岡村庄兵衛
岡村 庄兵衛(おかむら しょうべえ、万延元年10月15日(1860年11月27日)[1] - 大正12年(1923年)9月22日[2])は明治時代から大正時代にかけての書籍出版、販売業者。
来歴
編集盛花堂と号す。万延元年(1860年)10月15日に近江国甲賀郡(後の滋賀県甲賀郡北杣村、現・甲賀市)に生まれた。明治23年(1890年)6月に出京し直ちに銀華堂野村銀次郎に雇われ1年余り勤め、さらに順成堂瀬山佐吉方に半年勤務した。明治25年(1892年)3月5日に浅草区左衛門町に盛花堂という出版および書籍取次販売業を開始している。明治36年(1903年)3月に浅草区下平右衛門町9番地に移転、各種の出版を行って大正期にいたる。その間、東京地本彫画組合の評議員に選ばれて約10年ほど大正元年(1912年)現在その職にあった。また、大正11年(1922年)から大正12年(1923年)9月まで同組合の組合長の任にあった。大正12年(1923年)9月1日の関東大震災に被災、同月22日に死去した。
作品
編集出典
編集参考文献
編集- 東京書籍商組合編 『東京書籍商組合史及組合員概歴』 東京書籍商組合、1912年
- 永田生慈 『資料による近代浮世絵事情』 三彩社、1992年