美瑛富士
美瑛富士(びえいふじ)は、北海道上川郡美瑛町の十勝岳連峰北部に位置する標高1,888 mの山(コニーデ型火山)である。
美瑛富士 | |
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美瑛岳から望む美瑛富士(左)とオプタテシケ山 | |
標高 | 1,888 m |
所在地 |
日本 北海道上川郡美瑛町 |
位置 | 北緯43度27分09秒 東経142度42分49秒 / 北緯43.45250度 東経142.71361度座標: 北緯43度27分09秒 東経142度42分49秒 / 北緯43.45250度 東経142.71361度 |
山系 | 石狩山地(十勝岳連峰) |
美瑛富士の位置 | |
プロジェクト 山 |
概要
編集石狩山地の十勝岳連峰(十勝火山群)のひとつ。十勝岳の火山活動に伴い、1万年前以内の時期に形成されたと考えられている[1]。通称として「富士」の名を冠する山(郷土富士)は各地にあるが、美瑛富士は山の正式な名前として��富士」と付けられている。火山ではあるが2010年現在、活動は見られない。山域は1934年12月4日に大雪山国立公園の特別保護地区に指定されている[2]。山の上部は森林限界で高山植物が見られる[3]。
登山
編集東側の標高1,000 m付近に収容人員25名の「美瑛富士避難小屋」があり[4]、白金温泉から約4キロ離れた涸沢林道に「美瑛富士登山口」があって、美瑛岳やオプタテシケ山に向かう登山者に利用されている[5]。その縦走路は山腹の東側を通っている。
地理
編集北東のオプタテシケ山との間には、石垣山 (1,822 m) とベベツ岳 (1,860 m) の小ピークがある。山頂に三角点は設置されていない[6]。
周辺の山
編集山容 | 名称 | 標高 (m) |
三角点等級 点名 |
美瑛富士からの 方角と距離 (km) |
備考 |
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トムラウシ山 | 2,141.19 | 一等 「富良牛山」[6] |
北東 13.7 | 日本百名山 | |
オプタテシケ山 | 2,013 | 三等 「美瑛岳」 |
北東 3.6 | 日本三百名山 | |
美瑛富士 | 1,888 | 0 | 郷土富士 | ||
美瑛岳 | 2,052.17 | 二等 「帯経しけ」 |
南 1.5 | 北海道百名山 | |
十勝岳 | 2,077 | 南西 4.5 | 日本百名山 |
源流の河川
編集ギャラリー
編集脚注
編集- ^ 災害教訓の継承に関する専門調査会報告書 (1926 十勝岳噴火)『第1章 十勝岳火山の特徴と噴火の歴史』P.6
- ^ 大雪山国立公園の紹介 環境省、2011年2月25日閲覧
- ^ 『コンサイス日本山名辞典』 三省堂、1992年10月、p.430、ISBN 4-385-15403-1
- ^ 大雪山国立公園連絡協議会:避難小屋・キャンプ場・野営場
- ^ かみふらの十勝岳観光協会:十勝岳登山コース
- ^ a b “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年2月25日閲覧。