ドキサゾシン
高血圧治療薬の一つ
ドキサゾシン(Doxazosin)はアドレナリンの作用を抑えることにより作用する高血圧治療薬。ファイザー社などが製造・販売するカルデナリンなどがある。
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
販売名 | Cardura |
Drugs.com | monograph |
MedlinePlus | a693045 |
法的規制 |
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薬物動態データ | |
生物学的利用能 | 65% |
血漿タンパク結合 | 98% |
代謝 | Hepatic |
半減期 | 22 hours |
データベースID | |
CAS番号 | 74191-85-8 |
ATCコード | C02CA04 (WHO) |
PubChem | CID: 3157 |
IUPHAR/BPS | 7170 |
DrugBank | DB00590 |
ChemSpider | 3045 |
UNII | NW1291F1W8 |
KEGG | D07874 |
ChEBI | CHEBI:4708 |
ChEMBL | CHEMBL707 |
化学的データ | |
化学式 | C23H25N5O5 |
分子量 | 451.475 g/mol |
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薬理
編集アドレナリンには神経伝達物質としての作用のほか、心臓・血管や内分泌臓器へ作用し血圧を上げる作用がある。ドキサゾシンはアドレナリンα1受容体へ結合し、競争的阻害により血圧を下げる。
効能・効果
編集用法・用量
編集1日1回0.5mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて1~4mgに漸増する。1日最高投与量は8mgまでとする。ただし、褐色細胞腫による高血圧症に対しては1日最高投与量を16mgまでとする[1]。
副作用
編集添付文書に記載されている重大な副作用は、
- 失神、意識喪失、不整脈、脳血管障害、狭心症、心筋梗塞、
- 無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、
- 肝炎、肝機能障害、黄疸
である[1]。
出典
編集- ^ a b c d “カルデナリン錠0.5mg/1mg/2mg/4mg/OD錠0.5mg/1mg/2mg/4mg 添付文書” (2013年8月). 2016年6月28日閲覧。