パワーバルジ
概要
編集1950年代のアメリカ合衆国では、自動車のオーナーの中に、独自にエンジンを換装したり補機類を追加するなど、大掛かりな改造を行う者が現れるようになった。この過程で、エンジン等がボンネットに干渉する場合には、ボンネットを部分的に膨らませる改造が行われたことから、市販車にもダミーを含めデザインの要素の一つとして取り入れられるようになった[2]。
1960年代後半以降のアメリカ車(マッスルカー)[3]や日本車に、しばしば採用されることとなった。
近年ではZ33型フェアレディZがマイナーチェンジでのエンジン変更によりエンジンブロック全高が高くなったため、ボンネットフードに初代S30型を彷彿とさせるパワーバルジが採用された。
脚注
編集- ^ “【80'sボーイズレーサー伝 04】シティターボは超小型・高出力のターボで異次元の加速性能を実現”. webモーターマガジン (2019年11月15日). 2019年11月19日閲覧。
- ^ “第5話 「200ccの見せ方」”. 日本経営合理化協会. 2019年11月15日閲覧。
- ^ “1974 プリムス・ロードランナー (プラモデル)”. ホビーサーチ. 2019年11月19日閲覧。
関連項目
編集- エアインテーク - パワーバルジとともにボンネット上のデザイン要素として用いられることがある。