和歌山

毎日紙上書道展　24年度　最優秀作決まる　受賞者喜びの声・講評　／和歌山

　2024年度「毎日紙上書道展」（毎日新聞和歌山支局主催）の年間最優秀作品が、毎日書道展審査会員らの選考で決まった。受賞者の喜びの声と受賞作、審査員（朝川龍雲さん、相奈良仁耀さん、坂本學然さん、中村汀花さん）による講評を紹介する。　各部の受賞者は次の皆さん。（敬称略）　幼児・小学校低学年＝美浜町、松

生きもの館

生きもの館　ウスヘリコブシ　／和歌山

　成長しても甲幅6ミリほどのコブシガニの仲間で、甲の縁が板状になって反り返っていることが名前の由来だよ。相模湾以南の水深20～200メートルの貝殻の混じる砂地に生息しているよ。（すさみ町立エビとカニの水族館館長　平井厚志）

がんばれ智弁

第97回選抜高校野球　ワンプレー　重み感じて　／和歌山

　智弁和歌山野球部OBで桃山学院大2年の橘本直汰さん（20）＝大阪府泉大津市　3年夏の甲子園出場時にベンチ入りしました。見渡すすべてが観客で、ものすごい熱気が伝わってきました。試合は気付いたら五回が終わってグラウンド整備に入っていました。ワンプレーワンプレーの重みを感じながら頑張ってほしい。まずは初

大規模災害で資機材搬送　田辺署と田辺土木業協が協定　／和歌山

　大規模災害時に救助活動などを円滑に進めようと、田辺署と田辺土木業協会は6日、救命ボートといった資機材を現場に搬送することなどで協力する協定を締結した。　協定では、水害などの大規模災害時に、協会に加盟する田辺市内の土木業者87社が、同署が保有する救命ボートやライフジャケット、ロープなどをトラックで現

県出身・陸奥宗光「風景印」どうぞ　和歌山市内6郵便局で使用　／和歌山

　和歌山市出身で明治期に活躍した元外相、陸奥宗光（1844～97年）の「風景印」（消印）が14日から同市内の6郵便局で使用される。ウェブで告知後、すでに全国から押印希望者の連絡が相次いでおり、郵便局側は「地域や手紙文化の発展につながってほしい」と期待している。　陸奥は優れた外交手腕から「カミソリ大臣

仲下大僧正　法印就任祝し転衣式　金剛峯寺で500人参列　／和歌山

　高野町の高野山真言宗総本山金剛峯寺で12日、高野山準別格本山・成福院住職、仲下瑞法大僧正（76）の第五百二十六世寺務検校執行法印（じむけんぎょうしぎょうほういん）の就任を祝う転衣（てんね）式が営まれ、約500人が参列した。仲下法印は1年間、弘法大師の名代として山内の重要な儀式で導師を務める。　古式

とらふす少年少女合唱団　6年ぶり定期演奏会　コロナ禍経て　和歌山　／和歌山

　60年近い歴史がありながら、コロナ禍などで活動を休止していた和歌山市の「とらふす少年少女合唱団」が復活し、6年ぶりに定期演奏会を開く。　◇23日、12曲予定　第58回定期演奏会は23日午前11時から、和歌山市ふじと台の音楽文化堂ホールで。「わかやまのうた」「紀州は海の町」など12曲を予定している。

ボールの未来考えた　JICAエッセイコン・国内機関長賞　榎本汎杜さん（田辺高）　／和歌山

　◇硬式テニス部　環境負荷軽減への視点、評価され　国際協力機構（JICA）が実施する2024年度の「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」で、田辺市の県立田辺高校1年、榎本汎杜（みなと）さん（16）が高校生の部の国内機関長賞（JICA関西センター所長賞）を受賞した。榎本さんは「表彰を受けると聞い

水中写真連載 So Blue

季節外れの打ち上げ花火　コケギンポとクジャクケヤリの共演

　「ふさふさで立派なモヒカンヘッドだなあ」と憧れてしまいます。私のような中高年男性にとっては、うらやましい限り。　　　◇　今回の主役は、青森県から鹿児島県の屋久島までの沿岸部、内湾などで暮らす「コケギンポ」。鮮やかな赤い体色が緑色の海藻「クジャクケヤリ」に映えます。全長は7～8センチで、ヒトの人さし

甲子園優勝監督に聞く

プロ出身、智弁和歌山の中谷仁監督　名将に学んだ「準備野球」とは

　智弁和歌山の選手、監督として春夏10回の甲子園出場を果たし、それぞれの立場で全国制覇を達成した中谷仁監督（45）。名将と呼ばれた高嶋仁前監督の指導を受け、「ID野球」など独自の野球哲学を築いた野村克也氏の下で理論を学んだ。監督就任7年目で「バッテリーを中心とする野球が得意分野」と語る中谷監督に、こ

水際で密輸防げ　新文里港で訓練　田辺海保など　／和歌山

　銃器や違法薬物などの密輸を水際で防ごうと、田辺海上保安部は、大阪税関和歌山税関支署や田辺署などと協力し、田辺市の新文里港で合同訓練を行った＝写真。外国籍貨物船による密輸を想定し、実際に起きた事件を参考にした。　訓練では、田辺漁港から出港した小型ボートが貨物船に接触。バッグの受け渡し後に新文里港に入

農の歳時記

JA紀の里　「まりひめ」おいしさ堪能　イチゴ狩り親子イベント開催　／和歌山

　JA紀の里は2月5日、「JA紀の里こどもくらぶ」のイチゴ狩りイベントを、紀の川市豊田のJA紀の里いちご農園で開いた。午前の部と午後の部の2回で、親子27組（94人）と同JA担当者らが参加した。　同くらぶは、2017年に地域貢献と子育て支援を目的として発足した。同JA管内に在住または在勤で、2歳未満

神道灌頂道具類を公開　霊宝館「密教の美術」後期展　高野　／和歌山

　高野町の高野山霊宝館で開かれている冬期平常展「密教の美術～文化財のあれこれ」は後期に入り、一部が展示替えされた。このうち、「神道灌頂（かんじょう）道具類」（龍光院所蔵、江戸時代）は仏と融合した神と縁を結ぶための儀式に使われたもので、担当の鳥羽正剛学芸員によると、同館での公開は今回が初めてという。　

官製談合、再発防止へ　町長に協議結果答申　日高川町検討委　／和歌山

　日高川町発注の指名競争入札工事を巡る官製談合事件で副町長や町建設課長の立件が相次いだことを受け、町が設置した官製談合再発防止検討委員会（委員長、中本純次・和歌山高専名誉教授）は11日、再発防止策などの協議結果を久留米啓史町長に答申した。　中本委員長が町長室を訪れ、久留米町長に報告書を手渡した。町に

こども園新設へ　かつらぎ町教委が方針　／和歌山

　かつらぎ町教委は10日、こども園を1カ所新設する方針を明らかにした。子育て世代や若い人たちの入居を想定して町が計画している地域優良賃貸住宅の建設に合わせ、増加が予想される子どもの受け入れ策として、新たにこども園を開設する必要があると判断した。　町議会で東芝弘明議員（共産）の一般質問に前田文久教育長

「夢、挑戦」言葉の大樹完成　三石小41人　卒業記念に合同で書　橋本　／和歌山

　橋本��三石台2の市立三石小学校で6日、6年生41人が合同で卒業記念の書道作品を制作した。児童たちは、校区内に住む篆刻（てんこく）家、三田象山（しょうざん）さん（82）の助言を受け、縦5・4メートル、横10メートルの大きさの紙にそれぞれの好きな言葉などを書いた。18日の卒業式で会場の体育館に飾られる

東日本大震災１４年

犠牲者悼み復興祈願　僧侶30人が法会　高野山奥の院　／和歌山

　高野町の高野山奥の院で11日、東日本大震災物故者慰霊碑前で追悼法会が営まれた。高野山真言宗総本山金剛峯寺の今川泰伸宗務総長（64）主導の下、約30人の僧侶が読経し、犠牲者の冥福と復興を祈った。　約2キロの参道が続く奥の院は、樹齢数百年の杉の巨木や供養塔などが立ち並ぶ高野山の聖地。総本山金剛峯寺は大

子ども落語、手だれが集結！　「ぴょんぴょん亭うさぎ」桐蔭高3年・小阪さん主催　11人が話芸　／和歌山

　◇22日岩出「第1回祭り」　県内外から子ども落語の手だれが集結する「未来はぼく等（ら）が笑顔で創る　第1回子ども落語祭り」が22日、岩出市根来の旧県議会議事堂「一乗閣」で開かれる。落語の全国大会で活躍する小学生から大学生の計11人が高座に上がり、話芸を披露する。入場無料。【姜弘修】　宮崎県日向市で

田辺市長選の説明会に3陣営　立国公が現職推薦　／和歌山

　任期満了に伴う田辺市長選と市議選（4月20日告示、27日投開票）の立候補予定者説明会が11日、市役所であった。市長選には既に立候補を表明している現職の真砂充敏氏（67）を含め計3陣営が出席した。また、市議選には今回から2減となる定数18に対し、現職15、新人9の計24陣営が出席した。　一方、立憲民

大阪の自殺教唆事件　死亡の被害者、カウンセリング通じ容疑者信奉か

　男性2人をそそのかして自殺させたとして、大阪府警は11日、大阪府河内長野市の占師、浜田淑恵容疑者（62）ら女性3人を自殺教唆などの疑いで逮捕した。浜田容疑者は自身を「創造主」と信じ込ませて男性らを精神的に支配していた可能性があるといい、府警は死亡の詳しい経緯を調べる。　他に逮捕されたのは、東京都中