プレイヤーが手に持っているアイテムにエンチャントを付与する。プレイヤー以外のエンティティが手に持っているアイテムにも同様の操作ができる。
金床と同様の仕組みでエンチャントを施すため、/give
、/replaceitem
、/data
を用いた場合と異なり競合するエンチャントを同時に付与したり、最大レベル以上のレベルを設定することはできない。
構文[]
- Java Edition
enchant <targets> <enchantment> [<level>]
- Bedrock Edition
enchant <player: target> <enchantmentId: int> [level: int]
enchant <player: target> <enchantmentName: Enchant> [level: int]
引数[]
JE:<targets>
:エンティティ
BE:player: target
:エンティティ
- 対象(エンチャントを施したいアイテムを持っているエンティティ)を指定する。
- プレイヤー名、ターゲットセレクターまたはUUID[Java Edition限定]で指定する。
JE: <enchantment>
:名前空間付ID
BE: enchantmentId: int
:int・<enchantmentName: Enchant>
:enum
JE:<level>
:32ビット整数
BE:level: int
:32ビット整数
- エンチャントのレベルを指定する。そのエンチャントの最大レベル未満でなくてはならない。指定しない場合は、1を指定したものとして見なされる。
- 32ビットの整数値で指定する。Java Editionでは,値は0以上2,147,483,647以下で指定する。 Bedrock Editionでは、1以上2147483647未満の値で指定する。
結果[]
コマンド | トリガー | Java Edition | Bedrock Edition |
---|---|---|---|
任意 | 引数が正しく指定されていない | 構文解析不能 | 構文解析不能 |
<targets> およびplayer: target に対応するプレイヤーおよびエンティティが一体もいない。 | 失敗 | 失敗 | |
level: int が1以下 | - | ||
<level> およびlevel: int が、指定したエンチャントの最大レベルより大きい | 失敗 | ||
指定したプレイヤー・エンティティのすべてが、以下の条件に1つ以上該当する。
| |||
成功時 |
出力[]
コマンド | エディション | 状況 | 成功回数 | /execute store success ... | /execute store result ... |
---|---|---|---|---|---|
任意 | Java Edition | 失敗時 | 0 | 0 | 0 |
成功時 | 1 | 1 | 手に持っているアイテムがエンチャントされたエンティティの体数 | ||
Bedrock Edition | 失敗時 | 0 | N/A | N/A | |
成功時 | 手に持っているアイテムがエンチャントされたエンティティの体数 | N/A | N/A |
使用例[]
- 全てのプレイヤーに対し、手に持っているアイテムに無限のエンチャントを付与する。
/enchant @a infinity
- 最も近いプレ��ヤーの手に持っているアイテムにダメージ増加Ⅴのエンチャントを付与する。
/enchant @p sharpness 5
歴史[]
Java Edition | |||||
---|---|---|---|---|---|
1.4.4 | pre | /enchant が追加された。 | |||
1.13 | 17w45a | /enchant が削除された。 | |||
18w06a | /enchant が再追加された。 | ||||
1.19.3 | 22w42a | <enchantment> がitem_enchantment の代わりにresource を使用するようになった。 | |||
Pocket Edition Alpha | |||||
v0.16.0 | build 5 | /enchant が追加された。 | |||
Bedrock Edition | |||||
1.19.20 | beta 1.19.20.22 | /enchant が非プレイヤーのエンティティに使用できるようになった[1]。 | |||
1.19.50 | beta 1.19.50.20 | /enchant で同レベルのエンチャントを付与した時に、より高いレベルのエンチャントが付与されなくなった[2]。 |
脚注[]
- ↑ MCPE-113623 – 「Fixed(修正済み)」として解決済み
- ↑ MCPE-153204 – 「Fixed(修正済み)」として解決済み