井口樹生
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井口 樹生(いぐち たつお、1934年5月8日[1][2] - 2000年1月18日[3])は、日本の国文学者、民俗学者。長兄は井口朝生。姪は井坂洋子。
山手樹一郎の次男として東京に生まれる[2]。開成中学校・高等学校卒業[2]。1958年、慶應義塾大学文学部卒業[2]、同大学大学院文学研究科に進学[2]。1968年、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学[2]。久松潜一と池田彌三郎に師事[2]。
1966年上智大学助手、1971年同大学助教授を経て[2]、1976年慶應義塾大学文学部助教授[2]、1977年教授[2]。1991年「境界芸文伝承研究」で慶應義塾大学から文学博士を授与される[2]。2000年、慶應義塾大学を定年退職[2]。
著書
[編集]- 『風の木水の花 植物故事』三友社 1973
- 『くらしの季節』日本人の民俗 2 年中行事 実業之日本社 有楽選書 1976
- 『日本語の常識・非常識 間違えやすい成句・諺・古語の使い方』講談社 1986
- 『日本語の履歴書 間違えやすいことばの語源と使い方』講談社 1987
- 『知ってるようで知らない日本語』4-5 ごま書房 ゴマブックス 1988
- 『古典の中の植物誌 古典の中に咲く花、古代人の心の中にそよぐ草木を、古代学・民俗学の方法をもって現代に再現する。』三省堂選書 1990
- 『境界芸文伝承研究』三弥井書店 1991
- 『いい日本語、ちょっとうまい使い方』講談社+α文庫 1995
- 『ことわざ万華鏡』小池書院 1995
- 『誰もが「うっかり」誤用している日本語の本』講談社+α文庫 1999
- 『日本人なら知っておきたい日本語』幻冬舎 2002
- 『古代国文学と芸能史』藤原茂樹編 瑞木書房 2003
- 『新編池田彌三郎の学問とその後』藤原茂樹編 慶應義塾大学文学部国文学研究室 2012