藤岡喜愛
経歴
編集大阪生まれ。1947年(昭和22年)京都大学理学部植物学科卒業。今西錦司に学ぶ。 1949年(昭和24年)大阪市立大学助手、1951年(昭和26年)京大人文科学研究所助手[1]、 1957年(昭和32年)以降、タイ王国、トンガ、タンザニア、フランスなどで人類学的調査に従事する。
1963年(昭和38年)から1971年(昭和46年)まで京大付属病院精神神経科助手、1967年(昭和42年)「ロールシャッハ・テストにおける側頭葉てんかんの特徴」で京大医学博士。1968年(昭和43年)医学書院総合医学賞受賞、1972年(昭和47年)兵庫県立医科大学助教授。
1973年(昭和48年)愛媛大学教養部教授、1974年(昭和49年)『イメージと人間』で毎日出版文化賞受賞。1981年(昭和56年)甲南大学文学部教授、1990年(平成2年)退職し、大手前女子大学教授在任中に死去。精神医学と人類学を一つにした精神人類学を唱えた。
著書(共著も含む)
編集- ロールシャハ反応集 日本農山村男性世帯主の場合 京都大学人文科学研究所 1959
- ロールシャハ・テストによるパーソナリティーの調査 第4 京都大学人文科学研究所 1970
- 人間を考える 対談集 社会思想社 1973
- 人間を考える. 続 社会思想社 1974
- イメージと人間 精神人類学の視野 日本放送出版会 1974 (NHKブックス)
- からだ 対談 弘文堂 1974 (ふおるく叢書)
- 分子から精神へ 紋様形成と酔能 柴谷篤弘 朝日出版社 1980.3 (エピステーメー叢書)
- イメージ その全体像を考える 日本放送出版協会 1983.2 (NHKブックス)
- 気・イメージ・身体 気功と人間の潜在力 津村喬共著 アニマ2001 1991.6
- イメージの旅(遺稿集) 日本評論社 1993.2
脚注
編集- ^ 藤岡喜愛『出身県別 現代人物事典 西日本版』p988 サン・データ・システム 1980年
参考文献
編集- 藤岡喜愛教授略歴(「甲南大学紀要 文学編」1990)