井坂聡
日本の映画監督
井坂 聡(いさか さとし、1960年1月2日 - )は、日本の映画監督。アンドリーム(&REAM)の所属で、現在は相模女子大学の人間社会学部で教授も務める。
略歴・人物
編集東京都世田谷区の出身で、都立戸山高校を経て、1978年に東京大学文科三類に入学。1983年に東京大学文学部美学芸術学専修課程を卒業。大学時代には運動会硬式野球部に所属していた。
東京大学を卒業後に、フリーの助監督として、『特捜最前線』などに関わる。東京大学野球部の先輩・瀬川昌治に師事し、テレビドラマで監督デビューを果たした後に、1996年公開の実写映画「Focus」で劇場用映画に進出した。以降は、劇場用映画やテレビドラマの監督をコンスタントに務めている。
2004年から2010年まで日本映画学校、2010年から2014年まで昭和女子大学短期大学部の講師を務めたのち、2015年5月より相模女子大学人間社会学部社会マネジメント学科の学科長・教授を務める。また、2010年4月から日本大学藝術学部映画学科の非常勤講師も務めている[1]。
映画界で語り継がれてきた【名助監督と呼ばれる人は監督になれない。しかし、名監督と呼ばれる人はみんな名助監督であった】という言葉を、映画監督を目指す人へ事あるたびに話している[要出典]。
裁判
編集監督として契約を結んで準備していた映画「土佐の一本釣り」において、アールツーエンターテインメント株式会社の代表者・和田敦也プロデューサーにより一方的に契約解除されたため、監督料を求めて提訴。 2016年7月13日、東京地方裁判所において、要求額の3分の1を得るという実質的に勝訴の和解に至る[2]。
作品
編集テレビ
編集- 略奪愛・アブない女(1998)
- 人間の証明2001
- 狂った果実2002
- フリー女子アナの殺人リポート1・2(2004・2006)
- 火の粉(2005)
- 刑事の妻〜デカツマ〜(2005)
- メッセージ〜伝説のCMディレクター・杉山登志〜(2006)
- 出張料理人 〜最後の晩餐届けます〜(2006)
- 愛の流刑地(2007)
- 連続ドラマW「女と男の熱帯」(2013)
- 珈琲屋の人々(2014)
- PTAグランパ!(2017・2018)
- スパイラル〜町工場の奇跡〜(2019)
- BS笑点ドラマスペシャル 初代林家木久蔵(2020)
- BS笑点ドラマスペシャル 笑点をつくった男 立川談志(2022)
映画
編集- [Focus](1996年)
- 女刑事RIKO 聖母の深き淵(1998年4月)
- 破線のマリス(2000年)
- ダブルス(2001年)
- ミスター・ルーキー(2002年)
- g@me.(2003年)
- マナに抱かれて(2003年)
- 象の背中(2007年)
- Dear Heart-震えて眠れ-(2009年)
オリジナルビデオ
編集- 女刑事RIKO 女神の永遠(1998年10月)
脚注
編集- ^ “井坂 聡 | 教員紹介”. 相模女子大学・相模女子大学短期大学部. 2021年11月24日閲覧。
- ^ Facebook 日本映画監督協会ページ. (2020年7月20日閲覧)
関連項目
編集外部リンク
編集- 井坂聡 公式ブログ - ウェイバックマシン(2021年6月18日アーカイブ分)
- 井坂聡 - 日本映画データベース
- 所属事務所 アンドリーム(&REAM)
- 井坂 聡 | 教員紹介 | 相模女子大学・相模女子大学短期大学部
- 井坂聡 (@isakasatohi) - X(旧Twitter)
- 井坂聡 (isakasat) - Facebook