ライスワイン
米から作られた醸造酒
日本
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編集南・東南アジア
編集- ブルム(Brem) - バリ島で作られる。甘味がある。蒸した米に麹を振りかけて、バナナの葉で包んで3日間発酵させる。3kgの米から2リットル取れる。絞った後、3ヶ月ほど熟成させることもあり、その場合、薄茶色となってアルコール度数も上がる[7]。バリ人は祭りのとき以外はあまり飲まない[8]。
- リヒン(Lihing) - インドネシアボルネオ島サバ州のカダザン族が造る、どぶろくの一種[9]。
- ルオウ・カン (Ruou can) - ベトナムの米酒。「Rượu」は酒、「cần」は瓶を意味する。カナ書きはズオウカン、ジウカーン、ルーカン、ジオカンなど。竹の筒を通して飲む。
- サト (Sato) - サートゥとも書く。タイイーサーン地方を起源とする米酒。炊いたもち米(食事の残りを使うことも多い)を水でほぐし、軽くあぶった麹を粉にして混ぜ、1週間ほど発酵させる。布で絞って飲む。甘味が強く、アルコール度数は低い[10]。
- タプイ (Tapuy) - フィリピンの米酒。ルソン島北部で作られる。
- タパイ (Tapai) - マレーシアボルネオ島サバ州の米酒。ババンガゾ村などで作られている[11][12]。
- トォン - ネパールのどぶろく。2度蒸した米に麦麹を混ぜ、甕に入れてその上に赤トウガラシなどを入れ、葉っぱや藁で蓋をして1週間ほど発酵させる[13]。
- トゥア(Tuak) - マレーシアボルネオ島サラワク州のイバン族 (Iban people) が作るどぶろく。
- アラ - ブータンのどぶろく。
注釈、出典
編集- ^ 貝原浩 1998, p. 44.
- ^ 韓国文化院 慶州法酒
- ^ 韓国文化院 マッコルリ
- ^ 韓国文化院 シッケ
- ^ 外池良三 2005, p. 28.
- ^ 外池良三 2005, p. 156.
- ^ 貝原浩 1998, p. 58.
- ^ 『インドネシアグルメガイド』日本アセアンセンター。オリジナルの2009年7月20日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 『女王の食卓:VOL36・リヒン・アヤム-9、Sep 2004』2004年11月6日。オリジナルの2004年12月18日時点におけるアーカイブ 。
- ^ 貝原浩 1998, p. 52.
- ^ 宗像 朗 マレーシア・サバ州ティナンゴール村における農村開発プロジェクトとその後の農村観光の展開について(PDF)[リンク切れ]
- ^ 宗像 朗 著「第4章 マレーシア・サバ州ティナンゴール村における農村開発プロジェクトとその後の農村観光の展開について」、西川芳昭; 吉田栄一 編『地域振興の制度構築に関する予備的考察 : 調査研究報告書』(PDF)アジア経済研究所、2007年3月、106頁 。2018年1月6日閲覧。
- ^ 貝原浩 1998, p. 57.
参考文献
編集- 貝原浩『図解文集 世界手作り酒宝典』農山漁村文化協会、1998年。ISBN 4-540-98137-4。
- 外池良三『世界の酒 日本の酒 ものしり事典』東京堂出版、2005年。ISBN 4-490-10671-8。