伊勢大橋
伊勢大橋 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 三重県桑名市 |
交差物件 | 長良川、揖斐川[1] |
建設 | 1930年(昭和5年) - 1934年(昭和9年)[2] |
座標 | 座標: 北緯35度04分53.5秒 東経136度41分31.1秒 / 北緯35.081528度 東経136.691972度 |
構造諸元 | |
形式 | ランガートラス橋[2] |
材料 | 鋼[2] |
全長 | 1,105.7m[2] |
幅 | 7.5m[2] |
最大支間長 | 72.8m[2] |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
伊勢大橋(いせおおはし)は、三重県桑名市の長良川、揖斐川にかかる国道1号の橋である[1]。
長良川と揖斐川の合流区域に位置し、千本松原の南端を跨ぐ。千本松原の上を走る県道(三重県道106号桑名海津線)が橋に直接接続しており、橋の中ほどに丁字路交差点がある(中堤入口交差点)。なお、中堤入口交差点および西詰交差点においては7:00 - 19:00の間、長島町方面からの下り車両は右折禁止である。
概要
[編集]- 供用開始:1934年(昭和9年)[1]
- 延長:1,105.8m[2]
- 幅員:7.5m[2]
- 橋梁形式:下路ランガートラス橋[2]
- 15連 支間長:72.8m(架橋当時、東洋一)[2]
- 下路ランガートラス鋼橋とは、トラスを上弦のアーチで吊り下げる構造の橋である。当時の最高技術である。
- 所在地:三重県桑名市長島町十日外面 - 三重県桑名市福島[2]
- 設計者:増田淳
沿革
[編集]伊勢大橋の開通前、三重県営の渡船が運航されていたが、重量物の運搬ができず、天候にも左右されたため、国庫の補助を得て建設された[2]。1930年(昭和5年)9月に起工し、まず間組が下部を建設、続いて大阪鉄工所が上部を、日本鉱業と大日本アスファルト工業が橋面舗装を行い、1934年(昭和9年)5月に竣工した[2]。当時は東洋一であった。太平洋戦争時、交通重要地点としてアメリカ軍の攻撃目標となっており、現在も数か所に機銃掃射の弾痕が見られる。爆撃も受けているが、爆弾は外れたという[3]。
橋の竣工を記念し花火大会が催され、桑名水郷花火大会として現在まで続いている。
老朽化のため架替事業が予定されており、2015年(平成27年)9月19日に桑名市役所長島町総合支所で着工式が挙行された[1]。計画ではまず2車線の新橋を建設し、旧橋を撤去、その後2車線を追加して計4車線の橋を建設する予定である[1]。新橋は1,012mで総事業費490億円、5年での完成を目標としている[1]。この事業には伊勢大橋周辺の桑名市東部の国道1号を4車線に拡幅する工事も含まれている[1]。
沿線
[編集]隣の橋
[編集]長良川
[編集](上流)- 長良川大橋 - 揖斐長良川水管橋 - 揖斐長良川橋(東名阪自動車道) - 揖斐・長良川橋梁(JR関西本線) - 揖斐・長良川橋梁(近鉄名古屋線) - 伊勢大橋(国道1号) - 長良川河口堰 - 揖斐長良大橋(国道23号:名四国道) - 湾岸揖斐川橋(伊勢湾岸自動車道) - (下流・河口)
揖斐川
[編集](上流) - 油島大橋 - 揖斐長良川水管橋 - 揖斐長良川橋(東名阪自動車道) - 揖斐・長良川橋梁(JR関西本線) - 揖斐・長良川橋梁(近鉄名古屋線) - 伊勢大橋(国道1号) - 揖斐長良大橋(国道23号:名四国道) - 湾岸揖斐川橋(伊勢湾岸自動車道) - (下流・河口)
脚注
[編集]関連項目
[編集]- 橋の一覧 (長さ順)
- 尾張大橋
- 東海道
- 七里の渡し
- 三里の渡し
- ヘリテージング100選(伊勢大橋が入選)