タワーオブロンドンのソースを表示

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{{混同|タワーオブロンドン (2020年生の競走馬) |x1=アイルランドの競走馬}}
{{競走馬
|名 = タワーオブロンドン
|画 = [[File:Tower of London Sprinters Stakes 2019(IMG1).jpg|333px]]
|説 = 2019年スプリンターズS
|英 = Tower of London<ref name="eng">[https://www.jbis.or.jp/horse/0001209439/ タワーオブロンドン｜JBISサーチ（JBIS-Search）]</ref>
|漢 = {{lang|zh|倫敦塔}}
|性 = [[牡馬|牡]]
|色 = [[鹿毛]]
|種 = [[サラブレッド]]
|生 = [[2015年]][[2月9日]]
|死 =
|登 = 
|抹 = 2020年12月24日
|父 = [[レイヴンズパス|Raven's Pass]]
|母 = スノーパイン
|母父 = [[ダラカニ|Dalakhani]]
|国 = {{JPN}}（[[北海道]][[日高町 (北海道)|日高町]]）
|産 = [[ダーレー・ジャパン・ファーム|ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社]]
|主 = [[ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム|H.H.シェイク・モハメド]]<br/>→[[ゴドルフィン]]
|調 = [[藤沢和雄]]（[[美浦トレーニングセンター|美浦]]）
|績 = 18戦7勝<br />中央：17戦7勝<br />海外：1戦0勝
|金 = 4億755万円
|レ = [[ワールド・ベスト・レースホース・ランキング|WBRR]]
|レ値 = S117 / 2019年<ref>{{Cite web |url=https://www.ifhaonline.org/resources/WTRRankings/LWBRR.asp?batch=71 |title=The LONGINES World's Best Racehorse Rankings 2019 |publisher=[[国際競馬統括機関連盟|IFHA]] |accessdate=2024-11-2}}</ref>
|medaltemplates = 
{{medalGI|[[スプリンターズステークス|スプリンターズS]]|2019年}}
{{medalGII|[[京王杯2歳ステークス|京王杯2歳S]]|2017年}}
{{medalGII|[[京王杯スプリングカップ|京王杯スプリングC]]|2019年}}
{{medalGII|[[セントウルステークス|セントウルS]]|2019年}}
{{MedalGIII|[[アーリントンカップ|アーリントンC]]|2018年}}
}}
'''タワーオブロンドン'''（欧字名:{{lang|en|Tower of London}} [[中国語|香]]:{{lang|zh|倫敦塔}}、[[2015年]][[2月9日]] - ）は、[[日本]]の[[競走馬]]・[[種牡馬]]<ref name="eng"/>。主な勝ち鞍は[[2019年]]の[[スプリンターズステークス]]、[[京王杯スプリングカップ]]、[[セントウルステークス]]、[[2017年]]の[[京王杯2歳ステークス]]、[[2018年]]の[[アーリントンカップ]]。

馬名の由来は「[[ロンドン塔]]」<ref>[https://www.jra.go.jp/datafile/resist/ JRAホームページ] 2018年4月30日閲覧</ref>。

==経歴==
=== デビュー前 ===
[[2015年]]2月9日、[[北海道]][[日高町 (北海道)|日高町]]の[[ダーレー・ジャパン・ファーム]]で[[持込馬]]として誕生{{#tag:ref| [[アイルランド]]で繋養されていた母スノーパインが[[レイヴンズパス]]の仔を受胎した状態で日本に輸入され、生まれたのがタワーオブロンドンである。母は翌年にアイルランドへ帰国している<ref name="furusato"></ref>。|group="注"|name=持込}}。母の初仔ということもあり当歳時はやや小柄であったが、離乳後から一気に成長を遂げる<ref name="furusato">[https://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_91520 京王杯2歳S　G2 | 重賞ウイナーレポート]. 競走馬のふるさと案内所. 2018年4月30日閲覧</ref>。1歳秋からの中間育成においては、ダーレー・ジャパン・ファームの同世代の馬の中では断トツの馬格と幅と筋肉量の持ち主になっていた<ref name="furusato2">[https://uma-furusato.com/winner_info/detail/_id_93170 アーリントンC　G3 | 重賞ウイナーレポート]. 競走馬のふるさと案内所. 2018年4月30日閲覧</ref>。

=== 2歳（2017年） ===
7月29日、[[札幌競馬場]]での新馬戦で鞍上[[クリストフ・ルメール]]でデビュー。追い切りが仕上がり途上だったため2番人気に留まったが、2馬身半差で逃げ切って新馬勝ち<ref>[https://web.archive.org/web/20170801064439/http://www.hochi.co.jp/horserace/20170729-OHT1T50147.html 【札幌2歳新馬】タワーオブロンドンが逃げ切りV　ルメール騎手「すごくびっくりした」]. スポーツ報知(2017年7月29日付). 2018年4月30日閲覧</ref>。2戦目の[[クローバー賞]]（OP）では一旦先頭に立つもダブルシャープに差し返されて2着となる<ref>[https://web.archive.org/web/20170823140810/http://www.hochi.co.jp/horserace/20170821-OHT1T50095.html 【次回注目馬】2着惜敗のタワーオブロンドンは短距離の差し馬　東京7ハロンで見たい]. スポーツ報知(2017年8月21日付). 2018年4月30日閲覧</ref>。距離を100m短縮したききょうS（OP）ではノーステッキで後続を突き放して圧勝。鞍上のルメールは「次の[[ロードカナロア]]です」と絶賛した<ref>[https://www.daily.co.jp/horse/2017/09/24/0010581893.shtml 【ききょうＳ】タワーオブロンドン圧勝　ルメール絶賛「次のロードカナロア」]. デイリースポーツ(2017年9月24日付). 2018年4月30日閲覧</ref>。

続く[[京王杯2歳ステークス]]（GII）では中団待機から上がり3F33秒2の豪脚で突き抜け、2着[[カシアス (競走馬)|カシアス]]に2馬身差をつけて重賞初制覇を果たした<ref name="furusato"></ref>。[[朝日杯フューチュリティステークス]]（GI）では[[ダノンプレミアム]]に次ぐ2番人気に支持される。直線でインコースを突いて追い上げるも、ダノンプレミアムには突き放され、[[ステルヴィオ (競走馬)|ステルヴィオ]]にも交わされての3着に終わった。レース後、ルメールは「もう少し短い距離の方がよさそうです」とコメントした<ref>[http://www.hochi.co.jp/horserace/20171217-OHT1T50100.html 【朝日杯FS】タワーオブロンドンは3着　ルメール騎手「少し短い距離の方がよさそうです」]. スポーツ報知(2017年12月17日付). 2018年4月30日閲覧</ref>。
<gallery>
Tower of London Keio Hai Nisai Stakes 2017 (IMG1).jpg|京王杯2歳S
Tower of London Keio Hai Nisai Stakes 2017 (IMG2).jpg|表彰式
</gallery>
=== 3歳（2018年） ===
4月14日の[[アーリントンカップ]]（GIII）から始動。勝ち鞍のないマイル戦ながら1番人気に推されると、中団後方から直線鋭く伸びて重賞2勝目を挙げた。勝ち時計1分33秒4はレースレコードだった<ref name="furusato2"></ref>。

[[NHKマイルカップ]]（GI）でも本命視されたが、スタートで躓き、直線も前にスペースがなくほとんど追うことができないまま12着に終わった。これにより、計画されていた[[イギリス]]・[[ロイヤルアスコット開催]]への参戦も白紙となった<ref>[https://web.archive.org/web/20180508053656/https://www.tokyo-sports.co.jp/race/horse/1001482/ 【NHKマイルC・後記】タワーオブロンドン　まさかの12着で英遠征白紙]. 東京スポーツ(2018年5月7日付). 2018年5月7日閲覧</ref>。その後は[[安田記念]]（GI）出走を目指して調整されたが、レース4日前に体調を考慮しての回避が発表された<ref>[http://race.sanspo.com/keiba/news/20180530/ope18053020050023-n1.html 【安田記念】藤沢和の3頭回避、出走はサトノアレス1頭]. サンケイスポーツ(2018年5月30日付). 2018年6月3日閲覧</ref>。

秋は[[キャピタルステークス]]から復帰、鞍上も短期免許で来日していた[[ゴドルフィン]]の主戦[[ウィリアム・ビュイック]]騎手を配し、後方から追い込み2着となった。
<gallery>
Tower of London Arlington Cup 2018(IMG1).jpg|アーリントンC
Tower of London Arlington Cup 2018(IMG2).jpg|表彰式
Tower of London NHK Mile Cup 2018.jpg|NHKマイルC
</gallery>
=== 4歳 （2019年） ===
[[東京新聞杯]]から始動し、鞍上が再びルメール騎手に戻ったここは上がり馬の[[インディチャンプ]]に次ぐ2番人気に推されたがプラス10キロの馬体増の影響で末脚が不発し5着に敗れた<ref>{{Cite web|和書|title=【東京新聞杯】タワーオブロンドン馬体増響き５着 ルメール「最後に速い脚使えなかった」|url=https://race.sanspo.com/keiba/news/20190203/ope19020319240008-n1.html|website=サンスポZBAT！競馬|accessdate=2019-02-19|language=ja|first=SANKEI DIGITAL|last=INC}}</ref>。

その後は短期免許で来日していたオーストラリアの若手[[ダミアン・レーン]]騎手を鞍上に迎えて[[京王杯スプリングカップ]]に出走。1番人気に推されると道中は折り合いに専念。直線では鋭い伸びを見せて、コースレコードを叩き出し優勝。重賞3勝目を飾った<ref>{{Cite web|和書|title=【京王杯SC】タワーオブロンドンがレコードでV！ 重賞3勝目/JRAレース結果 {{!}} 競馬ニュース|url=https://news.sp.netkeiba.com/?pid=news_view&no=154884|website=netkeiba.com|accessdate=2019-08-08|language=ja}}</ref>。鞍上のレーンは来日3週目で早くも重賞2勝目を挙げた。

登録していた[[安田記念]]は回避し、[[函館スプリントステークス|函館スプリントS]]へ再びレーン騎手鞍上で出走。[[中央競馬競走除外多発事案|JRA禁止薬物騒動]]の影響で登録13頭の内6頭が競走除外となる中、1番人気に推される。レースでは上がり3F33秒5のメンバー最速の末脚を発揮するも、逃げた[[カイザーメランジェ]]を捉えきれず、また[[アスターペガサス]]にもクビ差届かず3着に敗れた<ref>{{Cite web|和書|title=【函館スプリントS】1番人気タワーオブロンドン直線よく伸びたが3着 レーン「前走ほどの反応なかった」 - スポニチ Sponichi Annex ギャンブル|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/06/16/kiji/20190616s00004048299000c.html|website=スポニチ Sponichi Annex|accessdate=2019-08-09|language=ja}}</ref>。

鞍上がルメールに戻った[[キーンランドカップ]]では、[[ダノンスマッシュ]]に次ぐ2番人気に推される。レースはダノンスマッシュが優勝。その後続いて同時入線したリナーテとの写真判定の末、ハナ差の2着になった<ref>{{Cite web|和書|title=【キーンランドＣ】接戦の２着争い制したのはタワーオブロンドン ルメール「スプリントホースだ」|url=https://hochi.news/articles/20190825-OHT1T50156.html|website=スポーツ報知|date=2019-08-25|accessdate=2019-08-28|language=ja}}</ref>。

中1週のローテーションで臨んだ[[セントウルステークス]]（GII）では、当年の[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]を勝った[[ミスターメロディ]]を抑えて1番人気に推される。レースでは道中中団を進むと、直線残り約400mで鋭い末脚を発揮、後続を一気に突き放すレコード勝ちで圧勝。重賞4勝目を飾ると共に、スプリンターズステークスの優先出走権を獲得した<ref>{{Cite web|和書|title=【産経賞セントウルＳ】１番人気タワーオブロンドンがレコード快勝で新境地開く！|url=https://race.sanspo.com/keiba/news/20190908/ope19090815430007-n1.html|website=サンスポZBAT！競馬|accessdate=2019-09-08|language=ja|first=SANKEI DIGITAL|last=INC}}</ref>。

秋のスプリント王者決定戦[[スプリンターズステークス]]では主戦のルメールが同厩舎の[[桜花賞]]馬[[グランアレグリア]]に騎乗予定のため、[[浜中俊]]との初コンビで参戦を予定していた<ref>{{Cite web|和書|date=2019-09-11|url=https://www.keibalab.jp/topics/38829/|title=【次走報まとめ】短距離王目指すタワーオブロンドンは浜中騎手とG1へ！|publisher=競馬ラボ|author= |accessdate=2019-09-29}}</ref>。しかし、グランアレグリアが左前脚の蹄の炎症により回避することが決まり、ルメールの継続騎乗が実現した<ref>{{Cite web|和書|date=2019-09-24|url=https://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2019/09/24/kiji/20190923s00004048465000c.html|title=【スプリンターズS】タワーオブロンドン　初G1獲りルメールに託す|publisher=スポーツニッポン|author= |accessdate=2019-09-29}}</ref>。同じくG1初制覇を狙うダノンスマッシュとの二強対決が注目され、そのダノンスマッシュから僅差の2番人気に推されると、レースでは中団でじっくり折り合いをつけ、直線で外に持ち出すと鋭い伸び脚で逃げる[[モズスーパーフレア]]を半馬身差で差し切り悲願のGI初制覇を成し遂げた<ref>{{Cite web|和書|title=【スプリンターズS】タワーオブロンドンが直線一気の差し切り！|url=https://keibana.com/2019/09/29/na11-48/|website=競馬ニュースなら「競馬のおはなし」|date=2019-09-29|accessdate=2019-09-29|language=ja|last=kbn_ykw}}</ref>。
<gallery>
Tower of London Centaur Stakes 2019(IMG1).jpg|セントウルS
Tower of London Centaur Stakes 2019(IMG2).jpg|表彰式
Tower of London Sprinters Stakes 2019(IMG2).jpg|スプリンターズS
</gallery>
===5歳（2020年）===
この年は[[オーシャンステークス]]から始動。ここでもダノンスマッシュと人気を分け合う形となり、最終的に2番人気となった。レースではスタート後後方に位置取り、直線手前で6番手に進出、終いまで末脚を伸ばすが、勝ち馬らから離された3着となった<ref name=":0">{{Cite web|和書|title=【夕刊フジ賞オーシャンＳ】タワーオブロンドンは３着 ルメール「次は良くなるよ」|url=https://race.sanspo.com/keiba/news/20200307/ope20030718480004-n1.html|website=サンスポZBAT！競馬|accessdate=2020-03-24|language=ja|first=SANKEI DIGITAL|last=INC}}</ref>。鞍上のルメールは斤量差や休み明けだった事を敗因に挙げた<ref name=":0" />。

続く[[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]では当初、主戦のルメールが当日ドバイで騎乗するため、[[短期免許]]で来日中の[[ライル・ヒューイットソン]]を鞍上に迎える予定であったが<ref>{{Cite web|和書|title=【高松宮記念想定】タワーオブロンドンはヒューイットソン騎手、グランアレグリアは池添謙一騎手 {{!}} 競馬ニュース|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=168497|website=netkeiba.com|accessdate=2020-09-02|language=ja}}</ref>、同じくドバイで騎乗予定だった[[福永祐一]]が[[新型コロナウイルス感染症 (2019年)|新型コロナウイルス]]感染拡大の影響で渡航を中止したため、最終的に福永を鞍上に迎えることとなった<ref>{{Cite web|和書|title=福永祐一騎手がドバイ遠征中止、高松宮記念でタワーオブロンドンに騎乗 {{!}} 競馬ニュース|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=168944|website=netkeiba.com|accessdate=2020-09-02|language=ja}}</ref>。ダノンスマッシュをはじめ、昨年の[[阪神カップ]]を圧勝した[[桜花賞]]馬[[グランアレグリア]]、[[モズアスコット]]や[[ノームコア (競走馬)|ノームコア]]といったマイルGI馬も参戦する豪華メンバーの中<ref>{{Cite web|和書|title=【高松宮記念】春のスプリント王決定戦に豪華メンバー集結/JRAレースの見どころ {{!}} 競馬ニュース|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=168949|website=netkeiba.com|accessdate=2020-09-02|language=ja}}</ref>、春秋スプリント制覇を期待され1番人気に推されたが、結果は12着と大敗。鞍上の福永はレース後、「4コーナーまで抜群（の手応え）で、満を持して追い出したけど、トモ（後肢）が流れて手応えほど伸びなかった」とコメントした<ref>{{Cite web|和書|title=【高松宮記念・敗者の弁】１番人気のタワーオブロンドンは１２着 福永「４コーナーまではバッチリで、満を持して追い出したけど…」|url=https://hochi.news/articles/20200329-OHT1T50102.html|website=スポーツ報知|date=2020-03-29|accessdate=2020-09-02|language=ja}}</ref>。

高松宮記念後は、連覇を狙う京王杯スプリングカップに出走。ルメールに鞍上が戻り、1番人気に支持されたが、結果は8着で、連覇はならなかった<ref>{{Cite web|和書|title=【京王杯SC結果】ダノンスマッシュが逃げ切り快勝！重賞5勝目 {{!}} 競馬ニュース|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=171384|website=netkeiba.com|accessdate=2020-09-02|language=ja}}</ref>。

その後、休養を経て香港に遠征し[[香港スプリント]]に出走したが13着と大敗し、このレースを最後に現役引退。北海道日高町の[[ダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックス]]で[[種牡馬]]入りする<ref name=":1">{{Cite web|和書|title=２０１９年スプリンターズＳ制覇のタワーオブロンドンが現役引退、種牡馬入り|url=https://hochi.news/articles/20201217-OHT1T50160.html|website=スポーツ報知|date=2020-12-17|accessdate=2020-12-17|language=ja}}</ref>。初年度となる2021年の種付料は150万円。[[ダーレー・ジャパン]]の加治屋正太郎ノミネーションマネジャーは「傑出したスピード、世界的名門ファミリー。重要なファクターを併せ持つタワーオブロンドンには、種牡馬として現役時以上に期待しています」とコメントした<ref name=":1" />。

== 種牡馬入り後 ==
2024年5月30日[[船橋競馬場|船橋競馬]]第3競走・ライラックデビュー2歳新馬をパンクビートが勝ち、産駒の初勝利となった<ref>{{Cite news|和書|url=https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=266049|title=新種牡馬タワーオブロンドン産駒が初勝利 9馬身差Vの鮮烈デビュー|work=netkeiba.com|date=2024-5-30|accessdate=2024-6-8}}</ref>。

2024年11月2日の京王杯2歳ステークスで[[パンジャタワー]]が産駒の重賞初制覇。父も駆け抜けたこの舞台で、見事な勝利を飾った。
=== 主な産駒 ===
==== グレード制重賞優勝馬 ====
*2022年産
**[[パンジャタワー]]（2024年[[京王杯2歳ステークス]]）

== 競走成績 ==
以下の内容は、netkeiba.com<ref name="netkeiba2">{{Cite web|和書|url=http://db.netkeiba.com/horse/2015101621/|title=タワーオブロンドン|publisher=株式会社ネットドリーマーズ|website=netkeiba.com|accessdate=2018-04-30}}</ref>および[[香港ジョッキークラブ]]<ref>{{Cite web|date= |url=https://www.hkjc.com/home/english/index.asp|title=The Hong Kong Jockey Club|publisher=The Hong Kong Jockey Club|author= |accessdate=2020-12-17}}</ref>の情報に基づく。
{| style="border-collapse:collapse; font-size:90%; text-align:center; white-space:nowrap"
!競走日!!競馬場!!競走名!!格!!距離（馬場）!!頭<br />数!!枠<br />番!!馬<br />番!!オッズ<br />（人気）!!着順!!タイム<br />（上がり3F）!!着差!!騎手!!斤量<br />[kg]!!1着馬（2着馬）!!馬体重<br />[kg]
|-
| [[2017年|2017.]][[7月29日|{{0}}7.29]]
| [[札幌競馬場|札幌]]
| [[新馬|2歳新馬]]
| 
| 芝1500m（良）
| 9
| 8
| 8
| {{0|00}}4.0{{0}}（2人）
| {{0}}{{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}1:30.4（35.3）
| {{Nowiki|-}}0.4
| {{0|R}}[[クリストフ・ルメール|C.ルメール]]
| 54
| （キルロード）
| 516
|-
| {{0|0000.}}[[8月20日|{{0}}8.20]]
| 札幌
| [[クローバー賞]]
| {{OP}}
| 芝1500m（良）
| 11
| 8
| 10
| {{0|00}}1.7{{0}}（1人）
| {{0}}{{color|darkblue|2着}}
| {{0|R}}1:30.9（35.6）
| {{0|-}}0.1
| {{0|R}}C.ルメール
| 54
| ダブルシャープ
| 522
|-
| {{0|0000.}}[[9月23日|{{0}}9.23]] 
| [[阪神競馬場|阪神]]
| ききょうS
| OP
| 芝1400m（良） 
| 11
| 8
| 11
| {{0|00}}1.8{{0}}（1人）
| {{0}}{{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}1:21.7（35.2）
| {{Nowiki|-}}0.6
| {{0|R}}C.ルメール
| 54
| （バーニングペスカ）
| 512
|-
| {{0|0000.}}[[11月4日|11.{{0}}4]] 
| [[東京競馬場|東京]]
| [[京王杯2歳ステークス|京王杯2歳S]]
| {{GII}}
| 芝1400m（良） 
| 11
| 1
| 1
| {{0|00}}1.8{{0}}（1人）
| {{0}}{{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}1:21.9（33.2）
| {{Nowiki|-}}0.3
| {{0|R}}C.ルメール
| 55
| （[[ケモノ (競走馬)|カシアス]]）
| 516
|-
| {{0|0000.}}[[12月17日|12.17]] 
| 阪神
| [[第69回朝日杯フューチュリティステークス|朝日杯FS]]
| {{GI}}
| 芝1600m（良） 
| 16
| 2
| 3
| {{0|00}}3.9{{0}}（2人）
| {{0}}{{color|darkgreen|3着}}
| {{0|R}}1:33.9（34.0）
| {{0|-}}0.6
| {{0|R}}C.ルメール
| 55
| [[ダノンプレミアム]]
| 518
|-
| [[2018年|2018.]][[4月14日|{{0}}4.14]] 
| 阪神
| [[アーリントンカップ|アーリントンC]]
| {{GIII}}
| 芝1600m（良） 
| 13
| 5
| 6
| {{0|00}}3.1{{0}}（1人）
| {{0}}{{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}1:33.4（34.2）
| {{Nowiki|-}}0.1
| {{0|R}}C.ルメール
| 56
| （[[パクスアメリカーナ (競走馬)|パクスアメリカーナ]]）
| 510
|-
| {{0|0000.}}[[5月6日|{{0}}5.{{0}}6]] 
| 東京
| [[NHKマイルカップ|NHKマイルC]]
| {{GI}}
| 芝1600m（良） 
| 18
| 4
| 7
| {{0|00}}2.6{{0}}（1人）
| 12着
| {{0|R}}1:33.8（35.1）
| {{0|-}}1.0
| {{0|R}}C.ルメール
| 57
| [[ケイアイノーテック]]
| 510
|-
| {{0|0000.}}[[11月24日|11.24]] 
| 東京
| キャピタルS
| OP
| 芝1600m（良） 
| 14
| 6
| 9
| {{0|00}}3.9{{0}}（2人）
| {{0}}{{color|darkblue|2着}}
| {{0|R}}1:32.6（32.4）
| {{0|-}}0.0
| {{0|R}}[[ウィリアム・ビュイック|W.ビュイック]]
| 56
| [[グァンチャーレ]]
| 516
|-
| [[2019年|2019.]][[2月3日|{{0}}2.{{0}}3]] 
| 東京
| [[東京新聞杯]]
| {{GIII}}
| 芝1600m（良） 
| 15
| 3
| 5
| {{0|00}}3.6{{0}}（2人）
| {{0}}5着
| {{0|R}}1:32.3（34.2）
| {{0|-}}0.4
| {{0|R}}C.ルメール
| 57
| [[インディチャンプ]]
| 526
|-
| {{0|0000.}}[[5月11日|{{0}}5.11]] 
| 東京
| [[京王杯スプリングカップ|京王杯SC]]
| {{GII}}
| 芝1400m（良） 
| 15
| 5
| 9
| {{0|00}}3.6{{0}}（1人）
| {{0}}{{color|darkred|1着}}
| {{color|darkred|R1:19.4}}（33.1）
| {{Nowiki|-}}0.1
| {{0|R}}[[ダミアン・レーン|D.レーン]]
| 56
| （リナーテ）
| 518
|-
| {{0|0000.}}[[6月16日|{{0}}6.16]] 
| [[函館競馬場|函館]]
| [[函館スプリントステークス|函館スプリントS]]
| {{GIII}}
| 芝1200m（稍） 
| 7
| 8
| 13
| {{0|00}}1.8{{0}}（1人）
| {{0}}{{color|darkgreen|3着}}
| {{0|R}}1:08.6（33.5）
| {{0|-}}0.2
| {{0|R}}D.レーン
| 58
|[[カイザーメランジェ]]
| 518
|-
| {{0|0000.}}[[8月25日|{{0}}8.25]] 
| 札幌
| [[キーンランドカップ|キーンランドC]]
| {{GIII}}
| 芝1200m（稍） 
| 16
| 4
| 7
| {{0|00}}4.7{{0}}（2人）
| {{0}}{{color|darkblue|2着}}
| {{0|R}}1:09.3（34.9）
| {{0|-}}0.1
| {{0|R}}C.ルメール
| 58
| [[ダノンスマッシュ]]
| 520
|-
| {{0|0000.}}[[9月8日|{{0}}9.{{0}}8]]
|阪神
|[[セントウルステークス|セントウルS]]
| {{GII}}
|芝1200m（良）
| 13
| 5
| 7
| {{0|00}}2.7{{0}}（1人） 
| {{0}}{{color|darkred|1着}}
| {{color|darkred|R1:06.7}}（33.2）
| {{Nowiki|-}}0.5
| {{0|R}}C.ルメール
| 57
|（[[ファンタジスト]]）
| 516
|-
| {{0|0000.}}[[9月29日|{{0}}9.29]] 
| [[中山競馬場|中山]]
| [[スプリンターズステークス|スプリンターズS]]
| {{GI}}
| 芝1200m（良） 
| 16
| 4
| 8
| {{0|00}}3.0{{0}}（2人）
| {{0}}{{color|darkred|1着}}
| {{0|R}}1:07.1（34.3）
| {{Nowiki|-}}0.1
| {{0|R}}C.ルメール
| 57
|（[[モズスーパーフレア]]）
| 514
|-
| [[2020年|2020.]][[3月7日|{{0}}3.{{0}}7]]
| 中山
| [[オーシャンステークス|オーシャンS]]
| {{GIII}}
| 芝1200m（良） 
| 16
| 1
| 1
| {{0|00}}2.5{{0}}（2人）
| {{0}}{{color|darkgreen|3着}}
| {{0|R}}1:08.1（34.4）
| {{0|-}}0.7
| {{0|R}}C.ルメール
| 58
| ダノンスマッシュ
| 520
|-
| {{0|0000.}}[[3月29日|{{0}}3.29]] 
| [[中京競馬場|中京]]
| [[高松宮記念 (競馬)|高松宮記念]]
| {{GI}}
| 芝1200m（重） 
| 18
| 5
| 9
| {{0|00}}3.8{{0}}（1人）
| 12着
| {{0|R}}1:09.8（34.5）
| {{0|-}}1.1
| {{0|R}}[[福永祐一]]
| 57
| モズスーパーフレア
| 514
|-
| {{0|0000.}}[[5月16日|{{0}}5.16]] 
| 東京
| 京王杯SC
| {{GII}}
| 芝1400m（稍） 
| 13
| 7
| 10
| {{0|00}}3.5{{0}}（1人）
| {{0}}8着
| {{0|R}}1:20.4（33.3）
| {{0|-}}0.6
| {{0|R}}C.ルメール
| 58
| ダノンスマッシュ
| 516
|-
| {{0|0000.}}[[12月13日|12.13]]
| [[沙田競馬場|沙田]]
| [[香港スプリント]]
| {{G1}}
| 芝1200m（良） 
| 14
| 12
| 6
| {{0}}35.0{{0}}（9人）
| 13着
| {{0|R}}1:10.16
| {{0|-}}1.71
| {{0}}W.ビュイック
| 57
| Danon Smash
| 524
|}
*タイム欄の{{color|darkred|R}}はコースレコード勝ちを示す。
*香港のオッズ・人気は香港ジョッキークラブのもの。

== エピソード ==

* 2019年の[[クリストフ・ルメール]]は、JRAの{{GI}}を5勝（[[グランアレグリア]]の[[桜花賞]]、[[サートゥルナーリア (競走馬)|サートゥルナーリア]]の[[皐月賞]]、[[フィエールマン]]の[[天皇賞（春）]] 、[[アーモンドアイ]]の[[天皇賞（秋）]]、タワーオブロンドンのスプリンターズステークス）しているが、ルメール自身が印象に残ったレースとして、[[三冠 (競馬)|三冠]]牝馬アーモンドアイを別にして考えると、「タワーオブロンドンのスプリンターズステークス」であったという<ref name=優駿2020>[[#『優駿』2020年2月号|『優駿』2020年2月号]]、44,45頁</ref>。

== 血統表 ==
{{競走馬血統表
|name = タワーオブロンドン
|ref1 = [https://www.jbis.or.jp/horse/0001209439/pedigree/ タワーオブロンドン 5代血統表]2018年4月30日閲覧
|mlin = [[ミスタープロスペクター系]]
|ref2 = [https://www.jbis.or.jp/horse/0001209439/pedigree/ タワーオブロンドン 5代血統表]2018年4月30日閲覧
|flin = Margarethen系
|FN = [[2号族|2-f]]
|ref3 = [https://www.jbis.or.jp/horse/0001209439/pedigree/ タワーオブロンドン 5代血統表]2018年4月30日閲覧
|inbr = [[ノーザンダンサー|Northern Dancer]]5×4=9.38%、[[ミスタープロスペクター|Mr. Prospector]]4×5＝9.38%
|ref4 = [https://www.jbis.or.jp/horse/0001209439/pedigree/ タワーオブロンドン 5代血統表]2018年4月30日閲覧
|f = [[レイヴンズパス|Raven's Pass]]<br />2005 [[栗毛]]
|m = *スノーパイン<br />Snow Pine<br />2010 [[芦毛]]
|ff = [[イルーシヴクオリティ|Elusive Quality]]<br />1993 [[鹿毛]]
|fm = Ascutney <br />1994 [[黒鹿毛]]
|mf = [[ダラカニ|Dalakhani]]<br />2000 芦毛
|mm = *シンコウエルメス<br />1993 鹿毛
|fff = [[ゴーンウェスト|Gone West]]
|ffm = Touch of Greatness
|fmf = Lord at War
|fmm = Right Word
|mff = [[ダルシャーン|Darshaan]]
|mfm = Daltawa
|mmf = [[サドラーズウェルズ|Sadler's Wells]]
|mmm = Doff the Derby
|ffff = [[ミスタープロスペクター|Mr. Prospector]]
|fffm = Secrettame
|ffmf = Hero's Honor
|ffmm = Ivory Wand
|fmff = General
|fmfm = Luna de Miel
|fmmf = Verbatim
|fmmm = Oratorio
|mfff = [[シャーリーハイツ|Shirley Heights]]
|mffm = Delsy
|mfmf = [[ミスワキ|Miswaki]] 
|mfmm = Damana
|mmff = [[ノーザンダンサー|Northern Dancer]]
|mmfm = [[フェアリーブリッジ|Fairy Bridge]]
|mmmf = Master Derby
|mmmm = [[マルガレーテン (競走馬)|Margarethen]]
|}}
* 母スノーパインは現役時代[[フランス]]で走り2勝<ref name="furusato"></ref>。
* 近親に[[2016年]]の[[皐月賞]]勝ち馬[[ディーマジェスティ]]、2020年の[[ステイヤーズステークス]]勝ち馬[[オセアグレイト]]がいる<ref name="furusato"></ref>。

== 脚注 ==
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=注}}
=== 出典 ===
{{Reflist}}

== 参考文献 ==

* {{Cite journal|和書|author=優駿編集部|editor=[[平松さとし]]|year=2020|title=クリストフ・ルメール トップホースたちと歩んだ道|journal=優駿|volume=914号|page=|pages=p44,45|publisher=日本中央競馬会|ref=『優駿』2020年2月号|}}

== 外部リンク ==
* {{競走馬成績|netkeiba=2015101621|yahoo=2015101621|jbis=0001209439}}
{{サマースプリントシリーズ優勝馬}}
{{スプリンターズステークス勝ち馬}}
{{デフォルトソート:たわおふろんとん}}
[[Category:2015年生 (競走馬)|日たわおふろんとん]]
[[Category:サラブレッド]]
[[Category:日本生産の競走馬]]
[[Category:日本調教の競走馬]]
[[Category:日本供用種牡馬]]

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