平木正洋
平木 正洋(ひらき まさひろ、1961年4月3日 - )は、日本の裁判官、検察官。最高裁判所事務総局刑事局長兼図書館長、前橋地方裁判所長、東京高等裁判所部総括判事、東京地方裁判所長や大阪高等裁判所長官を経て最高裁判所裁判官。
経歴
編集出生地は兵庫県神戸市であるが、その後高知県高知市、東京都、北海道札幌市へと移る。北海道札幌南高等学校、東京学芸大学附属高等学校を経て、1985年東京大学法学部を卒業[1]。
- 1985年 司法修習生
- 1987年 東京地方裁判所判事補
- 1992年4月 東京地方検察庁検事
- 1992年7月 外務省在アメリカ合衆国日本国大使館二等書記官
- 1994年 東京地方裁判所判事補、東京簡易裁判所判事
- 1997年 佐賀地方裁判所判事補、佐賀家庭裁判所判事補、佐賀簡易裁判所判事
- 1999年 佐賀地方裁判所判事、佐賀家庭裁判所判事、佐賀簡易裁判所判事
- 2000年 最高裁判所調査官、東京地方裁判所判事
- 2006年 東京地方裁判所判事(第11刑事部)
- 2007年 最高裁判所事務総局刑事局参事官、東京地方裁判所判事
- 2011年 最高裁判所事務総局情報政策課長、東京地方裁判所判事
- 2013年4月 東京地方裁判所部総括判事(刑事第16部)
- 2015年3月 最高裁判所事務総局刑事局長兼最高裁判所図書館長[2]
- 2018年1月 前橋地方裁判所長[3]
- 2019年4月 東京高等裁判所部総括判事
- 2021年10月 東京地方裁判所長
- 2023年4月 大阪高等裁判所長官
- 2024年8月 最高裁判所裁判官
- 2024年10月27日 最高裁判所裁判官国民審査において、罷免を可とする票5,419,857票、有効票のうち罷免を可とする率9.97%で信任[4]。
担当訴訟
編集- 東京地裁判事として
- 東京地裁部総括判事として
- 2013年6月11日、山形・東京連続放火殺人事件の裁判員裁判で、被告人の男に求刑通り死刑判決を言い渡した[9]。
- 東京高裁部総括判事として
- 2021年3月23日、千葉小3女児殺害事件の控訴審において、無期懲役とした千葉地方裁判所の一審判決を支持し、改めて死刑を求刑した検察側と無罪を主張した弁護側双方の控訴を棄却した[10]。
脚注
編集- ^ 令和6年10月27日執行最高裁判所裁判官国民審査公報の記載による。
- ^ 「最高裁人事(30日)」産経ニュース2015.3.30
- ^ 「人事、最高裁」 日本経済新聞電子版2018.1.5
- ^ 最高裁裁判官の国民審査、解職なし 長官ら4人が「×」10%超朝日新聞デジタル2024年10月28日付
- ^ 平木正洋最高裁判事就任記者会見の概要最高裁判所
- ^ 『読売新聞』2005年10月8日 全国版 東京朝刊 3社37頁「体操の元五輪代表選手・中島聡子被告に実刑判決/東京地裁」(読売新聞東京本社)
- ^ 『読売新聞』2007年6月26日 全国版 東京朝刊 2社38頁「ミツトヨ不正輸出 前副会長らに有罪/東京地裁判決」(読売新聞東京本社)
- ^ 『読売新聞』2010年4月23日 全国版 東京朝刊 一面1頁「偽装献金 首相元秘書に有罪判決 東京地裁「国民の信頼損ねた」」(読売新聞東京本社)
- ^ “山形・東京3人殺害、男に死刑判決 東京地裁”. 日本経済新聞. (2013年6月11日). オリジナルの2013年6月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ “千葉女児殺害、計画性を否定 2審も無期判決”. 産経新聞. (2021年3月23日). オリジナルの2024年8月28日時点におけるアーカイブ。
外部リンク
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