松山空港
松山空港(まつやまくうこう、英: Matsuyama Airport)は、愛媛県松山市にある国管理空港。
松山空港 Matsuyama Airport | |||||||||
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IATA: MYJ - ICAO: RJOM | |||||||||
概要 | |||||||||
国・地域 | 日本 | ||||||||
所在地 | 愛媛県松山市 | ||||||||
種類 | 商業 | ||||||||
運営者 | 国土交通大臣 | ||||||||
運用時間 | 7:00 - 22:00[3] | ||||||||
敷地面積 | 134.9[4] ha | ||||||||
標高 | 4[4] m | ||||||||
座標 | 北緯33度49分38秒 東経132度41分59秒 / 北緯33.82722度 東経132.69972度座標: 北緯33度49分38秒 東経132度41分59秒 / 北緯33.82722度 東経132.69972度 | ||||||||
公式サイト | 松山空港 | ||||||||
地図 | |||||||||
松山空港の位置 | |||||||||
滑走路 | |||||||||
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統計(2022年度) | |||||||||
旅客数 | 2,235,579人 | ||||||||
貨物取扱量 | 3,540t | ||||||||
リスト | |||||||||
空港の一覧 |
概要
編集松山市中心部の西約6キロメートルの伊予灘に面した海岸線に位置する。空港法に基づく国管理空港で、国土交通大臣が設置管理する。主に民間航空に利用されており、中国・四国地方の空港で旅客数は最多である。
前身は、1943年に開設された海軍航空隊の飛行場で、終戦とともに連合国軍が接収。1956年から国内線に利用され、1958年に空港整備法に基づく第二種空港に指定。1995年から国際線の定期便が就航した。
平行誘導路を備えた2,500メートルの滑走路1本のほか、旅客ターミナルビル、エプロン、管制施設などを有する。
航空機の優先進入路は海側に設定されており、半径10キロメートルの航空交通管制圏は、大阪航空局松山空港事務所が管制を行っているが[5]、その上空の高度約4,500メートルまでの空域にはアメリカ海兵隊岩国基地が管理する岩国進入管制区が設けられており、国内の空港(共用空港を除く)では唯一、米軍が航空機の進入管制を行う[注 1][7]。
統計
編集利用者数
編集現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
元のウィキデータクエリを参照してください.
2017年度の年間利用客数は305万4,883人(国際線4万6,656人、国内線300万7,827人)[8]で、着陸回数、利用者数は、日本の空港の中でともに第15位となっている[9]。
歴史
編集日本海軍が設営した松山海軍航空基地(通称、吉田浜飛行場)が前身。
太平洋戦争中には9つの航空隊および基地部隊として内海空本隊が展開したほか、基地の北側に隣接して予科練教育航空隊である松山海軍航空隊が置かれた。軍用飛行場としての名残は、現存する3基の掩体壕や隧道壕跡等にも見てとれる。
沿革
編集- 1941年 - 海軍呉建築部の下、土木工事を内務省神戸土木出張所、建築工事を錢高組が担当して工事を開始する。
- 1943年10月 - 第一期工事が終了し、松山海軍航空基地として使用を開始する。
- 1944年4月 - 第二期工事として、掩体、隧道、誘導路の工事を開始する。
- 1943年-1945年 - 第263空(戦闘機隊・豹部隊)、第341空(戦闘機隊・獅子部隊)、第653空(母艦部隊)、第541空(艦爆隊・響部隊)、第601空(母艦部隊)、二代目第343空(戦闘機隊・剣部隊)、171空(偵察機隊、翔部隊)、721空(神雷部隊)、大和空第二千早隊(中練特攻隊)の各航空隊のほか、基地部隊として内海空本隊が展開する。
- 1945年 - 連合国軍に接収される。なお、朝鮮戦争時には米英軍が使用した。
- 1952年7月 - 連合国軍による接収が解除される。旧基地のエプロン部分を滑走路とし、民間空港として整備する。
- 1956年3月 - 大阪国際空港との間で民間旅客輸送を不定期便にて開始する。
- 1958年2月 - 空港整備法に基づく第二種空港として指定される。
- 1959年10月 - ターミナルビル(初代)が完成。1,200 m滑走路の供用を開始する。
- 1961年
- 4月 - 当空港初の民間定期便として、大阪国際空港線が就航する。
- 9月 - 広島空港線が就航する( - 1999年3月)。
- 1965年11月 - 東京国際空港への直行便が就航する。
- 1966年
- 1967年4月 - 第1次空港整備5ヵ年計画(1967年度 - 1971年度)により、滑走路の延長計画などに着手。
- 1968年 - ターミナルビル(2代目)が完成。
- 1971年5月 - 名古屋空港線が就航する( - 2011年2月)。
- 1972年
- 1973年6月 - 海側からの離着陸を基本とする航空機騒音軽減運航(優先滑走路方式)規制を開始する。
- 1978年
- 11月 - ターミナルビルの運営会社「松山空港ビル」を設立する。
- 12月 - 鹿児島空港線が就航する。
- 1979年4月 - 初の国際チャーター便(香港行き)が就航する。
- 1981年10月 - 第4次空港整備5ヵ年計画(1981年度 - 1985年度)により、2,500m滑走路の整備が決定される。
- 1985年10月 - 滑走路延長工事が開始され、滑走路を海側に500 m延長するための埋立護岸工事および、ターミナルビル地域拡張工事に着手する。
- 1986年11月 - 那覇空港線が就航する( - 2010年10月、2011年10月より再開)。
- 1989年7月 - 運用時間を13時間に延長する(8:00 - 19:30 → 7:30 - 20:30)。
- 1991年
- 1992年
- 1月 - 松山空港利用促進協議会が設立される(愛媛県、松山市、経済団体、関係企業で構成)。
- 9月 - 新たな貨物ターミナルビルの供用を開始する。
- 1994年
- 9月 - 関西国際空港線が就航する( - 2009年10月)。
- 12月 - 国際線ターミナルビルの供用を開始する。
- 1995年4月 - ソウル線が就航する。
- 1996年9月 - 仙台空港線が就航する( - 1998年12月)。
- 1997年12月 - 小松空港線が就航する( - 1999年6月)。
- 1998年6月 - 松本空港線が就航する( - 2001年7月)。
- 2004年
- 7月 - 上海線(中国東方航空)が就航する。週2便(松山発 月・金、松山着 日・木)
- 10月 - 熊本空港線が就航する( - 2008年8月)。
- 2005年
- 2月 - 中部国際空港線が就航する。
- 7月 - 運用時間を14時間に延長する(7時30分から20時30分だったものを、21時30分まで延長)。
- 2007年4月 - 日本国内の空港では初の、エプロンルーフの運用を開始する。
- 2008年1月 - 帰省ラッシュ時に、出発ロビー内にポンジュースの蛇口を設置する。
- 2012年
- 2013年6月11日 - 成田空港線(ジェットスター・ジャパン)が就航。国内線としては中四国で初めてのLCCとなる[14]。
- 2014年
- 2015年7月17日 - 朝夕混雑解消のため、国内線手荷物検査場増設。
- 2016年9月27日 - ソウル線(アシアナ航空)運休[24]
- 2017年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 2021年
- 6月10日 - アイベックスエアラインズより新千歳線の再開、仙台線を新規就航させる事を決定。新千歳線は8か月ぶりの再開。仙台線ではこの新規就航により四国から東北地方への路線は16年ぶり。そして仙台-松山線は22年ぶりに再開される。[33]
- 2022年
- 3月26日 - アイベックスエアラインズの仙台線が利用率低迷のため廃止。
- 12月30日 - 愛媛県が誘致活動をしているベトナム路線開設への一歩として、ベトナム初がハノイから松山初がホーチミンを訪れるツアーが催行され、ベトジェットエアのチャーター便が1往復運航される。このチャーター便運航が松山空港コロナ禍後初の国際線となる。
- 2023年
- 1月3日 - ベトジェットエアの復路チャーターが運航される。
- 2月4日 - エバー航空により松山(愛媛)ー台北(松山)間にチャーター便が1往復運航される。
- 3月25日 - アイベックスエアラインズが名古屋(セントレア)線を仙台発着便強化のため運休。これにより事実上松山からアイベックスエアラインズが撤退。
- 3月26日 - チェジュ航空がソウル線を週5便(月・火・木・土・日)で再開。コロナ後初めての国際定期便の再開であった。同日からエバー航空が台北(桃園)へ8往復の連続チャーターを開始。
- 7月25日 - エアプサンにより計10往復のチャーター便が松山ー釜山間により8月15日まで運航される。
- 8月13日 - 愛媛県の誘致活動で行われたツアーのチャーター便がベトジェットエアによりベトナム初がホーチミンから、松山初がダナンへ運航される。復路は同15日に運航される。
- 8月23日 - モンゴルのウランバートルへ初めてフンヌエアーがチャーター便を運航する。フンヌエアーのE190の日本飛来は初めてのこととなる。復路は同23日に運航される。
- 10月29日 - チェジュ航空のソウル(仁川)線が週5往復(月・火・木・土・日)から毎日運航(デイリー)に増便される。
- 11月2日 - エバー航空により松山〜台北(松山)のチャーター便が運航される。このチャーター便により同路線のチャーター便は10周年を迎え、10便目ということになり、記念式典も行われた。復路は11月6日。
- 11月3日 - エバー航空により台北(桃園)〜松山のチャーター便がA330-300型機のハローキティージェトで運航される。同機体が飛来するのは初のこと。復路は11月6日。
- 11月5日 - エバー航空により11月5日、10日、14日、18日、22日、26日の日程で台北(桃園)〜松山でインバウンド専用チャーターが行われる。尚、前述のハローキティージェトのチャーター便とは無関係のもの。
- 11月10日 - エアプサンにより釜山線が週3往復(水・金・日)にて就航する。中四国初の釜山線であると同時に、エアプサンが日本の地方空港に定期就航するのも初めてのこととなる。
- 12月30日 - ベトジェットエアによりホーチミン→松山、松山→ダナンのチャーター便が運航される。復路は1月3日。
- 2024年
- 2024年までに駐機スポット増設及び国際線ビル拡張、貨物ターミナル移設[34]
- 3月6日 - エバー航空により、台北(桃園)線が水・日の週2便で再開予定。
- 3月20日 - エバー航空の台北(桃園)線が4月末まで木・日の運航を加え週4便に期間増便予定。
- 3月末 - 国際線ターミナル増築第1段階の部分が完成並びにスポット増設完了。
- 4月16日 - 全日空の東京(羽田)便において、B787-10が松山空港に初就航する。
- 4月27日 - 全日空の東京(羽田)便において、B787-10の国際線仕様機が初就航する。
- 6月1日 - チェジュ航空のソウル(仁川)線が火〜土の週5日、現行の午後便に加え午前便が増便され週12往復となる。
- 6月6日 - 愛光学園の修学旅行チャーターにより日本航空のB787-8の国内線仕様機が初就航する。同機の飛来は地方空港初でもある。
- 9月16日 - エアプサンの釜山線が10月26日までの期間限定で週3往復から週5往復(月・水・木・金・日)に増便される。
- 10月27日 - 冬スケジュール開始とともにチェジュ航空のソウル(仁川)線が週12往復から週14往復へ増便される。(松山空港初の国際線ダブルデイリー)
- 10月27日 - 冬スケジュール開始とともにエアプサンの釜山も週3往復から週6往復(火〜日)へ増便される。期間限定増便の延長ではないため期間限定増便では運航されている月曜日の運航は無い。
- 10月27日 - 冬スケジュール開始とともにエバー航空の台北(桃園)線も週2往復から週3往復(水・木・日)へ増便される。
- 10月27日 - 冬スケジュール開始とともに、松山空港史上過去最多の週23往復の国際線が運航され、特に韓国へは週20往復が運航されるため、国内の地方空港の中では韓国便がトップの数となる。
施設
編集国内線ターミナル全体の構造としては、入口から見て1階は中央の到着ロビーを境に右手にANAのカウンター、左手にJAL、Jet Starのカウンターが配置されている。かつて存在したJASのカウンターは現在のJet Starカウンターの位置に設けてあった他、一時期就航していたPeachのカウンターはANAカウンターのうち、当時使用されていなかった西側の区画が割り当てられていたが、運休に伴う撤退後は空き区画となっている。国際線カウンターは国際線エリアのANAカウンター寄りの位置に就航各社共用の形で設けられていたが、2024年3月の国際線エリア拡張に伴い、国際線到着ロビーの西側に新たにカウンターが新設された。新設されたカウンターをA、既存カウンターをBとして運用し、同時間帯に2社以上の国際線取扱いが可能となっている。 ターミナル左端には四国八十八ヶ所巡りやサイクリング目的での利用客の為に更衣室が設けられている。2階は出発保安検査場が中央に設けられ、右手には土産物店、左手にはレストラン街がある。
搭乗口は数字ではなくアルファベットで割り当てられ、東側から西側に向かってAからFまで設けられている。 この内、国内線の搭乗口は4か所あり、保安検査場から見て左からA,B,C,Dと並んでいる。現在は、基本的に
- 搭乗口Aと搭乗口BをJALグループ便
- 搭乗口Bはジェットスターも使用する。
- 搭乗口A、搭乗口Cと搭乗口DをANA便(搭乗口Aは原則JALグループメインの運用のため一部の時間帯のターボフロップ機のみと、大幅な遅延時などに大型機が使用することもある。実際に2023年にはANAの777-300も使用した。搭乗口CはPBBが2基設置されたワイドボディ機対応の3番スポットに直結しているため羽田便メインで那覇便でも使用、搭乗口Dは小型機運航の伊丹・中部便中心での使用となっている。なお、運航状況に応じてJALグループでの使用が発生し得る為、JALグループ用の改札機も設けられている)
という棲み分けがされている。 国際線の搭乗口は、国際線開設から長らくEの1箇所のみとなっていたが、国際線エリアの増築に伴い新たに搭乗口Fが設けられている。搭乗口通過後に各機体が駐機されたゲートに向かう事になり、こちらはスポットに合わせてゲート1〜5まで割り当てられており、各搭乗口上の案内でも表示される。現ターミナル供用開始当時は現在の4番ゲートを5番ゲートとして4番を欠番にしていたが、後に欠番を設けない形で順に番号が充て直されている。 なお、2023年6月に保安検査の認証端末及び搭乗口の改札機が航空会社を問わない共通仕様の機器に刷新された為、A〜Dの国内線搭乗口全てで各社の取り扱いが可能となっている。
2024年には、2スポット増設される予定、国際線が常時2スポットのうち1スポットは国内国際線共用化される予定。 長らく制限エリアである搭乗待合室と、制限エリア外とで会話ができる電話が設置されており、出発直前まで見送り客と搭乗客とでやりとりすることができるようになっていたが、設置箇所付近の制限エリア内外それぞれに喫煙室が設けられた際に撤去されている。また、地元出身の航空機研究者・二宮忠八が設計した飛行機の模型が展示されている。
空港ターミナルビルの管理・運営は、1956年の民間航空の供用以来、伊予鉄道(現・伊予鉄グループ)が行っていたが、1978年から松山空港ビル株式会社が行っている。
ラウンジ
編集松山空港ビル
編集種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
791-8042 愛媛県松山市南吉田町2731番地 |
設立 | 1978年11月 |
業種 | 不動産業 |
法人番号 | 3500001003709 |
事業内容 | 空港ターミナルビルの賃貸及び運営管理等 |
代表者 | 代表取締役社長 清水一郎 |
資本金 | 11億2,500万円 |
従業員数 | 40名 |
主要株主 |
株式会社伊予鉄グループ 愛媛県 |
外部リンク | http://www.matsuyama-airport.co.jp/ |
松山���港ビル株式会社(まつやまくうこうビル)は、当空港ターミナルビルの賃貸・管理等を行うために設立された企業である。
1978年設立。その後、1991年に新旅客ターミナルビル、1992年に新貨物ターミナルビル、1994年に国際線ターミナルビルの供用を相次いで開始している。
株主には、伊予鉄グループを筆頭に、自治体(愛媛県・松山市)のほか、就航会社の日本航空やANAホールディングス・金融機関(伊予銀行・愛媛銀行・愛媛県信用農業協同組合連合会)および地元メディア(愛媛新聞社・南海放送・テレビ愛媛)が名を連ねている[35]。
就航路線
編集国内線
編集航空会社 | 就航地 |
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日本航空(JAL)[注 2] | 東京/羽田、大阪/伊丹、福岡、鹿児島 |
全日本空輸(ANA)[注 3] | 東京/羽田、大阪/伊丹、名古屋/中部、沖縄/那覇 |
ジェットスター・ジャパン(JJP)[注 4]★ | 東京/成田 |
かつての国内線定期就航路線
編集過去には、仙台空港[36]・松本空港・小松空港・名古屋飛行場・関西国際空港・岡山空港・広島西飛行場・高知空港・熊本空港・大分空港・宮崎空港・新千歳空港への路線が就航していた。
- 大阪(関西)便は、エアーニッポン(ANK)が2009年(平成21年)4月1日から不採算路線であることや原油高騰のため1往復減便して1日2往復となり、その後も搭乗率が低迷のため、同年10月末で廃止となった。2014年2月からPeach Aviationにより運航再開されたが、2020年3月29日から運休[30]
- 熊本便は、天草エアライン(AMX)が2008年(平成20年)8月末をもって、原油高騰および新規路線(神戸 - 熊本便)開設に伴う機材繰りの都合のほか、頻発した機材トラブルによる搭乗率低迷の影響で廃止となった。
- 宮崎便は、JACが1日1往復運航していたが、搭乗率が低迷していたため2005年(平成17年)2月末で廃止となった。
- 新千歳便は、2007年10月まで運航された後、2011年3月〜10月の間の季節限定運航で一時的に復活したが搭乗率は芳しくなく、その後当初は同様に季節限定運航で開設した沖縄便が好調なことから、沖縄便が期間延長を重ねて通年で運航されるようになり、新千歳便は運休扱いとなっていた。2018年3月25日から、ANAとのコードシェア便を運航しているIBEXエアラインズによって再開される事となった。しかし、コロナウイルス感染症流行の影響により、2021年11月に運航を終了した。
- 沖縄便は以前は日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航していたが、JALの経営難もあって廃止された。旧社名の南西航空時代からの運航で、同社にとって沖縄県外への最初の就航地であった。2011年10月からANAが運航。
- 広島便は、しばらくは路線を維持していたが、2001年3月に自治体からの補助金が打ち切られたことから、採算の取れない広島西飛行場からの路線を縮小最終的には2005年2月に廃止となった
- 関西線は,搭乗率の目標未達のほか、夏ダイヤで新路線就航に伴う機材効率などで運休となった
- アイベックスエアラインズにより再開した仙台線は利用率低迷のために2022年の冬ダイヤいっぱいで廃止となった
国際線
編集- ()内は2レターコード
航空会社 | 就航地 |
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中国東方航空 (MU)[注 5] | 上海/浦東(月・金)[注 6] 現在運休中 |
チェジュ航空(7C) | ソウル/仁川(週14便) 10月27日から1日2便[注 7] |
エアプサン(BX) | 釜山10月27日から週6便(月曜日以外) |
エバー航空(BR) | 台北/桃園(水・日) 2024年10月31日から週3便(水・木・日)に増便予定。 |
運休・廃止した路線・航空会社
編集利用状況
編集行き先 | 旅客数 | 国内線順位 |
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東京国際空港 | 約122万人 | 上位14位 |
大阪国際空港 | 約 | 45万人上位50位 |
就航都市
編集国内線
編集国際線
編集交通
編集松山空港に鉄道は乗り入れていない。距離的には伊予鉄道の余戸駅や鎌田駅が近いが、徒歩で40分以上かかる。
リムジンバス
編集一般路線バス
編集松山市中心部までは日中約15分間隔でバスが運行されている。空港-松山駅間で空港通りを経由するため新空港通りを経由するリムジンバスより数分余計に所要時間がかかるが、賃率が異なっておりリムジンバスより安価である。
高速バス
編集- とさでん交通
- ホエールエクスプレス 高知駅バスターミナル行き(1往復のみ)
乗合タクシー
編集自動車
編集松山市中心部からのアクセスは愛媛県道18号松山空港線(通称:空港通り)を経由するのが一般的となっている。慢性的な交通渋滞が課題となっていたが、1998年に松山空港線の新路線(通称:新空港通り)が供用されたことにより松山市内中心部とのアクセスは改善された。空港リムジンバスも新空港通りを経由する。
松山市郊外からのアクセスは松山外環状道路空港線(松山ICと接続)が整備され、かなり短縮化された。
駐車場は、旅客ターミナルビル前と貨物ターミナル前に公営の駐車場がある(第一駐車場は立体駐車場となっている)。
2019年3月1日 第一駐車場の中央区画の平面駐車場であった場所に6階建て(屋上含む)の立体駐車場が完成、稼働開始。[1]
このほか、旅客ターミナルビルまで送迎付きの民間駐車場も近傍に存在する。
タクシーの場合は、松山駅・松山市駅まで2,000円前後[39]。
路面電車乗り入れ計画
編集伊予鉄道の市内電車をJR松山駅前から南江戸地区まで延伸することが決定している[40][41][42]。
この延伸は、最終的な松山空港乗り入れを視野に入れており[41][43]、愛媛県の中村時広知事は、自身の2期目の政策として空港までの市内電車延伸に対する意欲を示している[44][45]。また、松山市長に再選された野志克仁も、「低床の連結路面電車の導入や、伊予鉄道路面電車の松山空港への延伸を進めていきたい」という展望を述べるなど、実現に向けた動きが加速している[46]。
2015年からは愛媛県・松山市・伊予鉄道らにより「松山空港アクセス向上検討会」を設置し、JR松山駅前停留所から延伸する松山空港線・新玉49号線・旧松山空港線経由の「市内線乗り入れルート」3ルートと郡中線から分岐し旧松山空港線を経由する「郊外線接続ルート」1ルートの計4ルートで併用軌道または高架線整備による検討を行い、2018年に現状では採算性が厳しいとしつつ空港バス廃止を前提に空港利用者・沿線居住人口の増加、沿線開発誘発と来訪需要増加、坊っちゃん列車乗り入れによる新規観光客誘客、既存・新設区間での表定速度向上、新技術工法によるコスト削減、自動運転導入の9条件を満たすことで費用対効果があるとの試算が示されている[47][48]。
周辺
編集事故・インシデント
編集- 1966年11月13日、大阪発の全日本空輸533便(日本航空機製造YS-11)が着陸に失敗して伊予灘に墜落、乗員乗客50人全員死亡。全日本空輸にとって2月4日に起きた羽田沖での墜落事故に次いで、この年2回目の墜落死亡事故となり、経営危機となり日本航空の支援を受けることになった(全日空松山沖墜落事故)。
- 2009年1月30日、大阪行の日本エアコミューター2318便(ボンバルディアDHC8-Q400)が、飛行計画の承認を管制官から受けないまま離陸。その2分後に同機側が確認を求め、管制官は事後承認。
- 2009年10月10日午後3時半頃、同空港に着陸予定だった自家用プロペラ機「パイパーPA-28」型機が胴体着陸を行った。乗員にけがはなかった。操縦者は「車輪を一度出したものの、空港まで遠かったので収納したが、そのまま着陸前に出すのを忘れてしまった」と供述している[49]。
脚注
編集注釈
編集- ^ 2010年3月31日の嘉手納ラプコン返還までは那覇空港も同様であった[6]。
- ^ ジェイエア、日本エアコミューターの機材・乗務員で運航する便あり
- ^ ANAウイングスの機材・乗務員で運航する便あり
- ^ 日本航空(JAL)とのコードシェア(JAL国際線との乗継時のみ)
- ^ 日本航空(JL)との共同運航。
- ^ 就航時、週2便(月・金)。 2012年4月18日から週3便(月・水・金)、2012年10月29日以降 4便(月・水・金・土)に増便されたが、2013年10月27日から週2便(月・金)に減便。エアバスA319型機。
- ^ 2017年11月2日から週3便(火・木・日)で就航。ボーイング737-800型機。 2018年7月・8月および冬ダイヤ期間中は週5便に(月・火・木・金・日)に増便された。2019年冬ダイヤは増便検討も日韓関係悪化に伴い中止。2023年3月26日から新たに月曜、土曜の便が新設され週5便体制となった。2023年10月29日から新たに水曜、金曜の便も追加された。
出典
編集- ^ 『愛媛県報道発表資料「松山空港の運用時間延長について」』(プレスリリース)Jpubb 。2018年7月7日閲覧。
- ^ “空港一覧-松山空港” (PDF). 国土交通省航空局. 2018年7月7日閲覧。
- ^ 2017年10月29日から[1]。2017年8月31日までは7:30-21:30(14時間)[2]。
- ^ a b “管内空港と出先機関”. 国土交通省大阪航空局. 2018年7月7日閲覧。
- ^ “航空 - 四国 管制圏”. 国土交通省航空局. 2018年7月7日閲覧。
- ^ “解く追う 松山空港の管制権問題”. 愛媛新聞. (2013年1月27日)
- ^ “イワクニ 地域と米軍基地 地位協定の壁 <3> 周辺空域 米軍が管制”. 中国新聞. 2018年7月7日閲覧。
- ^ 『平成29年度空港管理状況調書』(PDF)(プレスリリース)国土交通省航空局、2018年8月29日 。
- ^ “平成29年度(年度)空港別順位表” (pdf). 国土交通省. 2019年3月29日閲覧。
- ^ 「4月16日オープン」『交通新聞』交通協力会、1972年3月17日、2面。
- ^ “2500メートル滑走路開業”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1991年12月13日)
- ^ “中村知事のときめきだより(平成24年6月8日発行分)”. 愛媛県. 2019年11月30日閲覧。
- ^ “平成24年度8月知事定例記者会見(8月9日)の要旨”. 愛媛県. 2019年11月30日閲覧。
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