石川慶
日本の映画監督
石川 慶(いしかわ けい、1977年6月20日[1] - )は、日本の映画監督。愛知県豊橋市出身[2]。愛知県立時習館高等学校、東北大学物理学科卒業[2]。
いしかわ けい 石川 慶 | |||||||||||
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生年月日 | 1977年6月20日(47歳) | ||||||||||
出生地 | 日本 愛知県豊橋市 | ||||||||||
職業 | 映画監督 | ||||||||||
ジャンル | 映画、ドキュメンタリー、CM | ||||||||||
活動期間 | 2005年 - | ||||||||||
主な作品 | |||||||||||
『愚行録』 『蜜蜂と遠雷』 『ある男』 | |||||||||||
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人物・来歴
編集幼少の頃から両親の影響で映画が好きで、東北大学で興味のあった物理を学んだ後、映画監督を志し、多くの名匠を生み出したポーランドの国立大学、ウッチ映画大学に留学し演出を学ぶ[3]。短編映画などの制作でキャリアを積み、母国語で映画を作りたいと考え帰国[4]。帰国後は主に短編映画���作り、ドキュメンタリーやCMなどを手掛けてきた[2]。日本とポーランドの合作企画『BABY』ではプチョン国際ファンタスティック映画祭の企画マーケットでグランプリを受賞している[5]。
2017年、映画『愚行録』で長編映画デビューを果たし、第73回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出された[6]。ほかに、新藤兼人賞銀賞、ヨコハマ映画祭、日本映画プロフェッショナル大賞では新人監督賞も受賞。 2019年、映画『蜜蜂と遠雷』では、毎日映画コンクール日本映画大賞、日本アカデミー賞優秀作品賞などを受賞[7]。
監督作品
編集短編映画
編集- Co Slychac(2006年) ※ドキュメンタリー
- bracia(2006年)
- Dear World(2008年)
- It's All in the Fingers(2009年)
- conversation(s)(2013年)
- 点(2017年、S・D・P)
- 十年 Ten Years Japan「美しい国」(2018年11月3日公開、フリーストーン)[8] ※オムニバス映画
長編映画
編集- 愚行録(2017年2月18日公開、ワーナー・ブラザース映画・オフィス北野)
- 蜜蜂と遠雷(2019年10月4日公開、東宝)
- Arc アーク(2021年6月25日公開、ワーナー・ブラザース映画)
- ある男(2022年11月18日公開、松竹)
- 不都合な記憶(2024年9月27日配信、Amazon Prime Video)
- 遠い山なみの光(2025年夏公開予定、ギャガ)
ドラマ
編集受賞歴
編集- 第39回ヨコハマ映画祭 森田芳光メモリアル新人監督賞(『愚行録』)[9]
- 2017年 新藤兼人賞 銀賞(『愚行録』)[10]
- 第27回日本映画プロフェッショナル大賞 新人監督賞(『愚行録』)[11]
- 第41回ヨコハマ映画祭 監督賞(『蜜蜂と遠雷』)[12]
- 第74回毎日映画コンクール 監督賞(『蜜蜂と遠雷』)[13]
- 第46回日本アカデミー賞 最優秀監督賞(『ある男』)[14]
脚注
編集出典
編集- ^ “香港映画『十年』がアジアで大プロジェクト化!日本版総指揮は是枝監督、タイ版はアピチャッポン監督が名乗り!台湾も参加し国際共同プロジェクトへ!”. Cinefil (2017年10月16日). 2018年7月3日閲覧。
- ^ a b c “石川慶「愚行録」シネマ&トーク”. とよはしまちなかスロータウン映画祭. 2018年7月3日閲覧。
- ^ “石川慶監督の登場は、日本映画史における“事件”だ 荻野洋一の『愚行録』評”. リアルサウンド (2017年2月28日). 2018年7月3日閲覧。
- ^ “アイデアの扉 見えるもの以外の何かを、 画づくりに込めたい。”. Pen Online. 2018年7月3日閲覧。
- ^ “石川 慶|DIRECTOR|ディレクターズクラブ~クリエイター部│芸能事務所 CLEO”. 2018年7月3日閲覧。
- ^ “愚行録 特集: ベネチア国際映画祭での上映を果たした《高満足・良質エンターテインメント》受け止められるか。仕掛けられた3度の衝撃──必ずあなたを絶句させます。”. 映画.com (2017年2月18日). 2018年7月3日閲覧。
- ^ “『Arc アーク』staff”. ワーナー・ブラザース. 2021年6月29日閲覧。
- ^ “是枝裕和が総合監修『十年』公開日決定、石川慶×太賀「美しい国」は“徴兵制”施行された日本描く”. 映画ランドNEWS (ホットモブ・ジャパン株式会社). (2018年8月15日) 2018年8月15日閲覧。
- ^ “「ヨコハマ映画祭」日本映画ベスト10が決定 石井裕也監督作品が5冠”. ヨコハマ経済新聞. (2017年12月16日) 2018年7月3日閲覧。
- ^ “「新藤兼人賞」は海外でも活躍する長谷井宏紀監督が金賞、石川慶監督が銀賞受賞”. 映画.com. (2017年12月8日) 2018年7月3日閲覧。
- ^ “石川慶監督、「愚行録」で新人監督賞 満島ひかり登場に「何言うか飛んだ」 「第27回日本映画プロフェッショナル大賞」授賞式”. MANTANWEB. (2018年4月28日) 2018年7月3日閲覧。
- ^ “第41回ヨコハマ映画祭 2019年日本映画個人賞” (2017年11月30日). 2017年12月1日閲覧。
- ^ “第74回毎日映画コンクール日本映画大賞は「蜜蜂と遠雷」! 「半世界」と並ぶ3冠を獲得” (2020年1月22日). 2020年2月4日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “【日本アカデミー賞全リスト】石川慶×妻夫木聡「ある男」が8冠に輝く”. 映画ナタリー. 2023年3月10日閲覧。
外部リンク
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