浦宿浜
宮城県牡鹿郡女川町にある大字
浦宿浜(うらしゅくはま)は、宮城県牡鹿郡女川町にある大字。郵便番号は986-2231[2]。
浦宿浜 | |
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大字 | |
浦宿浜の集落 | |
北緯38度28分11.974秒 東経141度25分37.918秒 / 北緯38.46999278度 東経141.42719944度座標: 北緯38度28分11.974秒 東経141度25分37.918秒 / 北緯38.46999278度 東経141.42719944度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 宮城県 |
郡 | 牡鹿郡 |
市町村 | 女川町 |
人口情報(2020年(令和2年)12月現在[1]) | |
人口 | 1,301 人 |
設置日 | 1889年(明治22年)4月1日 |
郵便番号 | 986-2231[2] |
市外局番 | 0225[3] |
ナンバープレート | 宮城 |
運輸局住所コード | 04814-0014[4] |
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概要
編集1926年(大正15年)4月1日に牡鹿郡女川村の町制施行に伴い設置され、女川町の西部、牡鹿半島の付け根に位置している。国道398号、JR石巻線沿いを中心に栄えており、住宅地や商店が点在する。北部は森林に覆われており石巻市雄勝町雄勝と、南部は万石浦に、西部は石巻市沢田と、東部は女川町の市街地と接する。生業は建設業が多く、他地区にみられる水産業従事者は比較的少ない。
地価
編集2020年(令和2年)時点での浦宿浜字浦宿24番3での公示地価は14,400円/m2に、浦宿浜字石ノ田17番15での公示価格は18,100円/m2になっている [5]。
歴史
編集- 2019年(令和元年)12月28日 - 土地区画整理事業が実施され、町内の字・町名が変更[6]。これに伴い、小乗浜字小乗の一部、浦宿浜字十二神の一部が浦宿浜字小屋ノ口に編入、鷲神浜字内山の一部、女川浜字女川の一部、浦宿浜十二神の一部が浦宿浜字門前に編入[6]。
浦宿浜の由来
編集浦宿浜は域内に浦宿浜屋敷と呼ばれた集落を形成しており、石巻街道の宿場町として栄えていたため、万石浦に所在する宿場町ということから名付けられたとされる[7]。
施設
編集- 五十鈴神社
- 板橋山照源寺
- 卜嶺山渓秀院
- マリンパル女川おさかな市場
- 宮城県立支援学校女川高等学園
交通
編集道路・橋梁
編集- 国道398号
- 宮城県道41号女川牡鹿線
- 林道夜ヶ森線[8]
- 浦宿橋:宮城県道240号石巻女川線にある橋で2022年3月24日より一般開放された[9]。
バス
編集鉄道
編集小字
編集2023年4月現在で、浦宿浜は以下の小字を擁する[13][14]。
- 大沢
- 尾田峯
- 浦宿
- 折下
- 石ノ田
- 安住(あんじゅう)[15]
- 大渡
- 小屋ノ口
- 供養
- 篠浜山
- 三郎浜
- 外山
- 十二神
- 袖山
- 天王
- 土佐窪
- 竹ノ迫
- 中崎
- 門前
- 芝附山
- 寄木
- 蓬田
消滅した小字
編集- 板橋
- 十二神山
- 岩崎
- 平沢
- 五合田
- 浜田
- 河淵
- シト
- クルミ田
- ヨモキ田
- 五百刈
- 浜淵
- 大沢供養
- 寄木前
- ヒチリ
- 柴畑
- 森
- 入山
- 小池
- 河畑
- 河原
- トロ
- 向畑
- 篠浜
- 中畑
- 原
- 堀淵
- 種森
- 大山
- 船山
- 萩柴山
- 口山
- 大後
- 大地迫
- 黒森
- 鶴巻山
- 黍畑
- 飛鳥
- 目曲
- 中崎
- 柏砂峯
- 茶ノ久
- 瓜畑
- 茂付
- 藤元
- 赤井田
- 逆浜
- ドドロ
学区
編集人口
編集2020年(令和2年)12月末時点での人口は以下の通りである[1][17]。
行政区 | 世帯数 | 男 | 女 | 計 |
---|---|---|---|---|
大沢 | 68世帯 | 79人 | 69人 | 148人 |
浦宿1区 | 203世帯 | 176人 | 224人 | 400人 |
浦宿2区 | 351世帯 | 331人 | 247人 | 578人 |
浦宿3区 | 89世帯 | 82人 | 93人 | 175人 |
東日本大震災
編集浦宿浜での東日本大震災の震度は概ね5弱、全壊(流出)4戸、大規模半壊12戸、半壊(床上浸水)64戸、一部損壊(床下浸水)72戸などの被害を被った[18]。
以下は2012年12月時点での域内の人的被害の統計である[19]。
世代と性別 | 犠牲者 | 死亡率 | 当時の人口 |
---|---|---|---|
男性 | 4人 | 0.50% | 806人 |
女性 | 8人 | 1.04% | 772人 |
15歳未満 | 0人 | 0.00% | 205人 |
15 - 64歳 | 7人 | 0.76% | 927人 |
65歳以上 | 5人 | 1.14% | 440人 |
合計 | 12人 | 0.76% | 1,578人 |
関連項目
編集脚注
編集- ^ a b 女川町 | 人口統計
- ^ a b “宮城県”. 日本郵便グループ. 2022年1月11日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2022年1月11日閲覧。
- ^ “自動車登録関係コード検索システム”. 国土交通省. 2024年9月7日閲覧。
- ^ 駅の地価が分かる。国土交通省 | 土地・不動産・建設業 - 標準地の単位面積当たりの価格等 - 2021年1月29日閲覧。
- ^ a b “くらしの情報 > 住まい”. 女川町. 2023年8月30日閲覧。
- ^ 女川町誌 146頁
- ^ “林道京ヶ森線が開通 女川浜―石巻沢田結ぶ”. 石巻日日新聞. (2019年3月23日) 2022年3月24日閲覧。
- ^ “一般県道石巻女川線浦宿工区「浦宿橋」の供用開始について”. 宮城県 (2022年2月25日). 2022年3月24日閲覧。
- ^ “運行状況”. 宮城交通. 2022年3月24日閲覧。
- ^ “バス停一覧 - 浦宿(宮城県)”. NAVITIME. 2022年8月17日閲覧。
- ^ a b “バス停一覧 - 浦宿セブンイレブン前”. NAVITIME. 2022年8月17日閲覧。
- ^ “宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜”. NAVITIME. 2022年8月17日閲覧。
- ^ 女川町 | 新旧丁番対応表 - 2021年1月29日閲覧。
- ^ “宮城県牡鹿郡女川町浦宿浜安住”. NAVITIME. 2022年8月17日閲覧。
- ^ 角川日本地名大辞典 1979, p. 884.
- ^ 女川町 | 女川町中心部 行政区割図・集合所配置計画 - 2021年1月30日
- ^ “女川町中心部・離半島部における土地利用計画と主な事業手法について” (PDF). 女川町復興対策室. 2021年11月19日閲覧。
- ^ 谷謙二「小地域別にみた東日本大震災被災地における死亡者および死亡率の分布」『埼玉大学教育学部地理学研究報告』第32号、埼玉大学教育学部地理学研究室、2012年、1-26頁、doi:10.24561/00016186、ISSN 0913-2724、NAID 120006388016、2021年11月19日閲覧。
参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 4 宮城県、角川書店、1979年12月1日。ISBN 4040010302。