M2 (ミサイル)
フランスの潜水艦発射弾道ミサイル
M2はフランス海軍が運用していた潜水艦発射弾道ミサイル(英 SLBM/仏 MSBS)。ル・ルドゥタブル級原子力潜水艦向けであり、艦には16基搭載できた。
フランスは、独自の核戦力として、潜水艦発射弾道ミサイルの開発を行って��り、1971年にフランス初のSLBMとして、M1ミサイルの配備が開始された。このM1ミサイルを原型に、改良型としてM2ミサイルが開発されている[1]。M1は2段式固体燃料ロケットであり、M2では2段目がRita IIロケットエンジンに更新・改良され、射程が伸びている[1]。1973年に試射が開始され[2]、1974年より配備が開始された[1]。
弾頭は単弾頭であり、M1と同じく、MR41核分裂弾頭(ブースト付 核出力500kt)[3]。後継となるM20ミサイルも、M2の改良型であるが、弾頭が熱核弾頭となっている。M20への更新は1977年より開始されている。
要目
編集参考文献
編集- La saga des missiles européens (1945-2005), Guillaume Belan, Patrick Mercillon, Paris, éditions TTU-Certes, 2005
- aerospatiale 06, mensuel de l'établissement de Cannes, paru de 1982 à 1998.
- Œuvre historique collective, dont Roger Béteille, Jean-Jacques Dechezelles, Philippe Jung, Guy Lebègue, etc., 80 ans de passion, le site de Cannes de 1919 à 1999, Éditions Version Latine, 1999
脚注
編集- ^ a b c d e f 現代の兵器総集 月刊 丸 別冊,P278,潮書房,1978年
- ^ MSBS M2 Chronology
- ^ NUCLEAR WEAPONS DATABOOK PROJECT WORKING PAPER,1989年