たす���びと』(Tasukebito)は、小関裕次郎監督の日本映画[1]。初公開時は成人映画『若熟女と家出娘 たっぷりハメて』(わかじゅくじょといえでむすめ たっぷりハメて)のタイトルで公開された。

たすけびと
若熟女と家出娘 たっぷりハメて
監督 小関裕次郎
脚本 小松公典
出演者 根尾あかり
山本宗介
竹内有紀
森羅万象
配給 オーピー映画
公開 日本の旗 2022年10月14日(若熟女と家出娘 たっぷりハメて)
日本の旗 2022年12月7日(たすけびと)
上映時間 70分(若熟女と家出娘 たっぷりハメて)
79分(たすけびと)
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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映画『たすけびと』予告編

概要

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映画監督・関根和美が生前温めていた構想を脚本家・小松公典が「たすけびと」のタイトルで執筆した人情絵巻[2]。困った女性を見ると見捨てておけない便利屋の活躍という『男はつらいよ』を彷彿とさせる設定をピンク映画ならではの視点から描く。

AV業界で演技派と呼ばれ、長らくピンク映画から出演オファーを続けていたものの、タイミングが合わなかった根尾あかりが初出演、初主演。小関裕次郎監督作品『海辺の街の約束』での好演が光った竹内有紀を再び助演に抜擢。男性主演はピンク映画常連の若手俳優、山本宗介が演じる。

OP PICTURES+フェス2022」ではR15編集され、原題である「たすけびと」として12月7日より上映される[3]

2023年9月6日、スターボードより『たすけびと 悦楽への道しるべ』のタイトルでDVD発売[4]

ストーリー

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困ってる人は見過ごせないお助け便利屋の菅原剛。通称・つーさん。ある日彼は夜の公園でどこへ行くもなくさまよう聖子を発見。婚約者と同棲していた聖子であったが、突然得も言われぬ不��に襲われ、家を出てきたのだという。ひとまずつーさんの家に連れて行かれた聖子は言われるがままに夕食を食べる。聖子は財布も持っていないようだった。泊るところも決めていなかった聖子はつーさん宅にひとまず寝床とすることを決めるが、そのつーさんは家を出ていってしまう。翌朝聖子が目を覚ますと近所の老人・英二が布団の横で寝ていた。

登場人物

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聖子
演 ‐ 根尾あかり
薄暗い公園を徘徊していた女性。財布を持たずに飛び出てきたため、つーさんが一宿一飯の面倒を見る。幼少時代にDVを受けた経験があり、心に傷を持っている。苗字は小柳[5]
菅原剛
演 ‐ 山本宗介
通称・つーさん。頼まれごとを断らない何でも屋。人助けのための自宅をシェアハウスのように解放しており、軒先では子供たちのため「ただの駄菓子屋」を無償運営する。料理の腕は確かで、ごま油最強説を唱える。本名がゴツいことから好んでおらず、つーさん呼びを推奨している。
もともとは営業成績トップのセールスマンだったが、冤罪事件に巻き込まれたことで会社を追われ、これがもとで離婚歴がある。近隣老人会の頼まれごと、各種人生相談など昼仕事はほぼ無償で引き受けており、深夜の配達業務などで生計を立てているらしい。
杉貴子 
演 ‐ 竹内有紀
つーさんのセフレかつ資金源。かつて離婚した元夫にDVを受けていたところをつーさんに助けられた過去を持つ。職業は不明。
太田淳美
演 ‐ 成宮いろは
つーさんの元嫁。別れて以降は連絡を取っていない。
吉岡拓海 
演 ‐ 市川洋
聖子の同棲相手。時折冷淡かつ怖い顔を見せるが、当人にその気はない様子。突然家出した聖子を探す。
英二 
演 ‐ 森羅万象
通称・えーちゃん。元ホームレスのアルコール中毒者。以前は大手メーカーの工場長で、手先が器用。つーさんに日曜大工を始め、様々な役に立つ知識を教えた人物���だし巻き玉子派のつーさんと異なり、玉子焼きは甘い派。離婚歴があり、長年あっていないフミオ、コーイチという息子がいる。苗字は松宮[5]
大家のお姉さん 
演 ‐ 佐々木麻由子
バンダナを頭に巻くつーさん宅の大家[5]。老人会の仕事を手伝ってもらう、近隣の掃除ボランティアなどをつーさんに任せる兼ね合いで家賃は取っていない。ご飯のおかずはデリバリーピザ。
熟女女優
演 ‐ 並木塔子 ※写真のみ
AV「高速ベロ回転パート20」に出るセクシー女優[5]
バナナおじさん 
演 ‐ 広瀬寛巳
老人会メンバー。ポンコツ、運動不足と書かれたシャツを着用し、バナナを食べる近隣のおじさん。
腰痛おじさん 
演 ‐ ケイチャン
老人会メンバー。電球を変える際、腰を痛めたおじさん。

スタッフ

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  • 監督:小関裕次郎
  • 原案:関根和美
  • 脚本:小松公典
  • 撮影監督:創優和
  • 録音・整音:大塚学
  • 音楽:與語一平
  • 助監督:可児正光
  • 編集:鷹野朋子
  • スチール:本田あきら
  • 監督助手:高木翔
  • 撮影協力:夏之夢庭
  • 仕上げ:東映ラボ・テック
  • 制作:鯨屋商店
  • 配給:オーピー映画

脚注

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  1. ^ 若熟女と家出娘 たっぷりハメて”. pg-pinkfilm (2022年10月14日). 2022年10月15日閲覧。
  2. ^ 上野オークラ劇場『上野オークラ劇場 上映プログラム』Voi.176(2022年10月)1、4頁
  3. ^ Inc, Natasha (2022年10月15日). “R15+ピンク映画の祭典「OPフェス」12月に開催決定、全ラインナップ13本解禁(写真13枚)”. 映画ナタリー. 2022年10月16日閲覧。
  4. ^ たすけびと 悦楽への道しるべ”. Starboard Official Website. 2024年2月5日閲覧。
  5. ^ a b c d たすけびと : 作品情報”. 映画.com. 2022年11月14日閲覧。

外部リンク

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