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伊勢大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊勢大橋
基本情報
日本の旗 日本
所在地 三重県桑名市
交差物件 長良川揖斐川[1]
建設 1930年昭和5年) - 1934年(昭和9年)[2]
座標 座標: 北緯35度04分53.5秒 東経136度41分31.1秒 / 北緯35.081528度 東経136.691972度 / 35.081528; 136.691972
構造諸元
形式 ランガートラス橋[2]
材料[2]
全長 1,105.7m[2]
7.5m[2]
最大支間長 72.8m[2]
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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国道1号標識
国道1号標識
中堤入口交差点

伊勢大橋(いせおおはし)は、三重県桑名市長良川揖斐川にかかる国道1号の橋である[1]

長良川と揖斐川の合流区域に位置し、千本松原の南端を跨ぐ。千本松原の上を走る県道(三重県道106号桑名海津線)が橋に直接接続しており、橋の中ほどに丁字路交差点がある(中堤入口交差点)。なお、中堤入口交差点および西詰交差点においては7:00 - 19:00の間、長島町方面からの下り車両は右折禁止である。

概要

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  • 供用開始:1934年昭和9年)[1]
  • 延長:1,105.8m[2]
  • 幅員:7.5m[2]
  • 橋梁形式:下路ランガートラス橋[2]
    • 15連 支間長:72.8m(架橋当時、東洋一)[2]
    • 下路ランガートラス鋼橋とは、トラスを上弦のアーチで吊り下げる構造の橋である。当時の最高技術である。
  • 所在地:三重県桑名市長島町十日外面 - 三重県桑名市福島[2]
  • 設計者:増田淳

沿革

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伊勢大橋の開通前、三重県営の渡船が運航されていたが、重量物の運搬ができず、天候にも左右されたため、国庫の補助を得て建設された[2]1930年(昭和5年)9月に起工し、まず間組が下部を建設、続いて大阪鉄工所が上部を、日本鉱業と大日本アスファルト工業が橋面舗装を行い、1934年(昭和9年)5月に竣工した[2]。当時は東洋一であった。太平洋戦争時、交通重要地点としてアメリカ軍の攻撃目標となっており、現在も数か所に機銃掃射の弾痕が見られる。爆撃も受けているが、爆弾は外れたという[3]

橋の竣工を記念し花火大会が催され、桑名水郷花火大会として現在まで続いている。

老朽化のため架替事業が予定されており、2015年平成27年)9月19日に桑名市役所長島町総合支所で着工式が挙行された[1]。計画ではまず2車線の新橋を建設し、旧橋を撤去、その後2車線を追加して計4車線の橋を建設する予定である[1]。新橋は1,012mで総事業費490億円、5年での完成を目標としている[1]。この事業には伊勢大橋周辺の桑名市東部の国道1号を4車線に拡幅する工事も含まれている[1]

沿線

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隣の橋

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長良川

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(上流)- 長良川大橋 - 揖斐長良川水管橋 - 揖斐長良川橋東名阪自動車道) - 揖斐・長良川橋梁JR関西本線) - 揖斐・長良川橋梁近鉄名古屋線) - 伊勢大橋国道1号) - 長良川河口堰 - 揖斐長良大橋国道23号名四国道) - 湾岸揖斐川橋伊勢湾岸自動車道) - (下流・河口)

揖斐川

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(上流) - 油島大橋 - 揖斐長良川水管橋 - 揖斐長良川橋(東名阪自動車道) - 揖斐・長良川橋梁(JR関西本線) - 揖斐・長良川橋梁(近鉄名古屋線) - 伊勢大橋(国道1号) - 揖斐長良大橋(国道23号:名四国道) - 湾岸揖斐川橋(伊勢湾岸自動車道) - (下流・河口)

脚注

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  1. ^ a b c d e f g 吉岡雅幸「国道1号伊勢大橋架け替え工事着工 桑名」2015年9月20日付朝刊、三重総合 三紀広域23ページ
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 山本誠司. “4.伊勢大橋”. 鋼橋技術研究会. 2015年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月22日閲覧。
  3. ^ 機銃掃射痕がある伊勢大橋(三重県桑名市):中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2022年7月17日閲覧。

関連項目

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