小国町 (熊本県)
小国町(おぐにまち)は、熊本県阿蘇郡に属する町。山形県西置賜郡小国町などと区別するために肥後小国(ひごおぐに)と表記されることもある。杖立温泉など複数の温泉地があり、北里柴三郎の出身地としても知られる。
おぐにまち 小国町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 熊本県 | ||||
郡 | 阿蘇郡 | ||||
市町村コード | 43424-8 | ||||
法人番号 | 4000020434248 | ||||
面積 |
136.94km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
6,008人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 43.9人/km2 | ||||
隣接自治体 |
阿蘇郡南小国町 大分県:日田市、玖珠郡玖珠町、九重町 | ||||
町の木 | スギ | ||||
町の花 | エビネ | ||||
町の鳥 | ヤマガラ | ||||
小国町役場 | |||||
町長 | 渡邉誠次 | ||||
所在地 |
〒869-2592 熊本県阿蘇郡小国町宮原1567-1 北緯33度07分18秒 東経131度04分05秒 / 北緯33.12158度 東経131.06814度座標: 北緯33度07分18秒 東経131度04分05秒 / 北緯33.12158度 東経131.06814度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
編集熊本県北端部にある。東部、北部、西部は大分県に接し、南部は南小国町に接している[1]。町域の約8割は山林であり、山林の約75%は小国杉として知られるスギの人工林である。筑後川の源流にあたる杖立川が北流する。
- 山岳
- 河川
- 杖立川
- 津江川
- 湖沼
隣接する市町村
編集地名
編集- 上田
- 北里
- 黒渕
- 下城
- 西里
- 宮原
人口
編集小国町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 小国町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 小国町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
小国町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
歴史
編集歴史的には阿蘇国に含まれ、小国郷と称されていた。天正16年(1588年)には加藤清正が熊本城に入城し、小国郷は家臣の吉村橘左衛門の統治下にあった。寛永9年(1632年)には細川忠利が熊本藩藩主となり、小国郷はその支配下にあった。
町村制施行によって成立して以降、現在まで全く市町村合併を行ったことがない。
行政
編集歴代町長
編集- 河津寅雄 - 1948年(昭和23年)就任。全国町村会長を歴任。1979年(昭和54年)退任。
- ???? - 1979年(昭和54年)就任。1983年(昭和58年)退任。
- 宮崎暢俊 - 1983年(昭和58年)就任。2007年(平成19年)5月退任。
- 北里耕亮 - 2007年(平成19年)5月就任。2019年(平成31年)4月退任。
- 渡邉誠次 - 2019年(平成31年)4月就任。在任中。
小国町議会
編集- 町議会議員 12人
施設
編集経済
編集産業
編集産業の中心を長く担ってきたのは林業である。農業ではダイコンの生産、1950年代後半に導入されたジャージー牛の飼育が盛んである。
1994年(平成6年)時点の産業人口比率は、第一次産業が27.1%、第二次産業が25.4%、第三次産業が47.5%。生産額比率は、第一次産業が9.7%、第二次産業が28.9%、第三次産業が61.4%だった。2004年度(平成16年度)の町内総生産は251億円だった。
観光業
編集小国町には杖立温泉など複数の温泉地があり、1996年(平成8年)時点の観光消費額は約40億円だった。
醸造業
編集- 河津酒造 - 1932年(昭和7年)創業。代表銘柄は「七歩蛇」(しちほだ)。河津寅雄の生家。
- 七福醤油店 - 1919年(大正8年)創業。もとは醤油のみを製造していたが[2]、新商品として醤油や熊本県産トマトピューレを用いたソースを開発し、2019年(令和元年)には「阿蘇の肉ソース」がフード・アクション・ニッポン・アワードで入賞した[3]。
娯楽施設
編集- 雄国館 - 戦前から1974年(昭和49年)頃まで営業していた映画館。雄国会館とも。
- 小国シネ・ホール - 1982年(昭和57年)から2007年(平成19年)まで営業していた映画館。
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河津酒造
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七福醤油店
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雄国館
教育
編集高等学校
編集中学校
編集小学校
編集- 小国町立小国小学校(2009年4月開校)
特別支援学校
編集- 熊本県立小国支援学校
かつて存在した学校
編集交通
編集鉄道
編集1954年(昭和29年)3月15日には国鉄宮原線が小国町まで延伸開業した。宮原線は1984年(昭和59年)12月1日をもって廃止された。
かつて存在した鉄道
編集- 日本国有鉄道(国鉄)
バス路線
編集- 産交バス - 町の中心市街地にあるゆうステーションを中心に、町内各地および隣の南小国町内各地への路線、南小国町を経由して阿蘇市と小国町を結ぶ路線がある。かつては町内に小国営業所があった(現在は阿蘇営業所に統合され、車両基地としてのみ現存)。
- 日田バス - 日田市と町北端部の県境近くにある杖立温泉の間を運行する。
- 小国郷循環バス - ゆうステーションを起点に、小国町・南小国町の主要集落や温泉地を経由して一周する。実際の運行業務は産交バスに委託している。
- 高速バス福岡 - 黒川温泉線 - 福岡市と小国町・南小国町の中心部や主な温泉地を結ぶ。九州産交バス・日田バスが運行する。
- 小国郷ライナー - 南小国町とで共同運行しているコミュニティバス。肥後大津駅から南小国町役場及びゆうステーションまでを運行。運行日は火・金・土・日曜日と祝日。
- にじバス - 南小国町とで共同運行しているコミュニティバス。小国町及び南小国町の中心街を1日5往復する。
かつては国鉄宮原線の廃止代替として大分交通(運行は玖珠観光バスが受託)がゆうステーションと豊後森駅間で運行されていたが、2013年(平成25年)3月31日をもって廃止された。また、かつては九州産交バスが熊本市と小国町の間に「かじか号」を運行していた。
道路
編集一般国道
編集主要地方道
編集一般県道
編集名所・旧跡・観光スポット
編集- 宮原両神社(みやのはるりょうじんじゃ) - 毎年10月16日から18日に例大祭が行なわれる。
- 鍋ヶ滝
- 阿弥陀スギ - 国の天然記念物。
- 下の城のイチョウ - 国の天然記念物。
- 坂本善三美術館 - 坂本善三の作品などを収蔵・展示する美術館。
- 小国ドーム - 1988年(昭和63年)に開館した体育館。1989年(平成元年)に日本建築学会賞を受賞。
- 学びやの里
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阿弥陀スギ
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下の城のイチョウ
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坂本善三美術館
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北里柴三郎記念館
小国町出身の有名人
編集脚注
編集関連項目
編集- 小国町 (曖昧さ回避)
- 張込み(映画) - 杖立川の岩場や小国両神社前が撮影場所に使われた。
- エフエム小国
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- 小国町 (ogunimachi) - Facebook
- 小国町 (熊本県)に関連する地理データ - オープンストリートマップ