.jp/sports/marathon/pages/GRA00163G070218T_jpg.htm |title=アーカイブされたコピー |accessdate=2007-03-05 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20070930154003/http://www.sankei.co.jp/sports/marathon/pages/GRA00163G070218T_jpg.htm |archivedate=2007-09-30 |url-status=dead|url-status-date=2020-02 }}</ref>{{要出典範囲|date=2022年5月30日 (月) 14:08 (UTC)|のまま車で空港に直行し、その日の18時には北海道で行われた会合に参加した。[[2007年]]5月20日に、[[第34回主要国首脳会議|翌年の先進国首脳会議]]の開催地でもある[[北海道]][[洞爺湖町]]で開催された「洞爺湖マラソン2007」の10kmの部に出場し、47分52秒で完走した。[[2008年]]2月17日には健康を心配する家族の反対を押し切って、再び東京マラソンにエントリーした。抽選に当選し出場することとなり、前年の記録を上回る3時間57分11秒で完走を果たし、政治家では[[東国原英夫]]を上回るタイムであった。[[2009年]]3月22日の東京マラソンでは3時間49分2秒で政治家では東国原に次ぐタイムで完走した。日頃のトレーニングにより、還暦ながら大変引き締まった身体をしている}}。
* [[保釈]]後、再当選してからは、テレビのバラエティー番組などのゲストに呼ばれている。[[ライブドアホールディングス|ライブドア]]前社長、[[堀江貴文]]が逮捕された際には、かつて経験した[[拘置所]]内の生活について[[インタビュー]]され、「手帳も[[携帯電話]]も全て没収されました。堀江さんのように、情報を扱う仕事に就いていた人にとっては、情報がシャットアウトされることが一番辛いでしょうね」「私は生まれが貧しかったので、あの頃に比べればここ（拘置所）はまだマシだと思って辛抱しました」などと、コメントしていた{{要出典|date=2022年3月}}。
* {{要出典範囲|date=2022年5月30日 (月) 14:08 (UTC)|[[国会 (日本)|国会]]での[[証人喚問]]の頃、「ムネオハウス」に掛けた[[パロディー音楽]]や[[MADムービー|おもしろフラッシュ]]が、[[インターネットミーム|インターネット上で流行]]した。その後[[2004年]]5月に[[札幌市|札幌]]で行われた「ムネオハウス」のクラブイベントに「MCムネオ」名義で出演した他、[[2006年]]2月23日に[[東京都]][[渋谷区]]のクラブ「シムーン」で「100%ムネオナイト」なるイベントに招かれて（自分の主催ではない）、自ら[[ラップ]]に挑戦した}}。
* 「ムネオ先生」が4コマ漫画のキャラクターとなって連載される。2015年3月30日発売の『週刊大衆4月13日号』からスタート<ref>{{Cite web|和書|date=2015-03-26|url=http://taishu.jp/14759.php|title=『週刊大衆』＆日刊大衆にて４コマ漫画「ムネオ先生が行く！」連載スタート！|publisher=日刊大衆|accessdate=2015-03-30|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150402133609/http://taishu.jp/14759.php|archivedate=2015-04-02|url-status=dead|url-status-date=2020-02}}</ref>。
* 漫画『[[勇午]]』の「洞爺湖サミット編」に、鈴木宗男をモデルにした「山田三根夫」という政治家が登場する。ロシアとの天然ガス事業に奔走する人情味にあふれた人物として、好意的に描写されている。
* かつては[[世襲政治家|世襲議員]]を批判していたが、[[2012年]][[12月16日]]実施の[[第46回衆議院議員総選挙]]に長女の[[鈴木貴子 (政治家)|鈴木貴子]]が立候補し、落選。2013年5月に石川知裕が議員辞職したことに伴い、惜敗率で2位であった貴子が繰り上がり当選した。自らの子供が世襲したことについては肯定するコメントをしている。
* [[1998年の日本|1998年]]のこと。鈴木は訃報を聞くまで、[[映画監督]]の[[黒澤明]]を知らなかった。それまで[[映画館]]に行ったこともなかった。秘書が黒澤の実績を説明すると、突然[[内閣総理大臣|首相]]の[[小渕恵三]]に電話し（鈴木は当時[[小渕内閣]]の[[内閣官房副長官|官房副長官]]を務めていた）「総理、黒澤監督は[[国民栄誉賞]]に値すると思います。ぜひ、ご検討ください」と進言した{{要出典|date=2022年3月}}。黒澤には後に国民栄誉賞が贈られている。
* かつては目下の人相手に高圧的な態度をとることで知られていた。電話でも「代議士の鈴木だ」「国会議員の――」としか名乗らず、[[国際交流基金]]に電話をかけた際、担当者として受けた[[皇族]]の[[高円宮憲仁親王]]（当時、同基金の[[嘱託]]職員として勤務）を受付係と勘違いして怒鳴りつけたが、「[[殿下]]だ」と判ると蒼ざめて、慌てて直接謝罪したいと申し出たものの丁重に拒否されてしまい、謝罪を受け付けてもらえなかった<ref>週刊FLASH 2002年3月12日号 光文社</ref>。

===交流関係===
*[[浜田幸一]]・[[松田九郎]]とは、非常に仲が良かった。松田の逝去に際しては、「よく7年間の闘病生活を頑張られたなと…松田先生らしい生き様だったと。『やじは演説の花』とよく言われますが、頭の良さ、勘の良さがありました」と語っている<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=y70t_PrkxKE 「やじ将軍」松田九郎氏　逝く　“盟友”宗男氏は・・・(15/02/11)]</ref>。
* [[伊吹文明]]とは、83年初当選同期で現在に至るまで公私に渡り親しい。若手時代は将来の目標を「伊吹総理の下での自民党幹事長」と公言していた。鈴木が[[勾留]]中、伊吹は[[東京拘置所]]に接見に訪れ、激励していた。[[第21回参議院議員通常選挙]]、道選挙区・大地新人の[[多原香里]]が民主党推薦候補ながら民主党の協力不十分で落選。鈴木は一時期、伊吹が幹事長就任した自民党との次期衆院選での選挙協力も視野に入れた。
* [[片山虎之助]]とは、自民党で派閥をともにした仲である<ref name=”asahi20070710”>[https://www.asahi.com/senkyo2007/nikkan/NIK200707100004.html 宗男議員「姫の虎退治」お手伝い（2007年07月10日）]</ref>。だが、[[第21回参議院議員通常選挙|2007年7月の参議院選挙]]では、自民党参院幹事長の片山と対決する民主党新人の[[姫井由美子]]の応援に駆けつけ、「岡山の虎を退治しに、北海道から[[クマ]]が参りました」と演説した<ref name=”asahi20070710”/>。しかし、鈴木はその後、片山と同じ[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]の参議院議員となった。2019年11月の「参議院議員鈴木宗男を叱咤激励する会」では、片山も出席し、挨拶を行っている<ref>ムネオ日記（2019年11月19日）</ref>。
* [[松岡利勝]]とは、酒席を共にして種々の相談をする等、文字通りの師弟関係にあったとされる。政界では「東に鈴木宗男、西に松岡利勝」と揶揄された時期もあった{{要出典|date=2022年3月}}。
* 歌手の[[松山千春]]は、同郷の後輩かつ足寄高校の後輩であり親友でもある。松山のコンサートに顔を出すことも多い{{要出典|date=2022年3月}}。
* 元秘書の[[ジョン・ムウェテ・ムルアカ]]は、秘書を辞めた後も親交があり、鈴木が出馬する選挙等の際には松山千春らと共に駆けつけ応援演説を行っている。また、ムルアカの長男の名前は、「ムネオ」と命名されている<ref name="フライデー">爆報！THE フライデー　『芸能人の田舎暮らしSP』 2016年8月26日（金）19:00～19:56</ref>。
* 高校の後輩である[[プロ野球選手|元プロ野球選手]]で[[埼玉西武ライオンズ|西武]]の[[三井浩二]][[投手]]が、現役時代に独自の変化球を先輩に敬意を表して「ムネオボール」と命名したが、その後名称変更（''[[三井浩二#人物]]）。
* [[2013年]]に実施された、[[第23回参議院議員通常選挙]]では、新党大地の比例代表候補者として、十数年の付き合いがあるという[[同姓同名]]の[[千葉県]]のNPO法人代表・鈴木宗男を名簿登載。公民権停止によって選挙運動のできない自身に代わって、「政策理念が一致している」同氏の出馬を勧めた。代表と誤認して投票する可能性についても「間違って投票してもらっても結構」としている。しかし、同候補者は党内でトップの62902票が入ったものの、議席獲得には至らず、落選した<ref>『朝日新聞』　2013年7月22日</ref>。同姓同名の鈴木宗男の擁立を決めたのが公示前日で、名前入りの選挙カーとタスキを用意する時間がなかった。選挙後、鈴木は「タスキをかけておれば（同姓同名の鈴木候補は）あと10万票は上積みできた」と悔やんだという<ref>『東京スポーツ』2013年7月27日　「[https://web.archive.org/web/20130730220426/http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/166918/ “影武者”鈴木宗男氏が悔やんだ“タスキリレー”の失敗　2013年07月27日 11時00分]」</ref>。
* 無派閥時代が長かった鈴木が1993年に経世会（小渕派）に所属した訳を聞かれると「経世会には自分の世代が極端に少ないんだ。あとは（鈴木と当選同期の）[[額賀福志郎]]くらいで、これはどうにでもなる」と答え、鈴木は額賀を軽く見ていた<ref>[[1992年]]の[[東京佐川急便事件]]で派内が[[小沢一郎]]・[[羽田孜]]支持グループと[[小渕恵三]]支持グループに分裂した際、当時当選3回の議員であった[[熊谷弘]]と[[二階俊博]]は小沢を支持し、額賀と[[野呂田芳成]]は小渕を支持した</ref>。しかし、1994年6月の首班指名で鈴木が党議に逆らって海部俊樹に投票して党内と派閥内で孤立した際、額賀は孤立した鈴木の擁護に回った。そのことで鈴木は額賀に恩義を感じ、一目を置くようになった。
* 2020年7月14日に開かれた、古���の[[平成研究会|平成研究会（竹下派）]]の若手勉強会に講師として招かれた。その際、平成研から自民総裁候補を出すよう激励をした<ref>{{Cite news|url = https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61500870U0A710C2000000/|title = 平成研から自民総裁候補を　鈴木宗男氏、古巣激励|publisher = 日本経済新聞|date = 2020-07-14|accessdate = 2021-01-17}}</ref>。
* 「野中氏が白を黒と言えば、自分も黒」と公言したことがある{{要出典|date=2022年3月}}。
* [[第41回衆議院議員総選挙|1996年の衆院選]]前、執行部への公認の橋渡し、資金援助、後援企業の紹介などでシンパを増やしつつ、大半を当選させた。その後に鈴木による派閥横断「ムネムネ会」を結成し、薄く広く全国から集めた政治献金を会員に配ることで政界での影響力を増大させた{{要出典|date=2022年3月}}。
* かつては反社との付き合いもあったとされ、元[[山口組]]直参の[[盛力健児]]も著書の中で、「北海道の元気な先生にはお世話になった」と述べている。

===多数の質問主意書提出===
* 多数の[[質問主意書]]を提出しており、その提出数は断トツである（2005年9月から2009年7月までの累計は1800通を超える）。[[外務省]]の不祥事を追及する内容が大半であるが、[[日本の警察|警察]]・[[検察庁|検察]]に対する内容も多い。括弧内は当該会期で衆議院に提出された質問主意書の総数（撤回を含む）。
** [[第163回国会]] 28通（／72）38.8%
** [[第164回国会]] 227通（／382）59.4%
** [[第165回国会]] 156通（／270）57.7%
** [[第166回国会]] 309通（／481）64.2%
** [[第167回国会]] 5通（／24）20.8%
** [[第168回国会]] 213通（／397）53.6%
** [[第169回国会]] 285通（／587）48.5%
** [[第170回国会]] 183通（／380）48.2%
** [[第171回国会]] 466通（／691）67.4%
** [[第172回国会]] 22通（／22）100.0%
** [[第173回国会]] 44通（／175） 25.1%
** [[第174回国会]] 194通（／592） 32.8%
** [[第175回国会]] 16通（／55）29.1%
* 2008年10月30日には、「[[麻生邸見学ツアー逮捕事件|麻生太郎内閣総理大臣の自宅を見に行こうとしたデモ隊の逮捕勾留]]に関する質問主意書」を提出し、警視庁によれば麻生邸見学ツアー主催者は事前に許可を得ていなかったとする答弁を引きだした{{要出典|date=2022年3月}}。

===宗男詣で===
* 北海道ではいまだに「宗男詣で」をしている建設業者が多い。また、次に挙げるものでは「口利き」をした（便宜を図った）とされている{{要出典|date=2022年3月}}。
** [[1989年]]6月に[[国鉄再建法]]施行により廃止対象となった国鉄池北線を、[[第三セクター]]の[[北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線]]として存続させたが、2006年4月21日に廃止された。
** [[1999年]]7月に行われた[[北海道旅客鉄道|JR北海道]][[宗谷本線]][[多寄駅]]・駅前通りの延伸工事。
** [[2006年]]2月に[[北海道縦貫自動車道]]（[[道央自動車道|道央道]]）の未着工区間が、[[暫定2車線]]の[[新直轄方式]]で建設着工命令が出されたこと。
** [[1995年]]（平成7年）に廃止された、[[陸上自衛隊]][[第9普通科連隊]]の廃止に関わる工作等に、少なくとも鈴木の関与は間違いないとされている。特に[[第3普通科連隊|名寄]]や[[第26普通科連隊|留萌]]という北部や沿岸地域とは離れ、ほぼ内陸に所在して、さほど防衛としては重要とされておらず、2師団（甲）への増強の際に廃止となる予定であった、陸上自衛隊[[第25普通科連隊]]が廃止になると、地元である道東地方での影響が計り知れないとの判断で、関係先へ圧力をかけて、決まりかけていた廃止を撤回させたという話が、元9連隊所属隊員や25普連所属隊員の間での暗黙の了解事項である。

=== その他 ===
* [[1973年]]、[[金大中事件]]が発生。当時鈴木が秘書をしていた[[中川一郎]]が[[宇都宮徳馬]]とテレビの生番組で顔をあわせた際、[[金大中]]にシンパシーを持っていた宇都宮が中川に向かって「お前は[[大韓民国|韓国]]から金をもらっているだろう」と発言。これに怒った中川はコマーシャル中に宇都宮を追い掛け回し、鈴木も同調、さらには宇都宮の首をネクタイで絞めた{{要出典|date=2022年3月}}。
* [[1991年]]10月、国交正常化の政府特使として[[バルト三国]]を訪問したとき、[[杉原千畝]]の名誉を回復した。ただし、杉原千畝は大臣訓令に背いて[[懲戒解雇]]になった[[外交官]]であるため、日本の外務官僚とは衝突する形になった。この件をきっかけとして、[[イスラエル諜報特務庁|モサド]]から[[イスラエル]]などの機微に触れる情報が入ってくるようになった<ref>{{Cite |和書|author = 鈴木宗男|date = 2012-6|title = 政治の修羅場|publisher = 文藝春秋|ISBN =4166608649|ref = harv }}</ref>。
* [[第44回衆議院議員総選挙|2005年9月の衆院選]]で当選して以降、逮捕前まで深い関係にあった[[外務省]]との対決姿勢を鮮明にした（鈴木自身外交族でもあった）。国会では外務委員会で政府の対[[ロシア]][[外交]]を失敗であると追及したり、外務省に矢継ぎ早に[[質問主意書]]を出して職員の不正を追及している。国会以外でもテレビ・雑誌などのメディアにも頻繁に登場し、外務省批判を繰り広げている。特に『[[週刊新潮]]』に5回にわたって連載された手記「『外務省の犯罪』を暴く!」では、現役の外務省キャリア職員のスキャンダルを実名で暴露した。
* [[佐藤優 (外交官)|佐藤優]]同様、親イスラエルの姿勢を見せている。[[2009年]]のイスラエルによる[[ガザ紛争 (2008年-2009年)|ガザ侵攻]]に際しては、3度にわたって質問主意書を提出した。[[ガザ地区]]を[[実効支配]]する[[ハマース]]をテロ組織とする見解から、[[パレスチナ国|パレスチナ]]への1000万ドルの緊急人道支援は「我が国はテロ支援をし、[[テロリズム|テロ]]に担する国であるというアピールをすることに等しく、我が国の[[国益]]を損なうことに繋がるのではないか」（2回目）と質問している。政府は[[麻生太郎]][[内閣総理大臣|首相]]の名で、ハマースを「テロリスト等一団体と認識している」こと、人道支援は「国際機関を通じて実施するものであり、御指摘は当たらない」とする回答を出した。「武力紛争が起きた原因はハマス側にあるとするイスラエル政府の右認識は、政府の認識と同じものか」（3回目）に対しては、「個別具体的原因を特定することは困難」と政府側は答弁した<ref>[https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a171019.htm パレスチナのガザ地区を実効支配しているハマスに対する政府の認識等に関する質問主意書] {{Wayback|url=http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/171019.htm |date=20110323220935 }}、[https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a171058.htm パレスチナのガザ地区を実効支配しているハマスに対する政府の認識等に関する再質問主意書] {{Wayback|url=http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/171058.htm |date=20110323221616 }}、[https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a171094.htm パレスチナのガザ地区を実効支配しているハマスに対する政府の認識等に関する第三回質問主意書] {{Wayback|url=http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/171094.htm |date=20110323222348 }}</ref>。
* また、佐藤優の[[インタビュー]]に答えるかたちで、「[[内閣官房副長官|官房副長官]]在任当時、[[沖縄県]][[名護市|名護市長]]選挙で[[与党]]推薦候補者に[[官房機密費]]から多額の資金支援を行った」と証言している{{要出典|date=2022年3月}}。
* [[1994年]]、自民党と[[日本社会党|社会党]]が[[連立政権]]に合意した。その[[内閣総理大臣指名選挙|首班指名選挙]]直前、議運理事であった鈴木は、自民党代議士会で「[[村山富市]]の『いち』は市場の『市』ですから間違わないで下さい」「[[村山達雄]]さんもおられるので、村山富市とフルネームで書いてください」と自民党議員たちに投票における注意点を説明していたが、鈴木自身は直後の[[本会議]]で村山の対抗馬として北村属す新生党や公明党や[[民社党]]や[[日本新党]]など[[羽田内閣]]構成する連立与党が擁立した[[海部俊樹]]に投票し、造反した。1回目も「海部」、決選投票も「海部」と書き、造反したのは一人だけであり、役職停止処分となった<ref>{{Cite book|和書 |author = 鈴木宗男 |year = 2012 |title = 政治の修羅場 |publisher = 文春新書 |page = 148-152 |isbn = 978-4166608645 }}</ref>。
* [[2001年]]に運行された[[北斗星 (列車)|北斗星まりも]]札幌～根室間運行の誘致に積極的に関与しており、本人も運行日にA個室ロイヤルに乗車し終着まで乗車している{{要出典|date=2022年3月}}。
* 2009年5月に『内閣として法曹資格を有していない者を「[[最高裁判所裁判官|最高裁裁判官]]」に指名または任命しているのなら、それは適切か。法曹資格を有していない者が「最高裁裁判官」の任に就くことは、我が国の司法の水準向上、[[裁判]]の適正な執行等に鑑みて適切であるか』『かつて行政官の職責に就いていた者が「最高裁裁判官」の任に就くということは、「最高裁裁判官」の身分が行政官の[[天下り]]先となっているとも受け止められるのではないか』とする質問主意書を出し<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a171391.htm |title=最高裁判所裁判官の指名等に関する質問主意書 |accessdate=2011-01-22 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20110323231925/http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a171391.htm |archivedate=2011-03-23 |url-status=dead|url-status-date=2020-02 }}</ref>、法曹資格を有していない者や行政官経験者が最高裁判所裁判官に就任することについて懐疑的な質問をした。{{要出典範囲|date=2022年5月30日 (月) 14:08 (UTC)|なお、鈴木はかつて北海道開発庁長官時代の1997年9月に、法曹資格を持っておらず行政官である[[内閣法制局長官]]の経験がある[[大出峻郎]]の最高裁判所裁判官任命について、橋本内閣の一員として同意した過去がある}}。
* {{要出典範囲|date=2022年5月30日 (月) 14:08 (UTC)|2009年9月4日のムネオ日記で鈴木が「[[昭和天皇]]が[[戦争責任]]を取って退位すべきであった（[[昭和天皇の戦争責任論]]）」と述べたことに、ジャーナリストの[[櫻井よしこ]]が反論している}}。
* [[2010年]]1月16日、[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]大会の挨拶で、[[小沢一郎]][[民主党幹事長]]における[[陸山会事件]]に対し「検察が正義と思ったら大間違いである。間違った権力とは断固戦っていこう」と語った（検察の不当行為については、2010年9月10日に一審で[[無罪]][[判決 (日本法)|判決]]が出た厚労省元局長の[[村木厚子]]も判決直後の会見でほぼ同様の批難をした）<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100116-OYT1T00911.htm?from=main2 |title=宗男氏「検察が正義の人だと思ったら大間違い」 : 政治 : YOMIURI ONLINE（読売新聞） |accessdate=2010-01-17 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100119044731/http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100116-OYT1T00911.htm?from=main2 |archivedate=2010-01-19 |url-status=dead|url-status-date=2020-02 }}</ref>。
* 2010年1月18日、フォーラム神保町と現代深層研究会主催の緊急シンポジウム「『[[新撰組]]』化する警察＆検察＆官僚がニッポンを滅ぼす！」に、[[青木理]]、[[魚住昭]]、[[大谷昭宏]]、岡田基志、[[木村三浩]]、[[郷原信郎]]、[[佐藤優 (外交官)|佐藤優]]、[[田原総一朗]]、[[平野貞夫]]、[[宮崎学]]らとともに参加した<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.forum-j.com/article20100118.html |title=フォーラム神保町＝「『新選組』化する警察＆検察＆官僚がニッポンを滅ぼす！」〜1.18緊急シンポジウム開催〜＝ |accessdate=2010-01-27 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100410191500/http://www.forum-j.com/article20100118.html |archivedate=2010-04-10 |url-status=dead|url-status-date=2020-02 }}</ref><ref>{{Cite video|和書|people=[[青木理]]・[[魚住昭]]・[[大谷昭宏]]・岡田基志・[[木村三浩]]・[[郷原信郎]]・[[佐藤優 (外交官)|佐藤優]]・鈴木宗男・[[田原総一朗]]・[[平野貞夫]]・[[宮崎学]]|date2=2010-01-21|title=File:01 国民不在の権力ゲーム|url=http://opinion.infoseek.co.jp/article/721|publisher=Infoseek 内憂外患編集部|accessdate=2010-01-21|date=|publication-date=|newspaper=|archiveurl=https://web.archive.org/web/20100120072928/http://opinion.infoseek.co.jp/article/721|archivedate=2010年1月20日|url-status=dead}}</ref>。
* [[2006年]]5月3日に[[空き巣]]の被害に会い、[[警視庁]][[赤坂警察署|赤坂署]]が[[捜査]]したところ、1階応接室の窓ガラスが割られ、2、3階の部屋が物色されていた。夫人愛用の装飾品が数点盗まれた{{要出典|date=2022年3月}}。
* 国政復帰を果たした2019年の参議院選挙において、公示日前日の同年[[7月3日]]に[[北海道放送]]（HBCテレビ）の[[夕方ワイド番組]]『[[今日ドキッ!]]』において鈴木に密着する模様が放送された<ref name="bpo">{{Cite web|和書|url = https://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/kensyo/determination/2020/35/dec/0.pdf|title = 北海道放送 『今日ドキッ!』参議院比例代表選挙の報道に関する意見|publisher = 放送倫理・番組向上機構|date = 2020-04-08|accessdate = 2020-07-03|format = PDF}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url = https://www.dailyshincho.jp/article/2019/09240800/?all=1|title = BPOが迷走 “鈴木宗男選挙報道”をやり玉に挙げる狙い|publisher = デイリー新潮|date = 2019-09-24|accessdate = 2020-07-03}}</ref>。放送後、[[放送倫理・番組向上機構]]（BPO）はこの放送内容が放送倫理に違反するものと認定した<ref name="bpo"/><ref>{{Cite news|url = https://www.sankei.com/article/20200408-VCDPAR2DBFLE7AW6HG7FPE2UQI/|title = 北海道放送の宗男氏密着番組「選挙報道の公正害した」BPO判断|publisher = 産経ニュース|date = 2020-04-08|accessdate = 2020-07-03}}</ref><ref>{{Cite news|url = https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57848280Z00C20A4CR0000/|title = 北海道放送に放送倫理違反 参院選前、特定候補を報道|publisher = 日本経済新聞|date = 2020-04-09|accessdate = 2020-07-03}}</ref>。
* 2022年5月28日、[[東京都]]内で開催された[[在日本朝鮮人総連合会]]（朝鮮総連）の第25回全体大会に来賓として参加し、「汗をかいてまわりたい、いくばくかのお役に立ちたい、そう決意するのであります」等と発言したことが報じられた<ref name=":1">{{Cite web|和書|title=鈴木宗男議員が朝鮮総連の大会で「お役に立ちたい」…本人が語る「発言の真意」 |url=https://smart-flash.jp/sociopolitics/184699/1/ |website=SmartFLASH |access-date=2022-06-17 |language=ja}}</ref><ref name=":2">{{Cite web|和書|title=朝鮮総連「お役に立ちたい」発言の真意は？鈴木宗男氏に話を聞いてみると… |url=https://sakisiru.jp/28871 |website=SAKISIRU（サキシル） |access-date=2022-06-17 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=総聯第25回全体大会／一日目【動画】 |url=https://chosonsinbo.com/jp/2022/05/28-107/ |website=朝鮮新報 |access-date=2022-05-30}}</ref><ref name=":5">{{Cite web|和書|title=「北朝鮮ともお友達？」鈴木宗男氏、朝鮮総連の全体大会での挨拶動画が物議 |url=https://sakisiru.jp/28616 |website=SAKISIRU（サキシル） |access-date=2022-05-30 |language=ja}}</ref>。また、過去には[[在日韓国・朝鮮人|在日韓国人・朝鮮人]]への[[外国人参政権|参政権付与]]に賛成の立場を示すような発言も行っている<ref>[http://www.mindan.org/search_view.php?mode=news&id=12009 在日本大韓民国婦人会中央本部創立60周年記念式典]{{リンク切れ|date=2020年2月 |bot=InternetArchiveBot }}</ref>。

== ロシア連邦との関係==
===日露交渉・北方領土問題関連===
日本の政治家の中でも特に、[[ロシア]]との関係が深い[[親露|親露派]]として有名である<ref>{{Cite news |title=ロシア首相の択捉訪問懸念＝北方領土交渉、さらに苦境も－日本政府|newspaper=時事ドットコム|date=2019-07-31 |url=https://web.archive.org/web/20190731021529/https://www.jiji.com/jc/article?k=2019073001067&g=pol|accessdate=2019-11-10}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=佐藤優|authorlink=佐藤優 (作家)|url=https://president.jp/articles/-/46409?page=3 |title=｢恩人を裏切るなら出世させる｣そんな誘いに若きプーチンはどう応じたか 3/4ページ |website=PRESIDENT Online |publisher=[[プレジデント社]] |accessdate=2021-06-02}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=親露派の維新・鈴木宗男氏「今必要なのは対話」 – 東京スポーツ新聞社 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/156393 |website=東スポＷeb |accessdate=2022-03-13 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=鈴木宗男議員、実刑確定へ 近く失職・収監（写真=共同） |url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG08020_Y0A900C1000000/ |website=日本経済新聞 |date=2010-09-08 |accessdate=2022-03-13 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=過去には汚職疑惑の報道も 鈴木宗男氏、ロシアびいき発言が物議 (2022年3月6日) |url=https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_200193436/ |website=エキサイトニュース |accessdate=2022-03-13 |language=ja}}</ref>。鈴木は外務政務次官や官房副長官などを歴任し、日露交渉や[[北方地域|北方領土]]問題に関して長年にわたって取り組み、1995年には国会議員として初めて北方領土に渡航した{{R|"asahi 20190514"}}。以後、北方領土を20回以上訪れたという{{R|"asahi 20190514"}}。また、1992年から開始された北方領土の[[北方四島交流事業|ビザなし交流]]訪問団の実現は、鈴木の尽力によるものである{{R|"asahi 20190514"}}。

「[[沖縄]]の返還なくして日本の[[戦後]]は終わらないと言ったのは[[佐藤栄作]]だが、なぜあの時、沖縄と北方領土の返還なくして日本の戦後は終わらないと言ってくれなかったのかと、涙した」と[[西村博之]]との対談で語っているように、鈴木がロシアと向き合っている原点には北方領土の問題がある<ref name="youtube">{{Cite web|和書|url=https://www.youtube.com/watch?v=qemKsOkKAYM|title=
ReHacQ−リハック−【公式】【ひろゆきvs鈴木宗男②】ウクライナ侵攻で激論！鈴木宗男、衝撃の動機【注意してご覧ください。】 |accessdate=2023-08-20}}</ref>。

===丸山穂高の武力による北方領土奪還発言関連===
2019年5月11日、[[丸山穂高]]衆院議員が北方領土のビザなし交流の訪問団の一員として同行した際、訪問団の団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと詰め寄った問題が発生した{{R|"asahi 20190514"}}。

14日、鈴木は朝日新聞の取材に対し、「発言は許せない」と丸山を非難するとともに、「（北方領土の）元島民の平均年齢は84歳。人生限られた中で、どんな思いで島に足を踏み入れているか。涙が出る思いだ」などと述べた{{R|"asahi 20190514"}}。また、ロシア国内では有力政治家がこの問題に言及して、報道もされたとし、「日露関係に大きな影響を及ぼす」としたうえで、「政治家の究極の目的は世界平和。戦争による解決を持ち出す発想はあり得ない。（丸山は）国民に改めて謝罪し経緯を説明すべきだ」と語った{{R|"asahi 20190514"}}。

20日午後、駐日ロシア大使から電話で「（丸山の）あの発言は何なんでしょうか」と連絡があった際、鈴木は「政府の考えでもなければ、国民の思いでもなければ、丸山氏個人の全く政治家としての見識のない発言」と断じて、「どうぞ、大使。心配することはないし、取り扱う必要はございません」と答え、大使もこれに了したという<ref name=”テレ朝20190524”/>。

===ロシアのウクライナ侵攻関連===
2022年2月より始まった[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|ロシアのウクライナ侵攻]]を巡っては、「1月中旬から[[アメリカ合衆国|アメリカ]]はロシアの[[ウクライナ]]侵攻が今でも明日にもあると言ってきた。挑発していたのではないか」などとブログに記し、欧米の対応に疑問を投げかけた<ref>{{Cite news |title=ロシア通の鈴木宗男氏「メディアが公正ではない」とウクライナ侵攻めぐる〝情報戦〟に疑問符|newspaper=東スポweb|date=2022-02-24|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/156079|accessdate=2022-02-26}}</ref>。さらにウクライナ侵攻が始まった2日後の2月26日には、自身のブログで
<blockquote>3年前から誠意を持って話し合いをすればロシアが動くことはなかった。いわんや10月23日、[[徘徊型兵器|自爆ドローン]]を飛ばしたことが緊張関係を増大させた。

一方的にロシアを批判する前に、[[民主主義]]、[[自由主義]]は約束を守るが基本である。

その約束を守らなかったのはどの国で、誰かを何故メディアは報じないのか。公正、公平を言葉にするなら事実関係を広く知らせることも重要ではないか。</blockquote>
と徹底したウクライナ批判、ロシア擁護論を展開した<ref>{{Cite web|和書|url=https://ameblo.jp/muneo-suzuki/entry-12728963722.html |title=2月26日（土） |publisher=ムネオ オフィシャルブログ|date=2022-02-26|accessdate=2022-03-05}}</ref>。

これに対して、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使はTwitter上で、「Muneo Suzuki is a shame of Ishin-no-kai!（鈴木宗男は維新の会の恥だ！）」<ref>{{Cite news |title=維新・松井代表 駐日ウクライナ大使を怒らせた鈴木宗男氏は「すれ違いを指摘しただけ」と静観|newspaper=東スポweb|date=2022-02-28|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/social/4029755/|accessdate=2022-03-05}}</ref>「What a shame, disgusting!（なんと恥知らずな、 嫌悪を覚える！）」と投稿し不快感を示した<ref>{{Cite web |url=https://twitter.com/KorsunskySergiy/status/1497737908085661699 |title=Twitter |publisher=セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使|date=2022-02-27|accessdate=2022-03-05}}</ref>。一方、鈴木は2月28日の予算委員会では「今、ロシアの方が一般市民を1人でも犠牲にしてはいけないと慎重なんです。ウクライナは銃を置くべきです」と主張した<ref>{{Cite news |title=維新・鈴木宗男氏　ウクライナ、ロシア両国の停戦協議に見解「時間はかからない」|newspaper=東スポweb|date=2022-02-28|url=https://www.tokyo-sports.co.jp/social/4030076|accessdate=2022-03-05}}</ref>。

その後も、一貫して徹底したウクライナ批判、ロシア擁護論を展開し続け、取材などに答えて「ロシアは原発施設を攻撃していない」「病院や学校を攻撃したという報道はウクライナ側からだけの情報である」<ref>{{Cite web|和書|title=歴代総理が頼ったロシア通・鈴木宗男が語る 日本のメディアが伝えない「プーチンの素顔」「ゼレンスキーの怠慢」（田原 総一朗,鈴木 宗男） @gendai_biz |url=https://gendai.ismedia.jp/articles/-/93643 |website=現代ビジネス |access-date=2022-04-22 |language=ja}}</ref>「[[ロシア連邦軍|ロシア軍]]の侵攻の原因は、[[ウォロディミル・ゼレンスキー|ゼレンスキー]][[ウクライナの大統領|大統領]]が挑発である。挑発しなければ、こんなことになっていなかった」<ref name="現代0422">{{Cite web|和書|title=「ゼレンスキー大統領が挑発しなければ、こんなことになっていなかった」日本一のロシア通・鈴木宗男の激白（現代ビジネス） |url=https://archive.ph/MPLEd |website=archive.ph |date=2022-04-22 |access-date=2022-04-22}}</ref>「経済制裁の、プーチンの個人資産凍結は悪手だった」<ref name="現代0422"/>「いくらロシアに[[経済制裁]]をしても戦争は終わらない、ロシアへの経済制裁を辞めるべきだ」<ref>{{Cite web|和書|title=鈴木宗男氏「いくら制裁しても闘い終わらない」NATOに要望「武器供与より話し合いを」（デイリースポーツ） - Yahoo!ニュース |url=https://archive.ph/mcx7q |website=archive.ph |date=2022-04-08 |access-date=2022-04-22}}</ref>と述べた。

またウクライナに対し、「自前で戦えないのなら潔く関係諸国に停戦の仲立ちをお願いするのが賢明な判断」「物価高で世界中が悲鳴を上げていることを考えるべきだ」「国力からしてロシアと1対1の戦いでは、その差は明らかである。ここはゼレンスキー大統領の勇気ある決断を願ってやまない」などと述べた<ref>{{Cite web|和書|title=鈴木宗男氏、ウクライナ側に「物価高で世界中が悲鳴を上げていることを考えるべき」「勇気ある決断を」（スポニチアネックス） |url=https://archive.ph/DaTw1 |website=archive.ph |date=2022-06-16 |access-date=2022-06-16}}</ref>。

2022年6月10日の衆院[[議員会館]]での講演で、日本の対露制裁について「国益にかなうか」「短絡的ではなかったか」と発言した<ref>{{Cite web|和書|title=対ロシア制裁「短絡的」 政府対応を疑問視―維新・鈴木氏：時事ドットコム |url=https://archive.ph/FN8KV |website=archive.ph |date=2022-06-16 |access-date=2022-06-16}}</ref>。同年6月16日にはブログで、ウクライナが戦闘を続けることで世界的な物価の上昇が起きているとして撤退を主張した。インターネット上では鈴木への批判が殺到し、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使からも抗議されている<ref>{{Cite web|和書|title=鈴木宗男議員“物価高も考えて”とウクライナへ撤退呼びかけも批判殺到…駐日ウクライナ大使も抗議 |url=https://jisin.jp/domestic/2109547/amp/ |website=女性自身|access-date=2022-06-17 }}</ref>。

2023年10月1日から5日の日程で、ロシアを訪問した。2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、日本の国会議員の訪露が明らかになるのは初めて。同月2日、ロシア外務省は{{仮リンク|アンドレイ・ルデンコ|ru|Руденко, Андрей Юрьевич}}外務次官が鈴木と会談したと発表した<ref>{{Cite news|url=https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231003-OYT1T50088/|title=鈴木宗男氏がモスクワ訪問か、ロシア外務省「外務次官と会談」「日本の対露制裁に遺憾の意を表明」|newspaper=読売新聞|date=2023-10-03|accessdate=2023-10-03}}</ref>。鈴木はロシアに、北方領土元島民の墓参や漁業の安全操業を求めてきた<ref>{{Cite news|url=https://www.uhb.jp/news/single.html?id=38224|title=「突破口開き 懸け橋も維持してくれた」北方領土の元島民 鈴木宗男議員のロシア訪問を"評価"―日本維新の会は10日にも処分 |newspaper=北海道ニュースHUB|date=2023-10-09|accessdate=2023-10-11}}</ref>が日本維新の会の[[藤田文武]]幹事長は、党内ルールで定めた海外渡航の際の党への届出がなかったとして、鈴木の処分を検討する考えを示した<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/sp/articles/ASRB34SX8RB3UTFK005.html|title=維新・鈴木宗男氏が訪ロ 吉村・大阪府知事「厳しく処分されるべき」|newspaper=時事通信|date=2023-10-03|accessdate=2023-10-03}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.jiji.com/amp/article?k=2023100300868|title=維新、鈴木宗男氏の処分検討 侵攻後、国会議員として初訪ロ|newspaper=時事通信|date=2023-10-03|accessdate=2023-10-03}}</ref>。3日、訪問先の[[モスクワ]]で記者団に対し「こういう時こそ対話が必要だという思いでやってきた」と説明。維新への訪露の事前連絡については「秘書の手続きが遅れた」と弁明した<ref>{{Cite news|url=https://www.jiji.com/amp/article?k=2023100300999|title=こういう時こそ対話 維新への連絡「秘書が遅れた」―鈴木宗男氏|newspaper=時事通信|date=2023-10-03|accessdate=2023-10-04}}</ref>。また、ロシア国営通信社スプートニクに「[[2022年ロシアのウクライナ侵攻|特別軍事作戦]]が継続されているが、ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対して屈することがない。」「ここは何の[[懸念]]もなく、100%[[確信]]を持って、私はロシアの未来、ロシアの明日を私は信じており、理解をしている」と話している様子が報道された<ref>{{Cite web|和書|title=鈴木宗男氏「ロシアの勝利信じる」と現地で発言 国営通信が動画配信：朝日新聞デジタル |url=https://www.asahi.com/articles/ASRB6416ZRB6UTFK003.html?iref=ogimage_rek |website=朝日新聞デジタル |date=2023-10-06 |access-date=2023-10-06 |language=ja}}</ref>。

2023年10月6日、この無断渡航および訪露中の発言を受けて、日本維新の会は鈴木の除名処分を検討していた<ref>{{Cite web|和書|title=＜独自＞鈴木宗男氏は「除名」 維新の党紀委が結論 |url=https://www.sankei.com/article/20231006-2JMVMCPG7VKUVKQA474YWC7N6I/ |website=産経ニュース |date=2023-10-06 |access-date=2023-10-06 |language=ja |first=SANKEI DIGITAL |last=INC}}</ref>が鈴木が離党届を出し受理され無所属となった<ref name="産経1010"/>。

==北朝鮮・朝鮮総連との関係==
[[親露|親露派]]と報道されるが<ref>{{Cite news |title=ロシア首相の択捉訪問懸念＝北方領土交渉、さらに苦境も－日本政府|newspaper=時事ドットコム|date=2019-07-31 |url=https://web.archive.org/web/20190731021529/https://www.jiji.com/jc/article?k=2019073001067&g=pol|accessdate=2023-10-06}}</ref><ref>{{Cite web|和書|author=佐藤優|authorlink=佐藤優 (作家)|url=https://president.jp/articles/-/46409?page=3 |title=｢恩人を裏切るなら出世させる｣そんな誘いに若きプーチンはどう応じたか 3/4ページ |website=PRESIDENT Online |publisher=[[プレジデント社]] |accessdate=2023-10-06}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=親露派の維新・鈴木宗男氏「今必要なのは対話」 – 東京スポーツ新聞社 |url=https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/156393 |website=東スポＷeb |accessdate=2023-10-06 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=鈴木宗男議員、実刑確定へ 近く失職・収監（写真=共同） |url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG08020_Y0A900C1000000/ |website=日本経済新聞 |date=2010-09-08 |accessdate=2023-10-06 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=過去には汚職疑惑の報道も 鈴木宗男氏、ロシアびいき発言が物議 (2022年3月6日) |url=https://www.excite.co.jp/news/article/Real_Live_200193436/ |website=エキサイトニュース |accessdate=2023-10-06 |language=ja}}</ref>、2002年小泉政権時代の[[北朝鮮による日本人拉致問題|北朝鮮による拉致被害者]]5人奪還後に明らかにされたが、[[朝鮮民主主義人民共和国|北朝鮮]]と友好関係があり、支援に熱心であった<ref name=":5" /><ref name=":6" /><ref name=":4" />。

[[1998年]]秋の自民党外交部会では、「宗男チルドレン」の若手議員らと共に北朝鮮支援を要求し、彼らは部会内の[[高市早苗]]、[[平沢勝栄]]ら国益に反するとの支援反対派議員の発言を大声で遮ったり、袖をつかむなどで物理的にも阻止し、日本政府保有の50万トン米を送付することを実現させた<ref name=":6">文藝春秋第80巻 p101,2002年</ref><ref name=":5" />。2000年3月に、38億4000万円相当の米10万トン、同年10月に約1億6000万ドル相当の米50万トンが北朝鮮へ送られた。2000年の50万トンの援助米は「一部の政治家の強い押しで決定した」ものであり、[[WFP|WFP(国際連合世界食糧計画)]]が北朝鮮支援枠で要請していた量が、日本以外の全世界も含めて19万5000トンだったのにもかかわらず、日本単独で世界へ要請された量を大きく上回る援助を行ったことには、「不思議以外の何ものでもない。」と批判されている。そもそも日本政府の[[弁済]]要求にもかかわらず、1995年に北朝鮮へ送付した有償35万トンの元本どころか利子さえも、2018年時点でも支払われていない<ref>{{Cite web|和書|title=日本は｢北朝鮮の金づる｣になってはならない |url=https://toyokeizai.net/articles/-/226736 |website=東洋経済オンライン |date=2018-06-25 |access-date=2023-10-06 |language=ja}}</ref>。

2022年の[[在日本朝鮮人総聯合会|朝鮮総連]]による全体大会に[[来賓]]参加し、「お役に立ちたい」と述べている<ref name=":4">{{Cite web|和書|title=鈴木宗男が北朝鮮に祝辞スピーチ「お役に立ちたい」放言に「いったいどういうことか」大騒動勃発 |url=https://www.asagei.com/214581 |website=アサ芸プラス |access-date=2023-10-06 |language=ja}}</ref><ref name=":1"/><ref name=":2" /><ref name=":5" />。立憲民主党の[[源馬謙太郎]]衆院議員、社民党の[[服部良一]]幹事長も出席し、挨拶した。鈴木は招待されながらも出席を断った人たちに触れ、過去にも自身は朝鮮総連の大会には出ていると述べている<ref name=":1"/><ref>{{Cite web|和書|title=鈴木宗男議員が朝鮮総連の大会で「お役に立ちたい」…本人が語る「発言の真意」 |url=https://smart-flash.jp/sociopolitics/184699/1 |website=SmartFLASH |access-date=2023-10-06 |language=ja}}</ref><ref name=":2"/>。鈴木宗男に対して、自民党からもロシアにだけでなく、北朝鮮の手下としても働くというのかと批判がされた<ref name=":4"/>。

== 議員連盟 ==
* 感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟に所属し、[[空間除菌剤|空間除菌]]を推進。
* [[死刑廃止を推進する議員連盟]]の発足以来からのメンバーである<ref>[http://kihachin.net/klog/archives/2009/05/suzuki_hosaka.html 喜八ログ 鈴木宗男・保坂展人トークライブ]</ref>。
* [[日韓議員連盟]] 副会長<ref>{{Cite news |和書|title=「若者は未来志向を」「貸した恩は忘れろ」29年ぶり訪韓のムネオ節 |newspaper=朝日新聞デジタル |date=2022-05-31 |author=鈴木拓也 |url=https://www.asahi.com/articles/ASQ5Z55C0Q5FUHBI01H.html |access-date=2022-08-04}}</ref>
* [[アイヌ政策を推進する議員の会]]
* [[人権外交を超党派で考える議員連盟]] <ref>[https://jinken-gaikou.org/ 所属議員のご紹介-会員]</ref>

== 主な役職 ==
{{出典の明記|date=2021年2月|section=1}}
*[[新党大地]]代表
*[[新党大地 (2012-)|新党大地・真民主]]代表
*[[八角部屋]]後援会会長
*[[ガーナ]]共和国議員連盟会長
*[[ガボン]]共和国議員連盟会長
*[[カメルーン]]共和国議員連盟会長
*[[ギニア]]共和国議員連盟会長
*[[ケニア]]共和国議員連盟会長
*[[コンゴ民主共和国]]議員連盟会長
*[[ザンビア]]共和国議員連盟会長
*[[ジンバブエ]]共和国議員連盟会長
*[[コートジボワール]]議員連盟会長
*[[ナイジェリア]]連邦共和国議員連盟会長
*[[ブルキナファソ]]議員連盟会長
*[[ブルンジ|ブルンディ共和国]]議員連盟会長
*[[ボツワナ]]共和国議員連盟会長
*[[モーリタニア]]・イスラム共和国議員連盟会長
*[[モザンビーク]]共和国議員連盟会長
*[[ルワンダ]]共和国議員連盟会長

== TV出演 ==
*[[西部邁ゼミナール]]（[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]）
::{| class="wikitable"
|-
! タイトル
! 放送日
|-
|[https://www.youtube.com/watch?v=H6cpbbawIiQ 宗男よ、北海道を背負って単独決起せよ]
|2009年3月7日
|}
* [[しくじり先生 俺みたいになるな!!]] （[[テレビ朝日]]、[[2015年]][[5月11日]]） - 「仕事を優先して家族との時間が持てず、子どもに怖がられちゃった先生」として出演。
* [[朝まで生テレビ]]
* [[サンデープロジェクト]]

== 選挙 ==
{{選挙歴
|衆|当落1=当|選挙名1=37|選挙区1=[[北海道第5区 (中選挙区)|旧北海道5区]]|政党名1=[[無所属]]|年齢1=36|得票数1=67,436|得票率1=10.4%|定数1=5|得票順1=4|候補者1=9
|衆|当落2=当|選挙名2=38|選挙区2=旧北海道5区|政党名2=[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]|年齢2=39|得票数2=93,855|得票率2=14.2%|定数2=5|得票順2=4|候補者2=8
|衆|当落3=当|選挙名3=39|選挙区3=旧北海道5区|政党名3=自由民主党|年齢3=43|得票数3=89,654|得票率3=13.2%|定数3=5|得票順3=5|候補者3=8
|衆|当落4=当|選挙名4=40|選挙区4=旧北海道5区|政党名4=自由民主党|年齢4=46|得票数4=85,201|得票率4=13.7%|定数4=5|得票順4=5|候補者4=9
|衆|当落5=比当|選挙名5=41|選挙区5=[[比例北海道ブロック|比例北海道]]（[[北海道第13区|北海道13区]]）|政党名5=自由民主党|年齢5=48|得票数5=55,491|得票率5=28.4%|定数5=9|得票順5=2|候補者5=4|比例順5=1|当選数5=3
|衆|当落6=当|選挙名6=42|選挙区6=比例北海道|政党名6=自由民主党|年齢6=52|定数6=8|比例順6=1|当選数6=2
|参|当落7=落|選挙名7=20|選挙区7=[[北海道選挙区]]|政党名7=無所属|年齢7=56|得票数7=485,382|得票率7=17.5%|定数7=2|得票順7=4|候補者7=7
|衆|当落8=当|選挙名8=44|選挙区8=比例北海道|政党名8=[[新党大地]]|年齢8=57|定数8=8|得票順8=|候補者8=|比例順8=1|当選数8=1
|衆|当落9=当|選挙名9=45|選挙区9=比例北海道|政党名9=新党大地|年齢9=61|定数9=8|得票順9=|候補者9=|比例順9=1|当選数9=1
|衆|当落10=落|選挙名10=48|選挙区10=比例北海道|政党名10=新党大地|年齢10=69|定数10=8|得票順10=|候補者10=|比例順10=1|当選数10=0
|参|当落11=当|選挙名11=25|選挙区11=[[参議院比例区|比例区]]|政党名11=[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]]|年齢11=71|得票数11=220,742|得票率11=32.0%|定数11=50|得票順11=1|候補者11=14|比例順11=1|当選数11=5
}}

== 著書 ==
*{{Cite book ja|title=世界が変わる日本が変わる : これからの日本外交と国際貢献を考える|url={{国立国会図書館デジタルコレクション|12870344}}|url-access=registration|publisher=講談社|date=1992-04-15|isbn=4062058588}}
*『宗男の言い分』 （飛鳥新社、2002年）ISBN 4870315130 〈インタビュー集 聞き手歳川隆雄・[[二木啓孝]]〉
*『反乱』 （ぶんか社、2004年）ISBN 4821108690
*『100%ムネオマガジン―鈴木宗男、とことん丸裸』 （イーストプレス、2005年）ISBN 4872576217
*『闇権力の執行人』 （講談社、2005年）ISBN 4062129213 - 2007年文庫化。
*『鈴木宗男の国会質問主意書 全255本』（にんげん出版、2006年）ISBN 493134416X
*『北方領土「特命交渉」』 （講談社、2006年、佐藤優との共著）ISBN 406213666X - 2007年文庫化。
*『反省 私たちはなぜ失敗したのか?』 （アスコム、2007年、佐藤優との共著）ISBN 4776204355
*『ムネオ流マラソン術 ~仕事人間でも走れる42・195&nbsp;km~』 （講談社、2008年、鈴木彰監修）ISBN 4062146738
*『汚名 国家に人生を奪われた男の告白』（講談社、2009年）ISBN 9784062151061 - 2010年文庫化、『汚名 検察に人生を奪われた男の告白』に改題。
*『政治の修羅場』（文藝春秋、2012年）ISBN 9784166608645
*『ムネオの遺言 逆境から立ち上がる37の方策』（講談社、2015年）ISBN 9784062197502

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=注}}

=== 出典 ===
{{Reflist|2}}

== 関連項目 ==
* [[北海道出身の人物一覧]]
* [[緑の保守主義]]
* [[中道主義]]
* [[キルギス日本人誘拐事件]]
* [[中川一郎]] - 政界入りする前に秘書として仕えた。
* [[金丸信]] - 鈴木の国政での師匠。
* [[野中広務]] - 金丸の死後、鈴木の国政での師匠。
* [[亀井静香]] - 反小泉・反新自由主義などで近い関係にある。
* [[ジョン・ムウェテ・ムルアカ]] - 鈴木の元秘書。
* [[リクルート事件]]
* [[箱物行政]]
* [[松山千春]] - 同郷の盟友。
* [[北勝海信芳|北勝海]] - 現・八角親方。八角部屋後援会長を務めている。
* [[三井浩二]] - 同郷の元プロ野球選手。鈴木は三井の後援会長を務めていた。
* [[質問主意書]]
* [[下地幹郎]]
* [[在タイ日本国大使館]]（[[村本博之|村本カメラマン]]銃撃事件や領事部の美術品紛失の件について国会答弁。）
* [[浅田満]]
* [[曹洞宗]]

== 外部リンク ==
* [https://muneo.jp/ 鈴木宗男公式サイト]
* {{Ameba ブログ|muneo-suzuki|鈴木宗男オフィシャルブログ「花に水　人に心」}}
* [https://president.jp/list/author/鈴木%20宗男 鈴木宗男] - [[プレジデントオンライン]]

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| title = {{Flagicon|JPN}} [[内閣官房副長官]]（政務担当・衆議院）
| before = [[額賀福志郎]]
| years = 1998年 - 1999年
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}}
{{succession box
| title = {{Flagicon|JPN}} [[北海道開発庁#歴代の北海道開発庁長官等|北海道開発庁長官]]
| before = [[稲垣実男]]
| years = 第66代：1997年 - 1998年
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| title = {{Flagicon|JPN}} [[沖縄振興局#歴代の沖縄開発庁長官等|沖縄開発庁長官]]
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| years = 第35代：1997年 - 1998年
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| title = {{Flagicon|JPN}} [[参議院]][[懲罰委員会|懲罰委員長]]
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|title = [[日本維新の会 (2016-)#国会議員団役員|日本維新の会国会議員団副代表]]
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