神奈川

暴れて裸で外に出る知的障害44歳次男　殺害した父に猶予付き判決

　2024年7月に千葉県長生村の自宅で、重度の知的障害がある次男（当時44歳）の首をコードで締め付けて殺したとして殺人罪に問われた平之内俊夫被告（78）に対し、千葉地裁は12日、懲役3年、執行猶予5年（求刑・懲役5年）の判決を言い渡した。浅香竜太裁判長は「殺害という選択は非難されるべきだ」とする一方

春キラリ・’25センバツ

選手紹介／10止　／神奈川

　◆横浜　◇旧友との再戦心待ち　阿部駿大内野手（2年）　昨秋戦った健大高崎（群馬）には、中学のチームメートが2人いる。「甲子園で戦おう」。卒業式の日に交わした約束を胸に刻む。　秋の公式戦は主に三塁コーチャーを務めた。選手としての出場は明治神宮大会の2試合のみで、代走などにとどまった。内野はどこでも守

大和の業者、1部屋のみ耐震補強　工期短く安価、注文急増　／神奈川

　東日本大震災から14年。建物の耐震補強に関心が高まる中、木造2階建て住宅の1階1部屋だけを耐震補強する工事を大和市の会社が手がけている。大地震が起きても、施工した部屋だけは倒壊を免れるという「お部屋まるごと耐震シェルター『安全ボックス』」。住宅全体の耐震補強より安価で工期も短く、能登半島地震以降、

「27年国際園芸博」入場者　目標1000万人超　横浜市長「妥当」　／神奈川

　横浜市の山中竹春市長は11日の記者会見で、2027年に市内で開催される国際園芸博覧会に関し、主催の公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会が掲げる有料入場者数1000万人以上の目���について、「妥当性がある数字だ」と述べた。博覧会を巡っては、会場建設費が計画より97億円増える見込みが明らかになってい

センバツ高校野球　「いつも通りをいつも以上に」　横浜清陵ナイン甲子園へ出発　／神奈川

　第97回選抜高校野球大会に出場する横浜清陵の選手らが12日午前、JR新横浜駅から甲子園に向けて出発した。同駅で開かれた壮行会には多数の父母や卒業生らが集まり、選手たちは大きな声援で見送られた。　県高野連の榊原秀樹専務理事が「21世紀枠に選ばれ、たくさんのお祝いメッセージが届き、県民から愛されている

「部活動は自分たちのもの」　横浜清陵の「自治」野球 21世紀枠

　18日に開幕する第97回選抜高校野球大会に21世紀枠で横浜清陵と壱岐（長崎）が初出場する。部員主体の「自治」を重視した取り組みを進める横浜清陵と部員全員が島出身で地元の希望となった壱岐。この春、二つの公立校は甲子園にどんな新風を吹き込むのか。　◇成果を共有する「自治会議」　「ストライク率が上がって

岩手・大船渡山林火災　「見たことのない光景」　横浜市消防局、市長に活動報告　／神奈川

　岩手県大船渡市の大規模山林火災で、現地に派遣された横浜市消防局の緊急消防援助隊員が10日、山中竹春市長に活動状況を報告した。「山が一面にわたり燃え、見たことのない光景だった」「ヘリコプターも使い、消火や熱源確認にあたった」などと述べた。　火災は2月26日に発生し、約2900ヘクタールが焼けた。男性

東日本大震災１４年

福島のことを忘れない　かながわ追悼の夕べ　横浜市役所　／神奈川

　「東日本大震災かながわ追悼の夕べ」（実行委員会主催、毎日新聞横浜支局など後援）が10日、横浜市役所で開かれた。県内で避難生活をする人を含む約170人が参加し、犠牲者への祈りをささげた。　追悼の夕べは、3月11日に古里で追悼ができない人のため2014年に始まった。ステージやその周辺では「福島のことを

春キラリ・’25センバツ

選手紹介／9　／神奈川

　◆横浜　◇いつでも準備怠らず　片山大輔投手（2年）　昨秋の関東地区大会決勝の健大高崎戦。直前に2点のリードを奪われ、七回表1死一塁の大事な場面で登板した。1人目を内野フライ、2人目を三振で抑えると、左手を突き出して大きくほえた。　武器は最速144キロの直球。しかし初球のコントロールが課題だった。冬

東日本大震災１４年

避難者に寄り添い12年　県内有志で組織、NPOが支援活動　困りごと相談や交流の場提供　／神奈川

　東日本大震災は11日で発生から14年を迎えた。県内では福島県などからの1185人（2月1日現在）が避難生活を送る。神奈川県内の有志で組織するNPO法人「かながわ避難者と共にあゆむ会」は、約12年にわたり避難者の支援を続けている。山内淳代表は「困りごとの相談や交流会参加で、少しでも気持ちを楽にしてほ

’25センバツ　横浜、激励を背に甲子園へ　大優勝旗、持ち帰る　／神奈川

　第97回選抜高校野球大会に出場する横浜の選手らが11日午前、JR新横浜駅から甲子園に向けて出発した。出発に先立ち、同駅で開かれた壮行会には大勢の父母らが集まり、選手たちは大会での活躍を誓った。　県高野連の榊原秀樹専務理事は「（2年連続夏の）県大会決勝で敗れ、悔しい気持ちをバネに明治神宮大会まで制し

今夏参院選に三好氏擁立へ　れいわ新選組　／神奈川

　れいわ新選組は11日、今夏の参院選神奈川選挙区（改選数4）に、新人の三好諒氏（39）を擁立すると発表した。県庁で記者会見した三好氏は「日本が外交的な発言力を高めるため、経済再生は必要不可欠だ」と述べた。　三好氏は、香川県出身でカリフォルニア大卒。外務省に入り、在ロシア大使館や内閣情報調査室で勤務し

不正競争防止法違反で無罪判決　地裁・会社元代表　／神奈川

　競合会社の顧客情報を不正に持ち出したなどとして、不正競争防止法違反の罪に問われた情報通信機器販売会社「ファイズホールディングス」（現FHD）の元代表取締役、阿部豪被告に対し、横浜地裁（奥山豪裁判長）は10日、無罪判決を言い渡した。求刑は罰金150万円だった。　判決によると、競合会社の営業員らはファ

大切な劇場、感謝を込めて　休館前の県民ホールで新「白鳥の湖」　松山バレエ団・森下洋子さん　／神奈川

　世界的なバレリーナの森下洋子さんが団長を務める松山バレエ団（東京都港区）は29日、4月から建て替えのために休館となる県民ホールで、全幕バレエの新「白鳥の湖」を上演する。主演の森下さんが11日、横浜市内で報道陣の取材に応じ、「毎年のように公演してきた魂の古里のような大切な劇場。感謝を込めて踊りたい」

子供の性暴力、「性的いたずら」が増加　ネットの誤った知識影響か

　性犯罪を起こした子供の検挙件数が近年増えている。検挙の対象外である小学生による性暴力事案も相次いでおり、専門家からは子供同士の間で起きる性暴力の増加を指摘する声も上がる。　警察庁が2024年に公表した統計によると、性犯罪（不同意性交等、不同意わいせつ）で検挙された20歳未満の少年は14年に431人

悪質リフォーム業者団体の元トップら4人逮捕　無許可建築営業疑い

　国などの許可を得ずにリフォーム工事を請け負ったとして、警視庁暴力団対策課は11日、東京都渋谷区の無職、清水謙行容疑者（49）ら男性4人を建設業法違反（無許可営業）の疑いで逮捕したと発表した。警視庁は、清水容疑者が不必要な工事を繰り返す複数の悪質リフォーム業者を束ねていたとみている。　清水容疑者は「

横浜で開催の国際園芸博　会場建設費が100億円増の見通し

　2027年に横浜市で開催される国際園芸博覧会に関し、会場建設費が最大417億円に達する見通しとなった。建設資材高騰や人件費増が理由で、当初計画を100億円近く上回る。主催の公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会が10日、横浜市などに費用負担の増額を求めた。　協会の河村正人事務総長は10日、横浜市

春キラリ・’25センバツ

選手紹介／8　／神奈川

　◆横浜　◇復調待たれる元気印　植村直太朗遊撃手（1年）　昨年は主に捕手としてプレーしたが、打撃面を買われて、2月から遊撃を守る。内野の守備は特訓中だが、大きな声でチームを盛り上げる。　昨秋はスランプに苦しんだ。公式戦の出場は地区予選の1試合のみ。気持ちが入らず、練習から簡単なミスを繰り返した。高山

県警人事　3336人が異動　「トクリュウ」対策を強化　／神奈川

　県警は今春の人事異動を発表した。異動規模は前年比32人増の3336人だった。全国で相次ぐ匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）による犯罪を県警を挙げて取り締まるため現在の組織犯罪分析課を「組織犯罪対策総務課」に改称し、増員する。治安情勢の変化にあわせ、サイバー犯罪や要人警護などにあたる各部門も人員

横浜市長選に小山氏出馬へ　野菜卸会社会長　／神奈川

　任期満了に伴う今夏の横浜市長選に、野菜卸会社会長の小山正武氏（75）が、無所属で出馬する意向を表明した。毎日新聞社の取材に10日、「横浜市民ファーストで市民の命を守りたい」と述べた。次期市長選で、出馬表明したのは小山氏が初めて。現職の山中竹春市長は、これまでのところ態度を明らかにしていない。　小山