ファビオ・ビオンディ
ファビオ・ビオンディ(Fabio Biondi、1961年3月15日 - )はイタリアのバロック・ヴァイオリン奏者、指揮者。1990年にエウローパ・ガランテ(Europa Galante、ピリオド楽器によるバロック・アンサンブル)を結成し、ヴィヴァルディの『四季』の録音などにおいて高い評価を得ている。
ファビオ・ビオンディ | |
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2010年ポーランドにて撮影 | |
基本情報 | |
生誕 | 1961年3月15日(63歳) |
出身地 | イタリア・シチリア州パレルモ |
ジャンル | |
職業 | |
担当楽器 | ヴァイオリン |
レーベル | |
共同作業者 | エウローパ・ガランテ |
著名使用楽器 | |
来歴
編集ファビオ・ビオンディは1961年3月15日にシチリア島のパレルモで生まれた[1]。12歳でRAI交響楽団と協奏曲を演奏し、16歳の時には、ウィーン楽友協会でヨハン・ゼバスティアン・バッハのヴァイオリン協奏曲を演奏、その後、ピリオド楽器による弦楽四重奏団スタンダール・カルテット(Stendhal Quartet)を結成。またローマ音楽院ではヴァイオリンの首席に選ばれている[1]。シャペル・ロワイヤル、ムジカ・アンティクヮ・ウィーン、イル・セミナリオ・ムジカーレ、グルノーブル・ルーヴル[要出典]などと共演を重ねた後、1990年にはエウローパ・ガランテを結成、以降ソロ・ヴァイオリン兼コンサートマスターとして同楽団を率いている[3][1]。そのほか、鍵盤奏者とのデュオでも活動しているほか、指揮者やスタヴァンゲル交響楽団の芸術監督も務めている[2]。
演奏の特徴
編集バロック・ヴァイオリンらしからぬ、独特のねばりある音色を持つ[要出典]。
エウローパ・ガランテ
編集ビオンディが1990年に結成したエウローパ・ガランテは、ピリオド楽器によるバロック・アンサンブルである。ギャラント様式に由来する名をもつこのアンサンブルは、オーパス111レーベルの事業化を計画中であったヨランタ・スクラ(Yolanta Skura)の提案により結成された。エウローパ・ガランテは結成後まもなく、バロック音楽再興の象徴
として成功を収め、ヨーロッパで最も優れた最もスタイリッシュな楽団の一つ
との評価を受けるに至っている[4]。とりわけ1990年代初頭のアントニオ・ヴィヴァルディの『四季』の録音において、それまでになかった斬新な解釈を行い、古楽界に旋風を巻き起こした[3]。
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d Manheim n.d.
- ^ a b 日本アーティスト n.d.
- ^ a b Oron 2001.
- ^ Stevenson n.d.
参考資料
編集- “Fabio Biondi”. Nippon Artists Management Inc.. 日本アーティスト. 2021年6月10日閲覧。
- Oron, Aryeh (2001年8月). “Fabio Biondi (Conductor, Violin)”. Bach Cantatas Website. 2015年5月9日閲覧。
- Manheim, James. “Fabio Biondi | Biography & History”. AllMusic. Netaktion. 2021年6月10日閲覧。
- Stevenson, Joseph. “Europa Galante | Biography & History”. AllMusic. Netaktion. 2021年6月10日閲覧。