戸室石
石川県金沢市東部の医王山、戸室山やキゴ山で採れる石
構成
編集斜方輝石を主とした安山岩。半深成岩の一種。石英、雲母等も含まれる。現在は休火山である医王山などの火山活動によって生成されたと考えられる。
性質
編集加工が容易である反面、脆い。このため兼六園の石橋は架け替えたり通行止めにしたりしている。また、高級石の一種として取引されている。
用途
編集その加工の容易性から、藩政時代より金沢城の石垣や兼六園の石橋、庭石、墓石、水道管などに使われている。近年ではトルマリン等と同様に、マイナスイオンの発生源として岩盤浴、ミネラルウォーターなどに利用される例がある。
擬似戸室石
編集出典
編集- ^ 戸室石は焼き芋に最適 全国から注文続々 - 北國新聞2013年3月14日
関連項目
編集外部リンク
編集- 金沢城の石垣に用いられている「戸室石」について - 石川県