秋田日本電気
秋田日本電気株式会社(あきたにっぽんでんき、英: NEC Akita, Ltd.)は、かつて存在したNECグループの会社。TFTカラー液晶ディスプレイの生産を行い、秋田県秋田市に本社を置いていた。
種類 | 株式会社 |
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略称 | NEC秋田 |
本社所在地 |
010-1412 秋田県秋田市御所野下堤3-1-1 |
設立 | 1981年6月20日 |
業種 | 電気機器 |
事業内容 | カラー液晶ディスプレイの製造 |
代表者 | 代表取締役社長 斎藤直樹 |
資本金 | 3億6500万円 |
売上高 | 267億円(2006年3月期) |
従業員数 | 510人 |
主要株主 | NEC液晶テクノロジー |
特記事項:2007年4月1日付でNEC液晶テクノロジー(現在のTianma Japan)に統合 |
概要
編集秋田県の誘致企業として1981年6月に設立され、1983年4月に半導体製造を開始した。また翌1994年10月には液晶モジュールの生産を開始。これ以降、NECグループにおける液晶ディスプレイ事業の生産拠点として、TFTカラー液晶ディスプレイの生産を行っていた。
生産されたTFTカラー液晶ディスプレイは、ノート型パソコンをはじめとして、DVD、携帯端末、携帯電話、カーナビゲーションなどのマルチメディア製品に利用された。
2003年、NECの会社分割により設立されたNEC液晶テクノロジーの子会社となるも、その後2007年にNEC液晶テクノロジーに統合されたことで同社秋田工場となる。2009年には同社鹿児島工場が閉鎖となったことで、同社の生産拠点は秋田工場に集約された。
2011年及び2017年の商号変更を経て、2019年現在はTianma Japan秋田工場となっている。
沿革
編集- 1981年6月 - 山形日本電気の子会社として秋田日本電気株式会社設立。
- 1983年4月 - 操業開始(半導体LSI後工程)。
- 1993年 - 日本電気の子会社となる。
- 1994年10月 - 液晶モジュールの生産開始。
- 1995年5月 - TFTカラー液晶ディスプレイの量産工場竣工。
- 1996年2月 - ISO9002認証取得。
- 1997年10月 - ISO 14001認証取得。
- 2003年3月 - ISO 9001:2000認証取得。
- 2003年4月 - NEC液晶テクノロジー設立に伴い同社の子会社となる。
- 2005年2月 - カラー液晶累計生産台数1000万台達成。
- 2007年4月 - NEC液晶テクノロジーに統合され、同社秋田工場となる。
- 2011年7月 - 商号変更によりNLTテクノロジー秋田工場となる。
- 2017年7月 - 商号変更によりTianma Japan秋田工場となる。