出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- 甲骨文字の「权」は木を植える様子を象る象形文字。「植える」を意味する漢語{樹 /*dos/}を表す字。「权」に音符「豆 /*TO/」を加えて「尌」となり、「尌」に「木」を加えて「樹」となった。[字源 1]
- 「尌」に含まれる「壴」を太鼓の象形と解釈する説があるが、上記のようにこれは誤った分析である。「鼓」や「彭」とは違い、「尌」は太鼓とは関係がない。
- ↑ 何琳儀 『戦国古文字典』 中華書局、1998年、372頁。
裘錫圭 「釈“尌”」 『竜宇純先生七秩晋五寿慶論文集』 学生書局、2002年、189-194頁。
禤健聡 『戦国楚系簡帛用字習慣研究』 科学出版社、2017年、300-301頁。
何余華 「出土文献{樹}的用字差異与断代価値論考」 『漢字漢語研究』2019年第3期 106-115頁。
- 構成要素「士」の第1画と第3画の横画の長短は問わない。「士」のように書いても、「土」のように書いても、同じ長さで書いてもよい。[1]
字典掲載
康熙字典 |
551ページ, 29文字目 |
諸橋大漢和辞典 (修訂第2版) |
15496 |
新潮日本語漢字辞典 (2008) |
5470 |
角川大字源 (1992) |
4500 |
講談社新大字典 (1993) |
7448 |
大漢語林 (1992) |
5456 |
三星漢韓大辞典 (1988) |
940ページ, 5文字目 |
漢語大字典 (1986-1989) |
2巻, 1287ページ, 4文字目 |