中瀬古駅

三重県鈴鹿市にある伊勢鉄道の駅

中瀬古駅(なかせこえき)は、三重県鈴鹿市中瀬古町にある、伊勢鉄道伊勢線である。駅番号8。副駅名は「鈴鹿国際大学」。

中瀬古駅
駅舎(2009年2月)
なかせこ
Nakaseko
(鈴鹿国際大学前)
7 徳田 (1.6 km)
(1.3 km) 伊勢上野 9
地図
所在地 三重県鈴鹿市中瀬古町
北緯34度48分44.9秒 東経136度32分34.8秒 / 北緯34.812472度 東経136.543000度 / 34.812472; 136.543000座標: 北緯34度48分44.9秒 東経136度32分34.8秒 / 北緯34.812472度 東経136.543000度 / 34.812472; 136.543000
駅番号 8
所属事業者 伊勢鉄道
所属路線 伊勢線
キロ程 12.7 km(河原田起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
169人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1973年昭和48年)9月1日[1]
備考 無人駅
テンプレートを表示

中瀬古駅配線図

徳田駅

上り 下り


STRg STRf
PSTR(R) PSTR(L)
PSTR(R) PSTR(L)
STR+c2 xABZg3
ABZg+1 xSTR+c4
STR exENDEe
STR

伊勢上野駅

概要

編集

快速「みえ」が上り3本のみ停車する。また特急「南紀」も列車交換のため運転停車する場合があるが、客扱いは行わない。河原田駅から当駅までが複線であり、当駅から津駅までは単線となる。

歴史

編集

駅構造

編集
 
ホームから津方面を見る。この先は単線となる(2009年2月)

地上駅。かつては駅舎の無い単式ホーム1面1線であったが、複線化に伴い下り線ホームと跨線橋を新設して相対式ホーム2面2線になった。さらに、鈴鹿国際大学(現在の鈴鹿大学)が開校し利用客の増加が見込まれたことから、1994年平成6年)4月に鉄骨造平屋建ての駅舎が建設された[4]。特徴的な駅舎は、中部の駅百選に伊勢鉄道単独の��として唯一選ばれている。トイレは駅舎外にあり、ユニバーサル対応の水洗式。建設当時から将来の有人化を想定して駅務室[4]や改札はあるものの、使われておらず駅員も配置されていない。自動券売機もないため特別停車する快速「みえ」では乗車券および指定席券は車内で買うことになる。集札は車掌が行う。

のりば

編集
番線 路線 方向 行先
(東側) 伊勢線 下り 松阪方面
(西側) 上り 四日市名古屋方面

※ 案内上ののりば番号は割り当てられていない。

利用状況

編集

中瀬古駅の利用状況の変遷を下表に示す。

  • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
  • 乗降人員調査結果は任意の1日における値(単位:人)である。調査日の天候・行事等の要因によって変動が大きいので年度間の比較には注意を要する。
  • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度別利用状況(中瀬古駅)
年度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 乗降人員調査結果
人/日
特記事項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計 一日平均 調査日 調査結果
1986年(昭和61年) 40 ←←←← 76 116       国鉄より転換・開業
1987年(昭和62年) 6,720 ←←←← 8,891 15,611      
1988年(昭和63年) 8,850 ←←←← 11,192 20,042      
1989年(平成元年) 9,660 ←←←← 16,983 26,643      
1990年(平成2年) 12,390 ←←←← 24,247 36,637      
1991年(平成3年) 17,400 ←←←← 24,581 41,981      
1992年(平成4年) 19,050 ←←←← 24,465 43,515      
1993年(平成5年) 21,690 ←←←← 23,107 44,797      
1994年(平成6年) 31,290 ←←←← 26,040 57,330      
1995年(平成7年) 31,050 ←←←← 27,240 58,290      
1996年(平成8年) 35,460 ←←←← 32,532 27,992      
1997年(平成9年) 33,090 ←←←← 29,852 62,942      
1998年(平成10年) 32,220 ←←←← 32,410 64,630      
1999年(平成11年) 27,690 ←←←← 27,268 54,958      
2000年(平成12年) 35,460 ←←←← 27,939 63,399      
2001年(平成13年) 35,940 ←←←← 27,781 63,721      
2002年(平成14年) 37,770 ←←←← 26,727 64,497      
2003年(平成15年) 39,720 ←←←← 25,946 65,666 179    
2004年(平成16年) 46,200 ←←←← 27,467 73,667 202    
2005年(平成17年) 49,950 ←←←← 24,316 74,266 203    
2006年(平成18年) 46,110 ←←←← 25,797 71,907 197    
2007年(平成19年) 40,830 ←←←← 26,423 67,253 184    
2008年(平成20年) 42,840 ←←←← 25,907 68,747 188    
2009年(平成21年) 41,880 ←←←← 25,958 67,838 186    
2010年(平成22年) 36,540 ←←←← 25,174 61,714 169    
2011年(平成23年) 34,380 ←←←← 25,125 59,505 163    
2012年(平成24年) 37,470 ←←←← 29,613 67,083 184    
2013年(平成25年) 43,520 ←←←← 32,762 76,282 209    

駅周辺

編集

駅付近は「太陽の街」という住宅街であり、駅向かい側の広場には「太陽の街駅前モニュメント」がある。当駅は中瀬古町と郡山町の境界付近にあり、駅名は中瀬古だが駅前に広がる住宅街のほとんどが郡山町に位置する[注釈 1]。以前は駅前に地下道入口があり駅東の中瀬古町へと繋がっていたが、現在は埋められている。近隣にも住宅街があり、「杜の街」と「千里ヶ丘」の名称を有する。千里ヶ丘には「津市立千里ヶ丘小学校」があるが、同校は駅からやや離れた所にある。そこから更に東へ進むと三重県道645号上野鈴鹿線国道23号(現道)に至る。

バス路線

編集

駅前道路沿いに「サンモール前」停留所があり、三重交通太陽の街線鈴鹿市コミュニティバス(C-BUS)太陽の街・平田線が経由する。

隣の駅

編集
伊勢鉄道
伊勢線
快速「みえ」(上り3本のみ停車)
鈴鹿駅 (4) ← 中瀬古駅 (8)津駅 (12)
普通
徳田駅 (7) - 中瀬古駅 (8) - 伊勢上野駅 (9)

脚注

編集

注釈

編集
  1. ^ (ほんのわずかであるが、太陽の街内でも住所が中瀬古町となる所もある)

出典

編集
  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 26号 長良川鉄道・明知鉄道・樽見鉄道・三岐鉄道・伊勢鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年9月18日、28頁。 
  2. ^ “日本国有鉄道公示第119号”. 官報. (1973年8月14日) 
  3. ^ 「通報 ●伊勢線南四日市・津間の開業について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1973年8月14日、2面。
  4. ^ a b c “新築駅舎の使用開始 伊勢鉄道中瀬古駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1994年4月13日) 

関連項目

編集

外部リンク

編集