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{{スペイン語圏の姓名|デ・アレイルサ|マルティネス＝ロダス}}
{{政治家
|人名 = ホセ・マリア・デ・アレイルサ
|各国語表記 = {{lang-es|José María de Areilza}}
|画像 = José María de Areilza (1976).jpg
|画像説明 = 
|国略称 = {{ESP}}
|生年月日 = [[1909年]][[8月3日]]
|出生地 =  {{ESP1785}}、[[ビスカヤ県]][[ポルトゥガレテ]]
|没年月日 = {{死亡年月日と没年齢|1909|8|3|1998|2|22}}
|死没地 =  {{ESP}}、[[マドリード州]][[マドリード]]
|出身校 =[[サラマンカ大学]]<br />[[バスク大学|ビルバオ高等工科学校]]
|前職 =
|現職 =
|宗教 =
|所属政党 =[[民主中道連合]](UCD)
|称号・勲章 =
|世襲の有無 =
|親族（政治家） =
|配偶者 = 
|サイン = 
|国旗 = スペイン |職名 = [[ビルバオ]]市長 |選挙区 = 
|就任日 = 1937年7月21日 |退任日 = 1938年2月24日
|国旗2 = スペイン |職名2 = 外務大臣 |選挙区2 = 
|就任日2 = 1975年12月11日 |退任日2 = 1976年7月7日
|}}
'''ホセ・マリア・デ・アレイルサ・イ・マルティネス＝ロダス'''（{{lang-es|José María de Areilza y Martínez-Rodas}}, [[1909年]][[8月3日]] – [[1998年]][[2月22日]]）は、[[スペイン]]・[[ビスカヤ県]][[ポルトゥガレテ]]出身の[[政治家]]・エンジニア・[[外交官]]。1975年から1976年には外務大臣を務めた。

== 経歴 ==
=== フランコ体制下 ===
アレイルサ家は[[スペイン・バスク]]におけるブルジョアの中心的な家庭だった<ref name=watanabe134>渡部哲郎『バスクとバスク人』平凡社、2004年</ref>。父親のエンリケ・デ・アレイルサ・アレギは[[外科医]]であり、[[バスルト]]、[[ゴルリス]]など複数の自治体における病院の設立者でもあった。1909年、ホセ・マリア・デ・アレイルサは[[ビルバオ]]郊外の[[ポルトゥガレテ]]に生まれ、[[サラマンカ大学]]で法学を、ビルバオ高等工科学校（[[バスク大学]]の前身のひとつ）で産業工学を学んだ。[[スペイン内戦]]中の1937年6月には、[[フランシスコ・フランコ]]を中心とする反乱軍によってビルバオが占領されたが、27歳のアレイルサは7月21日に反乱軍によってビルバオ市長に任命され、声明で[[ホセ・アントニオ・アギーレ]]を非難した<ref name=wata51>ポール・プレストン『スペイン内戦 包囲された共和国 1936-1939』宮下峰夫 訳, 明石書店, 2009年、p.321</ref>。1938年2月24日まで市長を務めている。スペイン主義とバスク地方意識の強い政治家であり、内戦後には[[スペイン・バスク|バスク地方]]がスペイン経済の支柱となるように務めた<ref name=watanabe134/>。内戦終結後には長らく[[外交官]]を務め、1947年から1950年には在アルゼンチン・スペイン大使として[[ブエノスアイレス]]で、1954年から1960年には在アメリカ合衆国・スペイン大使として[[ワシントンD.C.]]で、1960年から1964年には在フランス・スペイン大使として[[パリ]]で勤務した。フアン・カルロス1世の父である[[バルセロナ伯]][[フアン (バルセロナ伯)|フアン]]の政治秘書官を務めたこともあった<ref name=shizuka89>碇順治『スペイン 静かなる革命 フランコから民主へ』彩流社, 1990年, 89-96</ref>。

=== 民主化移行期 ===
フランコ死後の1975年12月11日、[[フアン・カルロス1世 (スペイン王)|フアン・カルロス1世]]の下で初の外務大臣に就任した。外交官だったアレイルサはスペイン国外での受けが良く、王党派だったものの反体制派からも一目置かれていた<ref name=shizuka89/>。1975年のフランコ死去後に国家元首となったフアン・カルロス1世は、1976年にアリアス・ナバーロ首相の後継者となる首相を初めて選出した。アレイルサは[[マヌエル・フラガ・イリバルネ]]、{{仮リンク|フェデリコ・シルバ・ムニョス|es|Federico Silva Muñoz}}とともに首相の最有力候補と目されたが、結局若い[[アドルフォ・スアレス]]が首相に就任した<ref name=shizuka81>碇順治『スペイン 静かなる革命 フランコから民主へ』彩流社, 1990年, 81-88</ref>。フアン・カルロス1世はスアレスを首相に任命するに当たって、政治家としての能力を高く評価していたアレイルサを入閣させることを要請したが、アレイルサはアリアス・ナバーロ内閣の解散とともに辞表を提出し、スアレス内閣に入閣することはなかった<ref name=shizuka81/>。1976年にはピオ・カバニリャスとともに国民党<ref>1989年から存在する[[国民党 (スペイン)|国民党]]とは異なる。</ref>を設立し、この国民党は後に[[民主中道連合]](UCD)の一部となったが、アレイルサ自身はスアレスと対立してUCDを離党した。1979年には民主同盟(CD)の一員として、マドリード県選挙区から[[スペイン下院|下院議員]]に選出された。1981年には[[欧州議会]]の議員団代表となり、1987年には[[レアル・アカデミア・エスパニョーラ]]（スペイン王立アカデミー）の一員に選出された。アレイルサは生涯に3,000以上の新聞記事と12冊の書籍を執筆した。

== 脚注 ==
{{reflist}}

{{Europe-politician-stub}}
{{Spain-stub}}

{{Normdaten}}

{{デフォルトソート:てあれいるさ ほせ まりあ}}
[[Category:スペインの政治家]]
[[Category:スペインの外相]]
[[Category:バスクの政治家]]
[[Category:バスクの著作家]]
[[Category:在アメリカ合衆国スペイン大使]]
[[Category:在アルゼンチンスペイン大使]]
[[Category:在フランススペイン大使]]
[[Category:レアル・アカデミア・エスパニョーラ会員]]
[[Category:バスク大学出身の人物]]
[[Category:ポルトゥガレテ出身の人物]]
[[Category:1909年生]]
[[Category:1998年没]]

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