Re:ERA』(リエラ)はKing & Princeの6枚目のオリジナル・アルバム[7]Project K&Pから2024年10月14日に先行配信リリースされ、12月11日にCD発売された[8]

『Re:ERA』
King & Princeスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル Project K&P
チャート最高順位
King & Prince アルバム 年表
ピース
(2023年)
Re:ERA
(2024年)
『Re:ERA』収録のシングル
  1. 愛し生きること/MAGIC WORD
    リリース: 2023年11月8日
  2. halfmoon/moooove!!
    リリース: 2024年5月23日
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WOW
King & Prince配信楽曲
リリース2024年9月30日
規格デジタル・ダウンロード
録音2024年
ジャンルJ-POP
レーベルProject K&P
作詞者Daichi Miura[2]
作曲者Daichi Miura、UTA海人[2]
チャート順位

概要

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グループ初のコンセプトアルバムであり[7]、デジタル配信が先でCD発売が後という、リリースのタイミングも含めグループにとっての挑戦作[9]。タイトルは、以前リリースしたアルバム『Re:Sense』にも入っている"Re:"を入れたいという話から永瀬が思いついたもので[10]、過去のことも背負いながら自分たちがKing & Princeの新しい時代(ERA)をまた築いていこうという気持ちが込められている[11]。今回はコンセプトや選曲など髙橋が主体となって制作した[9][12]。全曲を通じて1つの物語が描かれており、髙橋は楽曲にインスパイアされたキャラクターを収録曲数と同じく16体描き下ろしている[7]

リード曲「WOW」(読み:ワゥ[13])はハッピーなムードを求めて三浦大知とのコラボレーションを依頼したところ、三浦がこれを快諾[2]。音楽プロデューサーのUTA、そして髙橋が加わって話し合い、楽曲が完成した[2]。三浦は作詞と作曲だけでなく、この楽曲のオリジナルキャラクターである「ARE-X」(読み:アレックス[13])の要素も意識しながら髙橋と共同で振付も担当している[2][14]。楽曲は9月20日から視聴ができるようになったが、『Re:ERA』特設サイトでは視聴すればするほどキャラクターの卵が進化し、やがて出現するという仕掛けがなされた[13]。その後9月30日に先行配信され[2]、同日にプロモーション映像「WOW」-"Re:ERA beginning" ver.-が公開された[15]。これは本作の核である『Re:ERA計画』なる物語の序章となる映像であり[15]、2018年にとあるファミレスで若き研究者である2人が壮大な宇宙計画を語り合うところからストーリーが始まり[12]、「Re:ERA」Teaser映像へと続いていく[15]。「WOW」のMVは11月10日20時にティザー映像が[14]、11月13日20時30分に本編がプレミア公開された[16]。『Re:ERA計画』の内容が明かされ、前述の16体のキャラクターも登場し、科学者に扮する2人が夢を実現していく物語になっており[16]、この公開を記念し2人によるYouTubeライブも開催された[14][17]

本作の発売を記念し、東京(12月3日 - 15日、UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU)、札幌(12月11日 - 29日、札幌PARCO 3F)、名古屋(12月14日 - 29日、名古屋PARCO 南館10F)、大阪は(12月13日 - 29日、心斎橋PARCO 14F PARCO GALLERY)、福岡(12月9日 - 29日、博多マルイ 3階イベントスペース)の全国5か所でポップアップストア『King & Prince POP-UP STORE 2024 Re:ERA』をオープンした[18]。ストアは「WOW」のMVの世界観をイメージしたものになっており[19]、2人が床や壁のデザイン、アイテムの配置など細部にもこだわってプロデュースし、『Re:ERA』の世界に登場するプラネット・エイジをイメージした展示物やキャラクターの原画、グッズなどでカラフルに飾られた[10]。そしてMVで使用されたワッペンや髙橋が描き下ろした16体のキャラクターのフィギュア、トレーディングカード、永瀬がどうしても入れたいと本国の許可をとったUNIVERSAL MUSICのロゴが入ったアパレルグッズなど、全商品2人がプロデュースしたグッズが販売された[19][10]。また、16体のキャラクターが登場し、ODDJOBが制作、2人が構成・脚本・演出・主演を担ったオリジナルアニメーション『プラネット・エイジ』が、このストア開催に合わせてKing & Prince公式YouTubeで配信された[18]

リリース

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初回限定盤A・初回限定盤B・通常盤・ファンクラブ限定のDear Tiara盤の4形態で発売[7]。CDの収録内容は通常盤のみ1曲多く、初回限定A・Bにそれぞれ異なる内容のDVDが付いている。

仕様・特典
  • 初回限定盤A・初回限定盤B - 三方背ケース付2Dケース、フォトブックレット24P、歌詞ブックレット20P
  • 通常盤 - 三方背ケース付3Pワイドケース、歌詞ブックレット20P
  • Dear Tiara盤 - 104Pノート型ジャケット(A4サイズ)
先着外付け特典
  • 初回限定盤A - フォトカード(A6)
  • 初回限定盤B - クリアポスター(A4)
  • 通常盤 - トレカ3種セット
  • Dear Tiara盤 - ステッカーシート(A6)
初回封入特典
  • 初回限定盤A - 期間限定動画A視聴シリアルナンバー
  • 初回限定盤B - 期間限定動画B視聴シリアルナンバー
  • 通常盤 - 期間限定動画C視聴シリアルナンバー

収録内容

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クレジット出典[20][21]

  1. Odyssay
    作詞:海斗[17] / 作曲:UTA、海斗[17] / 編曲:UTA
    実際の心臓の音が入れられている[11]
  2. WOW
    作詞:Daichi Miura / 作曲:UTA、Daichi Miura、海斗 / 編曲:UTA
    • 本作のリードトラック[2]
  3. HOTTER & HOTTER
    作詞:Takuya Harada / 作曲:Nomasgood、Takura Harada、PIT300 / 編曲:Nomasgood
  4. Don't Grow Up
    作詞:Komei Kobayashi / 作曲:Andreas Ohrn、Peter Bostrom、Didrik Thott / 編曲:Peter Bostrom
  5. COLORS
    作詞:Jacob Watson / 作曲:Albin Nordqvist、Sebastian Lestapier、Adam Sjostrand / 編曲:Sebastian Lestapier、Albin Nordqvist、Adam Sjostrand
  6. LOVE HACKER
    作詞:BBY NABE、Matt Cab / 作曲:Matt Cab、BBY NABE / 編曲:Matt Cab
  7. moooove!!
    作詞・作曲:Ayumu Imazu / 編曲:Ayumu Imazu、A.G.O
  8. POPSTER in the KINGDOM - 髙橋海人
    作詞:SKY-HI / 作曲:Sunny(INIMI)、SKY-HI / 編曲:Sunny
    髙橋が番組をきっかけに親交を深めたSKY-HIにオファーし、コラボが実現[22]。SKY-HIがボーカルディレクションも担当し、振付はKAITAが担当した[23]。King & Prince公式Xでは2人のレコーディング中のショットも公開され、SKY-HIも公式Xでリポストするなどのやりとりが行われた[23]
  9. ボーイミーツガール
    作詞:長屋晴子(緑黄色社会) / 作曲:peppe(緑黄色社会)、穴見真吾(緑黄色社会) / 編曲:穴見真吾、川口圭太
    緑黄色社会からの提供曲。ソリッドギターが軸のバンドサウンドにストリングスやシンセサイザーが加えられた、緑黄色社会の持ち味ともいえるロックでポップな幸福感溢れる楽曲[24]。演奏もメンバーが担当した[25]
  10. 愛し生きること
    作詞:YU-G / 作曲:SHIBU、YU-G / 編曲:SHIBU
  11. 染み - 永瀬廉
    作詞:西畑大吾 / 作曲:田辺望、hanawaya、永野小織、バショー / 編曲:バショー
    2011年4月3日、大阪城ホールで開催された山下智久のソロコンサートでオーディションを受けた永瀬と西畑大吾、正門良規の同期3人による明るい曲調のコラボ曲[26][27]。西畑が作詞とコーラスを担当し、正門はギター演奏とコーラスを担当した[28]。髙橋がSKY-HIとコラボレーションしたことから、「廉くんも誰かとコラボしたら?」と言われた永瀬が自らオファーして実現したもので、タイトルは3人が初めて会った日である4月3日にちなんで付けられた[26]。3人の出会いからそれぞれのデビューに至るまでの思い出や固い絆を歌った友情ソングとなっており[28]、3人でよく話し合ったという歌詞には〈「親友」より「心友」が似合う〉といった3人の関係や、〈Aぇ! 時間過ごしてきた〉〈なにわ背負って羽ばたこうぜ〉〈確かな道を探す旅〉などそれぞれのグループ名が入れられている[26][29]
  12. ROLLER COASTER
    作詞:CLAUDE S. / 作曲:jisanpark、Nomasgood、Takuya Harada、PIT300 / 編曲:jisanpark、Nomasgood
  13. MAGIC WORD
    作詞:Giz'Mo(from Jam9)、木村友威 / 作曲:Giz'Mo(froma Jam9)、Eunsol(1008)、石黑剛 / 編曲:Eunsol(1008)、石黑剛
  14. halfmoon
    作詞・作曲・編曲:小林武史
  15. I Will...
    作詞:Funk Ucino / 作曲:RUSH EYE、Funk Ucino、Ryota Nakai / 編曲:RUSH EYE、佐藤泰将
  16. Harajuku
    作詞・作曲・編曲:Mega Shinnosuke
    • 通常盤のみ収録。

初回限定盤A

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  1. WOW」Music Video
  2. WOW」Music Video Behind the scenes
  3. 6歳は誰だ!? 同期当てクイズ
    CDデビュー6周年にちなみ、2人が子供たちと触れ合いながら本当の6歳を見つけ出す企画映像[30]

初回限定盤B

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  1. Re:ERA」Behind the scenes
    2人が話し合う姿やレコーディング風景が収録されている[31]
  2. POPSTER in the KINGDOM」Behind the scenes
    髙橋とSKY-HIとのレコーディング時のやりとりが収録されている[23]
  3. 染み」Behind the scenes
    西畑と正門も登場し、永瀬を含めた3人で乾杯したり、レコーディングしたりする様子が収録されている[32]

チャート成績

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脚注

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  1. ^ King & Prince、『Re:ERA』が自己最高初週DL数でデジタルアルバム1位【オリコンランキング】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年10月23日). 2025年1月19日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g King & Prince新曲「WOW」先行配信決定 制作陣は三浦大知、UTA、高橋海人”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年9月16日). 2025年1月5日閲覧。
  3. ^ King & Prince、自己最高初週DL数で通算2作目のデジタルシングル1位【オリコンランキング】”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年10月9日). 2025年1月7日閲覧。
  4. ^ オリコン週間 合算シングルランキング 2024年09月30日〜2024年10月06日 21〜30位”. ORICON NEWS. oricon ME. 2025年1月7日閲覧。
  5. ^ 【ビルボード】King & Prince「WOW」2万DL超えでDLソング首位デビュー、Official髭男dism/YOASOBIが続く”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2024年10月9日). 2025年1月7日閲覧。
  6. ^ 【ビルボード】JO1「WHERE DO WE GO」が総合首位、Official髭男dism「Same Blue」は7位デビュー”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2024年10月9日). 2025年1月7日閲覧。
  7. ^ a b c d King & Prince、初のコンセプトアルバム「Re:ERA」リリース サブスク先行配信も決定��. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年9月12日). 2025年1月6日閲覧。
  8. ^ 【更新9/20】最新アルバム『Re:ERA』12/11CD発売決定!10/14 Digital先行配信も決定!”. King & Prince公式サイト. UNIVERSAL MUSIC JAPAN (2024年9月20日). 2024年10月28日閲覧。
  9. ^ a b King & Prince永瀬廉、新アルバム「Re:ERA」制作秘話「うちの海人すごい」MV・特典に言及”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年9月26日). 2025年1月7日閲覧。
  10. ^ a b c King & Prince、『Re:ERA』の発売記念したポップアップストアが開催 永瀬&高橋が来店取材を敢行”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年12月3日). 2025年1月19日閲覧。
  11. ^ a b King & Prince、Apple Musicのラジオ番組に出演 コンセプト・アルバム制作秘話について語る”. CDJournalニュース. シーディー・ジャーナル (2024年10月16日). 2025年1月7日閲覧。
  12. ^ a b 佐藤結衣 (2024年10月2日). “King & Princeを繋ぐまっすぐな信頼とリスペクト 『Re:ERA』で作り上げるふたりの物語”. Real Sound. blueprint. 2025年1月7日閲覧。
  13. ^ a b c キンプリ新ビジュアル、アルバム収録内容、通常盤ジャケ写一挙解禁 新曲「WOW」試聴もスタート”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年9月20日). 2025年1月7日閲覧。
  14. ^ a b c King & Prince、新曲「WOW」MVプレミア公開へ向けティザー解禁&YouTubeライブ実施”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2024年11月10日). 2025年1月19日閲覧。
  15. ^ a b c キンプリ新アルバム『Re:ERA』収録「WOW」プロモーション映像が公開 サブスクもきょうから配信”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年9月30日). 2025年1月7日閲覧。
  16. ^ a b キンプリ、最新アルバム『Re:ERA』の収録曲「WOW」MV公開”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年11月13日). 2025年1月19日閲覧。
  17. ^ a b c King & Princeアルバム『Re:ERA』収録「WOW」ティザー公開 高橋海人&永瀬廉のYouTubeライブも決定”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年11月11日). 2025年1月19日閲覧。
  18. ^ a b King & Prince、アルバム「Re:ERA」発売記念ポップアップストア開催決定 オリジナルアニメーションも配信開始”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年11月19日). 2025年11月19日閲覧。
  19. ^ a b キンプリ、新アルバム『Re:ERA』発売記念・全国5ヶ所でポップアップストア開催 全商品メンバープロデュース”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年11月19日). 2025年1月19日閲覧。
  20. ^ - 聴く / TRACK LIST -”. King & Prince | 6th ALBUM「Re:ERA」2024.12.11 Release!!. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2025年1月13日閲覧。
  21. ^ King & Prince/Re:ERA<通常盤・初回プレス>”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2025年1月13日閲覧。
  22. ^ キンプリ高橋海人、アルバムソロ曲はSKY-HIが作詞作曲 ヒップホップトラックで新たなる才能開花【Re:ERA】”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年10月10日). 2025年1月13日閲覧。
  23. ^ a b c キンプリ髙橋海人ソロ曲「POPSTAR in the KINGDOM」をSKY-HYがディレクション!SKY-HIも「すごいね、一発でできるね」「100億点!」と大絶賛”. THE F1RST TIME. THE FIRST TAKE (2024年10月11日). 2025年1月13日閲覧。
  24. ^ ロッキン・ライフの中の人 (2024年10月22日). “King Gnu×SixTONES、Vaundy×Number_i、緑黄色社会×King & Prince……男性アイドル/グループへの楽曲提供が生む化学反応”. Real Sound. blueprint. 2025年1月13日閲覧。
  25. ^ King & Princeの新作アルバム「Re:ERA」に緑黄色社会が参加、収録内容を一挙公開”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年10月14日). 2025年1月13日閲覧。
  26. ^ a b c 佐藤結衣 (2024年10月23日). “King & Prince 永瀬廉、ソロ曲「染み」で広める仲間の才能と努力 西畑大吾・正門良規にも共通するもの”. Real Sound. blueprint. 2025年1月13日閲覧。
  27. ^ King & Prince永瀬廉、西畑大吾&正門良規との“同期コラボ曲”に込めた思い「酸いも甘いも経験してきましたから」”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年11月21日). 2025年1月19日閲覧。
  28. ^ a b キンプリ永瀬廉、アルバムソロ曲でなにわ男子・西畑大吾&Aぇ! group正門良規とコラボ 同期の友情歌う【Re:ERA】”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年10月6日). 2025年1月13日閲覧。
  29. ^ 永瀬廉、アルバムソロ曲での西畑大吾・正門良規とのコラボは「結構難しかった」経緯・制作秘話 高橋海人のソロ曲にも言及”. モデルプレス. ネットネイティブ (2024年10月18日). 2025年1月13日閲覧。
  30. ^ キンプリ最新アルバム収録の特典映像 「6歳は誰だ!? 同期当てクイズ」ティザー映像公開”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年11月28日). 2025年1月19日閲覧。
  31. ^ King & Prince、三浦大知や緑黄色社会が参加の新アルバム「Re:ERA」制作ビハインドをチラ見せ”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年10月18日). 2025年1月13日閲覧。
  32. ^ King & Prince永瀬廉がソロ曲「染み」で同期のなにわ男子 西畑大吾&Aぇ! group正門良規とコラボ!エモい舞台裏動画が到着”. TE F1RST TIMES. THE FIRST TAKE (2024年10月7日). 2025年1月13日閲覧。

外部リンク

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