日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権

日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権(にっかんたいこうちゅうがく・こうこうゴルフせんしゅけん、Korea - Japan Junior Golf Team Championship)は、一般社団法人日本高等学校・中学校ゴルフ連盟と韓国中学・高校ゴルフ連盟が共催して2002年から開催されている日本韓国の中高生ゴルファーのアマチュア団体対抗戦。

日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権
トーナメント情報
創設 2002年
開催地 日本の旗 日本三重県(2017年)
開催コース 白山ヴィレッジゴルフコース(2017年)
競技方法 フォーボールプレー(初日)
フォーサムプレー(2日目)
マッチプレー(最終日)
開催月 4月
最新優勝者
男子 日本の旗 日本(2023年)
女子 大韓民国の旗 韓国(2023年)
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歴史

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全国高校ゴルフ選手権春季大会・中学生大会」という名称で、2001年までに21回の大会を開催していた。一時は大会存続が危ぶまれたが、2002年から日韓国民交流年記念事業の一環として[1]、「日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」と名称を変え、コトブキゴルフがスポンサーとなり日本高等学校ゴルフ連盟と韓国中学・高校ゴルフ連盟が共催して、外務省スポーツ庁日本ゴルフ協会や日本ジュニアゴルファー育成協議会等の後援により大会を存続する[2]

2010年からは国際スポーツ振興協会がスポンサーとなり[3]、スポンサー名を冠した「HANDA CUP 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」に、2015年からは「ISPS HANDA 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」に名称変更されている。

2016年の第15回では、初めて日本ではなく韓国群山市のグンサンゴルフ&カントリークラブで開催された。2018年もグンサンゴルフ&カントリークラブで開催された。2018年は国際スポーツ振興協会はスポンサーから外れ「日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」に戻った。2021年は3月に奈良県KOMAカントリークラブで開催が予定されており、競技名称は「コマカップ日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」となっている。

競技形式

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高校男子・女子が日本と韓国の両国からそれぞれ4名ずつ、中学男子・女子がそれぞれ2名ずつの合計24名が参加する[4]。一日目はフォーボール・マッチプレー6ポイント争奪(18ホール)、二日目はフォーサム・マッチプ���ー6ポイント争奪(18ホール)、最終日はシングル・マッチプレー12ポイント争奪(18ホール)、トータル男女別で24ポイント争奪の団体戦である。

2002年の第1回から2009年の第8回までは、団体戦の他に個人戦も表彰されていた[5]

また、本大会の開催に合わせて日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権大会支援チャリティーコンペが開催されることもある[6][7]

大会

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日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権
回数 開催年 日程 開催コース 開催地 男子優勝国 女子優勝国 出典
第17回 2018年 4月1日 - 4日 グンサンゴルフ&カントリークラブ 韓国群山市 引き分け   日本 [8]
ISPS HANDA 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権
回数 開催年 日程 開催コース 開催地 男子優勝国 女子優勝国 出典
第16回 2017年 4月2日 - 5日 白山ヴィレッジゴルフコース 三重県津市   日本   日本 [9]
第15回 2016年 3月26日 - 4月1日 グンサンゴルフ&カントリークラブ 韓国群山市   韓国   韓国 [10]
第14回 2015年 3月29日 - 4月1日 白山ヴィレッジゴルフコース 三重県津市   韓国   日本 [11]
HANDA CUP 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権
回数 開催年 日程 開催コース 開催地 男子優勝国 女子優勝国 出典
第13回 2014年 4月1日 - 4日 滋賀ゴルフクラブ 滋賀県甲賀市   日本   日本 [12]
第12回 2013年 4月1日 - 4日 広島カンツリー倶楽部 広島県東広島市   韓国   日本 [13]
第11回 2012年 4月3日 - 5日 奈良国際ゴルフ倶楽部 奈良県奈良市   韓国   韓国 [14]
第10回 2011年 開催なし(*)
第9回 2010年 3月30日 - 4月1日 那須野ヶ原カントリークラブ 栃木県大田原市   日本   韓国 [15]
日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権
回数 開催年 日程 開催コース 開催地 男子優勝国 女子優勝国 高校男子優勝 高校女子優勝 中学男子優勝 中学女子優勝 出典
第8回 2009年 3月31日 - 4月2日 那須野ヶ原カントリークラブ 栃木県大田原市   韓国   韓国 [16]
第7回 2008年 4月1日- 3日 那須野ヶ原カントリークラブ 栃木県大田原市 引き分け   韓国 [17]
第6回 2007年 4月2日 - 4日 那須野ヶ原カントリークラブ 栃木県大田原市   日本   韓国 薗田峻輔 森田理香子 古田幸希 酒井美紀 [18]
第5回 2006年 4月3日 - 5日 那須野ヶ原カントリークラブ 栃木県大田原市   韓国   韓国 松岡勇作 桜井有希 盧承烈英語版 藤本麻子 [19]
第4回 2005年 4月4日 - 6日 那須野ヶ原カントリークラブ 栃木県大田原市   韓国   韓国 金都勲 申智愛 李胤碩 宮里美香 [20][21]
第3回 2004年 4月3日 - 5日 ファイブエイトゴルフクラブ 栃木県矢板市   韓国   日本 伊藤勇気 申智愛 金都勲 金田久美子 [22]
第2回 2003年 4月3日 - 5日 ファイブエイトゴルフクラブ 栃木県矢板市   韓国   韓国 横峰さくら 金田久美子
第1回 2002年 4月3日 - 5日 ファイブエイトゴルフクラブ 栃木県矢板市   韓国   韓国 [5]
  • 第10回は2011年4月5-7日に那須野ヶ原カントリークラブで開催予定であったが、韓国の口蹄疫感染の拡大を受け開催地である大田原市が2011年1月に中止要請を出した。しかし、主催者の日本高校ゴルフ連盟はこの時点では中止要請を受け入れず、開催する方向であった。これに対して、市では特別後援としての補助金も見送ることも検討された[23][24][25]。その後、東日本大震災の影響で開催中止となった。

主な出場選手

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日本男子
日本女子
韓国女子

エピソード

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  • 全国高等学校ゴルフ連盟事務局の松沢史郎によると、日本オープン並みの会場で選手が80前後で回っていたところ、石川遼だけが69で回っていたと話している[4]

関連項目

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脚注

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  1. ^ “ホープ作田、日本代表に 4月の日韓対抗中高生ゴルフ”. 北國新聞. (2012年2月8日). http://www.hokkoku.co.jp/subpage/LS20120208601.htm 2014年6月24日閲覧。 
  2. ^ “小売店の立場からジュニア育成唱える コトブキゴルフ、日韓対抗戦を特別協賛”. 週刊ゴルフダイジェスト (ゴルフダイジェスト社). (2002年2月19日). http://www.golfdigest.co.jp/digest/column/back9/2002/20020219b.asp 2014年3月20日閲覧。 
  3. ^ 日本高等学校ゴルフ連盟公式サイト
  4. ^ a b “強いプロはみんな出ていた 日韓ジュニア戦の注目選手”. 週刊ゴルフダイジェスト (ゴルフダイジェスト社). (2010年4月20日). http://www.golfdigest.co.jp/digest/column/back9/2010/20100420m.asp 2014年3月20日閲覧。 
  5. ^ a b “日韓の中高生がゴルフ交流/4月2日に第1回対抗戦”. 四国新聞 (四国新聞社). (2002年3月31日). https://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/20020331000375 2014年7月25日閲覧。 
  6. ^ 2009年第8回など。広報おおたわら(平成21年03月01日号)
  7. ^ HANDA CUP第10回 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権チャリティーコンペのご案内
  8. ^ 第17回 日韓対抗 中学・高校生ゴルフ選手権”. 日本高等学校ゴルフ連盟. 2018年12月26日閲覧。
  9. ^ ISPS HANDA 第16回 日韓対抗 中学・高校生ゴルフ選手権”. 日本高等学校ゴルフ連盟. 2017年11月13日閲覧。
  10. ^ ISPS HANDA 第15回 日韓対抗 中学・高校生ゴルフ選手権”. 日本高等学校ゴルフ連盟. 2017年11月13日閲覧。
  11. ^ ISPS HANDA 第14回 日韓対抗 中学・高校生ゴルフ選手権”. 日本高等学校ゴルフ連盟. 2017年11月13日閲覧。
  12. ^ HANDA CUP第13回日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権大会”. 日本高等学校ゴルフ連盟. 2017年11月13日閲覧。
  13. ^ 第12回大会結果” (PDF). 日本高等学校ゴルフ連盟. 2017年11月13日閲覧。
  14. ^ “ゴルフ・日韓対抗中学高校生選手権大会最終日 韓国が勝利”. 読売新聞 (読売新聞社). (2012年4月7日) 
  15. ^ “ゴルフ 日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権最終日 日本男子は圧勝”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2010年4月2日) 
  16. ^ “ゴルフ/日韓対抗中高生”. 下野新聞 (下野新聞社). (2009年4月3日) 
  17. ^ “ゴルフ/日韓対抗中学・高校”. 下野新聞 (下野新聞社). (2008年4月4日) 
  18. ^ “ゴルフ/日韓対抗中学・高校/日本圧勝 初の栄冠/団体男子/中高両部門とも制す/個人男女”. 下野新聞 (下野新聞社). (2007年4月5日) 
  19. ^ “日韓中学・高校ゴルフ/日本、個人戦3部門制す”. 下野新聞 (下野新聞社). (2006年4月6日) 
  20. ^ “日韓対抗中学・高校生ゴルフ”. 下野新聞 (下野新聞社). (2005年4月7日) 
  21. ^ a b “宮里美香(松島)が優勝 ゴルフ日韓中高生選手権”. 琉球新報. (2005年4月7日). http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-1054-storytopic-2.html 2014年6月24日閲覧。 
  22. ^ “ゴルフ 日韓対抗中学・高校生選手権 女子団体戦、初V”. スポーツニッポン (スポーツニッポン新聞社). (2004年4月6日) 
  23. ^ 下野新聞 2011年1月29日 栃木で4月開催予定だった日韓対抗中学・高校ゴルフに中止要請
  24. ^ 産経新聞栃木版 2011年2月16日 日韓ゴルフ開催を決定 主催者、大田原市は「中止を」
  25. ^ 読売新聞 2011年2月17日 日韓中高生ゴルフ、口蹄疫理由に市が開催不承諾

外部リンク

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