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「東急2020系電車」の版間の差分

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== 登場の経緯 ==
== 登場の経緯 ==
本形式は、[[2020年]]に[[2020年東京オリンピック|東京オリンピック]]が開催されることや、[[2022年]]に東急が創業100年を迎えることから、沿線の街や駅と調和する車両とすることを目的に命名、導入されるものである{{Sfn|市川|2018|p=83}}<ref>{{Cite web|url=http://www.tokyu.co.jp/railway/data/train_info/index.html |title=車両情報 |publisher=東急電鉄|accessdate=2018-04-18}}</ref>。新形式車両としては、2002年から導入した[[東急5000系電車 (2代)|5000系]]以来、16年ぶりとなる。
本形式は、[[2020年東京オリンピック]]が開催されることや、[[2022年]]に東急が創業100年を迎えることから、沿線の街や駅と調和する車両とすることを目的に命名、導入されるものである{{Sfn|市川|2018|p=83}}<ref>{{Cite web|url=http://www.tokyu.co.jp/railway/data/train_info/index.html |title=車両情報 |publisher=東急電鉄|accessdate=2018-04-18}}</ref>。新形式車両としては、2002年から導入した[[東急5000系電車 (2代)|5000系]]以来、16年ぶりとなる。


そのデザインは、[[多摩田園都市]]などの「街づくり」を起源に持つ東急電鉄らしさを意識したものとしており、監修は東急線沿線の商業施設のデザインなどを手がけている[[丹青社]]が担当した<ref name="tokyu20180528">{{Cite press release |title= 2018年春、田園都市線に新型車両「2020系」を導入します |publisher= 東京急行電鉄株式会社|date= 2017-03-17|url= http://www.tokyu.co.jp/file/170317.pdf|accessdate=2018-05-28}}</ref><ref name="mynavi20170317">{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20170317-a329/ |title=東急田園都市線2020系、新型車両は「これまでにない新しさ」2018年春導入へ |author=上新大介 |newspaper=[[マイナビニュース]]|date=2017-03-17|accessdate=2018-05-27}}</ref>。沿線の街や駅との親和性を高め、利用者に親しみを持ってもらうとともに、「これまでにない新しさを感じていただけるような外観、車内空間」を目指しており、エクステリアデザインは、コンセプトカラーに「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化していく色)を使用した。先頭車前面から車体側面上部にかけて、導入線区の路線カラーとともに配置されている。丸みのある先頭形状は、やわからみのある顔をイメージしたものである<ref name="mynavi20170317" />。
デザインは、[[丹青社]]が担当した<ref name="tokyu20180528">{{Cite press release |title= 2018年春、田園都市線に新型車両「2020系」を導入します |publisher= 東京急行電鉄株式会社|date= 2017-03-17|url= http://www.tokyu.co.jp/file/170317.pdf|accessdate=2018-05-28}}</ref><ref name="mynavi20170317">{{Cite news|url=https://news.mynavi.jp/article/20170317-a329/ |title=東急田園都市線2020系、新型車両は「これまでにない新しさ」2018年春導入へ |author=上新大介 |newspaper=[[マイナビニュース]]|date=2017-03-17|accessdate=2018-05-27}}</ref>。沿線の街や駅との親和性を高め、利用者に親しみを持ってもらうとともに、「これまでにない新しさを感じていただけるような外観、車内空間」を目指しており、エクステリアデザインは、コンセプトカラーに「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化していく色)を使用した。先頭車前面から車体側面上部にかけて、導入線区の路線カラーとともに配置されている。丸みのある先頭形状は、やわからみのある顔をイメージしたものである<ref name="mynavi20170317" />。


製造は、[[総合車両製作所]]横浜事業所と、東急電鉄の車両としては初となる[[総合車両製作所新津事業所]]が担当している。
製造は、[[総合車両製作所]]と、[[総合車両製作所新津事業所]]が担当している。


== 概要 ==
== 概要 ==
=== 車体 ===
=== 車体 ===
車体は、[[総合車両製作所]]の軽量ステンレス車体のブランドである[[sustina]](サスティナ)を採用しており、「sustina S24シリーズ」の、車体長20メートルの4ドアステンレス車として製造された<ref name="tetsudo20170322">{{Cite web |url= http://tetsudo-shimbun.com/headline/entry-999.html |title=総合車両製作所、東急2020系製造を担当 『sustina S24シリーズ』 |publisher= 鉄道新聞 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20170322012549/http://tetsudo-shimbun.com/headline/entry-999.html |archivedate= 22 March 2017|dead-url=no |accessdate= 22 March 2017}}</ref>。[[レーザー溶接]]の積極的な採用、骨組の軽量化などで、アルミ車体と同等の車体軽量化を図ったほか、車両外観の溶接痕を減らし、水密性の向上も図っている。オフセット衝突対策として、隅柱の一部に断面45度で切り取ったような位置に補強を追加しており、これにより、オフセット衝突時において、互いの車両に離反する力を発生させ、外板の剥離を防いで客室の損傷を軽減することができる。また前面衝突対策として、運転台前面に衝撃吸収用のハニカム材を配置して、先頭車と中間車の間に衝撃吸収緩衝器を組込むことにより、衝突エネルギーの吸収と生存区間の確保を図っている。客室扉のドア間隔は[[ホームドア]]の開口範囲に合うように4,820mmとしており、窓の構成は固定窓と下降窓の組み合わせとしている。[[通過標識灯|前部標識灯]]と[[前照灯]]はLED照明を使用しており、前照灯は前面下部に4灯と、ハイビーム時は加えて前面上部に2灯の計6灯とし、夜間時での視認性の向上を図っている。また、先頭車の屋根上には、[[列車無線]]アンテナのほかに、後述する[[INTEROS]]による通信にも使用される[[WiMAX]]アンテナを設置している。
車体は、[[sustina]]を採用しており、「sustina S24シリーズ」の、車体長20メートルの4ドアステンレス車として製造された<ref name="tetsudo20170322">{{Cite web |url= http://tetsudo-shimbun.com/headline/entry-999.html |title=総合車両製作所、東急2020系製造を担当 『sustina S24シリーズ』 |publisher= 鉄道新聞 |archiveurl= https://web.archive.org/web/20170322012549/http://tetsudo-shimbun.com/headline/entry-999.html |archivedate= 22 March 2017|dead-url=no |accessdate= 22 March 2017}}</ref>。[[レーザー溶接]]の積極的な採用、骨組の軽量化などで、アルミ車体と同等の車体軽量化を図ったほか、車両外観の溶接痕を減らし、水密性の向上も図っている。オフセット衝突対策として、隅柱の一部に断面45度で切り取ったような位置に補強を追加しており、これにより、オフセット衝突時において、互いの車両に離反する力を発生させ、外板の剥離を防いで客室の損傷を軽減することができる。また前面衝突対策として、運転台前面に衝撃吸収用のハニカム材を配置して、先頭車と中間車の間に衝撃吸収緩衝器を組込むことにより、衝突エネルギーの吸収と生存区間の確保を図っている。客室扉のドア間隔は[[ホームドア]]の開口範囲に合うように4,820mmとしており、窓の構成は固定窓と下降窓の組み合わせとしている。[[通過標識灯|前部標識灯]]と[[前照灯]]はLED照明を使用しており、前照灯は前面下部に4灯と、ハイビーム時は加えて前面上部に2灯の計6灯とし、夜間時での視認性の向上を図っている。また、先頭車の屋根上には、[[列車無線]]アンテナのほかに、後述する[[INTEROS]]による通信にも使用される[[WiMAX]]アンテナを設置している。


=== 内装 ===
=== 内装 ===
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=== 乗務員室 ===
=== 乗務員室 ===
乗務員室は、前面ガラスの面積を広げて視界の拡大を図っており、[[マスター・コントローラー|主幹制御器]]はワンハンドルマスコンを運転台中央に配置した。その前方に2つのモニター装置が配置されている。モニター装置はE235系で使用されている[[INTEROS]]の導入により、計器・表示灯類などの情報集約を進めており、これにより[[グラスコックピット|計器・表示灯類などをモニター装置で表示する]]ことが可能となっている。また、現状では相互乗り入れの際に各社の車両においてその機器配置が異なり、乗務員の取扱いの負担が重いことを考慮して、[[東京地下鉄]](東京メトロ)・[[東武鉄道]](東武)・[[西武鉄道]](西武)の関係者と運転台共通化の協議を行い<ref>レイルマガジン416号143ページ</ref>、それに合わせて相互乗り入れする各社が保有している車両([[東京メトロ13000系電車|東京メトロ13000系]]、[[東武70000系電車|東武70000系]]、[[西武40000系電車|西武40000系]]など)との仕様共通化を行った。その他の乗り入れ線区や本車を導入しない他の東急線の車両の仕様も参考にしている。乗務員が扱う機器ついては、設計完了後にモックアップを作成して、集められた各現業職員との間で取付け高さとボタンの形状と操作感などの検証を行ない、修正している<ref>レイルマガジン416号143ページ</ref>{{Sfn|市川|2018}}。
乗務員室は、前面ガラスの面積を広げて視界の拡大を図っており、[[マスター・コントローラー|主幹制御器]]はワンハンドルマスコンを運転台中央に配置した。その前方に2つのモニター装置が配置されている。モニター装置はE235系で使用されている[[INTEROS]]の導入により、計器・表示灯類などの情報集約を進めており、これにより[[グラスコックピット|計器・表示灯類などをモニター装置で表示する]]ことが可能となっている。また、現状では相互乗り入れの際に各社の車両においてその機器配置が異なり、乗務員の取扱いの負担が重いことを考慮して、[[東京地下鉄]]・[[東武鉄道]]・[[西武鉄道]]の関係者と運転台共通化の協議を行い<ref>レイルマガジン416号143ページ</ref>、それに合わせて相互乗り入れする各社が保有している車両との仕様共通化を行った。その他の乗り入れ線区や本車を導入しない他の東急線の車両の仕様も参考にしている。乗務員が扱う機器ついては、設計完了後にモックアップを作成して、集められた各現業職員との間で取付け高さとボタンの形状と操作感などの検証を行ない、修正している<ref>レイルマガジン416号143ページ</ref>{{Sfn|市川|2018}}。


=== 主要機器 ===
=== 主要機器 ===
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主要な仕様そのものは2020系と同一であるが、大井町線で運用されている情報伝送装置による駅通過防止装機能と工事区間などで使用される臨時速度制限用のATCコードに変更できる臨時速度制限機能を有している。
主要な仕様そのものは2020系と同一であるが、大井町線で運用されている情報伝送装置による駅通過防止装機能と工事区間などで使用される臨時速度制限用のATCコードに変更できる臨時速度制限機能を有している。


デュアルシートのメーカーは[[京王5000系電車 (2代)|京王5000系]]と同じく[[KIホールディングス|コイト電工]]製となっている。
デュアルシートのメーカーは[[KIホールディングス|コイト電工]]製となっている。


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当初から8両編成で製造されるが、2022年の東急新横浜線開業並びに[[相模鉄道]]との直通運転開始時までは、中間付随車2両(当面は車両基地内に留置)を除いて運用する計画となっている<ref name="toyokeizai20190905">{{Cite web|url=https://toyokeizai.net/articles/-/301101|title=東急目黒線、「8両化」に備えた新型車両の全貌|website=東洋経済オンライン|author=小佐野 景寿 |date=2019-09-05|accessdate=2019-09-10}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://railf.jp/news/2019/08/10/162500.html|title=東急、3020系を報道陣に公開|website=鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース|date=2019-08-10|accessdate=2019-09-10}}</ref>。
当初から8両編成で製造されるが、2022年の東急新横浜線開業並びに[[相模鉄道]]との直通運転開始時までは、中間付随車2両(当面は車両基地内に留置)を除いて運用する計画となっている<ref name="toyokeizai20190905">{{Cite web|url=https://toyokeizai.net/articles/-/301101|title=東急目黒線、「8両化」に備えた新型車両の全貌|website=東洋経済オンライン|author=小佐野 景寿 |date=2019-09-05|accessdate=2019-09-10}}</ref><ref>{{Cite web|url=https://railf.jp/news/2019/08/10/162500.html|title=東急、3020系を報道陣に公開|website=鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース|date=2019-08-10|accessdate=2019-09-10}}</ref>。


運用される線区は全ての駅でホームドアが完備されているため、車両間の転落防止幌が省略されているほか、全面型ホームドアに対応するため、非常用ドアコックの位置が車体側面から床下に変更されている{{R|toyokeizai20190905}}。また、ワンマン運転を行うため、ドアの開閉用ボタンを運転士の手元に設置しているほか、非常停止スイッチも設けられている{{R|toyokeizai20190905}}。
車両間の転落防止幌が省略されているほか、非常用ドアコックの位置が車体側面から床下に変更されている{{R|toyokeizai20190905}}。また、ワンマン運転を行うため、ドアの開閉用ボタンを運転士の手元に設置しているほか、非常停止スイッチも設けられている{{R|toyokeizai20190905}}。


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2020年3月4日 (水) 01:44時点における版

東急2020系電車
東武スカイツリーラインに乗り入れる東急2020系
(2018年12月28日)
基本情報
運用者 東京急行電鉄
東急電鉄
製造所 総合車両製作所
横浜事業所・新津事業所
製造年 2017年 -
運用開始 2018年3月28日
投入先 田園都市線東京メトロ半蔵門線東武伊勢崎線東武日光線
主要諸元
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1500V(架空電車線方式
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 3.3 km/h/s
減速度(常用) 4.0 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
自重 本文参照
全長 先頭車:20,470 mm
中間車:20,000 mm
全幅 2,788 mm
全高 4,046 mm
床面高さ 1,130 mm
車体 軽量ステンレスsustina
台車 軸梁式ボルスタレス方式空気ばね台車
TS-1041(動台車)
TS-1042・TS-1042A(付随台車)
固定軸距 2,100 mm
主電動機 かご形三相誘導電動機 全閉外扇形TKM-18形(東芝形式SEA-446)
主電動機出力 140 kW
駆動方式 WNドライブ
歯車比 99:14 (7.07)
制御方式 VVVFインバータ制御(フルSiC-MOSFET素子 )
制御装置 三菱電機製 MAP-144-15V317形
制動装置回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (HRDA-2)
全電気ブレーキ
保安装置 多段式ATC-P(東武式ATS内蔵)
備考 出典は[1]
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東急2020系電車(とうきゅう2020けいでんしゃ)は、東京急行電鉄時代の2018年平成30年)3月28日に営業運転を開始した[2]東急電鉄通勤形電車

本項では、田園都市線用の2020系電車のほかに、大井町線用の6020系電車と、目黒線用の3020系電車についても記述する。

登場の経緯

本形式は、2020年東京オリンピックが開催されることや、2022年に東急が創業100年を迎えることから、沿線の街や駅と調和する車両とすることを目的に命名、導入されるものである[3][4]。新形式車両としては、2002年から導入した5000系以来、16年ぶりとなる。

デザインは、丹青社が担当した[5][6]。沿線の街や駅との親和性を高め、利用者に親しみを持ってもらうとともに、「これまでにない新しさを感じていただけるような外観、車内空間」を目指しており、エクステリアデザインは、コンセプトカラーに「INCUBATION WHITE」(美しい時代へ孵化していく色)を使用した。先頭車前面から車体側面上部にかけて、導入線区の路線カラーとともに配置されている。丸みのある先頭形状は、やわからみのある顔をイメージしたものである[6]

製造は、総合車両製作所と、総合車両製作所新���事業所が担当している。

概要

車体

車体は、sustinaを採用しており、「sustina S24シリーズ」の、車体長20メートルの4ドアステンレス車として製造された[7]レーザー溶接の積極的な採用、骨組の軽量化などで、アルミ車体と同等の車体軽量化を図ったほか、車両外観の溶接痕を減らし、水密性の向上も図っている。オフセット衝突対策として、隅柱の一部に断面45度で切り取ったような位置に補強を追加しており、これにより、オフセット衝突時において、互いの車両に離反する力を発生させ、外板の剥離を防いで客室の損傷を軽減することができる。また前面衝突対策として、運転台前面に衝撃吸収用のハニカム材を配置して、先頭車と中間車の間に衝撃吸収緩衝器を組込むことにより、衝突エネルギーの吸収と生存区間の確保を図っている。客室扉のドア間隔はホームドアの開口範囲に合うように4,820mmとしており、窓の構成は固定窓と下降窓の組み合わせとしている。前部標識灯前照灯はLED照明を使用しており、前照灯は前面下部に4灯と、ハイビーム時は加えて前面上部に2灯の計6灯とし、夜間時での視認性の向上を図っている。また、先頭車の屋根上には、列車無線アンテナのほかに、後述するINTEROSによる通信にも使用されるWiMAXアンテナを設置している。

内装

インテリアデザインは、東急沿線の風景をイメージした座席や照明も含めた車内全体のカラーコーディネートにこだわり、親しみやすさと心地よさを感じるデザインとしている。

腰掛は、2013年以降に導入の5000系の一部車両で採用されたハイバック仕様のロングシートを採用している。車椅子ベビーカーの乗客が利用するフリースペースは各車両の車端部に1か所ずつ設置しており、普通の乗客が利用できやすいように、側面の窓に2段の手すりと妻面に腰当を設置しているほか、車内の床敷物に車椅子マークとベビーカーマークを貼付している。優先席は、先頭車は車端部のフリースペースの向かいに3席、各中間車はそれに加えてその反対側の車端部の両側にも6席設けており、側面から座席の袖仕切を介して妻面までに黄色の帯を付けることで、一般席と区別している。妻面の引戸の戸閉装置は5000系の重力式から、ゼンマイの力でゆっくりと戻る方式に変更している。また、防犯カメラを各車に2台ずつ設置している。

扉間座席中央の側窓上部と妻面引戸上部にはデジタルサイネージ(電子看板)を設置した。側窓上部のものは、21.5インチサイズの車内表示器を横に3つ連続配置しており、3画面で一つの連続した画面のように使用することができる。また、扉鴨居部には17インチの車内案内表示器を設置しており、停車駅表示案内のほか、行先情報、ドアの開方向情報、乗り換え案内、乗車マナーなどについて表示する。なお、大井町線用の6020系と目黒線用の3020系にはデジタルサイネージは設置されていない。客室扉の内側は、混雑時に扉が開く際に戸袋に荷物などが引き込まれるのを防止するため、素材に表面が滑りやすい素材を採用した。

枕木方向のつり手棒は側面天井部と接続をすることにより、ロールバーの補強構造を構成して、側面衝突に対する車両変形量の抑制を図っている。

天井の客室灯には40W相当のLED照明を採用したほか、つり手棒の配置変更に合わせて配置の見直しを行い、従来より数を2灯ほど減少させている(中間車は22灯、先頭車は20灯)が、架線停電時に備えて蓄電池からの電力で点灯する予備灯を、中間車では11灯、先頭車は10灯へと増加させている。

乗務員室

乗務員室は、前面ガラスの面積を広げて視界の拡大を図っており、主幹制御器はワンハンドルマスコンを運転台中央に配置した。その前方に2つのモニター装置が配置されている。モニター装置はE235系で使用されているINTEROSの導入により、計器・表示灯類などの情報集約を進めており、これにより計器・表示灯類などをモニター装置で表示することが可能となっている。また、現状では相互乗り入れの際に各社の車両においてその機器配置が異なり、乗務員の取扱いの負担が重いことを考慮して、東京地下鉄東武鉄道西武鉄道の関係者と運転台共通化の協議を行い[8]、それに合わせて相互乗り入れする各社が保有している車両との仕様共通化を行った。その他の乗り入れ線区や本車を導入しない他の東急線の車両の仕様も参考にしている。乗務員が扱う機器ついては、設計完了後にモックアップを作成して、集められた各現業職員との間で取付け高さとボタンの形状と操作感などの検証を行ない、修正している[9][10]

主要機器

制御装置は、300系以来となる三菱電機製を採用し、SiC-MOSFETとSiC-SBDを組み合わせた、フルSICパワーモジュールを用いた2レベル式VVVFインバータ制御装置(MAP-144-15V317形)を搭載しており、1台の制御装置で主電動機4台を制御する1C4M方式としている。高速度域まで多パルスのスイッチングを行うため、主電動機の損失を低減させて省エネルギー性能を向上させており、従来の8500系と比べて半分程度の電力で走行できるようになっている。制御装置・フィルタリアクトル・高速度遮断器は独立M方式を採用しているため、各電動車に搭載されているが、2020系の8号車のデハ2820 (M2A) と2号車のデハ2220 (M2B)、6020系の5号車のデハ6520 (M2A) と2号車のデハ6220 (M2B) は、高速度遮断器を2020系ではパンタグラフを搭載する9号車のデハ2920 (M1A) と3号車のデハ2320 (M1B) に、6020系では同じくパンタグラフを搭載する6号車のデハ6620 (M1A) と3号車のデハ6320 (M1B) に集約して、自車の分も含めて2台搭載している。

主電動機は、東芝製のTKM-18(東芝形式SEA-446)形全密閉外扇式三相かご形誘導電動機(定格電流108A、定格周波数80Hz、定格出力140kW、定格回転数2,380rpm)を採用しており、熱交換により冷却を行う方式であるため、メンテナンス頻度の低減が図られている。

制動方式は、回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ方式としており、INTEROSの編成ブレーキ力管理システムからのブレーキ指令により、編成全体で応荷重制御・電空協調制御・回生ブレーキを優先する遅れ込め制御を行うことで、省エネルギ運転と空気ブレーキの制輪子(ブレーキパッド)の摩耗量の低減が図られている。

また、常用ブレーキを従来の7段ステップ制御から8段ステップ制御とし、8段ステップは減速度を4.0km/h/sとすることで、回生ブレーキが安定しない時や雨天時と降雪時などで安定した制動力が得られるようにしている。また、降雪時での減速度低下時のバックアップとして非常ブレーキ時の回生補足機能を新たに追加している。これは、従来の非常ブレーキ作動時には、すべて空気ブレーキで作動して回生ブレーキは使用されないが、この機能では、非常ブレーキ作動時には、INTEROSで減速度の演算を行い、一定の減速度低下が計測された場合には、回生ブレーキを補足で使用するものであり、降雪時でのさらなる安全性を図っている。

補助電源装置は、IGBT素子を使用した静止形3レベルインバータであり、出力は三相交流440 V、260 kVAである。整流装置は補助電源装置とは別に搭載しており、出力は直流100 Vである。また各車に変圧器を搭載しており、出力は交流100 Vである。

電動空気圧縮機は、潤滑油の交換や給油が不要のオイルフリーレシプロ式圧縮機を三相かご形誘導電動機で駆動させる。潤滑油を使用しないため外部のオイル排出や元空気タンク側へのオイル流出がなく、圧縮機出口の吐出量は1750ℓ/minである。

冷房装置は、出力58.1kW(50000kcal/h)のを屋根上に1台搭載しており、予備暖房用の6.0kWのヒータを内蔵している。また、天井部の横流ファン付近にパナソニックJR東日本テクノロジーが共同開発した空気洗浄装置の「nanoe(ナノイー)」を設置している。東急電鉄の電車としては初めての設置となる[5]

集電装置は、5000系と同じ舟体を有したシングルアーム式だが、すり板検知装置を装備している。

戸閉装置は、ラック・ピニオン式のブラシレスモーターを使用した電気式戸閉装置を採用している。戸閉状態では、常に互いの引戸が押し付け合う構造となっており、従来の電気式戸閉装置のように機械的なロックをかける必要がなく、挟まれたものを引き抜きやすい特性がある。

蓄電池は、5000系と同じく焼結式のアルカリ蓄電池を採用している。5000系が直流100V/60Ahと列車無線の非常電源に使用する直流24V/30Ahの2種類を搭載していたのに対し、本系列は直流100V/105Ahの1種類のみとしている。

情報管理装置

列車情報管理装置として、東日本旅客鉄道のE235系等で実績があるINTEROSを採用している。データ通信速度を従来と比べて40倍も向上させたことで、大容量のデータを扱うことが可能で、車両の各機器への伝送のほかにWiMAXによるデータ通信を利用して、車両の各種データを地上システムにリアルタイムに送信して活用することが可能としている。将来的には、各機器のデータを利用して、車両留置時で実施する検査の簡略化や蓄積した車両のビッグデータを分析し、機器の寿命や故障の予知を捉えて適切な時期に必要なメンテナンスを行う状態保全に向けた取組みを進める予定である。

台車

台車は5000・6000系と同じく、軸箱支持装置が軸梁式のボルスタレス台車���気ばね台車のTS-1041動力台車、TS-1042・TS-1042A付随台車を採用しているが、台車の牽引力を車体に伝達するけん引装置はZリンク式から一本リンク式に変更されている。基礎ブレーキ装置は、踏面片押し式のユニットブレーキであるが、付随台車はディスクブレーキが追加されている。なおこのディスクブレーキのライニングは脱着性向上を図るため、UIC(国際鉄道連合)規格に基づいた構造としている。

駆動装置は5000・6000系と同じく中実軸平行カルダン式だが、電動機の電機子軸と輪軸の歯車駆動軸との間の継手を、CFRP製のたわみ板を使用したTD継手式から、歯車形たわみ軸継手を使用したWN継手式に変更し、高速走行時の信頼性向上を図っている。

編成

田園都市線及び直通運転先である東京メトロ半蔵門線東武伊勢崎線日光線で運用するため、半蔵門線及び東武線の保安装置と無線装置も内蔵している[11]

2020系
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
形式
クハ2120

(Tc2)


デハ2220

(M2b)

<>

デハ2320

(M1b)


サハ2420

(T3)


サハ2520

(T2)

<

デハ2620

(M3)


サハ2720

(T1)


デハ2820

(M2a)

<>

デハ2920

(M1a)


クハ2020

(Tc1)

自重 31.5t 33.5t 33.5t 27.8t 27.5t 32.0t 27.5t 33.5t 33.5t 31.4t
車両番号 2121 2221 2321 2421 2521 2621 2721 2821 2921 2021
2122 2222 2322 2422 2522 2622 2722 2822 2922 2022
2123 2223 2323 2423 2523 2623 2723 2823 2923 2023
2124 2224 2324 2424 2524 2624 2724 2824 2924 2024
2125 2225 2325 2425 2525 2625 2725 2825 2925 2025
2126 2226 2326 2426 2526 2626 2726 2826 2926 2026
2127 2227 2327 2427 2527 2627 2727 2827 2927 2027
2128 2228 2328 2428 2528 2628 2728 2828 2928 2028
2129 2229 2329 2429 2529 2629 2729 2829 2929 2029
2130 2230 2330 2430 2530 2630 2730 2830 2930 2030
2131 2231 2331 2431 2531 2631 2731 2831 2931 2031
の網掛けの車両は甲種時は欠車、6020系へのQシート車組み込みに伴う余剰車を組み込み。
上記の編成表は各雑誌記事を参照[12]

運用

2018年3月28日に2020系3編成が営業運転を開始した[13]。運用開始半年間は前面貫通ドアに東武直通非対応を示すKマークが貼られており、東武線への直通乗り入れは行っていなかった[14]が、同年10月1日から2121Fと2122Fが東武線への乗り入れを開始し、久喜駅南栗橋駅 - 中央林間駅で運行されている[15]。2018年度は6編成増備され[16]、2019年度も6編成増備予定である[17]

2020系
編成番号 製造所 甲種輸送時期
2121F 横浜 2017年11月[18]
2122F 新津 2018年2月[19]
2123F 2018年2月[20]
2124F 2018年6月[21]
2125F 2018年6月[22]
2126F 2018年10月[23]
2127F 2018年10月
2128F 2019年3月[24]
2129F 2019年3月[25]
の網掛けの編成番号は9両で落成し、6020系へのQシート車組み込みに伴う余剰車を組み込み。

6020系

東急6020系電車
大井町線直通列車 6121F
(2018年8月25日 田奈駅)
基本情報
運用者 東京急行電鉄
東急電鉄
製造所 総合車両製作所
横浜事業所[6 1]新津事業所[6 2]
製造年 2017年 - 2019年
運用開始 2018年3月28日
投入先 大井町線田園都市線
主要諸元
編成 7両編成
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1500V(架空電車線方式
備考
  1. ^ Qシート車以外
  2. ^ Qシート車
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6020系は、2020系大井町線向けに7両編成とした車両。大井町線は6両編成が最長であった[26]が、輸送力増強を目的に2017年以降急行列車を順次7両編成にすることとなった。これに対応する車両として6000系の増結(中間電動車の新製)と合わせて新製投入されたものである[27]

主要な仕様そのものは2020系と同一であるが、大井町線で運用されている情報伝送装置による駅通過防止装機能と工事区間などで使用される臨時速度制限用のATCコードに変更できる臨時速度制限機能を有している。

デュアルシートのメーカーはコイト電工製となっている。

6020系
← (渋谷大井町
号車 1 2 <3> 4 5 <6> 7
定義 Tc2 M2B M1B T1 M2A M1A Tc1
形式 クハ6120 デハ6220 デハ6320 サハ6420 デハ6520 デハ6620 クハ6720
6121F 6121 6221 6321 6421 6521 6621 6721
6122F 6122 6222 6322 6422 6522 6622 6722
自重 31.2t 33.3t 33.3t 27.3t 33.3t 33.3t 31.1t
乗員 (全体/着席) 143/45 155/51 155/48 155/51 155/51 155/51 143/45
の網掛けの車両はQシート車[28]。その組み込みに伴う余剰車は2020系に組み込み。
3号車と6号車には2基のシングルアームパンタグラフを備える。

運用

2017年度は2編成が新製され、2020系と同じく2018年3月28日に営業運転を開始した[29]

2018年度には6020系7両編成の1両にロングシートクロスシートの両方に転換可能なタイプの座席(いわゆる「デュアルシート」)を導入し、平日夜の下り急行列車(大井町駅発田園都市線直通長津田駅行き)5本程度にて有料座席指定サービス(愛称『Qシート』)を行うことが発表され12月14日に運転を開始している[30]。これにより2代目となるデハ6320形を組み込み[31]、初代のデハ6320形は9両編成で落成した田園都市線の2020系に編入し改番の上で移されることとなる[32]。改番に伴い、車内に液晶ディスプレイの増設を行っている[33]

2018年11月10日に『Qシート』に充当されるデュアルシート仕様の(新)デハ6320車両が報道公開された。車体は他車両と異なりオレンジ一色にラッピングされており、一見して判るようになっている。大井町駅と自由が丘駅の駅構造を考慮した結果、乗客の流れを阻害しにくい3号車に設定された[32]。内装は天井のLED照明を電球色に変えることが可能で、各座席には電源コンセント(Qシート運用時にのみ使用可能)[32]とカップホルダーを備え、車内Wi-Fi設備も用意されている[34]


6020系
編成番号 製造所 甲種輸送時期 Qシート車
組込時期
Qシート車以外 Qシート車 Qシート車以外 Qシート車
6121F 横浜 新津 2017年12月[35] 2018年10月 2018年11月
6122F 2018年1月[36] 2018年10月 2018年11月
Qシート車組込時期の欄のの網掛けは余剰車は2020系に組み込み。

3020系

東急3020系電車
試運転中の3121F
(2019年9月2日 元住吉駅付近)
基本情報
運用者 東急電鉄
製造所 総合車両製作所横浜事業所
製造年 2019年
投入先 目黒線
主要諸元
編成 6両編成→8両編成
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1500V(架空電車線方式
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目黒線および将来的な東急新横浜線開業時用の車両として、2019年秋に3編成を導入することが同年3月26日に公表された[37][38]

当初から8両編成で製造されるが、2022年の東急新横浜線開業並びに相模鉄道との直通運転開始時までは、中間付随車2両(当面は車両基地内に留置)を除いて運用する計画となっている[39][40]

車両間の転落防止幌が省略されているほか、非常用ドアコックの位置が車体側面から床下に変更されている[39]。また、ワンマン運転を行うため、ドアの開閉用ボタンを運転士の手元に設置しているほか、非常停止スイッチも設けられている[39]

3020系
編成番号 製造所 甲種輸送時期
3121F 横浜 2019年4月[41][42]
3122F 2019年5月[43]
3123F 2019年7月[44]

脚注

  1. ^ 市川 2018, p. 87.
  2. ^ 東急2020系が営業運転を開始”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年3月30日). 2018年5月27日閲覧。
  3. ^ 市川 2018, p. 83.
  4. ^ 車両情報”. 東急電鉄. 2018年4月18日閲覧。
  5. ^ a b "2018年春、田園都市線に新型車両「2020系」を導入します" (PDF) (Press release). 東京急行電鉄株式会社. 17 March 2017. 2018年5月28日閲覧
  6. ^ a b 上新大介 (2017年3月17日). “東急田園都市線2020系、新型車両は「これまでにない新しさ」2018年春導入へ”. マイナビニュース. https://news.mynavi.jp/article/20170317-a329/ 2018年5月27日閲覧。 
  7. ^ 総合車両製作所、東急2020系製造を担当 『sustina S24シリーズ』”. 鉄道新聞. 22 March 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2017閲覧。
  8. ^ レイルマガジン416号143ページ
  9. ^ レイルマガジン416号143ページ
  10. ^ 市川 2018.
  11. ^ 市川 2018, p. 91.
  12. ^ 鉄道ファン683号72-73ページ
  13. ^ 東急2020系が営業運転を開始”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年3月30日). 2018年5月27日閲覧。
  14. ^ 【東急】2020系・6020系が営業運転を開始”. 鉄道ホビダスRMニュース (2018年4月3日). 2018年5月27日閲覧。
  15. ^ 東急2020系が東武鉄道線内で営業運転を開始”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年10月8日). 2018年10月14日閲覧。
  16. ^ "2018年度の鉄軌道事業設備投資計画 「安全・ストレスフリーな鉄道」の早期実現に向けた総額597億円 安全・安定輸送と混雑緩和のための取り組みを強化します" (PDF) (Press release). 東京急行電鉄. 11 May 2018. 2018年5月28日閲覧
  17. ^ "2019年度の鉄軌道事業設備投資計画 さらに安全、安心、快適な鉄道の実現に向け、総額619億円を投資 東横線・田園都市線・大井町線の全64駅でのホームドア整備を完了します" (PDF) (Press release). 東京急行電鉄. 13 May 2019. 2019年6月27日閲覧
  18. ^ 東急、2020系を公開”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2017年11月30日). 2018年5月27日閲覧。
  19. ^ 新津製の東急2020系が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年2月7日). 2018年5月27日閲覧。
  20. ^ 東急2020系第3編成が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年2月21日). 2018年5月27日閲覧。
  21. ^ “新津製の東急2020系が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース. (2018年6月5日). https://railf.jp/news/2018/06/05/200000.html 2018年6月22日閲覧。 
  22. ^ “東急2020系が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース. (2018年6月26日). https://railf.jp/news/2018/06/26/160000.html 2018年6月28日閲覧。 
  23. ^ “東急2020系・6020系が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース. https://railf.jp/news/2018/10/11/140000.html 
  24. ^ “東急電鉄2020系2128編成が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース. https://railf.jp/news/2019/03/07/200000.html 
  25. ^ “東急電鉄2020系2129編成が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース. https://railf.jp/news/2019/03/26/172000.html 
  26. ^ かつての18m級車体(初代5000系や初代7000系など)では各駅停車も6両編成で運行されていたが、20m級車体の8000系以降では各駅停車は5両編成で運行されている。
  27. ^ "都心方面への輸送力を増強し混雑緩和を推進します! 大井町線急行列車の7両編成化と新型車両6020系の導入" (PDF) (Press release). 東京急行電鉄. 12 October 2017. 2018年5月27日閲覧
  28. ^ 鉄道ファン683号92ページ
  29. ^ 東急6020系が営業運転を開始”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年3月29日). 2018年5月27日閲覧。
  30. ^ "当社初!平日夜の有料座席指定サービスを大井町線で開始! 2018年冬、大井町駅から田園都市線方面への平日夜の帰宅をより快適に!" (PDF) (Press release). 東京急行電鉄. 26 March 2018. 2018年5月27日閲覧
  31. ^ 鉄道ダイヤ情報 2018年10月号「甲種車両輸送計画表」
  32. ^ a b c 岸田法眼 (2018年11月10日). “東京急行電鉄6020系の3号車に「Q SEAT」が登場”. 鉄道コム. https://www.tetsudo.com/special/report/20181110/ 2018年11月13日閲覧。 
  33. ^ 大井町線に「指定席車」を導入する東急の思惑
  34. ^ 福岡誠 (2018年11月10日). “東急電鉄『平日夜に座れる』サービス 「Q SEAT」車両をお披露目”. 鉄道新聞. http://tetsudo-shimbun.com/article/topic/entry-1541.html 2018年11月10日閲覧。 
  35. ^ 東急6020系が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2017年12月28日). 2018年5月27日閲覧。
  36. ^ 東急6020系第2編成が甲種輸送される”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2018年1月25日). 2018年5月27日閲覧。
  37. ^ 当社保有車両の8両編成化による輸送力増強と新型車両3020系の導入 (PDF) - 東京急行電鉄 プレスリリース 2019年3月26日
  38. ^ 新型3020系電車、2019年秋に東急目黒線へ導入 2022年上期から8両編成に順次増強”. 乗りものニュース (2019年3月26日). 2019年9月10日閲覧。
  39. ^ a b c 小佐野 景寿 (2019年9月5日). “東急目黒線、「8両化」に備えた新型車両の全貌”. 東洋経済オンライン. 2019年9月10日閲覧。
  40. ^ 東急、3020系を報道陣に公開”. 鉄道ファン railf.jp 鉄道ニュース (2019年8月10日). 2019年9月10日閲覧。
  41. ^ 東急目黒線の新型車両「3020系電車」完成 JR貨物の機関車にけん引されて八王子へ
  42. ^ 目黒線用3020系が甲種輸送される
  43. ^ 3020系第2編成が甲種輸送される
  44. ^ 3020系3123fが甲種輸送される

参考文献

  • 市川裕幸「田園都市線と大井町線に導入される新形車両 東京急行電鉄2020系・6020系」『鉄道ファン』第685号、交友社、2018年5月、84-92頁。 
  • 田之上英明「東京急行電鉄2020系・6020系」『鉄道ピクトリアル』第945号、電気車研究会、2018年3月、110-119頁。 
  • 根岸 哲/津田 亮/長谷川 滋/井浦真一/山口博史「3.3kVフルSiCパワーモジュール」『三菱電機技報』2018年3月号、三菱電機、2018年3月、175-178頁。

外部リンク