NKKシーホークス
NKKシーホークス(エヌ・ケー・ケー シーホークス、英: NKK Sea Hawks)は、神奈川県川崎市をホームタウンとしてバスケットボール日本リーグに所属していた男子バスケットボールチームである。母体企業は日本鋼管(NKK、現・JFEエンジニアリング)。
NKKシーホークス NKK Sea Hawks | |
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愛称 | シーホークス |
所属リーグ | バスケットボール日本リーグ |
創設年 | 1939年 |
解散年 | 1999年 |
チーム史 | |
本拠地 | 神奈川県川崎市 |
チームカラー | ブルー、 ホワイト |
企業 |
日本鋼管 (現:JFEエンジニアリング) |
優勝歴 | 5回(1968-69、69-70、70-71、71-72、78-79) |
リーグ戦5回、オールジャパン14回、全日本実業団選手権11回、全日本実業団選手権(現:実業団競技大会)2回、JBLトーナメント1回、国体5回を制覇した古豪であった。
獲得した全国タイトルは、歴代最多の計38回である。
歴史
編集1939年に日本鋼管川崎製鉄所(後の京浜製鉄所、現・JFEスチール東日本製鉄所)のバスケットボール部として結成。
1948年に関東実業団1部昇格。翌年にはリーグ全勝優勝、全日本実業団選手権大会初出場初優勝。3年で破竹の94連勝(97連勝とも)を記録することになる[1]。
その間、1950年にはオールジャパンを実業団男子として初めて優勝を飾り、翌年も連覇を達成。1957年からは前人未到の6連覇も記録し、この記録は現在も破られていない。優勝回数14回も歴代最多である。
日本リーグでも、1968から4連覇を記録。松下電器・住友金属・日本鉱業とともに1960年代から1980年代にかけての社会人バスケを支える一方で、オリンピックや世界選手権などの日本代表も多く輩出した。
さらに1981年には第1回アジアクラブ選手権(現・FIBAアジアチャンピオンズカップ)で準優勝に輝く。
1990年代に入っても、全日本実業団選手権を94・95と連覇している。1996年にも第1回JBLトーナメントを制した。
1999年休部。
現在、強化指定ではないがJFE東日本京浜バスケットボール部が神奈川県社会人リーグに所属して活動中である。
過去の成績
編集旧JBL
編集年度 | リーグ | ディビジョン | 回 | レギュラーシーズン | セミファイナル | ファイナル | 最終結果 | ||||
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勝 | 敗 | 順位 | 勝 | 敗 | 勝 | 敗 | |||||
1967 | 日本リーグ | 1 | 6 | 1 | ? | ? | ? | ? | ? | 準優勝 | |
1968 | 2 | 7 | 0 | ? | ? | ? | ? | ? | 優勝 | ||
1969 | 3 | 7 | 0 | ? | ? | ? | ? | ? | 優勝 | ||
1970 | 4 | 10 | 0 | ? | ? | ? | ? | ? | 優勝 | ||
1971 | 5 | 9 | 1 | ? | ? | ? | ? | ? | 優勝 | ||
1972 | 6 | 5 | 5 | ? | ? | ? | ? | ? | 3位 | ||
1973 | 7 | 7 | 3 | ? | ? | ? | ? | ? | 3位 | ||
1974 | 8 | 7 | 3 | ? | ? | ? | ? | ? | 4位 | ||
1975 | 9 | 6 | 4 | 位 | 3位 | ||||||
1976 | 10 | 5 | 5 | 位 | 準優勝 | ||||||
1977 | 11 | 7 | 3 | 位 | 準優勝 | ||||||
1978 | 日本リーグ | 1部 | 12 | 8 | 2 | 位 | 優勝 | ||||
1979 | 13 | 7 | 3 | 位 | 3位 | ||||||
1980 | 14 | 8 | 2 | 位 | 準優勝 | ||||||
1981 | 15 | 7 | 3 | 位 | 準優勝 | ||||||
1982 | 16 | 9 | 6 | 位 | 3位 | ||||||
1983 | 17 | 5 | 5 | 位 | 3位 | ||||||
1984 | 18 | 7 | 7 | 位 | 3位 | ||||||
1985 | 19 | 6 | 8 | 位 | 5位 | ||||||
1986 | 20 | 7 | 7 | 位 | 5位 | ||||||
1987 | 21 | 7 | 7 | 位 | 5位 | ||||||
1988 | 22 | 5 | 10 | C5位 | 9位 | ||||||
1989 | 23 | 6 | 9 | C5位 | 9位 | ||||||
1990 | 24 | 10 | 5 | C3位 | 5位 | ||||||
1991 | 25 | 12 | 3 | C1位 | 優勝 | ||||||
1992 | 26 | 17 | 5 | 位 | 準優勝 | ||||||
1993 | 27 | 9 | 1 | C1位 | 優勝 | ||||||
1994 | 28 | 13 | 3 | T1位 | 4位 | ||||||
1995 | 29 | 11 | 5 | C2位 | 準優勝 | ||||||
1996 | 30 | 7 | 9 | C3位 | 7位 | ||||||
1997 | 31 | 11 | 5 | T3位 | 6位 | ||||||
1998 | 32 | 7 | 9 | T5位 | 9位 |
※日本リーグ1部の第22回(1988年)から第32回(1998年)まではC(クーガー)、T(タイガー)のディビジョン制を導入。
獲得タイトル
編集主な歴代所属選手
編集- 池田博
- 坂井和史
- 平山輝武
- 宗田研二
- 五十嵐清次
- 服部信雄
- 藤田学
- 藤本裕
- 松尾武司
- 山本浩二
- 吉田正彦
- 若林薫
- 平岡雅司
- 糸山隆司(1955年〜1962年)
- 鎌田正司(1958年〜1966年)
- 谷口正朋(1968年〜1976年)
- 諸山文彦(1966年〜1973年)
- 桑田健秀(1976年〜1983年)
- 北原憲彦(1977年〜1988年)
- 塚本清彦(1983年〜1996年)
- 小川直樹(1988年〜1998年)
- エリック・マッカーサー(1991年〜1998年)
- 阿部理(1993年〜1998年)
- 後藤正規(1996年〜1998年)
- 陸川章(1984年〜1999年)
- 三宅学(1987年〜1999年)
- 金子寛治(1990年〜1999年)
脚注
編集- ^ バスケットボールプラザ No.33 (PDF) NPO法人日本バスケットボール振興会
関連項目
編集- バスケットボール
- バスケットボール日本リーグ
- JFEスチール東日本製鉄所
- 日本鋼管サッカー部
- NKKナイツ(日本鋼管バレーボール部)
- 日本鋼管野球部
- NKK硬式野球部(旧:日本鋼管福山野球部)
- 川崎ブレイブサンダース(現在川崎市をホームタウンとするBリーグクラブで、NKKの後身たるJFEグループも一スポンサーとして参加)