八日市場市
日本の千葉県にあった市
八日市場市 (ようかいちばし)は、千葉県の北東部、九十九里浜沿いに存在した市。
ようかいちばし 八日市場市 | |||||
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廃止日 | 2006年1月23日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 八日市場市、野栄町 → 匝瑳市 | ||||
現在の自治体 | 匝瑳市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 千葉県 | ||||
市町村コード | 12214-9 | ||||
面積 | 80.75km2 | ||||
総人口 |
32,227人 (2005年9月30日) | ||||
隣接自治体 | 旭市、匝瑳郡野栄町、光町、香取郡山田町、多古町 | ||||
市の木 | イヌマキ | ||||
市の花 | ツバキ | ||||
市の鳥 | ウグイス | ||||
八日市場市役所 | |||||
所在地 |
〒289-2198 千葉県八日市場市ハ793 | ||||
座標 | 北緯35度42分29秒 東経140度33分52秒 / 北緯35.70792度 東経140.56436度座標: 北緯35度42分29秒 東経140度33分52秒 / 北緯35.70792度 東経140.56436度 | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
編集かつて毎月八日に市が開かれ、市場町として発展した。「八日市場」の名はこれにちなむ。似た市名としては、滋賀県の八日市市(ようかいちし、現東近江市)があった。また、匝瑳市に改称後もかつての大字イ〜ホの前に「八日市場」の名が付いている。
歴史
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、匝瑳郡八日市場村・富谷村・籠部田村・下富谷村・米倉村が合併して福岡町(ふくおかまち)が発足。
- 1897年(明治30年)6月1日 - 八日市場駅が開業。
- 1915年(大正4年)12月8日 - 福岡町が町名を改称し、八日市場町となる。
- 1946年(昭和21年)10月9日 - 成田鉄道多古線が廃止。
- 1954年(昭和29年)
- 1970年(昭和45年)4月1日 - 国道296号が制定。
- 2006年(平成18年)1月23日 - 匝瑳郡野栄町と合併して匝瑳市となり消滅。
八日市場市市域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 旧八日市場市市域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行に伴い、以下の町村がそれぞれ発足[1]。 |
1915年(大正4年) | 12月8日 | 福岡町が改称し八日市場町になる。 |
1948年(昭和23年) | 11月3日 | 香取郡吉田村・飯高村・豊和村・日吉村が匝瑳郡に移行。 |
1954年(昭和29年) | 3月31日 | 八日市場町・平和村・椿海村・匝瑳村・豊栄村・須賀村・共興村・吉田村・飯高村・豊和村が合併し、八日市場町が発足。 |
7月1日 | 八日市場町は市制施行により、八日市場市となる。 | |
2006年(平成18年) | 1月23日 | 八日市場市は野栄町と合併し匝瑳市が発足。八日市場市は消滅。 |
八日市場市市域の変遷表 | ||||||||
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1868年 以前 |
明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |||
匝瑳郡 | 八日市場村 | 福岡町 | 大正4年12月8日 八日市場町に改称 |
八日市場市 | 昭和29年3月31日 八日市場町 昭和29年7月1日 市制 |
平成18年1月23日 匝瑳市 |
匝瑳市 | |
富谷村 | ||||||||
籠部田村 | ||||||||
下富谷村 | ||||||||
米倉村 | ||||||||
川向村 | 平和村 | 平和村 | 平和村 | |||||
平木村 | ||||||||
東谷村 | ||||||||
上谷中村 | ||||||||
荻野村 | ||||||||
椿村 | 椿海村 | 椿海村 | 椿海村 | |||||
春海村 | ||||||||
松山村 | 匝瑳村 | 匝瑳村 | 匝瑳村 | |||||
中台村 | ||||||||
生尾村 | ||||||||
宮本村 | ||||||||
山桑村 | ||||||||
大浦村 | ||||||||
長岡村 | ||||||||
飯倉村 | 豊栄村 | 豊栄村 | 豊栄村 | |||||
富岡村 | ||||||||
時曽根村 | ||||||||
貝塚村 | ||||||||
木積村 | ||||||||
久方村 | ||||||||
田久保村 | ||||||||
新村 | ||||||||
亀崎村 | ||||||||
蕪里村 | 須賀村 | 須賀村 | 須賀村 | |||||
高野村 | ||||||||
高村 | ||||||||
横須賀村 | ||||||||
松山村 | 共興村 | 共興村 | 共興村 | |||||
吉崎村 | ||||||||
長谷村 | ||||||||
東小笹村 | ||||||||
西小笹村 | ||||||||
登戸村 | ||||||||
香取郡 | 吉田村 | 吉田村 | 吉田村 | 昭和23年11月1日 匝瑳郡に移行 | ||||
八辺村 | ||||||||
入山崎村 | ||||||||
南山崎村 | ||||||||
南神崎村 | ||||||||
飯高村 | 飯高村 | 飯高村 | ||||||
大掘村 | ||||||||
金原村 | ||||||||
安久山村 | ||||||||
小高村 | ||||||||
片子村 | ||||||||
大寺村 | 豊和村 | 豊和村 | ||||||
内山村 | ||||||||
飯塚村 | ||||||||
米持村 |
地域
編集中央地区
- イ
- ロ
- ハ
- ニ
- ホ
- 若潮町
豊栄地区
- 飯倉
- 飯倉台
- 時曽根
- 貝塚
- 新
- 亀崎
- 久方
- 木積
- 田久保
- 富岡
須賀地区
- 横須賀
- 高
- 蕪里
- 高野
- みどり平
匝瑳地区
- 中台
- 松山
- 堀之内
- 大浦
- 長岡
- 山桑
- 生尾
- 宮本
- 長丘
豊和地区
- 大寺
- 飯塚
- 米持
- 内山
吉田地区
- 八辺
- 南神崎
- 南山崎
- 入山崎
- 山崎
- 吉田
飯高地区
- 飯高
- 大保里
- 公崎
- 片子
- 大堀
- 金原
- 安久山
- 小高
- 飯多香
共興地区
- 吉崎
- 長谷
- 登戸
- 西小笹
- 東小笹
平和地区
- 平木
- 川向
- 東谷
- 上谷中
- 荻野
椿海地区
- 椿
- 春海
行政
編集歴代市長
編集特記なき場合『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』などによる[2]。
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
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1 | 宇野儀助 | 1954年(昭和29年)7月1日 | 1958年(昭和33年)4月29日 | 旧八日市場町長 |
2 | 太田福次郎 | 1958年(昭和33年)4月30日 | 1966年(昭和41年)4月29日 | |
3 | 布施章 | 1966年(昭和41年)4月30日 | 1986年(昭和61年)4月29日 | |
4 | 増田健 | 1986年(昭和61年)4月30日 | 1998年(平成10年)4月29日 | |
5 | 江波戸辰夫 | 1998年(平成10年)4月30日 | 2006年(平成18年)1月22日 | 廃止 |
6 | 太田安規 | 2010年(平成22年)2月26日 | 2022年(令和4年)2月25日 |
交通
編集鉄道
編集コミュニティバス
編集- 八日市場市コミュニティバス
- 千葉交通多古営業所、ジェイアールバス関東東関東支店が共同で運行受託
- 車両は両社とも日産ディーゼル・RNを使用
- 合併後、匝瑳市内循環バスとして再編
道路
編集- 千葉県道16号佐原八日市場線
- 千葉県道30号飯岡一宮線(九十九里ビーチライン)
- 千葉県道45号八日市場八街線
- 千葉県道48号八日市場野栄線
- 千葉県道49号八日市場栄線
- 千葉県道56号佐原椿海線
- 千葉県道74号多古笹本線
市にある施設
編集ショッピング
編集出身有名人
編集その他
編集市外局番は市内全域が「0479」。
脚注
編集- ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201より
- ^ 歴代知事編纂会 1983, 894-896頁.
参考文献
編集- 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第1、歴代知事編纂会、1983年。
関連項目
編集外部リンク
編集- 八日市場市ホームページ(2005/12/16アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project