裲襠のソースを表示

あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:

あなたのIPアドレスは、すべてのウィキメディア財団のウィキで投稿ブロックされているIPアドレス範囲に入っています。

ブロックは‪EPIC‬により行われました。ブロックの理由はOpen proxy/Webhost: See the help page if you are affectedです。

ブロック開始日時: 2024年7月2日 (火) 08:48
ブロック解除予定: 2025年7月2日 (水) 08:48

あなたの現在のIPアドレスは206.189.44.186です。ブロックされている範囲は206.189.32.0/20です。

お問い合わせの際は、上記の詳細情報をすべて含めてください。

もし、この投稿ブロックが錯誤によるものだと考えているのであれば、グローバル方針のNo open proxies（公開プロキシの規制）で詳細情報などが入手できます。あるいは、投稿ブロックに関して議論したい場合は、メタウィキでブロックの見直しを依頼してください。スチュワード用 VRT キューにメールを送信する (宛先: stewards@wikimedia.org) こともできます。

このページのソースの閲覧やコピーができます。

[[File:Ryouou in Bugaku (Hokkaido Gokoku-Jinja) 3.jpg|thumb|200px|走り舞「[[蘭陵王 (雅楽)|蘭陵王]]」での毛縁裲襠（[[北海道護國神社]]の[[祭]] [[奉納]]舞楽）]]
'''裲襠'''（りょうとう、うちかけ）とは、古来、儀式の時に[[武官]]が礼服の上に着用した[[貫頭衣]]型の衣服<ref name="ri">[http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E3%82%8A&match=beginswith&itemid=DJR_ryoutou_-060 大辞林 第三版「裲襠（りょうとう）」] 三省堂 2015年10月16日閲覧</ref>。中央にある穴に[[頭]]・[[首]]を通す形となり、[[胸部]]と背部に当てて着用し、上から[[帯]]を締める。類似した衣装を舞楽でも使用し、[[舞|舞楽]]装束の一つも指す<ref name="ri"/>。

== 概要 ==
『[[令義解]]』には裲襠について記載があり「謂、一片当背、一片当胸、故曰（ゆえにいう）裲襠也。」と記され、現代の様式と大きくは変わっていない。裲襠はいわゆる貫頭衣で、主に長方形に仕立てた[[布|布帛]]類の中央に空白を作り、そこに頭を通して着る衣服のことである。[[平安時代]]中期の漢和辞書である『[[和名類聚抄]]』では[[訓読み]]で「うちかけ」としている。

本来は[[上半身]]を保護する目的で着用する衣服、次いで上半身に身に付ける[[鎧]]のような[[防具]]類であったが、次第に威儀を示す趣向を持ち、[[刺繍]]をほどこしたり[[絹織物|錦]]（にしき）を用いる衣装に発展したと考えられている<ref name="ta">[https://kotobank.jp/word/%E8%A3%B2%E8%A5%A0%28%E3%82%8A%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%86%29-1607450 日本大百科全書「裲襠（りょうとう）」] 小学館 2015年10月16日閲覧</ref>。

== 律令 ==
『[[養老律令]]』の衣服令では「[[衛府]]の督佐は繍（ぬいもの）の裲襠、[[兵衛督]]の督佐は雲錦の裲襠を位襖（いおう）の上に加える」とあり、続いて「会集の日などには、衛府の督佐は錦の裲襠を位襖の上に加える」といった規定をしている<ref name="ta"/>。

[[天皇]][[行幸]]の際は、[[近衛府]]に属する[[駕輿丁]]（かよちょう、[[鳳輦]]を担ぐ役割の者）も[[単衣]]の衣服である布衫（ふさん）の上に布製の裲襠を着用した。

== 舞楽 ==
[[画像:Himuro Jinja Reisai Batou.jpg|thumb|250px|走り舞「[[抜頭]]」での毛縁裲襠（[[氷室神社]]例祭 夕座舞楽）]]
舞楽装束で着る裲襠は舞の種類で大別でき、1つは[[剣]]や[[盾]]、[[武器]]類を持って舞う「武の舞」<ref>[http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/194389/m0u/%E6%AD%A6%E3%81%AE%E8%88%9E/ デジタル大辞泉「ぶ‐の‐まい（武の舞）」] 小学館 2015年10月16日閲覧</ref>で着る'''金襴縁'''、もう1つは軽快なリズムで走るように舞う「走り舞（走り物）」<ref>[http://www.excite.co.jp/dictionary/japanese/?search=%E8%B5%B0%E3%82%8A%E8%88%9E&match=beginswith&itemid=DJR_hasiri_-010-_mai_-01 大辞林 第三版「はしりまい（走り舞）」] 三省堂 2015年10月16日閲覧</ref>で着る'''毛縁'''の2つが代表的である。
#金襴縁（きんらんべり）は、錦の生地に縁取りは金襴をほどこす。主に武の舞で使用するが、曲によっては唐獅子などの文様で飾った[[蛮絵装束]]となり、裲襠は用いない。
#毛縁（けべり）は錦か唐織の生地に、縁取りは[[生糸]]や[[アサ|麻糸]]を束ねた[[房]]飾りを囲むようにめぐらす。元々は[[毛皮]]を縁に付け加えていたが、時代の経過と共に房飾りの[[デコレーション|装飾]]が定着したと見られている<ref name="ta"/>。主に走り舞で使用する。

== 美術品 ==
平安時代末期の「[[扇面法華経冊子]]」、[[鎌倉時代]]の「[[春日権現験記|春日権現験記絵巻]]」には、裲襠装束を身に着け舞に興じる様子が描かれている。

*紺地二重蔓牡丹唐草模様金襴裲襠（[[東京国立博物館]]蔵）[[重要文化財]]指定
高野山天野社（現：[[丹生都比売神社]]）が所有していた裲襠。墨書銘に「[[永和 (日本)|永和]]四年（[[1378年]]）三月十六日」とあり、金襴は[[元 (王朝)]]後期の品を[[輸入]]して製作したと見立てられている。[[南北朝時代 (日本)|南北朝時代]]の現存品。
*紺地金襴牡丹模様裲襠（東京国立博物館蔵）
高野山天野社（現：丹生都比売神社）が所有していた[[童子]]用の装束。墨書銘に「永和四年（1378年）三月十六日」とありその年代の裲襠ともされるが、後の[[享徳]]3年（[[1454年]]）に新調した多量品の一つとの見解もある<ref name="de">[http://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/index_pc.html 「舞楽装束類, 天野社伝来（美術工芸品, 和歌山県）」] 国指定文化財データベース 2015年10月17日閲覧</ref>。いずれにしても[[14世紀]] - [[15世紀]]、[[室町時代]]の現存品となる。保存状態が良く、[[工芸]]や服飾史の[[資料]]と価値が高い<ref name="de"/>。
*還城楽裲襠 舞楽装束（東京国立博物館蔵）
[[江戸時代]]の現存品。走り舞の「還城楽」で使用した裲襠。
*貴徳裲襠 茶地丸文[[唐草模様]]唐織（東京国立博物館蔵）
江戸時代（[[19世紀]]）の現存品。走り舞の「貴徳」で使用した裲襠。

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
*[[納曽利]] - 走り舞

{{和服}}
{{デフォルトソート:りようとう}}

[[Category:和服]]
[[Category:雅楽]]

このページで使用されているテンプレート:

Template:Icon (ソースを閲覧) (拡張半保護)
Template:Navbox (ソースを閲覧) (保護)
Template:Navbox subgroup (ソースを閲覧) (拡張半保護)
Template:Reflist (ソースを閲覧) (保護)
Template:和服 (編集)
モジュール:Arguments (ソースを閲覧) (保護)
モジュール:Icon (ソースを閲覧) (保護)
モジュール:Icon/data (ソースを閲覧) (保護)
モジュール:Navbox/former (ソースを閲覧) (保護)

裲襠に戻る。

「https://ja.wikipedia.org/wiki/裲襠」から取得