関口 忠(せきぐち ただし、1926年大正15年〉5月3日 - 2005年平成17年〉12月12日)は、日本の電気工学核融合工学者。東京大学名誉教授国際原子力機関核融合評議会日本代表の他、電気学会長、プラズマ・核融合学会長、低温工学協会長を務める。位階勲等は正四位勲二等工学博士紫綬褒章

1926年(大正15年)5月山形県米沢市に生まれた関口は、1949年(昭和24年)3月東京大学第一工学部電気工学科を卒業し、同年4月大学院特別研究生となる。1953年(昭和28年)4月東京大学電気工学科助教授となり、1956年(昭和31年)4月、東京大学から工学博士号を授与される。同年8月から1959年(昭和34年)2月までイリノイ大学工学部電気工学科客員教授を兼ね、1963年(昭和38年)6月には東京大学で教授に進む。1966年(昭和41年)4月東京大学大学院理学系研究科教授を兼務する。1973年(昭和48年)10月名古屋大学プラズマ研究所客員部門教授を兼任、1979年(昭和54年)9月兼職を免ぜられる。1987年(昭和62年)4月から横浜国立大学工学部教授に移り、同年6月東京大学名誉教授の称号を贈られる。1990年(平成2年)アメリカ核融合財団 (Fusion Power Associates) の優秀功績賞を受賞する。1992年(平成4年)3月定年退官。1998年(平成10年)勲二等瑞宝章受章[1]。2005年(平成17年)12月12日肺炎で死去。2006年(平成18年)1月、功績を称え2005年(平成17年)12月12日付で正四位に叙される。

脚注

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  1. ^ 「98年秋の叙勲 勲三等以上と在外邦人、及び外国人の受章者一覧」『読売新聞』1996年11月3日朝刊